勤務地が希望と違うときの全対処法

ES・履歴書には「希望の勤務地:東京」と書いたのに、フタを開けてみると希望していた勤務地とまったく違う!!就活(新卒)・転職を経験した多くのサラリーマンが、直面したことのある事態かと思います。

そこで今回は、希望の勤務地と違う配属となった場合の対処法をご紹介します。就活・転職のご参考にどうぞ。

対処法①希望した勤務地と違う!!権力者と全力で戦う

希望した勤務地と違うなんていうことは、よくある訳なのですが…。わかっていても納得できない新卒・転職者もいらっしゃることでしょう。

人事の決定が覆ることは、大企業においては基本的にありません。

したがって無駄な努力ではありますが、会社側にあなたの不満を思い切りぶつけてみるのもいいでしょう。あなたの勤務地はもう変えられませんが、後輩世代に配慮がなされる可能性あります。とくに最近の新卒は、これまでと違い会社の命令に従うという感覚のない社員が多く、人事もできる限り本人の希望に沿うよう、シフトしつつありますね。

そうでないと、すぐに転職しちゃいますから…。このシフトは良い事だと私は思います。

対処法②勤務地希望の段階で強く主張する!!

先にも述べたとおり、人事の決定が覆ることは大企業においては基本的にありません。

ですから、配属が決定される前の段階で何とか対処をしないといけないのです。新卒であれば内定後か入社後の配属希望アンケートおよび面談、転職者であれば面接時に強く主張するべきです。

※ES・履歴書では強く主張しても無意味のため、簡潔にまとめましょう。書き方を学びたい就活生はこちらの記事(”勤務地希望と理由の書き方|彼女、地元を離れたくない時の対処例あり”)にて

ただ、それでも希望が通らないこともあるでしょう。人事はイチイチみんなの意見を聞いていたらキリがないため、できるだけあなたの希望に沿うよう、さらにあなたの適正もみつつ、配属を決めます。

そのため、どうしても希望と違う社員もでてきてしまうのです。ある程度の「あきらめ」も必要であると、割り切りましょう。

対処法③お金を貰っているのだから、嫌なことがあっても仕方ない

書いといてなんですが、このような考え、私はあまり好きにはなれません…。

ただ事実として、どこの馬の骨かもわからない新卒の人材を雇って、しかも育ててくれるのですから多少のことは我慢が必要です。

「勤務地や配属が自分の希望と違う!!」

というのは新卒が味わう社会人で最初の理不尽です。ところが勤務地なんて、後に味わう理不尽と比べたら、どうでもいいこと。たとえば、何も悪くないのに客にキレられたり、サービス残業をやらされたり、上司のワガママに付き合ったり、休日のゴルフに付き合ったり、飲み会に付き合ったり、外人の観光案内をやらされたり、不当に低い評価をつけられたり、無駄な会議に永遠と付き合わされたり…。

この数多くの理不尽は、実際に私がサラリーマンを通して体験してきたことです。それでもなぜ耐えられるか?というと仕事内容の割りに給料がいいからです(純粋に楽しいときもあるけど)。

どうでしょうか?

勤務地がどうであれ、そこそこのお金さえ貰っていれば、耐えられる気になってきましたか?給料も低く理不尽だらけだとしたら…私はすぐに転職しています。

対処法④彼女・彼氏はいくらでも代えが効く

勤務地が希望と違うときの問題として「彼氏・彼女に会えなくなる」というのがあります。私の勝手な意見で申し訳ないのですが、彼女・彼氏は代えのきく存在であると考えます。

男女関係において、とくに若いうちは視野が狭くなりがち(私もその一人)。勤務地が希望と違ってて彼女に会えなくなると、それだけで泣きたくなりますね。ただ、そんな一途な恋もいいですが視野を広く持ちましょう。

あなたの地元にしか、最高の女性はいないと思いますか?

いえいえ、そんなことはありません。世界は広いのです。おっさんになって分かるのですが、学生の恋愛は、恋愛というより遊びだと思います(真剣だったらゴメンなさい)。とにかく色々と試してみることが重要であって、大学を卒業するまでの付き合いだと思って割り切りましょう。あなたが地元に留まったとしても相手の勤務地が合わなかったりして、結局は散り散りになるのですから。

対処法⑤友人と遊べるのは卒業後、3年だけ

勤務地が希望と違うときの問題として「友人と遊べなくなる」というのもあります。確かにこれは大きいですねぇ。彼女や彼氏と違って友人は代えのきかない存在ですから…。

ただし、ご安心ください。

勤務地が希望どおりになって友人と遊べるといっても、せいぜい卒業後3年、長くて5年くらいのものです。年を重ねるほどに、どんどんと結婚していき、転勤もあり、仕事も忙しくなりで、結局は遊べなくなります。

最初のうちは寂しい思いをしますが、日本国内であればたいていは「住めば都」です(そうじゃなかったら、ごめんなさい)。

最終手段⑥転職する

これまで、勤務地が希望と違うときの5つの対処法をみてきましたが…。納得できそうにない場合は最終手段として「転職」をご検討してください。体を壊してまで働き続ける必要はありません。

私の会社でも勤務地が合わない理由で毎年、数名は転職します。ごくごくまれに、海外赴任になって赴任先で自殺しちゃう社員もいます(決してニュースにならない)。これは忍耐が足りないとか、そういうレベルではなく、無理なことを長く続けていると心が壊れてしまうのです。ということで、あまり無理をしてはいけません。

お金よりも命のほうが大事です。

そもそも新卒・転職者は勤務地を希望できるのか?

ES・履歴書で希望の勤務地と、その理由を聞かれることがあります。また面接では「ご希望の勤務地はありますか?」などのように質問されます。

新卒であれば、内定後か入社後に配属アンケートおよび面談があり、ここで「希望の勤務地と理由」を書きます。←これは勤務地が決まっていない企業では、ほぼ確実にありますね。

どうせ希望通りにならないのだろ?

と油断してはいけません。それなり~~にですが、総合職であっても本人の希望は尊重されます。別の記事にて「勤務地希望と理由の書き方(とくに希望を通すための)」を、例文を出しながら解説していますのでご参考にどうぞ。