結婚のお祝い『お礼メール』- 対社外ビジネス例文5選

「ご笑納」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「ご笑納いただければ幸いです」
  • 例文②「どうかご笑納ください」

「ご笑納」の意味は「粗末な品ですが笑って納めてください」という謙遜する語。ビジネスシーンでは自分が相手に贈るモノはすべて、謙遜することが好まれます。

たとえば「つまらないモノですが…」といってお土産を渡したりするのもその一つ。

したがって、

例文①の意味は「粗末な品ですが笑って受け取って(納めて)もらえたら嬉しいなぁ」

例文②の意味は「粗末な品ですがどうか笑って受け取って(納めて)ください」

となります。

  • 相手からもらったお祝い品は…「結構なお品」「たいそうなお品」というように尊敬表現をつかい、
  • あなたがお礼に贈る品は…「心ばかりの品」「お礼の品」「つまらないモノですが…」というように謙遜します

「結構なお品」「たいそうなお品」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「このたびは私たち二人の結婚に際し、たいそうなお品を頂き厚くお礼申し上げます」
  • 例文②「このたびは私たち二人の結婚に際し、結構なお品を頂き誠にありがとうございました」

「たいそうな」「結構な」の意味はどちらも似たようなもので「素晴らしい、すごい、高価そうな」であり、相手からもらうモノについて敬って使う言葉です。

お土産・お見舞い・お祝いをもらったときのお礼メールなど、とにかくもらい物をしたときに活躍するフレーズ。

「お心遣い」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①「お心遣いを頂き厚くお礼申し上げます」
    原文/意味「心配りをもらって本当にありがとう」
  • 例文②「お心遣いを頂き恐縮するばかりでございます」
    原文/意味「心配りをもらって申し訳ない」
  • 例文③「お心遣いを頂き大変恐れ入ります」
    原文/意味「心配りをもらって、とても申し訳ない」

「お心遣い」の意味は「心配り、無意識の厚意」であり、意識的に行う行為である「お気遣い」とは区別されます。すると例文の意味は原文に示したとおりになります。

ここで「頂く」は「もらう」の謙譲語。「恐れ入る」「恐縮」はどちらも「申し訳なく思う、とんでもなく恐れる」。とくにお礼のビジネスメールに使われることの多い表現です。

「お心遣い」意味と目上・ビジネスメールにふさわしい使い方、例文

「精進」「まい進」「努める」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「精進して参ります」
  • 例文「まい進して参ります」
  • 例文「努めて参ります」

意味はどれも似たようなもので、「ある目標に向かって突き進むこと、頑張ること」。ここで「参ります」は「行く」の謙譲語「参る」に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしています。

とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、決意表明の挨拶として使われます。

ビジネスメールに使える例文

  • メール例文「○○課長のお手を煩わせないよう、より一層仕事に精進して参ります」
  • メール例文「少しでも早く戦力になれるよう、仕事に精進して参ります」
  • メール例文「仕事にまい進して参ります」
  • メール例文「スキルアップに努めて参ります」

「精進する」意味とビジネスメールにふさわしい使い方、例文

「至らない」「至らぬ」「未熟者」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • メール結び「まだまだ至らない点も多いことと存じますが、今後ともご指導のほど宜しくお願い致します」
  • メール結び「まだまだ至らぬ二人ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」

「至らない・至らぬ」の意味は「未熟であること」。「至る」は「到達する」の意味であるため、「至らない」は「到達してない」つまり「未熟であること」の意味となります。とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、決意表明の挨拶として使われます。

「至らない」「至らぬ」の意味と違い・使い方

「恐縮です」「恐れ入ります」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「お忙しいところ大変恐れ入りますが(恐縮ですが)、お取り計らいのほど何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「たいそうなお品をいただき、大変恐れ入ります(恐縮です)」

「恐縮です」「恐れ入ります」の意味はどちらも、「申し訳なく思う・恐れ多く思う」であり、相手からの厚意にたいしてのお礼にも使えます。相手になにか負担をかけてしまって「申し訳なく思う・恐れ多く思う」というニュアンスの言葉。

お礼やお詫び、とにかくどんなシーンでも万能に活躍するフレーズであり、「ありがとう!」というような直接的な表現よりもビジネスシーンでは好まれます。

「恐れ入ります」「恐縮です」意味と使い方【メール例文あり】

「お付き合い」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文「先日はお忙しいところ、人事研修にお付き合い頂き誠にありがとうございました」

意味は「付き合ってもらってありがとう」。ここで「いただく」は「もらう」の謙譲語です。主催者側の人が社内の講師に「ホント、仕事忙しいのに講師してもらってありがとう」というようなニュアンスで使います。

「お力添え」

社外の取引先から結婚お祝いをもらったあとの『お礼のビジネスメール』に使える敬語フレーズ。

  • 例文①お力添え頂ければ幸いです
    原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しい」
  • 例文②お力添え頂ければと存じます
    原文/意味「手伝ってもらえたらと思う」
  • 例文③お力添え頂き誠にありがとうございました
    原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しいな」

意味はどちらも似たようなもので、原文に示したとおり。ビジネスメール締め・結びにも使えますし、感謝の気持ちを表すフレーズにも使えます。

ここで「頂ければ」は「もらう」の謙譲語「いただく」に仮定形「~れば」を使っています。さらに「思う」の謙譲語「存じる」に丁寧語「ます」をくっつければ「頂ければと存じます」という敬語フレーズとなります。

ビジネスメールに使える例文

  • メール結び「またお願いすることもあるかと存じますが、その際にはお力添え頂ければ幸いです」

「お力添え」意味とビジネスに最適な使い方、メール例文

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