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3分でわかる産業用ロボット業界。市場規模と今後の動向2017年版

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産業用ロボット業界の世界市場規模と今後の動向まとめ。

2016年~2019年までに年率13%の市場成長が見込まれ「インダストリー・4」や「ファクトリー・オートメーション」といった未来の製造業の鍵をにぎる産業用ロボット。その中でも日本はロボット先進国といわれており、産業用ロボット市場で存在感のある日系メーカーが多くあります。

そこで世界市場規模、今後の動向、メーカーシェアランキング、について順を追ってみていきます。

産業用ロボットが今後、伸びるマーケットは日本国内ではなく世界。ほとんどが輸出である(70%以上)ため日本国内の市場規模ばかりみていても無意味。世界全体の流れをつかんでおきましょう。

就活と転職の業界研究にお役立てください。

【データ出典】Markets & MarketsおよびIFRを参照、翻訳

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世界の市場規模

※為替1USD = 100円で試算

2015年:金額1兆円(新規販売)

化学業界300兆円、自動車業界220兆円、電子部品の世界市場10兆円と比べると小さい。

2015年:新規販売25万台(稼動175万台)

予2019年:金額1.7兆円(新規販売)

※市場規模についてはいろいろなことを言う人がいる。安川電機のHPによると2035年で10兆円となっていた。年率13%成長だとすると2035年に市場規模10兆円は軽く超える。ここまでくるとニッチ市場とは言えなくなってくる。

予2019年:新規販売40万台(稼動260万台)

※世界市場成長率+13%年

産業用ロボットの用途:70%が自動車工場

2016年現在、設置済み産業用ロボットの70%は自動車工場の製造ラインむけ。ロボットアームを使って人が重くて運べないような部品を運ぶ。車体の溶接もロボットアームだし、使われ方はいろいろ。一方、新規の販売先をみると電機・電子業界、鉄鋼業界が高い割合をしめる。

産業用ロボット世界市場の動向①用途ごと成長率

2015年の産業用ロボット新規販売数はグローバルで約25万台(前年比14%増)。過去最高の設置台数、約175万台を記録した。産業用ロボット市場はこのままの成長を保ち、2019年までにグローバルで260万台の設置台数を見込む。

具体的にどのような業界で市場がのびているか?2015年の成長率が大きかった業界をまとめる。

電機・電子業界むけ:前年比+18%

家電やスマホの製造工程、半導体工場につかう産業用ロボット

鉄鋼業界むけ:前年比+16%

溶接(鉄を溶かしてくっつける)するロボット

自動車業界むけ:前年比+10%

あらゆる工程

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自動車業界むけは昔からある用途で成長が緩やかになってきているがその分、新たな電機・電子業界、鉄鋼業界むけで伸ばしている感じ。

産業用ロボット世界市場の動向②地域ごと成長率

EU地域:年率14%成長~2019年

2015年は新規販売数50,100台を記録(前年対比+25%)。2016年も29%の成長を見込み、2017-2019年では年率14%の成長が見込まれる。ファクトリー・オートメーション(通称FA)がどんどん進んでいくだろう。

EU地域といっても広くドイツやイギリスなど先進国もある一方、チェコやポーランドなど途上国もある。一般的に、産業用ロボットは工場の新設が盛んな途上国と、人件費がだんだんと上がってきて工程の自動化を進めたい地域で伸びる。

具体的にどのような国で需要が伸びているのか?EU地域で成長率が高い国を以下にまとめる。

  1. チェコ:年率+40%(2010~2015年の平均成長率)
  2. ポーランド:年率+26%(2010~2015年の平均成長率)

EU域内のワーカー1万人あたりのロボット台数は高い水準で、トップ10のうち半分をEUの国が占める。たとえば最も進んでいるドイツで301台/ワーカー1万人、あまり進んでいないイギリスでも71台/1万人となっており、世界平均の49台/1万人よりも多い。

また世界平均を上回る国がEU域内に14カ国あり、EUはファクトリー・オートメーションの先進地域と言える。(もちろん日本には劣るけど…)

※ワーカー1万人あたりのロボット台数は工場の自動化が進んでいるかどうかの目安となる。この数値が大きいと、工場ワーカーが少なくロボットに仕事をやらせている=FA化が進んでいるとなる

中国:年率20%成長~2019年

2015年は新規販売数68,600台を記録(前年対比+20%)。2016年-2019年では年率20%の成長が見込まれる。

中国は「メイド・イン・チャイナ 2025」という10カ年計画を共産党が発表。中身はいつも通りチープでくだらない計画。だが一応、国の威信があるのでファクトリー・オートメーションにむけても予算を注ぎ込みまくるだろう。

そこで共産党がたてた具体目標は2020年までに150台/ワーカー1万人。60万台〜65万台の新たな産業用ロボットを設置しなければならない。

2015年のグローバル新規販売数が25万台、うち中国の販売台数が約7万台であることを考えるとありえないペースだが…共産党主導のもと実行されるため国の補助金でむりやり進めるだろう。

安川電機やファナックからロボットを買う事になるだろうから、共産党がどういう政策を立てようが別に構わないけど…一体どこからそんなお金が出てくるのだろうか?

韓国、日本:年率5%成長~2019年

韓国は2015年、前年比で+55%の成長。日本は20%成長。

両国は現在、産業用ロボット世界最大のマーケットである。その理由は自動車メーカー、半導体メーカーの工場が多くあることにくわえ、ワーカーの人件費が高くFAを進めていかなければならないから。

今後、EUや中国のように2桁の勢いで伸びることは想定しにくいが年率5%程度で成長を続けるだろう。

北米:年率5-10%成長~2019年

2015年の販売数は36,000台(前年比+17%成長)。北米では自動車のファクトリー・オートメーションが進み、ワーカー1万人あたりのロボット台数は日本・韓国に続き世界3位。

くわえて自動車生産台数がここ数年、好調を続けたことも大きい。北米に拠点を持つ自動車メーカーは2010~2015年までに23万人の新たな雇用を生み出した。

今後も安定成長を続けると見られ、2016~2019年の年成長率は5~10%を見込む。

産業用ロボット世界市場の動向③~2019年の見通し

2016年にはグローバルで29万台の産業用ロボット販売が見込まれる。これは2015年対比で14%の成長率であり、世界のGDP成長率よりもかなり大きい数字。

産業用ロボットは今後も先進国、途上国とわず伸びていくだろう。とくに共産党が主導する中国、自動車生産が好調な北米市場での伸びが著しい。2017~2019年の成長率見通しは年率13%。

こうして産業用ロボット市場が成長したあとには「インダストリー・4」や「工場のIT化」が待っている

まとめ

某大手・日系自動車メーカーの工場見学をさせてもらったことが何度かある。そのとき化学工場とのあまりの違いに驚いたものだ。とにかくアームロボットが所せましと作業していて、ワーカーは重労働をする必要がない工程になっている。ちゃんとセッティングが上手くいってるかチェックするとか、ロボット管理者としてワーカーがいる感じ。

一方の化学工場はといえば確かにほとんど全てが自動化されている。が、産業用ロボットが作業している訳ではなく、バカでかい工場を計器(プラントを制御するシステム)でコントロールしている。←オペレーターが計器を動かす。ロボットが必要なのは製品を運ぶときくらいか…

計器で動かす化学工場に産業用ロボットは必要ないよなぁ〜、と感じたり。

自動車メーカーって意外とハイテクなんだなぁ〜、と感じたり。

とにかくツテを持っていると、違うメーカーの工場を色々と見学させてもらえるので楽しいですね〜。まぁ最近はセキュリティにうるさくて、クレームあるときくらいしかチャンスないけど…

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