2019卒就活スケジュール:準備ゼロから内定を得るための全て

2019卒の就活スケジュール・解禁時期についての解説と、準備ゼロから内定を得るために必要なすべての知識を提供する記事。

経団連より、
2019卒の就活スケジュール・解禁時期は以下のとおりに発表がありました。

・広報活動『2018年3月1日以降』
・選考活動『2018年6月1日以降』

2017年卒・2018年卒・2019年卒と
3年連続で就活スケジュール・解禁時期は同じとなります。

広報活動ってなに?
選考活動ってなに?

という解説はややこしいのでここでは触れません。
ようは経団連に加盟している企業(大企業が多い)の就活スケジュールは、

ステップ①2018年3月1日~
『2019卒・就活解禁!』
・企業の新卒採用ホームページがオープン

・プレエントリー受付
・会社説明会スタート

・エントリーシート(履歴書みたいなもの)の受付、筆記試験、書類選考

↓↓

ステップ②2018年6月1日~
『面接スタート!』

↓↓

ステップ③2018年6月中旬~
『内々定!!』
・遅い人は2次募集などもふくめて2018年9月末くらいで就活を終える。

という就活スケジュールになるかと。

それでは具体的に、
2019卒の就活生が準備ゼロから内定を得るために必要な、すべての知識を提供していきます。

業界を知る・企業を知る

就活スケジュール目安『2017年6月-2018年1月』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

まずは『業界を知る・企業を知る』

・どんな業界・企業に就職したいか?
・どんな仕事や職種があるのか?
・ブラック業界は?
・ブラック企業は?

そんなに時間をかける必要はないですが、ざっくりと把握しておきましょう。思ってもいないところに、あなたにマッチする業界や企業があるかもしれません。

まずは視野を広く持ちましょう。

もし業界や企業について、
どうやって学習したらよいか、難しいようでしたら私のブログでも紹介しています。ご参考にどうぞ。

3分でわかる化学業界
3分でわかる自動車業界
3分でわかる建設業界
3分でわかる化粧品業界
3分でわかる非鉄金属業界

3分でわかる食品業界
3分でわかる物流業界
3分でわかる鉄鋼業界
3分でわかる製薬業界
3分でわかる産業用ロボット業界

ブラック企業ランキングTOP10【2016年版】とブラック予備軍20社
平均勤続年数でわかるブラック企業番付。5年・10年・15年はブラック?

※その他の業界について、
くわしくはカテゴリーページの「業界研究」よりどうぞ。

夏季・秋冬インターンシップに参加

就活スケジュール『2017年6月-2018年2月』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては『インターンシップに参加』

インターンシップに参加するべき理由は大きく以下3つあります。

  1. インターン採用枠の存在
    就活が早期化しているため、
    企業も就活生もスケジュールが厳しい。
    そこで優秀な学生をはやく確保したい企業が増えている。
    (経団連のルール違反なのだけど)
  2. 初期選考の免除
    インターンに参加していると
    書類選考や一次面接が免除されたりと、大きなメリットがある(ただし企業による)。ちなみに私の勤める化学メーカーでもインターンに参加した学生を3~5割ほど採用している。
    企業も意味のないインターンはしない。
    かならず何かしらのメリットがある。
    (経団連のルールではダメなのだけど)
  3. 就活のネタづくり
    エントリーシートや面接で使えるネタが増える。
    必ず聞かれる設問、
    「学生時代に頑張ったことは?」
    のテーマ材料として使える。
    「なぜこの業界・企業を志望してるの?」
    に対して「インターンシップの●●という経験からです」と言える。

このように、
メリットばかりのインターン。時間のゆるす限り参加しましょう。部活や研究室で忙しいあなたは、2017年夏季インターンシップは難しくても冬季にはかならず参加してください。

海外インターンシップもおすすめ

志望する業界も企業もきまってない、
なおかつ時間もたっぷりある、

というあなたには「海外インターンシップ」を強くおすすめします。理由は少数派だから。就活ではみんなと同じようにインターンを受け、みんなと同じようなことをしゃべるだけでは、一流企業への内定は難しいでしょう。

そこで、
少しでも人と違ったことをしたり、しゃべると内定を得られやすくなります。

自己分析(超重要)

就活スケジュール『2017年6月-2018年2月』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては

『自分を知る』
『自己分析する』

高学歴の就活生は、
自己分析できてなくても学歴が強みとなるので、どこかしらの企業に内定します。

ところが、
中途半端な学歴あるいは低学歴だと「自己分析」できているかどうかで、9割がた就活の勝負が決まります。

なぜ自己分析が重要なの?

なぜ就活では自己分析が重要となるのか?

自分を知らなければ
自分を売り込むことなどできないから。就活はいかにしてあなたを売り込むか、というゲーム。自己分析をしない人は最初からゲームに負けています。

で、自己分析とは具体的には

  1. あなたはどんな人?
  2. 強み、弱みは?
  3. 学生時代に頑張ったことは?
  4. アピールできることは何?
  5. 仕事に何を求める?
  6. 将来やりたいことは何?

といった点を整理することからはじめます。

簡単に文章にしましたが、
これはかなり時間を使うので、就活解禁前にかならず終わらせておきましょう。理想的には今からはじめて、就活解禁前まで練りつづけてください。

どこまでが低学歴なのか、
判断が難しいようでしたら以下の記事をご参照ください。

どこから低学歴?どこまで高学歴?知らないと就職内定ゼロになるよ…

自己分析のやり方、6ステップ

もっと具体的に、
自己分析のやり方を解説すると以下6ステップとなります。
最終的には自己PRや志望動機、就活の軸につなげましょう。

  1. 大学時代の『自分史』を作る
  2. とくに頑張った活動3-5つを挙げる
  3. それぞれについて分析
    ・なぜその活動をやったのか?
    ・苦労したことは?
    ・どう困難や課題に立ち向かった?
    ・その結果は?
    ・何を学んだ?
  4. そこから導かれる、
    あなたの強み、弱みは?
  5. そこから導かれる、
    今後やりたいこと。

    夢や目標。
    なりたい自分は?
  6. 自己PR、志望動機、就活の軸
    に結びつける

スカウト型の就活サイトに登録し、早期に就活をスタートする

就活スケジュール『2017年6月~』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては

『逆求人型・スカウト型の就活サイトに登録。早期に就活をスタートする』

どれだけ自己分析を練り、
どれだけすばらしい自己PRを考えたとしても、練習しなければきたるべき本番(就活解禁後)に力を発揮できません。これはスポーツの世界とおなじです。

練習をすればするほどに、
自己分析や自己PRは深まっていきます。

解禁前に就活をスタートする

そこで、
逆求人型・スカウト型の就活サイトに登録し、解禁前に就活をスタートしましょう。

経団連に加入してない企業に就活スケジュールは関係ありません。たとえば外資系企業、中小企業、ベンチャー業界はこれらの就活サイトを通じて、早期に優秀な人材の確保をはじめています。

かならず、
逆求人型の就活サイトに登録し、解禁日よりも前に複数の企業の選考をうけましょう。たとえ外資や中小企業、ベンチャー企業を志望していなくても、とりあえず練習だとお考えください。

icon-arrow-circle-o-down  逆求人・スカウト型の就活サイトでまず登録しておくべきなのは、
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

他にもいろいろとありますので、
以下の参考記事にてご確認を。

icon-arrow-circle-o-right 逆求人型の就活サイト10選。知っておきたい3つのメリット、デメリット

自己PR・志望動機・就活の軸をつくる

就活スケジュール『インターン時/解禁日前の企業』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては

『自己PRや志望動機を作る』
『就活の軸を作る』

エントリーシート対策・書類選考にはかならず、

・学生時代にがんばったことは何ですか?
・強みは何ですか?
・なぜ当社を志望するのですか?
・あなたの就活の軸は何ですか?
・当社で成し遂げたい、夢や目標は何ですか?

といった設問があります。
企業ごとに質問の仕方は違うのですが、聞いていることはほとんど同じです。

これは、
自己分析がちゃんとできていれば、大した手間はかかりません。逆に、自己分析できていないと時間がいくらあっても足りません。

重要なので繰り返しますが、
就活解禁前に自己分析できてないと、低学歴はかならず就活失敗します。高学歴でも、学歴に見合わない企業にしか内定しない可能性あります。

自己分析はかならず、
就活解禁前にすませておきましょう。

念のため、
理想的な就活パターンを書いておきます。

就活解禁前に練習として選考をうけておく

経団連に加入してない、
採用時期の早い企業の選考を受けることで、自己分析・自己PR・志望動機・面接対策までをやってしまいます。

来たる本番の練習としてかならず、
早期に採用活動をしている外資系企業、中小企業、ベンチャー企業にエントリーしましょう。

といっても、
就活解禁日よりも前に採用活動をしている企業をさがすことは、結構めんどくさいです。そこで先ほどの逆求人型・スカウト型の就活サイトの出番です。

登録しておけば勝手に企業からオファーくるので、いちいち練習となる企業を探す手間が節約できます。

icon-arrow-circle-right ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

icon-arrow-circle-o-right 逆求人型の就活サイト10選。知っておきたい3つのメリット、デメリット

就活解禁後は練習の成果を見せる

就活解禁後、
大企業の選考がスタートしたら、あとは練習での成果をみせるだけです。それなりの労力はもちろん必要ですが、ブレる心配がありません。

自動車メーカー志望動機の書き方&例文12選【トヨタ2018卒就活】

ライバルに差をつける志望動機の書き方+例文

SPIなど、筆記試験の対策をする

就活スケジュール『2017年6月~解禁後』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては、

『SPIなどについて筆記試験対策する』

SPIとはリクルート発案の筆記試験・適性試験であり、
目的は、もちろん応募者をふるい分けすること。

ですが、企業ごとにボーダーが決められているわけではありません。残念ながら、高得点をとっても落ちる場合あります。

だから対策といっても、
大学受験のように血まなこになってやる必要はありません。せいぜい、想定問題を解いて対策しておくだけでよいでしょう。それよりも、自己分析やエントリーシート対策、志望動機対策、面接対策につかう時間のほうが重要です。

【例文】書類選考の連絡メールにどう返信する?

就活解禁直後にプレエントリーしまくる

就活スケジュール『2018年3/1解禁直後』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては、
『就活解禁したらプレエントリーしまくる』

100社でも200社でも構いません。

とにかく、
すべり止めも含めて少しでも興味のある企業は、すべてプレエントリーしておくこと。プレエントリーしておかなければ、それ以降の選考には一切すすめませんのでご注意を。

企業説明会に参加する

就活スケジュール『2018年3/1解禁後~4月末』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては『企業説明会に参加する』

企業説明会には、
個別と合同の2パターンあります。

合同説明会や個別企業説明会は志望度により、行くかどうかを考えます。3月1日解禁日から説明会ラッシュがはじまるので、志望度の低い企業にはどのみち行っているヒマがないでしょう。

ひとつだけ重要なことを…

会社説明会は、
「選考には一切関係ありません」と書いてありますが、実は関係あります(苦笑)。だから、時間のゆるす限り参加しておきましょう。

なぜこのようにするのか、
裏話は長くなるので語りませんが、選考に関係あるという事実だけは覚えておきましょう。

インターンシップと同じく、
企業はムダなことにお金や時間、人材を使いません。やることすべてに意味があります。

エントリーシートを送りまくる

就活スケジュール『2018年3/1解禁後~5月末』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては、
『エントリーシートを送りまくる』

プレエントリーした企業について、エントリーシートをひたすら書いて送りまくります。100社プレエントリーしたのであれば100社に送るのが好ましいです。ただし、そんな時間はありません。

多ければ多いほどいいのですが、
ここで必然的に30社くらいにしぼられるでしょう。

面接対策をする

就活スケジュール『2018年6/1解禁後~』

2019卒の就活生が、
準備ゼロから内定を得るために必要なこと。

つづいては『面接対策をする』

書類選考(筆記試験もふくむ)を通過したら、面接対策をしましょう。

大企業では、
以下のような面接が必要となります。

  1. グループ面接・社員面談など
    (平社員・採用担当)
  2. 二次面接
    (課長クラス相手)
  3. 三次面接
    (部長クラス相手)
  4. 最終面接
    (役員クラス相手)

あるいは、
こんなパターンもあります。完全なる学歴差別です。

  1. リクルーター面談1
    (大学のOB/OG)
  2. リクルーター面談2
    (大学のOB/OG)
  3. 本社面接
    (人事採用責任者)
  4. 最終面接
    (役員クラス)

就活・面接の基本10選

よく就活生のやりがちな、
面接での間違いとしては「話す時間が長すぎる」があります。

他にも以下の点に十分にご注意ください。

▶ 面接の基本1
ひとつの質問に回答する時間は
基本15~30秒くらいで、長くても1分くらい

▶ 面接の基本2
まずは質問に対する答えを明確に短文で述べ、
そのあと必要に応じて理由や背景を説明する
(長くならないように注意)

▶ 面接の基本3
はっきりと、ゆっくりと、大きな声で話す
たとえ中身のない話でも
はっきり、ゆっくり話すことで
なんとなくそれっぽく聞こえます
(政治家がよく使う手法)

▶ 面接の基本4
回答の中身が普通すぎないか?
面接官は他の就活生との相対的な比較で合否を決めます。
回答の中身が普通すぎると面接官の記憶にのこらず、落ちる可能性高いです。

▶ 面接の基本5
自己PRや志望動機が
コピペしたような、
中身の薄いものではないか?

▶ 面接の基本6
ESに書いた内容をそのまま話すのではなく、回答は短くする。
要点と伝えたい部分、
アピールしたい点だけを強調して話す。

▶ 面接の基本7
面接官の質問に対して
好まれる回答の仕方ができているか?
①○○と考えます。こう考える理由は3つあります。ひとつは〇〇で、〜〜
②〜〜です。なぜなら△△だからです。
話すときは基本、短文。そしてゆっくり、はっきり話す。

▶ 面接の基本8
面接官の目または、
鼻の頭あたりをみて話しているか?

▶ 面接の基本9
話すときに視線が泳いでいないか?

▶ 面接の基本10
リラックスできているか?

内々定:2018年6月中旬~

ここまでの過程を経てようやく、内々定することができます。はやい就活生であれば6月上旬くらい、おおむね7月中にはほとんどの企業で内々定を出すものと思われます。

内々定とは、
「内定が決まりましたよ」ということであり、正式には内定式を経て「内定者」ということになります。

内定式:2018年10月

これでようやく就活のすべてを終えます。

あとは残りの大学生活を、ハメを外さない程度に楽しんでください。

余裕があればやっておきたいOB/OG訪問

必ずしも内定につながるとは言えないのですが、これにくわえてOB/OG訪問もやっておくと完璧です。部活やサークル、研究室、ゼミの先輩が近くにいればぜひお願いしましょう。

ただ地方の大学だと、
近くにOB/OGがいなくてイチイチ東京や大阪まで行かなければ…という人もいるかと思います。その場合はムリにやる必要はありません。

どちらにせよ、
選考結果にはあまり関係しないので「余裕があれば…」という程度で構いません。

▶ OB訪問の“革新的なやり方”を見つけたので紹介してみる【ビズリーチ・キャンパス】

2019卒・就活スケジュールまとめ

2019卒の就活スケジュールを簡潔にまとめると、以下の通りになります。

・2017年6月-2018年2月
※できる限り早めにスタート
『業界を知る・企業を知る』
『夏季・秋冬インターンシップに参加』
『自己分析(超重要)』
『スカウト型の就活サイトに登録し、早期に就活をスタートする』
『SPIなど、筆記試験の対策をする』

↓↓

・インターン時/解禁日前の企業
『自己PR・志望動機・就活の軸をつくる』

↓↓

・2018年3/1解禁直後
『就活解禁直後にプレエントリーしまくる』

↓↓

・2018年3/1解禁後~4月末
『企業説明会に参加する』

↓↓

・2018年3/1解禁後~5月末
『エントリーシートを送りまくる』

↓↓

・2018年6/1解禁後~
『面接対策をする』

↓↓

・2018年6月中旬~
『内々定』

・2018年10月
『内定式』

今後も2019卒就活のために、
私のブログでもできる限り就活ノウハウを提供していきます。
(化学メーカー営業職なので情報の偏りは多少あります)

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ライバルに差をつけるための、厳選就活サイト

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▶ 逆求人型の就活サイト10選。知っておきたい3つのメリット、デメリット