残業時間からあなたの社畜度を診断。
サラリーマンとして仕事をしていると「自分の残業時間って月45時間あるけど、これってどれくらいのレベルなの?」「月80時間の残業を超えると何か問題なの?」…という質問がでてきます。
そこで、残業時間ごとに10段階に分けて「あなたの社畜度および問題点」を見ていきます。
ビギナー社畜|残業時間10時間/月未満
1ヶ月の残業時間が10時間をこえない仕事量のサラリーマン。メーカー勤務であれば一般職の女性とか高卒の工場ワーカー、研究補助員がビギナー社畜にあたります。
このレベルのサラリーマンは作業的な仕事が多いためほぼ定時出社、定時退社。たま〜に上司から残業をお願いされる程度で済むので、とても良いポジションにいます。
ただし自分より年下の使えない大卒総合職が上司につくため、そこは割り切りましょう。あなたがビギナー社畜であれば絶対に転職してはいけません。上を目指すことなくヌクヌクと会社生活を楽しみましょう。
脱ビギナー社畜|残業時間10時間〜
1ヶ月の残業時間が10時間を超えるようになってくれば、晴れてビギナー社畜から脱出です。メーカー勤務であれば高卒の管理職クラス、大卒総合職の場合は5割くらいが脱ビギナー社畜と言えるでしょう。※業界・企業・部署によります。
このレベルのサラリーマンは仕事が暇でもなく、かといって激務でもない、とても良い状態です。プライベートも仕事も充実感を味わうことのできる素晴らしいポジション。さらなるステップアップのため転職を検討しても良いですが多くの場合、今より良い条件を見つけられず断念することでしょう。
参考 → 仕事辞めたいのに辞められない…私が転職に失敗した5つの理由
アマチュア社畜|残業時間30時間/月~
1ヶ月の残業時間が30時間以上(1日の平均残業時間1.5時間〜)というレベルに達すると完全にビギナーを卒業し、中級者の域に突入します。ここまで到達できれば伸びる要素は十分。あなたの心がけ次第でいくらでも残業時間を積み上げていけます。
メーカ勤務であれば既存事業の若手研究職、営業職、部下を持つ管理職がこのクラスに該当するでしょう。また間接部門であっても忙しい時期には残業時間30時間/月ごえします。
このレベルのサラリーマンになるとようやく「ちょっと最近忙しくてねぇ〜…」という社会人あるあるのセリフを使うことが許されます。日によっては激務感を味わうこともできるでしょう。
ワーク・ライフバランスが段々とおかしくなってくるため、気に入らない上司がいたり、年収が低い場合には転職のチャンスを常に探しておくことを推奨します。
トップアマ社畜|残業時間40時間/月~
1ヶ月の残業時間が40時間以上(1日の平均残業時間2時間〜)というレベルに達すると完全に激務の領域に突入します。そして毎月40時間以上の残業をさせていると1年間の残業時間は480時間ごえとなり完全に労働基準法に違反する。
メーカー勤務であれば赤字事業にたずさわる研究員、営業職、一部の意識高い系社員がトップアマ社畜に該当。
まともな企業であれば、あなたに産業医面談(体とメンタルヘルスのチェック)を受けさせ上司に労働環境の是正勧告がいきます。
それでもなお労働環境が改善されないようだと、訴えるか転職するしか道は残されていません。
エキスパート社畜|残業時間45時間/月~
1ヶ月の残業時間が45時間以上(1日の平均残業時間2.2時間〜)というレベルに達すると激務を通り越して「違法残業」になります。そして社畜上級者の仲間入りです。※労働基準法で決められている上限残業時間はもっとややこしい
このレベルのサラリーマンは結婚していると家庭に支障をきたします。子供には「お父さんいつも仕事で遅いから一緒にご飯食べれない…」と言われ、妻からは「なんで帰りそんなに遅いの?転職したら?」と言われる始末。
もはや会社を相手にとり裁判を起こしても勝てますが、勝訴したとして何が残るのでしょうか?残業時間は減りますが、出世の可能性もゼロになってしまいます…ということで現状だと転職先を探すしか逃れる方法がないかと…
セミプロ社畜|残業時間60時間/月~
1ヶ月の残業時間が60時間以上(1日の平均残業時間3時間〜)を超えれば大したもの。あなたも晴れてプロの仲間入りです。ここからのランクは誰がなんと言おうと完全に違法残業。会社であればブラック企業に仲間入りします。
このレベルのサラリーマンは激務すぎて段々と残業に楽しみを覚えてきます。異常な事態であるにも関わらず「俺ってバリバリ仕事やってるぜ!!」という感覚になります。
ここまで到達できれば状況次第で過労死ライン(残業月80時間以上)が見えてくるので、行けるところまで行ってみませんか!?
プロ社畜|残業時間80時間/月~
1ヶ月の残業時間が80時間以上(1日の平均残業時間4時間〜)を超えれば激務とかそういう問題ではなく、精神疾患・過労死というゴールが見えています。
悪いことは言わないので即刻転職しなさい。これ以上の社畜を目指すことに何の意味もないです。
でもプロ社畜のサラリーマンは「残業時間が多い社員ほどがんばっている!!」と考えてしまいがち。上司がこんなんだと部下は大変…残業が少ない社員までも無理やり働かせてしまい、部署全体がブラック化します。
メーカー勤務であればごくごく一部の異常者がプロ社畜に該当。でも他業界では普通にこのレベルの残業をこなしている企業もあります、恐ろしい…←どことは言いません
エリート社畜|残業時間100時間/月~
1ヶ月の残業時間が100時間以上(1日の平均残業時間5時間〜)を超えられれば、あなたは神レベル。
よっぽどお仕事がお好きなのねぇ〜…もはやかける言葉が見当たりません。
このレベルのサラリーマンは家に帰っても寝るだけの生活で、家庭が崩壊します。妻には寂しさのあまり浮気相手を見つけられ最終的に寝とられます(寝とられる、の使い方が違うかも…)。そして離婚後も慰謝料の支払いに苦しむことになるでしょう。
そうなる前に人生を見つめ直し「本当に大切なものは何か?」よく考えましょう。
参考 → 残業100時間越えで過労死は情けない…長谷川教授に言われて実際やってみた結果ww
社畜王|残業時間150時間/月~
1ヶ月の残業時間が150時間以上(1日の平均残業時間7.5時間〜)を超えられれば、あなたは社畜の中の社畜。業界トップの激務サラリーマンとして表彰される価値すらあります。
このレベルのサラリーマンは…私も体験したことのないゾーンなのでコメントできません。
どうやったら社畜王になれるか、どなたか教えて下さい。
名誉社畜|残業時間200時間/月~
1ヶ月の残業時間が200時間以上(1日の平均残業時間10時間〜)は名誉社畜に相当する激務度です。サラリーマンは1日8時間労働が原則だから、なんと2倍以上も働く超絶激務な人々!!
キングオブ社畜、つまり名誉社畜ですね…生きていることが不思議なくらい。
だけどこんな人も中にはいるのでしょうね…お会いできれば光栄です。
参考:元電通社員のtwitter投稿
▼1日20時間とか会社にいるともはや何のために生きてるのか分からなくなって笑けてくるな。
— まつり (@matsuririri) 2015年12月17日
▼今から帰るんですけど、うけません? (早朝4時頃の書き込み)
— まつり (@matsuririri) 2015年12月17日
▼22時前に帰れるなんて…奇跡だ
— まつり (@matsuririri) 2015年12月16日
▼休日返上で作った資料をボロくそに言われた もう体も心もズタズタだ
— まつり (@matsuririri)
▼大学一年生の時の元彼が髪の毛を乾かしてくれたあのきらめくような瞬間を、何時までも胸に刻んで明日も残業をしよう。
— まつり (@matsuririri) 2015年12月13日
まとめ
書きながら考えてたけど、この記事って誰かの役に立つのだろうか?
ゴミのような記事で申し訳ありません…いちおう残業時間ごとに今のあなたの立ち位置を解説したつもりです。ちなみに今の私の立ち位置は「脱ビギナー社畜」でした。私の願望ですが、どんなに忙しくてもアマチュア社畜(残業時間30〜40時間)くらいに収まっておきたいですね。
ということで常にビギナー社畜を目指して頑張りましょう!!