社内の相手(上司・先輩など)から結婚のお祝いをもらったときに送る『お祝い お礼メール』の例文・書き方について紹介する記事。
まずは基本の書き方について少し。
社内の相手(上司・先輩など)に送る「結婚お祝い お礼メール」の基本となる書き方は6ステップあり、以下のような構成が好ましいです。
- メール件名は「お品のお礼」あるいはシンプルに「お礼」とする
↓ - 社内挨拶「お疲れ様です」で書き始め。
↓ - つづいて「このたびは私たちの結婚に際し、たいそうな品を頂き誠にありがとうございました」「このたびは、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました」と手短にお礼をのべる。昇進・結婚・内祝い・出産などシーンごとに最適なフレーズを使う
↓
- 近況報告として気の利いたひと言、ふた言をくわえる。ここは相手との親密度におうじて柔軟に
↓ - さらに「内祝いを贈る」的なこともくわえると丁寧
↓ - ビジネスメール結び・締めくくり。「今後もよろしく」的なことをのべる
結婚の『お祝い お礼メール』to社内・上司・親戚・友達むけ文例集
例文①「結婚のお祝い お礼メール」to社内上司
【to社内上司】
あなたの結婚にたいして社内上司からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、上司が不在だったときはメールする。
メール件名:お礼
〇〇 部長(社内上司)
お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、○○部長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。
さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きがようやく一段落し、まだまだこれからといった所です。新生活を機に、頂いたお品を大切に使わせて頂きます。
なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、○○部長がご不在であったためデスクの脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。
略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
営業部 ノマド
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」
例文②「結婚のお祝い お礼メール」to社内の皆さま
【to社内の部署全体】
あなたの結婚にたいして社内の部署全体からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、皆がそろっている可能性は低いのでメールもしておくべき。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。
メール件名:お礼
営業部の皆さま(社内上司~全員)
お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、結構なお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。
さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きが一段落し、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。
なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、皆さまのデスク脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。
略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。
営業部 ノマド
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」
例文③「結婚のお祝い お礼メール」to社内の皆さま
【to社内の部署全体】
あなたの結婚にたいして社内の部署全体からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。口頭でお礼を伝えるだけでもよいが、皆がそろっている可能性は低いのでメールもしておくべき。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。
メール件名:お礼
人事部の皆さま(社内上司~全員)
お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。
さて私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。
まだまだ未熟な私たち二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。
略儀ながら、まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。
営業部 ノマド
・恐縮 は「恐れ入る、申し訳なく思う」の意味
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」
例文④「結婚のお祝い お礼メール」to友達カジュアル
【to友達】
あなたの結婚にたいして友達からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。仲のよい友達には新住所を伝える。友達との親密度に応じてカジュアルにするかどうかを決めるべき。
メール件名:お礼
○○さん
こんにちは。
お祝いの品、ありがとう!お心遣いホントに嬉しかったよ。新居に引っ越して新婚生活スタートしたよ。おかげさまで毎朝おいしいコーヒーができて、夫婦ともども喜んでます♪
あと、お礼の品を贈ったのでよかったらどうぞ。ではでは。
追伸:
新居の住所を記しておきます、ぜひ遊びに来てくださいね!新居住所:xxxx
ノマド
例文⑤「お祝い お礼メール」to親戚・丁重ver
【to親戚】
あなたの結婚にたいして親戚からお祝いをもらったとき。お祝いのお礼メールをする例文。新住所を伝える。極めて丁寧にしているが、もっとカジュアルでもよい。
メール件名:お礼
○○叔母さん
こんにちは。
このたびは私たちの結婚に際し、結構なお品を頂きありがとうございました。いつもながら、叔母さんの温かいお心遣いに感謝しています。
さて私たち、先日に入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いてきました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせてもらいます。
まだまだ未熟な二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
追伸:
新居を以下に記します。お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください!
新居住所:xxxx
ノマド
書き方:結婚の『お祝い お礼メール』to社内上司など
つづいて社内の相手(上司など)にたいする結婚お祝い・お礼メールの書き方について。
メール件名の例文・書き方
【例文①新規メール】
メール件名: お礼
【例文②新規メール】
メール件名: お品のお礼
・件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。
・この場合はなにかしらのお礼をするわけなのでシンプルに「例文①お礼」
メール件名の書き方・あるいは「例文②お品のお礼」とする
メール宛名の例文・書き方
【例文① to 社内・上司など】
○○ 部長
【例文② to 複数にあてる】
2-1: 営業部 各位
2-2: 営業部の皆さま
【例文③ to 社外・取引先など】
ケミカル株式会社
資材部 三菱 様
・社内の相手には「名字+役職」か「名字 さん」「名字 様」を使う。
・企業によって社内文化が違うので先輩などに聞いて従うこと。
・複数にあてるときには「各位」「皆さま」を使う。 メール宛名の書き方
メール挨拶文の例文・書き方
【例文① to 社内・上司】
お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、たいそうなお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら、皆さまの温かいお心遣いに恐縮するばかりです。
【例文② to 社内・上司 】
お疲れ様です。
このたびは私たちの結婚に際し、結構なお品を頂き誠にありがとうございました。いつもながら○○部長の温かいお心遣いに恐縮するばかりです。
・社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。相手があなたのことを認識しているのであれば、名乗る必要はない。
・まず簡潔にお祝いの品をもらったことに対するお礼を述べる。
・社外メールには初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。 メール挨拶文の書き方
メール本文の例文・書き方
【例文①】
さて私事ではございますが、先日挙式・披露宴を終え、新居にて結婚生活をスタートし、ようやく落ち着いて参りました。新生活を機に頂いたお品を大切に使わせて頂きます。
【例文②】
さて私事ではございますが、先日入籍・引越しを終え、新居にて結婚生活をスタートいたしました。諸々の手続きがようやく一段落し、まだまだこれからといった所です。新生活を機に、頂いたお品を大切に使わせて頂きます。
メール本文の書き方・気の利いたひと言あるいは今後の抱負を入れる。
・万人むけに使えるのが「近況報告」と、もらった品を「大切に使う」というひと言
・すでに贈り物を使ったのであれば感想などを書いてもよい。柔軟にご対応を。
メール結び・締めの書き方
【例文①to社内の皆さま】
なお、お礼のしるしに、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、皆さまのデスク脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。
略儀ながら、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
【例文②to社内の上司】
なお、ささやかながら、心ばかりの品をお持ちいたしました。大変失礼とは存じますが、○○部長がご不在であったためデスクの脇に置いております。ご笑納いただければ幸いです。略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
・内祝いをわたす旨を丁寧に伝える。「内祝い」「お返し」といった表現ではなく「心ばかりの品」というように謙遜する。
・さらに「ご笑納」という謙遜する表現をつかい、自分の贈り物に対してへりくだる。
・社内メールではバカ丁寧にする必要は無い。
・メール結びは「礼儀を略していますが、お礼をするために挨拶しますよ」の丁寧な敬語フレーズで締めるとスムーズ。 メール結びの書き方
【注意点】結婚のお祝い『お礼メール』
つづいて社内の相手(上司など)や友達、親戚にたいする結婚のお祝い『お礼メール』で気をつけるべき点について簡単に解説。
×「内祝い」「お返し」はビジネスメールで使わない
社内で結婚お祝いをもらったあとの『お礼メール』で気をつけるべきこと。
お礼に贈る品として「内祝い」「お返し」といった表現は使いません。これらの表現をビジネスメールで使うと「オレってお返しするんだ、偉いだろう」みたいなニュアンスになるためご注意を。
そこで、
- 相手からもらったお祝い品は…「結構なお品」「たいそうなお品」というように尊敬表現をつかい、
- あなたがお礼に贈る品は…「心ばかりの品」「お礼の品」「つまらないモノですが…」というようにします
自分が贈る品にたいして「結構なお品」というような尊敬表現をつかうと、自分で自分の行為を高めることになってしまい、敬語の使い方としては間違いです。
会って直接お礼し、内祝いを渡すのが基本
社内で結婚お祝いをもらったあとの『お礼メール』で気をつけるべきこと。
社内でのお礼の基本マナーは『会って直接お礼する』です。どこかのタイミングで顔を合わせるのであれば、わざわざ面倒くさいお礼メールすることに意味はありません。
ところが社内のお礼すべき相手が出張であったり、多数のヒトにお礼する必要があったり、あなた自身が出張したりで会う機会のないとき。こんなときにだけお礼メールを使います。
できるだけ早く送る
社内で結婚お祝いをもらったあとの『お礼メール』で気をつけるべきこと。
お礼メールはできるだけ早く。
結婚に関する一連の流れが完結したらすぐお礼メールしましょう。これは理屈ではなく単なるビジネスマナーです。
ときが経てば経つほど、お礼メールを送るのがめんどくさくなりますし、受け手である社内上司や相手からの心象も悪くなります。
お礼メールはダラダラと書く必要はない
社内で結婚お祝いをもらったあとの『お礼メール』で気をつけるべきこと。
ところで結婚のお祝い・お礼メールの例文をネットで調べてみると、あまりにかしこまり過ぎというか、ダラダラと書いている例文が多いです。たとえば「〇〇が家事にとっても役立っています。ホントに助かりました」とか。明らかに不要な文章です。
必要なのはこれまで例文にしたように、
①お祝いをもらったお礼、
②近況報告および、内祝いについて
③結び
これだけで十分です。あなたが嬉しかったとかそうでないとか、好きとか嫌いとか、どうでもいい部分は省きましょう。
結婚のお祝い「お礼メール」に使える敬語フレーズ
ここで、まとめとして社内(上司)や親戚・友人から結婚お祝いをもらったあとの『お礼メール』に使える敬語フレーズを紹介しておきます。イロイロと組み合わせてメールを作ってみましょう。