【就活メール完全版】メールアドレス・件名・締め・署名の書き方

就活メール本文ではまず、冒頭のあいさつを忘れてはいけません。普段の生活でも、誰かと話をする時にはまず「お疲れ!」「こんにちは!」などと挨拶をしますよね。

それのビジネスバージョンとして、以下の2パターンをメール冒頭の挨拶として使います。

  1. 例文「(これから)お世話になります。就活大学・就活学部の就活と申します」
  2. 例文「(今)お世話になっております。就活大学・就活学部の就活です」
    ※「○○と申します」は初対面の相手に対する自己紹介に使う。「○○です」は面識ある相手に使う。

初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使います。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよいでしょう。

その他の表現には「突然のご連絡、大変失礼致します」などを使うときもありますが、使い方が限定されていますので、そこまで気にする必要はありません。

◎参考となる記事:

【注意】「お疲れ様です!」「こんにちは!」を使わない

就活でついやってしまいがちな挨拶に、「お疲れ様です!」「こんにちは!」があります。しかし、これを就活メールに使うのはNGですので気をつけましょう。

「お疲れ様です」は社会人になって、社内の上司や先輩にメールする時に使う表現となりますが、就活メールでは社外用の挨拶「お世話になります」「お世話になっております」を使いましょう。

※電話対応であれば「こんにちは〜、お世話になっております」などはOK!
※この挨拶ルールは就活の電話対応でも同じです。

就活メール書き出しに便利な「さて首記の件、」

さてここまでは就活メールの前段階で、いよいよメール本文に入ります。いろいろな書き出しのパターンがありますが、よく使う便利なフレーズを例文でまとめておきます。

◎メール書き出しの例文:

  • 例文「さて首記の件、エントリーシートを添付にて送付いたします」
  • 例文「さて掲題の件、履歴書を添付にて送付いたします」
  • 例文「さて標記の件、価格改定のご相談のため貴社へ伺いたく存じます」

これらはすべて同じで「さてさて、メールタイトルにした件なのですが…」という意味となります。それぞれニュアンスは違うようですが、使い方はどれも一緒です。

就活メール締め・結びの挨拶

メール締め・結びの基本は「よろしくお願い致します」

ビジネスメールの締め・結びで最も基本となる形は「よろしくお願い致します・お願い申し上げます」です。

これにあぁだこうだ、色々なフレーズを合体させれば、何となくそれっぽいビジネスメールの結びになります。

たとえば「今後とも」と合体させれば「今後ともよろしくお願い致します」となりますし、「ご対応のほど」と合体させれば「ご対応のほどよろしくお願い致します」というフレーズの完成です。

また「どうか・どうぞ・ぜひとも」という意味の「何卒(なにとぞ)」をつけて「何卒よろしくお願い致します」などとしても丁寧です。

※ちなみに「お願い致します・お願い申し上げます」は「お願いする」の謙譲語(敬語の一種)。

就活メール締め・結びの例文まとめ

就活メール締め・結びも決まりきった表現しか使いません。よく使う表現を例文でまとめておきます。

◎どんなシーンでもOKなメール結び:

  • 例文「何卒よろしくお願い致します」
  • 例文「何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 例文「今後ともよろしくお願い致します」
  • 例文「今後ともよろしくお願い申し上げます」

◎その他いろいろなメール結び:

  • 例文「お忙しいとは存じますが、ご連絡いただければ幸いです。何卒よろしくお願い致します」催促するときのメール締め
  • 例文「お忙しいところ恐れ入りますが、お取り計らいのほど何卒よろしくお願い致します」お願い・問い合わせメール締め
  • 例文「至らぬ点も多々あるかと存じますが、ご指導のほどお願い申し上げます」挨拶メール締め
  • 例文「末筆ながら、○○様のご健勝と、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」内定辞退の挨拶メール締め
  • 例文「ご了承いただきますよう、何卒宜しくお願い申し上げます」許可を得るメール締め
  • 例文「ご教示くださいますよう、宜しくお願い申し上げます」何かを教えて欲しいときのメール締め
  • 例文「ご査収のほど、何卒宜しくお願い申し上げます」資料送付メール締め

◎参考となる記事:

メール署名は「大学・学部・学科・氏名・住所・連絡先」

メールの最後に入れる、送信者情報のことを「メール署名」といいます。このメール署名を使う目的は、送信者が誰かをわかるようにするため(当たり前ですが…)。

したがって奇をてらう必要はなく、採用担当者があなたを認識しやすくなるような情報だけを入れましょう。

そうすると「大学・学部・学科・氏名・住所・連絡先」という構成が最ものぞましい、ということになります。メール署名のデザインはこだわってもいいですし、シンプルなものを使っても良いです。

また、顔写真を入れれるようなメール署名デザインもあります。これも、あなたのことを認識しやすくなるので使ってOK。

例として、よく使われるメール署名のデザインを挙げておきますのでご参考にどうぞ。

◎メール署名の例文:

*********************************
就活大学
就活学部 就活学科
就活 一郎
住所:〒123-4567 東京都xxx
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
*********************************

ーー例①ーー

——*…*——*…*——*…*——*…*——
就活大学
就活学部 就活学科
就活 一郎
住所:〒123-4567 東京都xxx
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
——*…*——*…*——*…*——*…*——

ーー例②ーー

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
就活大学
就活学部 就活学科
就活 一郎
住所:〒123-4567 東京都xxxx
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ーー例③ーー

◎参考となる記事:

まとめ

結局のところ、就活・転職におけるメールのやりとりって、誰もそこまで気にしてません。採用担当者はシーズンになると激務になるため、就活・転職者の返信メールを隅々まで読む暇などないのですよ。

ただ、明らかに敬語の使い方がおかしかったり、カジュアルすぎたり、メールマナーを守っていなかったりしたら、メールが読みにくいから一瞬で気付きます(苦笑)。

たとえばメール本文の最初に必要な、“お世話になります”が抜けているメールとか…これは流石にマズイ。心の狭い人事採用担当がみた場合、減点の対象になってもおかしくありません。私なら確実に“もっと勉強しとけよ!!!”と思いますね。

※私は心が狭いです

したがって、就活・転職におけるメール返信のポイントは“うまい文章を作っても加点されることはないが、マナー違反してると減点されることはある”ということです。

よく心得ておきましょう。