【完全版】結婚のお祝い『お礼メール』ビジネス文例集

結婚のお祝いをもらったときの『お礼メール』ビジネスメール例文と、完璧に書くためのコツを紹介する記事。ビジネス取引先あて・社内上司あて・友達あて・親戚あてなど、シーンごとにふさわしい例文を紹介していきます。

まずは基本の書き方について少し。

結婚のお祝いをもらったときの『お礼メール』の基本となる書き方は6ステップあり、以下のような構成が好ましいです。

  1. メール件名は「お品のお礼」あるいはシンプルに「お礼」とする
  2. 社内挨拶「お疲れ様です」あるいは、
    社外ビジネス挨拶「お世話になっております」で書き始め

  3. つづいて「このたびは結婚に際し、たいそうな品を頂き誠にありがとうございました」と手短にお礼をのべる。祝い金・ご祝儀をもらったのであれば「お心遣いをいただき~」とする。

  4. 近況報告として適当なひと言、ふた言をくわえる。ここは相手との親密度におうじて柔軟に
  5. さらに「心ばかりの品を送る」的なこともくわえると丁寧
  6. ビジネスメール結び・締めくくり。「今後もよろしく」的なことをのべる

※長文になりますので「目次」より目的部分へどうぞ。

この記事の目次

to社外ビジネス取引先:結婚のお祝い『お礼メール』文例

結婚では①お祝いの品をもらう場合と、②祝い金をもらう場合あり。ホントは社外取引先からお金を受け取ってはいけないのですが、念のため2つのパターンでお礼ビジネスメールの例文を作成しました。

例文①物品ver「結婚のお祝い お礼メール」for社外ビジネス

【to社外ビジネス取引先】
結婚に際して社外ビジネス取引先から結婚祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝え、内祝いを渡すだけでもよい。が、相手が不在だったり、会う機会が無かったり、あなたが結婚休暇で出社しない場合はメールする。

メール件名:お礼(転職・ノマド)

ビジネス株式会社
営業部 ○○ 課長(社外ビジネス取引先)

お世話になっております。株式会社転職・ノマドでございます。
このたびは結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、○○課長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きがようやく一段落し、まだまだこれからといった所です。新生活を機に、頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸いです。

略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。

——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-

・挨拶文には手紙風に時候の挨拶を用いてもよい⇒ビジネス挨拶文の例文50選(文書・メール・年賀状・時候ほか)
・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」
・略儀 は「礼儀を略すること」の意味

例文②物品ver「結婚のお祝い お礼メール」for社外ビジネス

【to社外ビジネス取引先】
結婚に際して社外ビジネス取引先からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝え、内祝いを渡すだけでもよい。が、皆がそろっている可能性は低いのでメールもしておくべき。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。

メール件名:お礼(転職・ノマド)

ビジネス株式会社
営業部の皆さま(社外ビジネス取引先)

お世話になっております。株式会社転職・ノマドでございます。
このたびは私ども二人の結婚にあたり、結構なお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きが一段落し、ようやく落ち着いて参りました。皆さまのお心遣いに夫婦ともども大変嬉しく思っており、新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

なお、ささやかながら、心ばかりの品をお送りいたしました。どうかご笑納くださいませ。

略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。

——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-

・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」

例文③物品ver「結婚のお祝い お礼メール」for社外ビジネス

【to社外ビジネス取引先】
結婚に際して社外ビジネス取引先からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。

メール件名:お礼(転職・ノマド)

ビジネス株式会社
営業部の皆さま(社外ビジネス取引先)

時下 営業部の皆さまにおかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたびは、私ども二人の結婚に際して、素晴らしいお品を頂き誠にありがとうございました。皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。皆さまのお心遣いに夫婦ともども大変嬉しく思っており、新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

まだまだ未熟な私たち二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

なお、ささやかながら、心ばかりの品をお送りいたしました。どうかご笑納くださいませ。

末筆ながら、皆さまのますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-

・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」

例文④祝い金ver「結婚のお祝い お礼メール」for社外ビジネス

【to社外ビジネス取引先】
ところでビジネスでは取引先から「結婚祝い」と称してお金をもらうことがあります(ホントは受け取ってはいけないのですけど)。そんなとき「結構なお品をいただき」はおかしいので以下の例文をご参考にどうぞ。

メール件名:お礼(転職・ノマド)

ビジネス株式会社
営業部 ○○ 課長(社外ビジネス取引先)

お世話になっております。株式会社転職・ノマドでございます。
このたびは妻の出産に際し、お心遣いを頂き誠にありがとうございました。いつもながら、○○課長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。皆さまのお心遣いに夫婦ともども大変嬉しく思っており、改めてお礼申し上げます。

まだまだ未熟な私たち二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

なお、ささやかながら、心ばかりの品をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸いです。

略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。

——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-

・冒頭の挨拶文には手紙風に時候の挨拶を用いてもよい⇒ビジネス挨拶文の例文50選(文書・メール・年賀状・時候ほか)

例文⑤祝い金ver「お祝い お礼メール」for社外ビジネス

【to社外ビジネス取引先】
あなたの結婚に際してビジネス取引先からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。

メール件名:お礼(転職・ノマド)

ビジネス株式会社
営業部の皆さま(社外ビジネス取引先)

時下 営業部の皆さまにおかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたびは、私ども二人の結婚に際して、お心遣いを頂き誠にありがとうございました。皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

まだまだ未熟な私たち二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

なお、ささやかながら、心ばかりの品をお送りいたしました。どうかご笑納くださいませ。

末筆ながら、皆さまのますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-

結婚のお祝い『お礼メール』- 対社外ビジネス例文5選

to社内・上司・職場:結婚のお祝い『お礼ビジネスメール』文例

つづいて社内上司・職場から結婚のお祝いをもらったときの「お礼ビジネスメール」例文についてご紹介。ここでは祝い品を想定していますが、ご祝儀やお金をもらったときには「お品」ではなく「お心遣い」とします。

例文⑥結婚のお祝い「お礼メール」to社内上司

【to社内上司】
あなたの結婚にたいして社内上司からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、上司が不在だったときはメールする。

メール件名:お礼

〇〇 部長(社内上司)

お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、○○部長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きがようやく一段落し、まだまだこれからといった所です。新生活を機に、頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、○○部長がご不在であったためデスクの脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。

略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。

営業部 ノマド

・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」

例文⑦結婚のお祝い「お礼メール」to社内の皆さま

【to社内の部署全体】
あなたの結婚にたいして社内の部署全体からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、皆がそろっている可能性は低いのでメールもしておくべき。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。

メール件名:お礼

営業部の皆さま(社内上司~全員)

お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、結構なお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きが一段落し、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、皆さまのデスク脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。

略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。

営業部 ノマド

・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」

例文⑧結婚のお祝い「お礼メール」to社内の皆さま

【to社内の部署全体】
あなたの結婚にたいして社内の部署全体からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、皆がそろっている可能性は低いのでメールもしておくべき。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。

メール件名:お礼

人事部の皆さま(社内上司~全員)

お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

さて私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

まだまだ未熟な私たち二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。

営業部 ノマド

・いただく は「もらう」の謙譲語
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」

to友達:結婚のお祝い『お礼メール』文例

例文⑨結婚のお祝い「お礼メール」to友達カジュアル

【to友達】
あなたの結婚にたいして友達からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。仲のよい友達には新住所を伝える。友達との親密度に応じてカジュアルにするかどうかを決めるべき。

メール件名:お礼

○○さん

こんにちは。
お祝いの品、ありがとう!お心遣いホントに嬉しかったよ。新居に引っ越して新婚生活スタートしたよ。おかげさまで毎朝おいしいコーヒーができて、夫婦ともども喜んでます♪

あと、お礼の品を贈ったのでよかったらどうぞ。ではでは。

追伸:
新居の住所を記しておきます、ぜひ遊びに来てくださいね!新居住所:xxxx

ノマド

書き方はコチラ ⇒ 結婚のお祝い『お礼メール』例文5選 – 対社内・上司・親戚・友達

to親戚:結婚のお祝い『お礼メール』文例

例文⑩結婚のお祝い「お礼メール」to親戚・丁重ver

【to親戚】
あなたの結婚にたいして親戚からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。新住所を伝える。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。

メール件名:お礼

○○叔母さん

こんにちは。
このたびは私たちの結婚に際し、結構なお品を頂きありがとうございました。いつもながら、叔母さんの温かいお心遣いに感謝しています。

さて私たち、先日に入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いてきました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせてもらいます。

まだまだ未熟な二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

追伸:
新居を以下に記します。お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください!
新居住所:xxxx

ノマド

書き方はコチラ ⇒ 結婚のお祝い『お礼メール』例文5選 – 対社内・上司・親戚・友達

書き方:結婚のお祝い『お礼のビジネスメール』

結婚お祝い・お礼ビジネスメールの書き方について。

メール件名の例文・書き方

【例文①新規メール】
メール件名: お礼

【例文②新規メール】
メール件名: お品のお礼

 icon-arrow-circle-o-up メール件名の書き方
・件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。
・この場合はなにかしらのお礼をするわけなのでシンプルに「例文①お礼」
・あるいは「例文②お品のお礼」とする

メール宛名の例文・書き方

【例文①to社内・上司など】
○○ 部長

【例文②to社内・複数にあてる】
2-1: 営業部の皆さま
2-2: 営業部 各位

【例文②to社外・複数にあてる】
株式会社ビジネス
営業部の皆さま

【例文③to社外・取引先】
ケミカル株式会社
資材部 三菱 様

 icon-arrow-circle-up メール宛名の書き方
・社内の相手には「名字+役職」か「名字 さん」「名字 様」を使う。
・企業によって社内文化が違うので先輩などに聞いて従うこと。
・複数にあてるときには「各位」「皆さま」を使う。
・社外メールで担当者の名前がわかるときは会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。わからなければ「ご担当様」「○○部 御中」などとする。また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」とする。
「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。

メール挨拶文の例文・書き方

【例文①for社外ビジネス
お世話になっております。(株式会社転職・ノマドでございます。)
このたびは私ども二人の結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

【例文②for社外ビジネス
時下 営業部の皆さまにおかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたびは、結婚に際して結構なお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

【例文③お金をもらった】
お世話になっております。(株式会社転職・ノマドでございます。)
このたびは結婚に際し、お心遣いを頂き誠にありがとうございました。いつもながら、○○課長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。

 icon-arrow-circle-o-left メール挨拶文の書き方
・社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。
・社外のビジネスメールには初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。
・かしこまったお礼メールにしたいのであれば、挨拶文は例文②のように時候の挨拶を使うとよい
・まず簡潔にお祝いの品をもらったことに対するお礼を述べる。

メール本文の例文・書き方

【例文①祝い品をもらったお礼】
さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きが一段落し、ようやく落ち着いて参りました。皆さまのお心遣いに夫婦ともども大変嬉しく思っており、新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。

【例文②祝い金をもらったお礼】
私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。皆さまのお心遣いに夫婦ともども大変嬉しく思っており、改めてお礼申し上げます。

 icon-arrow-circle-o-up メール本文の書き方
・気の利いたひと言あるいは今後の抱負を入れる。
・万人むけに使えるのが「近況報告」と、もらった品を「大切に使う」というひと言
・お祝いにお金をもらったのであれば「祝い金」ではなく「お心遣い」などと言い換える
・また、すでに贈り物を使ったのであれば感想などを書いてもよい。柔軟にご対応を。

メール結び・締めの書き方

【例文①末筆ながら~】
なお、ささやかながら、心ばかりの品をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸いです。末筆ながら、皆さまのますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

【例文②略儀ながら~】
なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお送りいたしました。どうかご笑納くださいませ。大変略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご報告申し上げます。

 icon-arrow-up メール結びの書き方
・内祝いをわたす旨を丁寧に伝える。「内祝い」「お返し」といった表現ではなく「心ばかりの品」というように謙遜する。
・さらに「ご笑納」という謙遜する表現をつかい、自分の贈り物に対してへりくだる。
・社内メールではバカ丁寧にする必要は無い。
・メール結びは「礼儀を略していますが、お礼をするために挨拶しますよ」の丁寧な敬語フレーズで締めるとスムーズ、あるいは「末筆ながら~」などで締める。

→ 【完全版】ビジネスメール締め・結びの例文50選

【注意点】結婚のお祝い『お礼メール』

つづいて結婚お祝い・お礼ビジネスメールを書くときの注意点について簡単に解説。

×「内祝い」「お返し」はビジネスメールで使わない

社外取引先に結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』で気をつけるべきこと。

お礼に贈る品として「内祝い」「お返し」といった表現は使いません。これらの表現をビジネスメールで使うと「オレってお返しするんだ、偉いだろう」みたいなニュアンスになるためご注意を。

そこで、

  • 相手からもらったお祝い品は…「結構なお品」「たいそうなお品」というように尊敬表現をつかい、
  • あなたがお礼に贈る品は…「心ばかりの品」「お礼の品」「つまらないモノですが…」というようにします

自分が贈る品にたいして「結構なお品」というような尊敬表現をつかうと、自分で自分の行為を高めることになってしまい、敬語の使い方としては間違いです。

他にも、自分が贈る品にたいして「お礼のお品」と尊敬語「お・ご」を使うのは間違い。「自分が贈るモノは低め、相手からもらうモノは高める」というのが敬語の基本。

×「お祝い金」「ご祝儀」もビジネスメールでは使わない

社外取引先に結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』で気をつけるべきこと。

ビジネスメールでは「お祝い金」「ご祝儀」という表現も使いません。

取引先からどうあれ、お金を受け取ったことをメールで残すと後々めんどうなことになるリスクあり。とくに最近はコンプライアンスがうるさくなっているのでなおさらです。

※ちなみに相手からお金をもらったことがバレると、懲戒免職や減給の恐れがあるためご注意を。

そこで「お祝い金」「ご祝儀」の代わりに「お心遣い」などとし、ボンヤリとした表現を使いましょう。

「金」「祝儀」という言葉は会話だけで使い、ビジネスメールや文書など残るものには決して使わないこと。

会って直接お礼し、内祝いを渡すのが基本

社外取引先に結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』で気をつけるべきこと。

社内でのお礼の基本マナーは『会って直接お礼する』です。どこかのタイミングで顔を合わせるのであれば、わざわざ面倒くさいお礼メールすることに意味はありません。

ところがお礼すべき相手が出張であったり、多数のヒトにお礼する必要があったり、あなた自身が出張したりで会う機会のないとき。こんなときにだけお礼メールを使います。

できるだけ早く送る

社外取引先に結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』で気をつけるべきこと。

お礼メールはできるだけ早く。

結婚に関する一連の流れが完結したらすぐお礼メールしましょう。これは理屈ではなく単なるビジネスマナーです。

ときが経てば経つほど、お礼メールを送るのがめんどくさくなりますし、受け手である社内上司や相手からの心象も悪くなります。

お礼メールはダラダラと書く必要はない

社外取引先に結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』で気をつけるべきこと。

ところで結婚のお祝い・お礼メールの例文をネットで調べてみると、あまりにかしこまり過ぎというか、ダラダラと書いている例文が多いです。たとえば「〇〇が家事にとっても役立っています。ホントに助かりました」とか。明らかに不要な文章です。

必要なのはこれまで例文にしたように、

①お祝いをもらったお礼、

②近況報告および、内祝いについて

③結び

これだけで十分です。あなたが嬉しかったとかそうでないとか、好きとか嫌いとか、どうでもいい部分は省きましょう。

結婚のお祝い「お礼ビジネスメール」に使える敬語集

ここで、まとめとして結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズを紹介しておきます。イロイロと組み合わせてメールを作ってみましょう。

「ご笑納」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「ご笑納いただければ幸いです」
  • 例文②「どうかご笑納ください」

「ご笑納」の意味は「粗末な品ですが笑って納めてください」という謙遜する語。ビジネスシーンでは自分が相手に贈るモノはすべて、謙遜することが好まれます。

たとえば「つまらないモノですが…」といってお土産を渡したりするのもその一つ。

したがって、

例文①の意味は「粗末な品ですが笑って受け取って(納めて)もらえたら嬉しいなぁ」

例文②の意味は「粗末な品ですがどうか笑って受け取って(納めて)ください」

となります。

  • 相手からもらったお祝い品は…「結構なお品」「たいそうなお品」というように尊敬表現をつかい、
  • あなたがお礼に贈る品は…「心ばかりの品」「お礼の品」「つまらないモノですが…」というように謙遜します

「結構なお品」「たいそうなお品」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「このたびは私たち二人の結婚に際し、たいそうなお品を頂き厚くお礼申し上げます」
  • 例文②「このたびは私たち二人の結婚に際し、結構なお品を頂き誠にありがとうございました」

「たいそうな」「結構な」の意味はどちらも似たようなもので「素晴らしい、すごい、高価そうな」であり、相手からもらうモノについて敬って使う言葉です。

お土産・お見舞い・お祝いをもらったときのお礼メールなど、とにかくもらい物をしたときに活躍するフレーズ。

「お心遣い」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「お心遣いを頂き厚くお礼申し上げます」
    原文/意味「心配りをもらって本当にありがとう」
  • 例文②「お心遣いを頂き恐縮するばかりでございます」
    原文/意味「心配りをもらって申し訳ない」
  • 例文③「お心遣いを頂き大変恐れ入ります」
    原文/意味「心配りをもらって、とても申し訳ない」

「お心遣い」の意味は「心配り、無意識の厚意」であり、意識的に行う行為である「お気遣い」とは区別されます。すると例文の意味は原文に示したとおりになります。

ここで「頂く」は「もらう」の謙譲語。「恐れ入る」「恐縮」はどちらも「申し訳なく思う、とんでもなく恐れる」。とくにお礼のビジネスメールに使われることの多い表現です。

「お心遣い」意味と目上・ビジネスメールにふさわしい使い方、例文

「精進」「まい進」「努める」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「精進して参ります」
  • 例文「まい進して参ります」
  • 例文「努めて参ります」

意味はどれも似たようなもので、「ある目標に向かって突き進むこと、頑張ること」。ここで「参ります」は「行く」の謙譲語「参る」に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしています。

とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、決意表明の挨拶として使われます。

ビジネスメールに使える例文

  • メール例文「○○課長のお手を煩わせないよう、より一層仕事に精進して参ります」
  • メール例文「少しでも早く戦力になれるよう、仕事に精進して参ります」
  • メール例文「仕事にまい進して参ります」
  • メール例文「スキルアップに努めて参ります」

「精進する」意味とビジネスメールにふさわしい使い方、例文

「至らない」「至らぬ」「未熟者」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • メール結び「まだまだ至らない点も多いことと存じますが、今後ともご指導のほど宜しくお願い致します」
  • メール結び「まだまだ至らぬ二人ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」

「至らない・至らぬ」の意味は「未熟であること」。「至る」は「到達する」の意味であるため、「至らない」は「到達してない」つまり「未熟であること」の意味となります。とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、決意表明の挨拶として使われます。

「至らない」「至らぬ」の意味と違い・使い方

「恐縮です」「恐れ入ります」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「お忙しいところ大変恐れ入りますが(恐縮ですが)、お取り計らいのほど何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「たいそうなお品をいただき、大変恐れ入ります(恐縮です)」

「恐縮です」「恐れ入ります」の意味はどちらも、「申し訳なく思う・恐れ多く思う」であり、相手からの厚意にたいしてのお礼にも使えます。相手になにか負担をかけてしまって「申し訳なく思う・恐れ多く思う」というニュアンスの言葉。

お礼やお詫び、とにかくどんなシーンでも万能に活躍するフレーズであり、「ありがとう!」というような直接的な表現よりもビジネスシーンでは好まれます。

「恐れ入ります」「恐縮です」意味と使い方【メール例文あり】

「お付き合い」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「先日はお忙しいところ、人事研修にお付き合い頂き誠にありがとうございました」

意味は「付き合ってもらってありがとう」。ここで「いただく」は「もらう」の謙譲語です。主催者側の人が社内の講師に「ホント、仕事忙しいのに講師してもらってありがとう」というようなニュアンスで使います。

「お力添え」

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①お力添え頂ければ幸いです
    原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しい」
  • 例文②お力添え頂ければと存じます
    原文/意味「手伝ってもらえたらと思う」
  • 例文③お力添え頂き誠にありがとうございました
    原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しいな」

意味はどちらも似たようなもので、原文に示したとおり。ビジネスメール締め・結びにも使えますし、感謝の気持ちを表すフレーズにも使えます。

ここで「頂ければ」は「もらう」の謙譲語「いただく」に仮定形「~れば」を使っています。さらに「思う」の謙譲語「存じる」に丁寧語「ます」をくっつければ「頂ければと存じます」という敬語フレーズとなります。

ビジネスメールに使える例文

  • メール結び「またお願いすることもあるかと存じますが、その際にはお力添え頂ければ幸いです」

「お力添え」意味とビジネスに最適な使い方、メール例文

ご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します

結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します
    原文/意味「今後も指導してくれるよう、どうかよろしく」
  • 例文②今後ともご指導のほど宜しくお願い致します
    原文/意味「今後も指導してくれるよう、どうかよろしく」

意味はどちらも似たようなもので、原文に示したとおり。とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、「今後もよろしく」的な意味で使われることの多いフレーズ。

※とくに社内で上司にあてるビジネスメールでつかい、社外取引先にたいするメールには使いません。

ビジネスメールに使える例文

  • メール結び「まだまだ至らない点も多いことと存じますが、今後ともご指導のほど宜しくお願い致します」
  • メール結び「まだまだ至らぬ二人ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」

その他イロイロ