ビジネス挨拶文の例文50選(文書・メール・年賀状・時候ほか)

ビジネスにふさわしい挨拶文を例文で紹介していく記事。

ビジネス文書の挨拶文、ビジネスメール挨拶文、年賀状の挨拶文、時候の挨拶文などビジネスシーンごとにまとめます。

※長文になりますので以下の「目次」より目的部分へどうぞ。

【例文】ビジネス文書の挨拶文

挨拶文は「主文+お礼」で成り立つ!

まずは基本となる挨拶文の構成について。
ビジネス文書の挨拶文は以下の2つから成り立ちます。

  1. 主文(相手を気づかう一文)
    「貴社ますますご清栄~」など。
    相手の企業や個人に対して商売・健康を気づかうひと言を述べる。
    時候の挨拶はあってもなくてもよい。
  2. お礼
    「平素は格別のご厚情を賜り~」など。
    お世話になっていることに対するお礼を述べる。

どちらも挨拶を構成する大切な文章ですので、欠けることのないようにしましょう。

初対面の相手にビジネス文書をおくるとき「②お礼を述べる」のはおかしいのでは?という意見もあります…

が、

これはビジネス文書の書式なのであまり深く考えないようにしましょう。明らかにおかしくなるビジネスシーン以外ではお礼も述べるようにします。

それでは例文を「①主文」「②お礼」にわけて紹介します。

社内のビジネス文書では挨拶文を省略します。
社外・取引先に使える例文です。

ビジネス文書の挨拶文①主文

  1. 例文「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
  2. 例文「貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。」
  3. 例文「貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
  4. 例文「貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。」
  5. 例文「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
  6. 例文「○○の侯、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
  7. 例文「○○の侯、xx様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
  8. 例文「○○の侯、xx様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」
①個人を主語にして使う「ご健勝・ご清祥」
②企業・団体・組織を主語にして使う「ご清栄/ご盛栄/ご隆盛/ご隆昌」
③どちらでも使える「ご清栄」
・○○の候 には季節ごとの季語がくる。省略も可。めんどくさければオールシーズン使える「時下」でもよい。
・例文7、8の「xx様」は「貴殿」と言い換えできる

ビジネス文書の挨拶文②副文(お礼)

  1. 例文「平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。」
  2. 例文「平素はひとかたならぬご厚情を賜り心よりお礼申し上げます。」
  3. 例文「いつも一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。」
  4. 例文「平素は格別のお引立てを賜り厚くお礼申し上げます。」
  5. 例文「平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。」

ビジネス文書の挨拶文③全文

拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、表題の件につき以下送付いたします。ご査収のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

敬具

【補足解説】

この文章は書類・物品・郵送・FAXなどを問わず、いろいろな送付状に対応できる例文テンプレートになります。

  • 拝啓~敬具 の意味は「うやまって言います、かしこまって言います」。拝啓・敬具でひとつのセット。ほかには謹啓・謹白などあり。
  • 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます の意味は…「あなたの会社がますます栄えていることを喜んでお祝い申し上げますよ」
  • 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます の意味は…「日ごろから特別な配慮をしてもらって、ありがとう」
  • ご査収のほど何卒宜しくお願い申し上げます の意味は…「中身をよく確認して受け取ってください、よろしくね」

【例文】ビジネスメールの挨拶文

挨拶文は社内と社外で使い分け!

ビジネスメールの挨拶文は社内・社外で使い分けをします。

社内のひとには、カジュアルな表現「お疲れ様です」が基本。
社外のひとには、より丁寧な表現「お世話になります・お世話になっております」が基本となります。

どちらも「こんにちは」などの挨拶の代わりにビジネスシーンで使われるフレーズ。

あとは状況に応じて違うフレーズも頭の片すみに入れておけば完璧です。

ビジネスメールの挨拶文①社外

  1. 例文「お世話になります」
    ・初めての相手に対して使う
  2. 例文「お世話になっております」
  3. 例文「いつもお世話になっております」
  4. 例文「いつも大変お世話になっております」
  5. 例文「平素よりお世話になっております」
  6. 例文「突然のご連絡、大変失礼いたします」
    ・初めての相手に対して使う
  7. 例文「早々にご連絡をいただき、誠にありがとうございます」
  8. 例文「早々にお返事をいただき、誠にありがとうございます」
  9. 例文「大変ご無沙汰しております」
    ・久しぶりに連絡する相手に対してのみ使う
  10. 例文「その節はお世話になりました」
    ・久しぶりに連絡する相手に対してのみ使う
ビジネス文書のようなかしこまった挨拶文は必要ありません。
メールは礼儀よりもスピードを重視するため簡潔な挨拶のみにします。
【初対面の相手に使うフレーズ】
・(これから)お世話になります。
・突然のご連絡、大変失礼いたします。
・「ご連絡をいただき〜」は「くださり〜」で言い換えできる。

ビジネスメールの挨拶文②社内

  1. 例文「こんにちは」
  2. 例文「お疲れ様です」
  3. 例文「ご無沙汰しております」
  4. 例文「突然のご連絡、大変失礼いたします」
社内のビジネスメールはシンプルな挨拶文でOK

【例文】年賀状の挨拶文

相手に応じてふさわしい挨拶文を!

年賀状の挨拶文は「旧年はお世話になったね、本年もよろしく」的なフレーズを使えばいいのですが、相手によって最適なフレーズがあります。

以下3パターンでそれぞれ使い分けしましょう。

  1. ビジネス・取引先
    かしこまったフレーズが好まれる
  2. 上司・先輩
    「ご指導」を使い丁寧に仕上げる
  3. 友人・親戚・同僚
    カジュアルでOK

年賀状の挨拶文①ビジネス・取引先

  1. 例文「本年も変わらぬお引き立てのほど 宜しくお願い申し上げます」
  2. 例文「本年も変わらぬお付き合いのほど 宜しくお願い申し上げます」
  3. 例文「本年もご愛顧のほど 宜しくお願い申し上げます」
  4. 例文「今後とも変わらぬご支援のほど 宜しくお願い申し上げます」
  5. 例文「今後とも変わらぬご厚誼のほど 宜しくお願い申し上げます」
  6. 例文「今後とも末永いお付き合いを 宜しくお願い申し上げます」
  7. 例文「今後とも変わらぬご支援と 末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます」
本年も・今年も・今後とも はどれを使ってもOK

年賀状の挨拶文②上司・先輩

  1. 例文「本年もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます」
  2. 例文「今後とも末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます」
  3. 例文「より一層仕事に精進して参りますので、本年も指導のほど宜しくお願い申し上げます」
  4. 例文「より一層仕事に邁進して参りますので、本年もご指導のほど宜しくお願い申し上げます」
  5. 例文「より一層仕事に尽力して参りますので、本年もご指導のほど宜しくお願い申し上げます」
お願い申し上げます=お願いいたします で言い換えOK

年賀状の挨拶文③友人・同僚

  1. 例文「今年も宜しくお願いします」
  2. 例文「本年も宜しくお願いします」
  3. 例文「今後ともよろしく」
  4. 例文「今年もよろしく」

【例文】時候の挨拶文

季語を入れて「季語の候〜」とするのが基本

時候の挨拶文では、
シーズンごとの季語を入れて「季語の候 貴社ますますご清栄のことと〜」が基本形。

あとは状況に応じて違うフレーズも頭の片すみに入れておけば完璧です。

ホントにたくさんの表現がありますので、めんどくさければオールシーズンで使える「時下=今、日ごろ、目下」を使い「時下ますますご清栄のことと…」だけで十分でしょう。

時候の挨拶①オールシーズン

  1. 例文「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
  2. 例文「時下ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。」
  3. 例文「時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
  4. 例文「時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。」
  5. 例文「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
  6. 例文「時下、xx様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
  7. 例文「時下、xx様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」
①個人を主語にして使う「ご健勝・ご清祥」
②企業・団体・組織を主語にして使う「ご清栄/ご盛栄/ご隆盛/ご隆昌」
③どちらでも使える「ご清栄」

時候の挨拶:1月の季語

  1. 新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 初春の候、〃同上
  3. 酷寒の候、〃同上
  4. 厳寒の候、〃同上
  5. 厳冬の候、〃同上
  6. 寒風の候、〃同上
  7. 寒冷の候、〃同上
  8. 大寒の候、〃同上

時候の挨拶:2月の季語

  1. 厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 余寒の候、〃同上
  3. 立春の候、〃同上
  4. 残寒の候、〃同上
  5. 残雪の候、〃同上
  6. 残冬の候、〃同上
  7. 晩冬の候、〃同上
  8. 向春の候、〃同上
  9. 春寒の候、〃同上
  10. 梅花の候、〃同上
  11. 軽暖の候、〃同上

時候の挨拶:3月の季語

  1. 早春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 軽暖の候、〃同上
  3. 浅春の候、〃同上
  4. 春暖の候、〃同上
  5. 春分の候、〃同上
  6. 陽春の候、〃同上
  7. 春色の候、〃同上
  8. 弥生の候、〃同上
  9. 萌芽の候、〃同上

時候の挨拶:4月の季語

  1. 花冷え候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 桜花の候、〃同上
  3. 桜花爛漫の候、〃同上
  4. 春爛漫の候、〃同上
  5. 春陽の候、〃同上
  6. 仲春の候、〃同上
  7. 春暖の候、〃同上
  8. 春粧の候、〃同上
  9. 春日の候、〃同上
  10. 麗春の候、〃同上
  11. 軽暖の候、〃同上
  12. 晩春の候、〃同上

時候の挨拶:5月の季語

  1. 残春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 惜春の候、〃同上
  3. 暮春の候、〃同上
  4. 葉桜の候、〃同上
  5. 青葉の候、〃同上
  6. 若葉の候、〃同上
  7. 新緑の候、〃同上
  8. 万葉の候、〃同上
  9. 緑樹の候、〃同上
  10. 立夏の候、〃同上
  11. 軽暑の候、〃同上

時候の挨拶:6月の季語

  1. 入梅の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 長雨の候、
  3. 麦秋の候、
  4. 短夜の候、
  5. 初夏の候、
  6. 向暑の候、
  7. 薄暑の候、
  8. 向暑の候、
  9. 小夏の候、

時候の挨拶:7月の季語

  1. 梅雨明けの候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 向暑の候、
  3. 仲夏の候、
  4. 盛夏の候、
  5. 炎暑の候、
  6. 酷暑の候、
  7. 猛暑の候、
  8. 大暑の候、
  9. 極暑の候、

時候の挨拶:8月の季語

  1. 残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 季夏の候、
  3. 避暑の候、
  4. 残炎の候、
  5. 納涼の候、
  6. 暮夏の候、
  7. 晩夏の候、
  8. 立秋の候、
  9. 秋暑の候、
  10. 向秋の候、

時候の挨拶:9月の季語

  1. 初秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 白露の候、
  3. 新秋の候、
  4. 新涼の候、
  5. 秋冷の候、
  6. 孟秋の候、
  7. 爽秋の候、
  8. 涼風の候、
  9. 秋晴の候、

時候の挨拶:10月の季語

  1. 秋麗の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 秋涼の候、
  3. 仲秋の候、
  4. 錦秋の候、
  5. 秋雨の候、
  6. 夜長の候、
  7. 秋霜の候、

時候の挨拶:11月の季語

  1. 晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 深秋の候、
  3. 暮秋の候、
  4. 霜秋の候、
  5. 向寒の候、
  6. 冷雨の候、
  7. 霜寒の候、

時候の挨拶:12月の季語

  1. 初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 初雪の候、
  3. 霜寒の候、
  4. 寒気の候、
  5. 師走の候、
  6. 歳末の候、
  7. 歳晩の候、

ご健勝/ご清栄/ご盛栄/ご清祥/ご隆盛/ご隆昌の違いと使い分け