- 【社内・上司・目上】依頼/お願いのビジネスメールを送る
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メール件名の例文・書き方
【例文】
1-1.メール件名: 返信Re: 貴部署訪問のお願い
1-2.メール件名: 返信Re: 打合せのお願い
1-3.メール件名: 返信Re: 人事評価面談 日程調整のお願い
メール件名の書き方
・件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。この場合は依頼に対する返事をするわけなので「履歴付き返信」を使う。
メール宛名の例文・書き方
【例文①社内の相手】
1-1. ●●部長
1-2. ●●さん
【例文②ビジネスメール・相手がわかる】
ビジネス会社
営業部 ケミカル課 ○○ 様
【例文③ビジネスメール・相手不明】
ビジネス会社
営業部 ご担当 様
メール宛名の書き方
- 社内の相手には「名字+役職」か「名字 さん」「名字 様」を使う。企業によって社内文化が違うので先輩などに聞いて従うこと。
- 社外の相手には、担当者の名前がわかるときは会社名+部署名(課名)+名字を宛名に。
わからなければ「担当 様」「ご担当 様」「営業部 御中」などとする。部署名や課名も入れることが普通だが、長すぎたら部署名だけでよい。
- また役職つきの相手であれば「○○ 部長」「部長 ○○ 様」などとする。
メール挨拶文の例文・書き方
【例文①社内上司・目上】
1-1. お疲れ様です。
1-2. こんにちは。
1-3. 突然のご連絡にて大変失礼いたします。
【例文②ビジネスメール返信・基本Ver】
1-1. ご丁寧にありがとうございます。
1-2. ご連絡ありがとうございます。
【例文③ビジネスメール返信・久しぶりVer】
大変ご無沙汰しております。
メール挨拶文の書き方
- 返信メールでは定型のビジネス挨拶は必ずしも必要でなく、例文のように「お礼」から入ってもよい
- 通常、社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。
- 通常、社外の相手には初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。
- どちらを使うか迷ったら「(これから)お世話になります」を使えばよい。
→ ビジネス挨拶文の例文50選(文書・メール・年賀状・時候ほか)
メール本文の例文・書き方
【例文①相手から候補日連絡あり】
さて、ご訪問の件につき承知いたしました。私も●●につきお話を伺いたいと考えておりましたので、ぜひご面談お願いしたく存じます。
なお、頂いた候補日程ですと①11月10日AM、②11月15日PMが空いております。
【例文②相手から候補日の連絡なし】
ご訪問の件につき承知いたしました。私のほうでも久方ぶりにお話したいと思っておりましたので、ぜひご面談お願いしたく存じます。
なお、今週ですと以下の日時ではご都合いかがでしょうか。
①11月10日 16:00-18:00
②11月11日 10:00-12:00
③11月13日 終日
【例文③いつでもOKと返信する】
さて、ご訪問の件につき承知いたしました。私も●●に関して大変興味があり、ぜひお話を伺いたく存じます。
なお日程につきまして、私のほうでとくに希望はございません。ノマド様のご都合にて調整いただければと存じます。
【例文④その他いろいろ】
4-1. ご依頼の件につき承知いたしました/承知しました。
4-2. ご面談の件につき承知いたしました/承知しました。
メール本文の書き方
- 「さて」はこれから本題に移りますよ、という意味で使う。
- 初めての相手に対してメール返信するときには例文②③のような本文にし、面識のある相手に対しては例文①のようにする。
- 相手から候補日連絡があればその中から選び(例文①)、なければ自ら候補日を連絡する(例文②)。いつでもいいと伝えるときは(例文③)を使う。
メール結び・締めの書き方
【例文①】
お忙しいところ大変恐れ入りますが、
お取り計らいのほど何卒よろしくお願いいたします。
【例文②】
大変お手数ではございますが、
お取り計らいのほど何卒よろしくお願いいたします。
メール結び・締めの書き方
- 「相手を気づかう敬語フレーズ+調整してほしい」という内容のメール結びにする。すると例文のような敬語フレーズとなる。
- 「ご調整」という言葉よりも「お取り計らい」がベター。「お取り計らい」は「ものごとをうまく進めること」の意味
- 相手に手間をかけるため「お手数」「恐れ入る」というような敬語フレーズを使う
ビジネスメールでよく使う「依頼の敬語フレーズ」
せっかくの機会ですので、依頼のビジネスメールでよく使われる敬語を紹介します。ご参考にどうぞ。
大変お手数ではございますが
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「大変お手数ではございますが、お取り計らいのほど何卒宜しくお願い申し上げます」
- 例文「大変お手数おかけいたしますが、お取り計らいのほど何卒宜しくお願い申し上げます」
ここで「お手数」は「手間」の意味。丁寧語「ございます」とくっつけて「お手数ではございますが」として使います。
何かしらのお願い・依頼をするときのビジネスメール締めによく使われる敬語フレーズです。
「伺う」「伺いたく存じます」
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「新商品ご紹介のため、貴社へ伺いたく存じます」
- 例文「ご挨拶かたがた伺いたく存じます」
ここで「伺う」は「行く」の謙譲語。丁寧語「ます」とくっつけて「伺います」として使います。さらに「思う」の謙譲語「存じる」を組み合わせれば「伺いたく存じます」という敬語のできあがり。
すると意味は「訪問したいと思う」となりますね。使い方はそのままで、目上やビジネス相手のところへ訪問したいときに使う敬語フレーズ。
※「お伺いします」「お伺いしたいです」は間違い敬語(フツーに使われていますが…)
→「お伺いしたい」「伺いたい」「伺いたく存じます」正しい敬語は?
誠に勝手を申し上げますが
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「誠に勝手を申し上げますが、どうかご容赦くださいますようお願い致します」
- 例文「勝手ばかり申し上げますが、どうかご検討くださいますようお願い致します」
- 例文「勝手ばかり申し上げ大変恐れ入りますが、ご検討いただければ幸いです」
- 例文「勝手なお願いにて大変恐れ入りますが、何卒宜しくお願い申し上げます」
「勝手なことを言いますけど」という意味の、相手を気づかうクッションフレーズです。
初めての訪問アポイントや突然のアポイントは、こっちの都合で勝手におしかけている訳ですから、例文のような敬語フレーズを使うと多少はやんわりとした感じになりますね。
ここで「恐れ入る」は「申し訳なく思う、恐縮する」という意味です。「ご容赦」は「許すこと」の意味。
お・ご~いたしかねます
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「あいにく別件があり、参加いたしかねます」
意味「参加することができない」 - 例文「あいにく先約があり、出席いたしかねます」
意味「出席することができない」
「お・ご~いたしかねる」という謙譲語に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしています。おなじく「お・ご~しかねる」も謙譲語。
ここで「かねる(兼ねる)」は「~できない」という意味の語。敬語でもなんでもありませんが「できません」よりも丁寧に聞こえるため重宝するフレーズです。
「自分が~することができない」の意味であり、断りのビジネスメールでは万能に活躍する敬語です。就活メールで使ってもよし、電話で使ってもよし。
→「お断りします」の代わりに使える敬語フレーズ20選、メール例文
~することが叶いません
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「出席することが叶いません」
意味「出席できない」 - 例文「参加することが叶いません」
意味「参加できない」
原文「~することが叶う」に否定の丁寧語「ません」をくっつけて敬語にしています。
「できない」の代わりに「叶わない」を使うことによって、ホントはやりたいんだけど何かしらの理由によってできない、というニュアンスになります。
直接的な「お断りします」「~できない」よりも回りくどい表現であり、丁寧な敬語といえますね。とくに就活メールで活躍するフレーズです。
(お・ご)~いたします
「お・ご~いたす」という謙譲語に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしています。おなじく「お・ご~する」「~いたす」も謙譲語。
「自分が~する」の意味であり、ビジネスシーンでは万能に活躍する敬語です。
どれを使っても丁寧ですが、就活メールでは「お・ご~いたします」「~いたします」という敬語フレーズをよく使いますね。
ビジネスメール・電話に使える例文
- 例文「選考を辞退いたします」
- 例文「面接を辞退いたします」
- 例文「受賞を辞退いたします」
- 例文「購入をお見送りいたします」
- 例文「今回はお見送りいたします」
→「する」の敬語変換|謙譲語と尊敬語、ビジネスメール例文、使い方
承知しました/承知いたしました
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文①承知しました
- 例文②承知いたしました
了解!の代わりに使える丁寧な敬語表現です。ここで「例文②承知いたしました」は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語の過去形「ました」をくっつけて敬語にしています。
ビジネスメールで使える例文
- 例文「承知いたしました、それでは9月10日13:30に貴社へ伺います」
- 例文「資料作成の件、承知しました。今週末までに作成の上、提出いたします」
- 例文「ご依頼の製品カタログ送付(3部)の件につき、承知いたしました」
お時間を頂戴したく存じます
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文①お時間を頂戴したく存じます
- 例文②お時間を頂戴いたしたく存じます
- 例文③お時間を頂きたく存じます
- 例文④お時間を頂ければと存じます
ご都合いかがでしょうか
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「ご都合いかがでしょうか」
目上のヒトや転職メールで相手に都合をたずねるときに活躍する敬語フレーズです。
当然ですが、以下のようなフレーズは就活メールでは不適切なのでご注意ください。とくに目上のヒトに対する言葉としては失礼にあたります。
- NG例文「空いてる?」
- NG例文「都合つく?」
- NG例文「どう?」
よろしければ
依頼のビジネスメールに使える敬語フレーズ
- 例文「よろしければ」
- 例文「よろしければ、一度貴社へ伺いたく存じます」
- 例文「よろしければ、○○の件につき打ち合わせをしたく存じます」
- 例文「よろしければ、○○の件につき会議をしたく存じます」