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「頑張ってください」の代わりに使える7つの敬語

目上の人に「頑張ってください」を使うと失礼?まずは基本として「頑張ってください」は目上の人にメールなどで使うとNGになります。そこで今回は丁寧な敬語に言い換えしていきましょう!

具体的な敬語での言い換えと注意点、「頑張ってください」の意味については記事中にまとめます。

※長文になりますので、時間の無い方は「パッと読むための見出し」より目的部分へお願いします。

「頑張ってください」を丁寧な敬語に言い換えるには?

目上の人に「頑張ってください」を使うと、上から目線の発言に聞こえますよね?そもそも、友人同士であっても「頑張ってね」は地雷ワードになってしまう危険があります。

なぜなら「頑張ってください」は「まだまだ頑張る余地がある、もっとやれ!」の意味だと理解されてしまうから。「すでに頑張ってるんですけど…」「これ以上、何を頑張ればいいの?」となります。ということで「頑張ってね!」「頑張ってください!」を多用すると非常にマズイです。特にこれが目上の人だったりしたら、目も当てられない状況になりますので要注意。

そこで「頑張ってください」を使わず、だけどエールを送れるような、丁寧な敬語表現に言い換えしましょう。

※丁寧な敬語はありませんので、言葉の言い換えが必要です。

言い換え①ご活躍を心よりお祈り申し上げます

「ご活躍をお祈り申し上げます」の意味は「仕事での成果を願っているよ」です。「ご活躍 = 仕事での成果」を謙譲語「〜申し上げます」を使って、とても素晴らしい敬語にしています。これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面です。スピーチやビジネスメールに使えます。

※その他にも使える、似たような敬語の例を下にまとめておきます。また「心より〜」「益々の(ますます)」を使うとより丁寧な表現になります。

  • 「目上の人」様のご活躍をお祈りいたします。(メール文末・締め)
  • 益々のご活躍をお祈りいたします。(メール文末・締め)
  • 益々のご活躍を、心よりお祈りいたします。(メール文末・締め)
  • ご活躍を祈念しております。(メール文末・締め)
  • 益々のご活躍を心より祈念しております。(メール文末・締め
  • ご健勝とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。(メール文末・締め)
  • 公私にわたりご活躍されますよう、心よりお祈り申し上げます。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG ご活躍を期待しております。

参考 → 「ご健勝」「ご多幸」「ご活躍」の意味と違い・使い方【例文あり】

言い換え②陰ながら応援しております

「陰ながら応援しております」の意味は「見えないところから応援している」です。「応援する」を謙譲語「〜おります」を使って、とても素晴らしい敬語にしています。これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面です。スピーチやビジネスメールに使えます。

※その他にも使える、似たような敬語の例を下にまとめておきます。また「ささやかながら」「微力ながら」を使うとより丁寧な表現になります。

  • 「目上の人」様を微力ながら応援させていただきます。(メール文末・締め)
  • ささやかながら応援させていただきます。(メール文末・締め)
  • 心より応援しております。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG 応援します。

言い換え③ご健闘をお祈りしております

「ご健闘」の意味は辞書を調べると「不利な条件があるのによく努力すること」とあります。つまり「ご健闘をお祈りしております」の意味は「頑張ってください」です。ところが、使えます。その理由は謙譲語「お祈りしております=願っています」を使っているから。丁寧で素晴らしい敬語です。

「頑張ってください」も「頑張りをお祈り申し上げます」とかで使えればNGワードにならずに済むのですが、実際にはそんな使い方は存在しません(苦笑)。

これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面です。スピーチやビジネスメールに使えます。

  • 「目上の人」様のご健闘をお祈り申し上げます。(メール文末・締め)
  • ご健闘をお祈りいたします。(メール文末・締め)
  • ご健闘を心よりお祈り申し上げます。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG ご健闘してください。

言い換え④くれぐれもご自愛くださいませ

「ご自愛ください」は「自ら」「愛する」ということですので、意味は「体を大切にしてね」の敬語表現です。話し言葉で使うのは一般的ではなく、お見舞いメールやお見舞い手紙・ハガキでよく使われます。これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面と、お見舞いシーンです。スピーチやビジネスメールに使えます。

※その他にも使える、似たような敬語の例を下にまとめておきます。また「どうぞ」「くれぐれも」を使うとより丁寧な表現になります。

  • お忙しいでしょうから、どうぞご自愛くださいませ。(メール文末・締め)
  • お忙しいでしょうから、どうぞご自愛ください。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG ご自愛してください。

※「ご自愛ください」はメールや手紙で使うこと推奨、会話シーンでは「お大事になさってください」のほうが適切です。

参考 → 目上の人に「お大事に」は失礼?丁寧な言い換えと正しい使い方

言い換え⑤お大事になさってください

「お大事になさってください」は先ほどの「ご自愛ください」と同じ意味を持ちます。相手の体をいたわる敬語ですので「頑張ってください」よりは適切でしょう。

  • くれぐれもお大事にお過ごしください。(メール文末・締め)
  • ご無理なさらず、どうぞお大事にお過ごしください。(メール文末・締め)
  • どうぞ、お大事になさってください。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG お大事に〜。

※「ご自愛ください」はメールや手紙で使うこと推奨、会話シーンでは「お大事になさってください」のほうが適切です。

言い換え⑥ご健勝をお祈り申し上げます

「ご健勝(ごけんしょう)」の意味は「健康で元気なこと」 。つまり「ご健勝をお祈り申し上げます」は「健康を願っていますよ」という意味ですね。

一つずつ分解してみると「ご」は丁寧語。「健」は「健やか(すこやか)で健康である」の意味。「勝」は「勝つ、まさる、すぐれている」の意味。したがって、これらを併せると「すこやかに・すぐれている = とっても健康」という意味になります。

これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面です。スピーチやビジネスメールに使えます。

※「ご健勝をお祈り申し上げます」の他にも使える、似たような敬語の例を下にまとめておきます。また「心より」「ご多幸」「ご活躍」を使うとより丁寧な表現になります。

  • 「目上の人」様のご健勝をお祈りいたします。(メール文末・締め)
  • ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。(メール文末・締め)
  • ご健勝とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG ご健勝してください。

参考 → 「ご健勝」「ご多幸」「ご活躍」の意味と違い・使い方【例文あり】

言い換え⑦ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます

「ご多幸(ごたこう)」の意味は「とても幸せであること」。つまり「ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」は「幸せと健康を願っていますよ」という意味ですね。

一つずつ分解してみると「ご」は丁寧語。「多」は「多い」の意味。「幸」は「しあわせ」の意味。したがって、これらを併せると「しあわせが多い=とても幸せである」という意味になります。

これを使うビジネスシーンは目上の人が転勤、転職したり「別れ」が発生する場面です。スピーチやビジネスメールに使えます。

※その他にも使える、似たような敬語の例を下にまとめておきます。また「心より」「ご健勝」「ご活躍」を使うとより丁寧な表現になります。

◎「目上の人」様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。(メール文末・締め)
◎ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。(メール文末・締め)
◎ご健勝とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。(メール文末・締め)
◎「目上の人」様とご家族の、ますますのご多幸をお祈り申し上げます。(メール文末・締め)

×NG 頑張ってください。
×NG ご多幸してください。

参考 → 「ご健勝」「ご多幸」「ご活躍」の意味と違い・使い方【例文あり】

そもそも「頑張ってください」の正しい意味とは?

辞書を調べると「頑張ってください」の意味は「困難にめげないで我慢してやり抜く」とあります。日本語としては違和感のない言葉です。ただ、最近の「頑張って」の解釈は少し違うように思いますので、意訳をしてみます。

意味①根性で何かをやり抜いてください

辞書にある意味から考えると「頑張る = 根性で何かをやり抜く」ということですね。目上の人にむかって「とにかく根性でやり抜いてください」というのは、かなり失礼な気がします。何を頑張るの?どう頑張るの?とか、いろいろな疑問がでてきそう。

意味②頑張りが足りない、もっと頑張って!

受け手側の意識を考えると「頑張ってください」「頑張ってね」は「頑張りが足りないから、もっと頑張れ!」の意味として解釈されます。※実際には悪意がなくても受け手の問題です。

「頑張って!」が地雷ワードだと言われる理由ですね…。ということで「頑張ってください」は敬語とかなんとかの前に、日本語として目上の人には使うべきでない、ということになります。もちろん、友人にかける言葉であっても「気楽にいこうよ」とか、もう少し違う表現を考えるべきでしょう。

「頑張ってください」「頑張ってね」を使うときの注意点

目上の人に「頑張ってください」を使うのは適切ではありません。友人に使うのも適切ではありません。それでも使いたいあなたのために、注意点をまとめておきます。

注意①頑張ってる人には使わない

すでに「頑張ってる人」に対して「頑張ってください」を使うと、怒りを買うことになりますので要注意。先ほども述べましたが「頑張ってください」には「頑張りが足りないから、もっと頑張って!」の意味も含まれます。

したがってすでに「頑張ってる人」に使うと「これ以上、何を頑張ればいいの?」となります。

そこで「頑張ってる人」に対しては「気楽にいこうよ」「すべて上手くいくよ」といった言葉を使うのがよいでしょう。

注意②目上の人には使わない

これは再三述べている通りの理由です。「頑張ってください」はそもそも、「もっと頑張れよ」の意味で目上 → 目下の人へかける言葉です。たとえば部下が上司に「頑張ってください」というのは相応しい敬語の使い方ではありません。

注意③「頑張って参ります」は使える

自分が使う言葉として「頑張って参ります」という敬語(謙譲語)があります。「頑張って参ります」は「頑張る」の謙譲語「〜参ります」を使った敬語ですから、敬語として完璧です。

これは相手に「頑張って」と言っている訳ではなく「(自分が)頑張ります!」ということですから、正しい敬語であり、使えます。ちなみに「頑張って参ります」の類語には「〜に努めて参ります」などがあります。どちらも使える敬語ですね。

注意④「(一緒に)頑張りましょう」は・・・?

「頑張りましょう」は自分と相手に向かっている言葉です。自分は頑張る意思表示をしてもよいですが、相手は「こっちはすでに頑張ってるのになぁ…」と思うかもしれませんので、なんとも言えない表現ですね。

私なら「頑張りましょう!」ではなく「やりましょう!」を使います。

注意⑤真心を込めて言う

どんな言葉でもそうですが、白々しくならないことが最重要です。どんなに間違った言葉を使っていても、真心がこもっていれば問題ありません。逆に、どんなに適切な敬語を使っていても心がこもっていなければ、白けます。

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「頑張ってください」を使うときには以上の点にご注意ください。

まとめ

さて今回は「頑張れ」「頑張ってください」の丁寧な言い換え表現などについて、これでもかというくらい語ってみました。

「頑張ってください」は目上の人に使ってはいけません。

そして、友人同士の会話であっても反感を買う危険のある言葉ですので、使い方には十分に気をつけましょうね。ではでは〜。

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