「定時で帰る新人」について
「新人のクセにけしからん!!」なんて言う勘違いおっさんがいるのだけど…。
「定時で帰って何が悪いの?」
「新人なんてやる事ないのだから、定時に帰るのが当たり前」
だと私は思うわけで。
新人にだって定時に帰る権利はある!!
私は声を大にして、こう言いたい。なぜこんな記事を書くかというと勘違いしたサラリーマンが多いから。
とくに古いおっさん上司、おっさん先輩に多いのですが、
新人 = 一番最後に退社するものだ。
定時で帰る = 仕事してない。
最近の若者 = 定時退社するヤツが多い、やる気がない。
という方程式があるのです。
そこで今回は、そんな勘違いおっさんの誤解をやめさせるべく反論します。ついでに「正しい新人のあり方」についても考えましたので、2017年4月に入社を控えている学生はご参考にどうぞ〜。
この記事の目次
【誤】定時で帰る新人は「お手伝いすることありますか?」を言わない
【正】そんなことを聞く新人は気持ち悪い
上司や先輩が定時過ぎても残業してるから、仕事が無くても帰りづらい。
誰しもこんな経験、あると思います。
でも仕事がないなら帰ればいいじゃん!?
こんな時に「何かお手伝いすることはありますか?」と聞く新人は、気配り過ぎていて気持ち悪い。私が新人にこれをやられたら、100%鳥肌がたつでしょう。
なぜなら先輩や上司の仕事を、新人ごときに手伝えるわけないのです(雑用の多いベンチャー企業とか、出版社、メディア業界は違うのかも)。
歳を重ねれば仕事は嫌でも増えてきます。新人のクセに周囲に気を配っているようでは、器が小さすぎる。
「すみません、お先に失礼します!!お疲れ様です!」
と爽やかに定時退社するのが正解です。
新人は新人らしく定時で帰って、ナンパや合コンしてるくらいが丁度いいのですよ。
実際、私自身が新人(新卒~2年目くらい)の頃、当然、毎日定時退社していました。
【誤】定時で帰る新人は「会社への奉仕精神が無い」
【正】おっさんにも無い
「定時で帰るやつ = やる気ない、会社への奉仕精神が足りない」
などと言うサラリーマンは、仕事をボランティアと勘違いしてます。
仕事は自分のためにやるわけで、他人のためにやるわけではない。自分の所属する会社のために仕事をするなんて、キチガイのやることです。
100歩ゆずって、お客さんのためなら奉仕する気にもなります。
でも仕事って基本は
「自分のスキルアップ、自分の報酬、自己満足」
のためにやるべきもの。
おっさん(私)だって、会社の売上のために営業をしているつもりなど、100%ありません。全ては自分のためです。
【誤】会社がアウェイだから、早く帰りたくなる
【正】おっさんも会社がたまらなくアウェイである
ある出版社の主張によると、
「新人にとっては会社がアウェイであるため、早く帰りたくなる」
ということです(失笑)。
ここで逆に質問したいのですが、会社をホームだと感じているサラリーマンってどれだけいるのでしょうか?
答えは一部のヘンタイ社員だけです。
会社をホームに感じるような、へんたい社員ばかりになったら…。
そんな気持ちの悪い会社、おっさん(私)は即刻退職しますね。会社がアウェイであればあるほど、仕事をしっかりとやる気になるのです。サークル乗りの社員が集まった会社は、誰も責任を取らない、傷を舐め合う、クソみたいなビジネス集団になりがちです。
【正】定時で帰れない新人は逆に悪印象
それでも定時で帰れない新人はいます。
仕事が多すぎて本当に定時で終わらないのかもしれませんが、新人が残業している姿を見ると私はこう思います。
「おいおい、新人で残業するようでは先が思いやられるぞ。新人の仕事量で残業が必要ってことは今後、仕事が増えたら間違いなくパンクだろ。会社に泊まり込みでもするのか?」
とくにこれが女性社員だったりすると、本気で先行きが心配になっちゃいます。
仕事に慣れないだけなのか?
要領が悪いのか?
仕事量が多すぎるのか?
本当に仕事ができないのか?
いずれかの理由であると思われますが…。
仕事が多すぎるなら上司や先輩に相談すべきですし、新人のうちから自分ですべてを抱え込んで残業するなんてバカのやることです。誰も新人の仕事などには期待していません。うまく仕事ができなくても先輩や上司がリカバリーするので大丈夫です。
新人であるうちは要領よく仕事して、定時で帰れるようにしましょう。
そうすると「こいつはまだ余裕があるな」と思われて、どんどん大きな仕事が降ってくるようになりますから。その結果として、飛び級でスキルアップすることができます。
逆に新人のうちから遅くまで残業しているようでは、いつまで経っても責任のある仕事を任されるようにはなりません。
(ただし業界、会社、部署によるので先輩に意見を聞きながら進めましょう)
新人の仕事は朝9時にきて18時まで会社に居ること
おっさんの考える「新人の仕事」ってこういうことなんですよね。
私自身もそうでしたが、
学生時代は自分の好きな時間に起きて、好きな時間に好きなことをやる自由があります。
ところが社会人ともなると、そうはいきません。
平日7:30に起床して、満員電車に揺られて、ちゃんと9:00に出社して、18:00まで会社にいる。どれだけ前日にバカ騒ぎし飲み過ぎたとしても、です。
まずはこれを身につけなければいけません。入社してから半年くらい、生活リズムの訓練です。仕事の完成度がどうとか、周囲に気をつかうとか、新人には必要のないこと。それは歳を重ねれば自然に身につくからです。
ということで、新人のうちはリラックスして仕事に臨みましょうね〜。
サラリーマン生活は38年もあるのですから。最初からエンジン全開では身がもたないですよ。
新人社員です。定時で帰りたい私にはとてもありがたい記事でした。
ただ、1点気になる点がございます。
「とくにこれが女性社員だったりすると、本気で先行きが心配になっちゃいます。
仕事に慣れないだけなのか?
要領が悪いのか?
仕事量が多すぎるのか?
本当に仕事ができないのか?
いずれかの理由であると思われますが…」
なぜ女性社員だと特別先行きが心配になるのでしょうか?