仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法を紹介する記事。
仕事のできない新人・新入社員が
「なぜ仕事ができないのか?」
「どうしたら仕事ができる新人になれるか?」
「なぜ会社が辛いと感じるのか?」
について、
新人を教育することも多いサラリーマンおっさんからのアドバイスです。
この記事の目次
なぜ新人は仕事や会社が辛いと感じるのか?
そもそも、
新人・新入社員で会社や仕事が辛いと思うのは、おもに以下3つの理由があります。
- 本当に仕事ができなくて、
そんな自分に嫌気がさす。
だから辛い。 - 先輩や上司に怒られることが辛い、
自分の存在意義を感じられない - 圧倒的にアウェイな感じがする、
まわりに相談できる人がいなくて辛い
それぞれの理由によって
対処法は変わってきますが・・・
ほとんどの場合、
「本当に仕事ができない」という新人・新入社員は少なくて、たんに慣れていないだけであったり、仕事を覚えていないだけ。ですから「会社辞めたい」「仕事辞めたい」などと悩む必要はありません。
前おきが長くなりましたが、
これから本題にはいっていきましょう。
1.新人は仕事できなくて当たり前
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
まずは、
「新人・新入社員が仕事できないのは当たり前」だと思って開きなおること。
上司や先輩に
「何回おなじことを言わせるんだ!」
「いい加減、仕事覚えてよ…」
みたいなことを言われて辛い気持ちはわかります。
でもそんな上司や先輩も、あなたと同じように新人のときは仕事ができなかったハズ。新人は何回も同じことを言われてようやく、それなりの仕事ができるようになります。
ようはみんな、
自分のことは棚に上げて新人には厳しく接するのです。
「すみません…次からちゃんとやります!」
「申し訳ありません…すぐ修正します!」
と素直に謝っておけばよく、それ以上に凹む意味はありません。強く生きましょう。
2.理想や目標を低く設定しなおす
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「あなたの理想や目標はできる限り低くすること」
「高すぎる理想や目標をもってないか、見直す」
とくに私の勤める企業では女性・総合職にありがち。大卒でそれなりの企業に就職する女性って、理想がめちゃくちゃ高く現実とのギャップに苦しみます。
たとえば、
「女性管理職になる!」
「どんどんキャリアアップしてデキるOLになる!」
「会社を変えてやる!」
みたいなことですね。そうして、あまりに現実とかけ離れすぎている状況を知り「こんなハズじゃなかった…」となってしまいます。
新人のあなたは、
理想とか夢とかを語る前に、まず現実をみましょう。そして、目標設定をもっとゆる〜い感じに直してください。
そうでないと
理想と現実のギャップに苦しみつづけ、うつ病になります。
3.わからないことは、とことん聞く
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会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「わからないことは、とことん聞く」
わからないことを放置し、わかったフリをするのは最悪です。
新人であれば、
2-3回おなじことを聞くのも仕方ないでしょう。
1回で覚えられる仕事なんてありません。もしそんな簡単な仕事があるとしたら、社員を雇うまでもなく小学生にでもお願いします。
新人とはいえ、
それなりに難度の高い、責任のある仕事を任されるわけですから、わからないことは何度でも聞きましょう。先輩にうざいと思われても気にしないように。自分が新人のときのことは棚に上げているので(苦笑)。
仕事とは、
1~2回やってみてなんとな〜く流れをつかみ、
2~5回でマニュアルやメモをみながら仕事をし、
5~6回でようやく覚え、
7回目以降にスピードを上げていく。
こんな感じで覚えていくのです。人間の成長スピードって、われわれが思っているよりも全然遅い、ということを理解しておきましょう。
4.仕事マニュアルをつくる
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「仕事マニュアルをつくること」
新人の仕事って、
マニュアルになっていないような雑用が多くなりがち。
とくに日本の企業なんかは、雑用みたいな仕事をいちいちマニュアル化してないです。
もしマニュアルがあったとしても、
「こんなんじゃ分からないだろ」みたいな不親切なことが多いです。
それが新人の仕事を難しくしているのですね。なかなか仕事を覚えられない原因にもなります。
そこで、
「新人の仕事マニュアル」みたいなものを作っておきましょう。雑用1、雑用2、雑用3・・・みたいな感じ。これは後輩のためにもなりますし、何より自分の頭を整理することができます。
5.PDCAリストをつくり、定期的に更新する
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「PDCAリストを作り、定期的に更新すること」
あれもこれもやらなきゃ・・・
という状況になって仕事の棚卸しができてないと、仕事がなかなか前にすすみません。どれから手をつけるべきかも分からなくなります。
そこでPDCAリストを作って運用しましょう。
PDCAリストとは以下の略です。ここでは作り方についてのくわしい解説は省略します。
Plan – 仕事の予定、計画
Do – 実施結果
Check – 結果の検証
Act – 次の行動予定
6.無理に耐えないで先輩に相談する
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「無理に耐えないで先輩なり、同期なりに相談すること」
新人が仕事できない理由に、
上司や先輩の教えかたに問題あることも多いです。
辛い状況を無理に絶えることはなにも良い結果を生みません。先輩も忙しいので不平や不満がなければ、なにも問題ないと思って相手にしません。
相談すると以外にも優しく接してくれるでしょう。
7.仕事は地味なことの積み重ねだと知る
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「仕事は地味なことの積み重ねだと知ること」
繰り返しになりますが、1回で覚えられる仕事など世の中には存在しません。野球経験のないひとにピッチャーをやれと言ってもできないように、仕事にも基礎が必要です。
地味なことの積み重ねが、
あなたの血となり肉となり、
大きなビジネスを描けるようになるのです。
8.メモをとるのを辞めてみる
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「メモをとるのを辞めてみる」
どこで教えられたのかわかりませんが、
たいていの新人って異様なほど熱心にメモをとるのです。
これ自体はたいした問題じゃなくて好感もてます。
ただ問題は、
メモをとることが目的になっていて、仕事を理解する目的をわすれてしまっていること。
ポイントや気づきだけメモすればよいのに、
一言も逃さず書いても意味はありません。
もしあなたがそのような状況におちいっているのでしたら、一度メモをとることを辞めて、相手の目をみてしっかりと話を聞くことに集中しましょう。人間の記憶力ってアテになりませんが、若いうちは集中力で乗り切れます。
9.叱られているウチが花だと知る
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
つづいて、
「叱られているウチが花だと知ること」
私のようなおっさんになると、間違ったことをしていても上司は叱ってくれません。仕事のすすめかたは放置され、結果に対するプレッシャーだけを受けます(苦笑)。新人から逆に叱られることはありますが・・・
先輩も上司も、あなたのことを育てようと一生懸命なのです。
諦められたら、そこで終了。誰もなにも言わなくなります。
10.仕事ができなくても死ぬわけじゃない
仕事のできない新人・新入社員が、
会社が辛い状況をのりこえるための、とっておきの方法。
最後に、
「仕事ができなくても死ぬわけじゃない」ということ。
方法じゃないのかもしれませんが、気の持ちようというか、プラス思考なのかマイナス思考なのかという精神論ですね。
仕事ができないからといって死ぬわけじゃないので、気楽に仕事しましょう。新人のうちは責任も何もありません。あなたの失敗は、上司や先輩がちゃんと責任をとります。
まとめ
私の勤める企業の、とある部署にはとにかく毎年のように新人が配属になります。
そこでよく思うのは、
とにかく最近の新人はマジメすぎて、もっと肩の力を抜いてもいいのになぁ〜ということ。
新人には多くを求めていないし、3年くらいは仕事できなくても誰も文句は言いません。
「新人だから仕方ないなぁ…」
と笑って済まされます(これは私の勤める会社だけかも)。
それなのに最近の新人はとにかくみんな、
生き急ぎすぎている。
たとえば、
「3年働いたらキャリアアップのために転職するんだ!」
「早く仕事で成果をだして出世したい」
「孫正義みたいな起業家になりたい」
こんな感じ。
私の世代で化学メーカーに入社するのは「ダラダラまったりな人」「できるだけ仕事したくない人」と決まっていたのですが、世の中は変化しているのですね。このような野心家が古い業界に入社してくるようになったのは、本当に信じられないことです。
向上心のあるフレッシュな若者をみるのは、本当に楽しくて応援したくなるのですが・・・危うさも覚えてしまう、おっさんサラリーマンなのでした。
のまどサラリーマン様
18卒の者です。将来性に少々疑問のある業界ですが何とか大手メーカーの内定を頂くことができました。のまど先生のブログには大変お世話になりました。後輩たちにも宣伝いたします。
以下、こんな記事があれば読んでみたいというリクエストです。
・給料から税金等がどの程度引かれていくのか。
・結婚、マイホーム購入等ライフプラン設計の目安(何歳でいくら貯金するか等々)
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。