【完全版】ビジネスメール締め・結びの例文50選

ビジネスメールの「締め・結び」を誰よりも完璧にするための例文。

まずは基本として「ビジネスメールの締め・結び」は目的に応じてフレーズを使い分けする必要があります。

極端なたとえですが、お礼メールなのに「お詫び申し上げます」「誠に勝手を申し上げますが、宜しくお願い致します」などという結びは使いません。

そこで、よくあるビジネスメールのパターンごとに「締め・結び」の言葉をまとめていきます。

※長文になりますので「パッと読むための見出し」より目的部分へどうぞ。

ビジネスメール締めの基本は「お願い致します」

ビジネスメールの締め・結びで最も基本となる形は「お願い致します・お願い申し上げます」です。これにあぁだこうだと色々なフレーズを合体させれば、何となくそれっぽいビジネスメールの結びになります。

たとえば「今後とも」と合体させれば「今後ともよろしくお願い致します」となりますし、「ご対応のほど」と合体させれば「ご対応のほどよろしくお願い致します」というフレーズの完成です。

【補足:敬語の解説】
・お願い致します は「する」の謙譲語「いたす」+丁寧語「ます」で敬語にしている。
・お願い申し上げます は「言う」の謙譲語「申す」+丁寧表現の「上げる」+丁寧語「ます」で敬語にしている。

なぜ「お願い」なのか?

ビジネスメールの結びに「お願い致します」を使うようになった背景は、正直なところよくわかりません。なんとな〜くの考察ですが、「お願い」とすれば全ての表現がマイルドになるからだ、と思われます。

たとえばよく使われるビジネスメール結びに、

「ご査収くださいますよう(ご査収いただきますよう)、お願い致します」というフレーズがあります。

これって実は「ご査収ください(意味:受け取って中身をよく確認してください)」だけでも意味としては良いはずです…。

ところが「〜してください」という表現は社内メールで部下が上司に使える丁寧レベルではあるものの、社外に対するビジネスメールにはふさわしくありません。

なぜなら命令形「してください」を使っているから。

「〜してください」を敬語としてみると…「くれる」の尊敬語「くださる」を命令形にして「ください」となっています。

つまり、

「〜してくれ」という表現の敬語が「〜してください」なのですね。ですから丁寧なフレーズではあります。

ただし、

命令形は尊敬語にしたとしても命令形であって、ビジネスシーンで使うには一般的ではありません。

もっと丁寧な言い換えができるのですから、無難にそちらを使いましょう。

「くださいますよう・頂きますようお願い致します」の誕生

う〜ん…困りましたねぇ…。

となったときに登場したのが「くださいますよう(いただきますよう)お願い致します」というフレーズ。

「くださいますようお願い致します」の敬語解説

くださいますようお願い致します は、

「くれる」の尊敬語「くださる」を「~ますように」でつなげ「お願い」で結んでいます。
「お願い」とすることで、とても丁寧な表現になりますね。

「いただきますようお願い致します」の敬語解説

いただきますようお願い致します は、

「(自分が)もらう」の謙譲語「いただく」+丁寧語「ますよう」で「いただきますよう」としています。

尊敬語「〜してくださる」の命令形「(あなたが)〜してください」を「(自分が)〜してもらう」に言い換えて、さらに「お願い」にすりかえているのです。

ビジネスメールでは命令形の使用を極力さけることから、目上の人にも使える素晴らしい敬語表現と言えます。

ということで、とても素晴らしいメール結びが完成しました。

さて前置きが長くなりましたが、そろそろ例文の紹介に移ります。

【お礼】ビジネスメール締め・結び

「お礼」のビジネスメール締め・結びに「ありがとう」という言葉を使いたくなりますが…。残念ながら「ありがとう」という表現はあまり使いません。

「お礼メール」には大きく2パターンのビジネスメール締めがあります。

お礼の結び①「今後もよろしく」的なフレーズ

感謝を示す「ありがとう」はメール冒頭か本文中で示し、メール結びでは「今後もよろしく」的なことを伝える。この表現は万能でどんなお礼メールにも使えます。

  • 例文「今後ともよろしくお願い致します」
  • 例文「今後ともよろしくお願い申し上げます」
  • 例文「今後ともどうぞよろしくお願い致します」
  • 例文「今後とも何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「今後とも変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます」
  • 例文「今後とも変わらぬお引立てのほど、お願い申し上げます」
お願い致します・お願い申し上げます はどちらを使ってもよい。

お礼の結び②「まずはお礼する」的なフレーズ

「簡単なお礼」をまずメールで伝えたいときに「まずはお礼まで」を丁寧な表現に言い換えして使う。これは「お見舞いをもらった」「何か金品をもらった」「お祝いメールをもらった」などのとき、お礼メールの結びに最適。

  • 例文「略儀ではございますが、まずはメールにてお礼申し上げます」
  • 例文「略儀ながら、まずはメールにてお礼申し上げます」
  • 例文「甚だ略儀ではございますが、まずはメールにてお礼かたがたご挨拶申し上げます」
本来のお礼は会ってするものであるため、
「礼儀を省略しますが」の意味で「略儀ながら〜」というフレーズを使う。

◎参考になる記事:

【お詫び】ビジネスメール締め・結び

お詫びをするとき、本来であればすぐに電話して訪問することが最も望ましいです。ただし、相手がつかまらなかったりメールでしか対応できない時があります。

そんな時には丁重にメールでお詫びを入れ、
結びには「ご容赦ください=お許しください」「お詫び申し上げます」「ご了承ください=了解してください」といったフレーズを丁寧な敬語にして使います。

  • 例文「ご容赦いただきますよう、お願い申し上げます」
  • 例文「どうかご容赦くださいますよう、お願い申し上げます」
  • 例文「何卒ご容赦いただければ幸いです」
  • 例文「ご容赦のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「ご理解の上、ご了承のほど何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「ご了承いただければ幸いです」
  • 例文「重ねてお詫び申し上げます」
  • 例文「本来なら直接伺いお詫びすべきところ大変恐れ入りますが、まずはメールにてお詫び申し上げます」
  • 例文「甚だ略儀ではございますが、まずはメールにてお詫び申し上げます」
「いたします」「申し上げます」はどちらを使ってもよい。

▼参考になる記事:

【依頼・問い合わせ】ビジネスメール締め・結び

「お願いや依頼をするメール」「企業のホームページから問い合わせをしたい」などといったビジネスメールで使える締め・結びを紹介します。

ここでは相手の時間をもらって対応をお願いしますので、「お忙しいところ恐れ入りますが」「お手数ですが」とした上で「お願いします」とするのが適切です。

  • 例文「お忙しいところ恐れ入りますが、ご対応のほど宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「お忙しいところ恐れ入りますが、お取り計らいのほど何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「お取り計らいくださいますよう、何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「ご連絡くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「ご連絡いただければ幸いです。何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「ご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「大変お手数をおかけ致しますが、ご対応のほど何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「大変お手数ではございますが、ご連絡のほど何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「お力添えをいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます」
※「いただきますよう」「くださいますよう」「〜のほど」は何を使ってもよい。
※「いたします」「申し上げます」はどちらを使ってもよい。
※「お忙しいところ」は「ご多忙の折」「ご多忙中」「ご多用のところ」などで言い換えできる。

◎参考になる記事:

【催促】ビジネスメール締め・結び

つづいて、相手からのメール返信が一向にないときに「催促するビジネスメール」で使える締め・結びのフレーズ。

こちらも「お忙しいところ」などを使ってマイルドな表現にした上で、「連絡(確認・返事)お願いします」とします。

  • 例文「お忙しいとは存じますが、ご連絡いただければ幸いです。何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「お忙しい中大変恐れ入りますが、お返事をいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「ご多用のところ大変申し訳ありませんが、ご確認のほど何卒宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご連絡のほど何卒よろしくお願い申し上げます」

◎参考になる記事:

【挨拶】ビジネスメール締め・結び

つづいて「挨拶」をともなうビジネスメールの締め・結びのフレーズ。公式なメールになる場合が多いため、手紙で使う丁寧なフレーズが好まれます。

とくに退職・転勤者がともなう挨拶の際には、「ご活躍」「ご多幸」「ご健勝」などの表現を使うと丁寧です。普段あまり使わないフレーズですので、使い方には十分にご注意ください。

  • 例文「今後ともご指導のほど、宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「至らぬ点も多々あるかと存じますが、ご指導のほどお願い申し上げます」
  • 例文「今後とも変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます」
  • 例文「今後とも変わらぬお引き立てのほど、お願い申し上げます」

転勤・退職者への労い挨拶

  • 例文「○○様の益々のご活躍をお祈り申し上げます」
  • 例文「○○様の今後のご活躍を、心よりお祈り申し上げます」
  • 例文「末筆ながら、◯◯様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」
  • 例文「末筆ながら、◯◯様の益々のご活躍をお祈り申し上げます」

◎参考になる記事:

退職挨拶メール

  • 例文「改めましてこれまでのご厚情に深謝するとともに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」
  • 例文「末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げお礼旁々退職の挨拶といたします」
  • 例文「末筆ながら皆様のご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げ、お礼かたがたご挨拶と致します」
  • 例文「末筆ながら、皆様のご健勝をお祈りいたします」
  • 例文「末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」
  • 例文「末筆ながら、皆様のご健勝と、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」
  • 例文「末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」

◎参考になる記事:

【許可を得たい】ビジネスメール締め・結び

つづいて、上司や取引先から何かの「許可を得たい」ときのビジネスメール結び。

「了解してほしい」という意味の「了承ください」「承認ください」を使った上で「お願い」として、マイルドな表現にします。

  • 例文「ご了承いただきますよう、何卒宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「ご理解の上、ご了承いただければ幸いです」
  • 例文「ご承認くださいますよう、よろしくお願い致します」
  • 例文「ご承認のほど、よろしくお願い申し上げます」
※「いただきますよう」「くださいますよう」「〜のほど」は何を使ってもよい。
※「いたします」「申し上げます」はどちらを使ってもよい。

◎参考になる記事:

【質問】ビジネスメール締め・結び

ビジネスはわからないことだらけであり、常に「質問」をする必要があります。

そんなとき、ビジネスメールの締め・結びは「教えてください」の意味である「ご教示(教授)ください」を丁寧なフレーズに言い換えて使います。

  • 例文「ご教示くださいますよう、宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「ご教示いただければ幸いです」
  • 例文「ご教授いただきますよう、お願い申し上げます」

◎参考になる記事:

【報告・連絡】ビジネスメール締め・結び

上司へのホウレンソウ、取引先への報告メールで使える締め・結びのフレーズ。こんなときには「メールの中身、添付ファイルの中身をよく確認してください」という意味の「ご査収ください」を丁寧なフレーズに言い換えて使います。

  • 例文「ご査収のほど何卒宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「ご査収くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「ご査収の上、お取り計らいのほど宜しくお願い申し上げます」

◎参考になる記事:

【お見舞い】ビジネスメール締め・結び

病気のお見舞いの他にも、寒中見舞い、年賀状、暑中見舞いなど、ビジネスシーンでは多くの「お見舞いシーン」があります。そんなときのビジネスメール締めでは、定型文を使います。

季節のお見舞い

  • 例文「残暑厳しき折、貴社の皆様方には、くれぐれもご自愛くださいませ」
  • 例文「厳寒の折、風邪などお召しになられませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ」

病気などのお見舞い

  • 例文「メールにて失礼とは存じましたが、まずはお見舞い申し上げます」
  • 例文「ご無理なさらず、どうぞお大事にお過ごしください」
  • 例文「一日も早いご回復を、心よりお祈り申し上げます」
  • 例文「病院暮らしは何かとご不便もあろうかとお察しいたしますが、この際は、お大事になさって一日も早くご回復されますよう、心よりお祈りいたします」

◎参考になる記事:

【注意点】何卒よろしくお願い致します はこう使う!

ビジネスメールの締め・結びでは必ず登場する「何卒よろしくお願い致します」というフレーズ。

間違った使い方をすると恥ずかしいので、
使うときの注意点をあらかじめ押さえておきましょう。つづく