なんで就活生や転職者は志望動機をひとつしかアピールしないの?
志望動機をひとつに絞れなんていったい誰が決めたの?
これは私の素朴な疑問。面白いことに皆さん、まるで数学の模範解答のように決められた書式とストーリに基づいて志望動機を書くのですよね…
ということは志望動機を3つも4つも書く人は、それだけで他人との差別化ができるという凄くおいしい話。そういう私は、志望動機を欲張って3つも書いていた張本人。それでも超大手と言われる化学素材メーカー総合職文系として、5社中2社で最終面接まで到達しました。
志望動機の内容はしょうもなかったけど、人と違う書き方・しゃべり方をしていたことが高ポイントだったと分析しています。
ということで、内容がしょぼくても超簡単にライバルと差別化できる志望動機の新しい書き方・しゃべり方を伝授します。化学素材メーカー以外の業界でも通用すると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
当社を志望する理由を教えてください
企業が志望動機を求めるときによく使われる質問が、まさしくこれですよね。
この質問ってシンプルなようで、もの凄く奥が深いと考えています。なぜなら、文字数制限以外に決められているものが何一つ無いのですからね。
「志望動機はひとつに絞ってください」
「箇条書きは止めてください」
「自己PRしながら書いてください」
なんて、どこにも書かれていないのです。
書式の制約がないなら、できる限り採用担当の目につくような構成にして自由に書けばいいじゃんというあなた、大正解です。
人事採用担当だって何千という選考書類に目を通すほど暇じゃないのですから、ESの見た目が人と違うだけで通過する確率がとんでもなく上がります。
志望動機はありきたりの内容でも3つ書けば説得力がでる
たとえば、私の考えた化学素材メーカーの志望動機例を以下の記事にしましたが、どれも単体では志望動機と呼べるほど、大したものではありません。どちらかというと、ありきたりの内容です。
http://nomad-salaryman.com/chemical-industry-reason-for-application10
でもこれらを3つ組み合わせるとどうでしょうか?
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私が貴社を志望する理由は3つあります。
1、グローバルで活躍したい
文章
2、若手であっても大きな仕事にチャレンジしたい
文章
3、新規素材開発に関わって世界を変えたい
文章
→ちなみに、こちらの記事に例文の全文章を掲載しました。
http://nomad-salaryman.com/syukatsu-reason-for-application
ここでのポイントは、
- 1番のグローバルで活躍したいなら商社でも良いし、
- 2番の大きな仕事にチャレンジしたいならベンチャーでも良いし、
- 3番の新規素材開発で世界を変えたいなら大学でも良い。
でもこの3つを同時に満たす業界って、化学素材メーカーだけだということ。
これが、ありきたりの内容を3つ並べて志望動機に説得力を出すテクニックです。
同業他社でも同じことができるよ?
それでもなお、同業他社でも同じことができるよというツッコミをされそうです。でもESは通過することだけが目的であって、ツッコミどころを残しておくというのがひとつのテクニック。プレゼンテーションと同じです。
選考書類に何でもかんでも書いてしまうと、会ってみたいと思われる確率が間違いなく下がります。それの意味するとことは、書類選考で落ちるということ。
その会社でなければならない理由は、面接で堂々と発言しましょう。
まとめ
希少価値のあるイケてるキャラを作れ!!
結局、就活において私が言いたいことは、たったのこれだけ。ライバル不在の状態を作り出すことが出来れば、どんなビジネスをしようが勝ちます。
志望動機は内容が個性的であれば一番良いですが、普通の学生にオリジナリティを求めることは不可能。しかし、このようなちょっとしたテクニックを使うだけで、オリジナル志望動機が完成してしまいます。
違いの出し方は内容だけじゃないよ…ということでした。