既卒が大手に内定するのは無理なのでしょうか?
私の考えは世間一般に言われているのとは違っていて、
『既卒が大手内定するのは無理じゃない』
と思います。
そこでこの記事では、
・既卒でも大手に内定できるのは、なぜか?
・既卒で大手企業に内定するには、なにが必要なのか
・既卒の就活のやり方、具体的に何をしたらよいか?
という点につきくわしく解説していきます。
「既卒で大手内定」は無理なんかじゃない!
それでは、
「既卒だと大手内定は無理」というのが真っ赤なウソであることを、順をおってみていきましょう。
1.大手企業のほとんどは既卒OK
大手は既卒の採用も受け入れている企業がほとんど。
もしウソだと思うのでしたら、リクナビやマイナビで「既卒」と検索してみましょう。
すると、
パナソニック、ソニー、味の素、JT、アサヒビール、ブルボン、JFE、新日鐵住金、東レ、三菱ケミカル、オムロン、コマツ、クボタ、凸版印刷、NTT東日本・西日本、JR各社、電力会社各社、出光興産、昭和シェル石油、損害保険ジャパン日本興亜損保などなど。
超一流の大手企業がたくさんあるわけで。
2.既卒OKって書いてあるけど本当に内定するの?
でもこれには、
「単なるパフォーマンスだ」とか、「書いてあるけど実際には既卒は内定しないんでしょ…」という意見もあります。
実際にはどうかというと?
大手も既卒の採用を受け入れています。
「既卒が大手にどのくらい内定したか?」
HRプロの調査によると、ざっくりと以下のようなデータがあります。
- 従業員1001名以上の大手企業(非メーカー)
→ 既卒を採用した企業が20% - 従業員1001名以上の大手企業(メーカー)
→ 既卒を採用した企業が34%
この調査は2013年に行われたものなので、「企業の採用難」とか「就活の売り手市場」だといわれる現在の状況だともっと多いことでしょう。
したがって、
世間一般に言われているような「既卒だと大手内定は無理」というのは大ウソであることがわかります。
3.「大手」といっても不人気な企業もある
大手企業というと、
「パナソニック」「ANA」「JR」とかだれもが知るような企業を挙げる就活生がほとんど。でも就活生って、「大手に就職したい!」といっても一部の企業しかみえていないのです。
じつは学生の知らないところに「穴場」と思われる大手企業はたくさんあり、人材の確保に苦労している企業もたくさんあります。
たとえば私の就職した化学業界には、
大手企業・ホワイト企業・隠れ優良企業がたくさんあります。日本化薬、日本曹達、日本触媒、コニシ、東亞合成、日油などなど…。これらの企業は、おそらく理系であっても知らない就活生は多いかと思われます。
なにが言いたいかというと、
就活生がしらないというだけで就職人気のない大手企業は、新卒だろうと既卒だろうと優秀な人材がほしいのです。
したがって、
既卒でも大手内定したい!というのは十分に可能です。
▶︎ 年収ランキングにだまされるな!隠れ高収入の化学素材メーカー総合職
既卒で大手内定するのに必要なこと6つ
それでは具体的に、
既卒で大手企業に内定するのになにが必要か?
解説していきます。
1.学歴(超重要)
既卒で大手内定するために必要なこと、
まずは「学歴(超重要)」
高卒であれば、どの高校を卒業したのか?
短大卒・大卒であれば、どの大学を卒業したのか?
就活で学歴フィルターがあるように、大手企業の採用には学歴がもっとも影響します。新卒のとき就活に失敗した方はご存知かとは思いますが…。
募集要項に「学歴不問」と書いてあっても、実際には企業ごとに最低限の「足きり」はありますのでご注意ください。
極端なたとえですが、
「東大卒の既卒」
「青山学院大学の新卒」
でくらべると、
東大卒の既卒のほうが大手に内定する可能性はかなり高いです。そして中卒よりも高卒、高卒よりも大卒が有利なのは言うまでもないのですが…。
あなたがもし、
大卒でなおかつ高学歴の既卒でしたら何も心配する必要はありません。それだけであなたの「強み」といえます。新卒と同じようにリクナビやマイナビに登録し、マジメに就活すればよいだけです。
あなたがもし、
低学歴の既卒でしたら…大手内定は無理とは言わないまでも厳しいかもしれません。大手だけでなく中小企業やベンチャーをメインに就活することをおすすめします。
▶︎ 学歴フィルター?そんなの有名企業の就職では常識でしょ!?
2.既卒であることの、ちゃんとした言い訳
既卒で大手内定するために必要なこと、
つづいては「既卒であることの、ちゃんとした言い訳」
既卒だと、
面接でかならず聞かれる質問として「なぜ新卒で就職しなかったの?」があります。そこでだれもが納得できる、ちゃんとした言い訳をできなければ大手内定は厳しいでしょう。
たとえば、
- どうしても海外で○○を学びたくて、就活をしていませんでした。
- 部活動に打ち込むあまり、就活がおろそかになっていました。
- 学業に打ち込むあまり、就活がおろそかになっていました。
- どうしても上級公務員試験にチャレンジしたかったからです。
- 家庭の事情で…
みたいな理由があります。「ただなんとな~くです」、というような回答ではもちろん通用しませんのでご注意ください(私はこういう人のほうが好きですが…)。
3.自己分析・自己PR
既卒で大手内定するために必要なこと、
つづいては「自己分析・自己PR」
就活のときとおなじく、
企業はあなたのポテンシャルをみています。
自己分析をしっかりとし、自分を猛烈にアピールし、志望動機をしっかりと語り、やる気をアピールすることが重要。
ただし既卒だと、
新卒とは違って受ける質問の中身が違いますし、話すべき内容も変わってきます。
たとえば自己PRをするとき、空白期間が3年もあると学生時代の経験をメインに語っても「なんで今さら学生時代のこと?」となります。
学生時代に打ち込んだことも含めてよいですが、空白期間に打ち込んだこと、考えたことなどをメインにした自己PRにする必要があります。
4.既卒むけ就活サイトの活用
既卒で大手内定するために必要なこと、
つづいては「既卒むけ就活サイトの活用」
既卒むけ就活サイトを活用するべき理由は3つあり、
- あなたにおすすめの求人を探してくれる
- 既卒むけ就活アドバイザーが、
ありとあらゆる相談にのってくれる - 自己分析、面接対策、履歴書対策まで、
サポートを受けられる
メリットをシンプルに言うと、
「圧倒的にラクに就活をすすめられること」
新卒の就活はきほん、
自分で企業を探して自分でエントリーし、
自分で自己PRや志望動機を考え、
自分で面接対策をして…
というようにすべてを自分でやらなければいけません。とてもめんどくさいのですよね…。
ところが、
既卒むけの就活サイトには専属のアドバイザーがいて、しっかりとあなたの就活をサポートしてくれます。
以下の就活エージェントがおすすめですので、ぜひ登録しておきましょう。それぞれ強み弱みがありますので、まずは3つ登録して好みで絞ることをおすすめします。
▶︎ 既卒特有の面接ノウハウをマンツーマンでレクチャー!!【ウズウズキャリアセンター】
▶︎ 第二新卒・既卒・新卒大学生が利用する就職支援サイトを発見!
5.できるだけ多くの企業に応募する
既卒で大手内定するために必要なこと、
つづいては「できるだけ多くの企業に応募する」
既卒むけの就活は、
新卒にくらべて厳しいのは事実です。
そこで内定を得るためには、とにかく数で勝負するしかありません。日本には大企業~中小~ベンチャーまで、数多くの企業があります。
東証一部上場企業だけでも2000社超えているのですから、どこかにあなたを必要としている企業があるハズ。
その企業に興味があってもなくても、どんどん応募しましょう。
6.その他いろいろ
既卒で大手内定するために必要なこと。
ほかには、
面接対策や履歴書・エントリーシート対策、業界研究・企業研究などなど。就活と同じ要領ですすめてください。
ただし既卒だと、
新卒とは違って受ける質問の中身が違いますし、話すべき内容も変わってきます。
既卒が対策しておくべき面接質問についても、以下にまとめておきます。
『面接対策しておくべき項目』
- なぜ既卒になった?
- 空白期間に何をしていた?
- なぜその企業を志望する?
- 成し遂げたい仕事は?何をやりたい?
- あなたの強みは?自己PRは?
ちなみに、
これらの面倒なことはすべて、就活エージェントもサポートしてくれます。できる限り良い待遇の就職先をみつけたいのでしたらぜひ、おすすめ就活サイトに無料登録し活用しましょう。
既卒の就活を成功させるための、具体的なやり方
つづいて、既卒の就活を成功させるための具体的なやり方について、順を追ってかいせつしていきます。
1.既卒の就活スタート時期「いつでも」
既卒の就活を成功させるための具体的なやり方、
まずは「スタート時期」について。
既卒の就活スタート時期は、いつでもOK。
ですが内定率がもっとも高いのは、
『新卒採用がスタートする3月以降』
or
『新卒の就活が終わる直後の8-10月ころ』
このようになる理由は簡単で、
・新卒枠として既卒も採用する企業が、3月の就活解禁でスタートし、
・新卒枠の埋まらなかった企業が、就活のおわる8-9月ころに既卒や第二新卒を中心として採用する
ということです。
したがって、
既卒の就活スタート時期は「思いついたとき、できる限りはやく」ということになります。
2.求人を探す
既卒の就活を成功させるための具体的なやり方。
2ndステップは
「求人を探す」
既卒の就活でもっともめんどくさいのは、求人を探すところです。
志望する企業のホームページを1社ずつみて確認する、というようなムダなことをするのは辞めましょう。
それだけで日が暮れてしまいます。
何度もしつこいですが、就活エージェントに登録してサポートしてもらうのがもっともラクなやり方です。
ほかにも、
ハローワークで求人を探す方法もありますがおすすめできません。なぜなら、既卒の就活にたいするサポートが充実していないからです。
▶︎ 既卒特有の面接ノウハウをマンツーマンでレクチャー!!【ウズウズキャリアセンター】
▶︎ 第二新卒・既卒・新卒大学生が利用する就職支援サイトを発見!
3.履歴書をだして応募する
既卒の就活を成功させるための具体的なやり方。
3rdステップは
「履歴書を出して応募する」
あなたにマッチする企業の求人がみつかったら、実際に応募してみましょう。応募のやり方は企業によって異なりますが、ほとんどの場合はまず書類選考をします。
履歴書をつくって送る必要があります。履歴書の書き方は、プロの就活エージェントがあなたに合った方法を教えてくれます。相談するとよいでしょう。
履歴書では、
以下のポイントを十分に対策しておく必要があります。
- 自己分析、自己PR
- 志望動機
- 面接Q&A対策
- 働く意欲のアピール
- やりたい仕事
(たとえ無くても考える)
4.面接にいく
既卒の就活を成功させるための具体的なやり方。
4thステップは
「面接に行く」
履歴書をだして書類選考に通過したら、いよいよ面接にすすみます。
おおくの企業では一次面接・二次面接と、2回ほどの面接があります。これは企業によりますのでくわしくは各企業の募集要項で確認しなければいけません。
一般的に、
大手企業は面接回数がおおく、中小企業・ベンチャー企業などは面接1回でおわり、というケースもあります。
内定!
面接を通過すれば、内定をゲットできます。
【注意】既卒でも新卒枠で就活する人は「リクナビ」「マイナビ」で
既卒で就活するときの注意点をすこし。
新卒にまじって、
いわゆる「新卒枠」に応募するときには、ほかの就活生とおなじように「マイナビ」「リクナビ」といった就活サイトを使います。
登録したあとに「既卒」で検索すると、既卒でもOKの企業がヒットします。そういった企業を見つけたら、あとは簡単。
以下のステップで選考にすすんでください。
- プレエントリー
↓ - エントリー
& 説明会参加
↓ - ES提出 & 書類選考
↓ - 面接×3回ほど
ただし注意点が2つ。
このやり方が使えるのは
・新卒3年以内の既卒にかぎります。
・新卒と戦えるだけのハイスペック既卒にかぎります(高学歴など)。
【注意】就活するのがめんどくさければ、研修に参加
ここまで書いてきた、
「既卒で就活を成功させるためのやり方」は一般的なものです。
もし、この一連のプロセスがめんどくさいというあなたは…。既卒むけの研修会に参加し、短期集中で就活するのもよいでしょう。
内定までをサポートしてくれる、既卒むけの研修会やイベントについては以下のサービスがおすすめです。
厳選まとめ!既卒のおすすめ就活サイト5選
▶︎ 既卒特有の面接ノウハウをマンツーマンでレクチャー!!【ウズウズキャリアセンター】
管理人様
いつも楽しく記事を拝見させていただいております。
お問合せフォームからお問合せをしたく、フォームのページを探したのですが、
フォームがなくなっているようです。
先日のサイト不具合の影響でしょうか。
急ぎのお問い合わせではないのですが、代替のお問い合わせ先、もしくはメッセージの送り先等ありましたら、ご教授いただけますと幸いです。