【就活】メールで時間指定し“お礼を返信する”までの書き方

「就活メールで時間指定し、お礼メールを返信する」までの書き方を、誰よりも完璧にするための記事(もちろん例文つき)。

また、この記事では就活メールに関する以下の質問、すべてに対応しております。

  • 「面接日程調整の時間指定したいけど、メールの書き方がわからない」
  • 「会社説明会の時間を指定したいけど、メールの書き方がわからない」
  • 「採用担当に時間調整(時間変更)してもらったとき、お礼メール返信はどう書く?」

※こんなメールってあり?というご質問がありましたら、判定・添削しますのでコメント欄にお願いします。

【例文】就活メールで「時間指定する」

まずは就活メールで「面接日程の時間指定」するときのことを考えます。

企業側から「複数日程から、ご都合のよい面接日程をご連絡ください」といった形でメールがきます。これに対するメール返信は以下のようにします。

【例文と書き方のポイント】

メール件名:Re:二次面接日程の案内

icon-hand-o-up 【メール件名のポイント】件名はそのままにして「履歴つき返信」を使う。就活ではあまりないが、5回も10回もやり取りを繰り返してRe:Re:Re:Re~~~みたいになったら、さすがに「Re:」を一回のみに書き換える。目安としては3~5回くらい。

転職株式会社
人事部
転職 様

icon-hand-o-up 【宛先のポイント】採用担当者の名前がわかるときは、会社名+名字を宛先にする。部署名や課名は入れてもよいし、入れなくてもよい。また、役職つきの相手であれば「○○部長」などとする。「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。

お世話になっております。
就活大学の就活です。

icon-hand-o-up 【メール挨拶のポイント】初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよい。

この度は、次回面接の日程候補をご連絡いただき、誠にありがとうございます。

icon-hand-o-up まず連絡をもらったことに対する“お礼”をする。

さて、いただいた日程ですと、以下の日時で伺えます。
誠にお手数ではございますが、日時をご指定いただけますと幸いです。

icon-hand-o-up 本題へ入る時には“さて〜〜”を使うとスムーズになる。“伺う”の使い方は後述している。

〇月〇日(〇)13:30~
◯月△日(△)13:30~
◯月X日(X)13:30~

icon-hand-o-up 日時の表記の仕方はPM1:30でも可、相手がわかれば良い。また、複数ではなく一枠だけ時間指定するのであれば「〇月〇日(〇)13:30~」とし、メールの結びには「お忙しい中、貴重なお時間をいただけるとのこと、とても嬉しく思います。当日は何卒よろしくお願いいたします。」などとして、メールを締めくくる。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、
ご連絡のほど何卒よろしくお願いいたします。

icon-hand-o-up 【メール結びのポイント】相手からの日時確定を待つため「連絡が欲しいです」をビジネス敬語をつかって書く。「お忙しいところ大変お手数ではございますが、ご連絡のほど何卒よろしくお願いいたします」でも可。

**************************
就活大学
就活学部・就活学科
就活一郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
**************************
icon-hand-o-up 署名のポイント】あなたが誰だか分かる情報を入れること。一般的に「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。これは、何回やり取りを繰り返しても変えなくてよい。メール署名のデザインは、正直どうでもよい。

【返信】採用担当からの「時間指定メール」に返信する

つづいて、先ほどの就活メールに対して、採用担当から「時間指定メール」があったときの返信を考えます。

採用担当から「○月△日13:00-14:00でお願いします」といった形でメール返信がきます。これに対するメール返信は以下のようにします。

【例文と書き方のポイント】

メール件名:Re:Re:二次面接日程の案内

icon-hand-o-up 【メール件名のポイント】件名はそのままにして「履歴つき返信」を使う。2回くらいのやりとりであれば、Re:の数を減らしたりメール件名を変える必要はない。

転職株式会社
人事部
転職 様

icon-hand-o-up 【メール宛先のポイント】採用担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。部署名や課名は入れてもよいし、入れなくてもよい。また、役職つきの相手であれば「○○部長」とする。「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。

お世話になっております。
就活大学の就活です。

icon-hand-o-up 【メール挨拶のポイント】初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよい。

お忙しいところご返答をいただき、誠にありがとうございます。

icon-hand-o-up メール本文ではまず、連絡をもらったことに対する“お礼”をする。もし時間変更などして無理に調整してもらったら、お礼ではなく「ご配慮いただき、大変恐れ入ります」などと、申し訳ない気持ちを表す。

それでは、いただいた日程○月△日13:00に、ご指定の場所へ伺います。

icon-hand-o-up 相手の時間指定に対して「OK」と伝えるには、この一文だけでよい。ここでメールをややこしくする必要はない。

当日は何卒よろしくお願い致します。

icon-hand-o-up 【メール結びのポイント】これにて一件落着のはずなので、「面接の当日はよろしく」的なことを述べるとよい。そこまでこだわる必要もないし、「恐れ入りますが」などと謙遜する必要もない。

**************************
就活大学
就活学部・就活学科
就活一郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
**************************
icon-hand-o-up 【署名のポイント】あなたが誰だか分かる情報を入れること。一般的に「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。これは、何回やり取りを繰り返しても変えなくてよい。メール署名のデザインは、正直どうでもよい。

【例文】時間変更してもらったときの「お礼メール返信」

もし採用担当にムリをお願いして面接の「時間変更(時間調整)」してもらったときには、申し訳なく思う気持ちをふくめるとベター。

「お礼メール返信」というよりは、お詫びに近い感じになるかと。

以下にて例文とポイントを解説します。※メール本文を変えるだけでよいので、前半・後半で重複する部分は省略します。

例文とポイント

~前略~

お忙しいところ日程をご調整(または変更)いただき、大変恐れ入ります。

それでは、いただいた日程○月△日13:00に、ご指定の場所へ伺います。

当日は何卒よろしくお願い致します。

icon-hand-o-up 【ポイント】相手にムリをお願いしたため「恐れ入ります」で申し訳ない気持ちを表現する。また「ご配慮いただき、大変恐れ入ります」などでも可。

「恐れ入ります」の意味や使い方がわからない方は、以下の記事をご参照ください。

◎参考となる記事:

【パターン別】日程調整メールの書き方

その他にも、日程調整メールにはいろいろなパターンがあるかと思われます。

たとえば、面接日程が「いつでもいい」ときにはどうメール返信する?複数の候補日程のなかから一枠を指定するにはどう返信する?まったくゼロから時間指定メールを作るにはどうする?などのパターンがあります。

代表的なパターンを抑えて例文を作成していますので、ご参考にどうぞ。

面接日程が「いつでもいい」とき

面接メール返信、鉄板の5つの書き方

【注意】ビジネスメールは補助であり、さほど重要でない

最後に社会人である筆者からのビジネスメールに関する一言。

ビジネスにおけるコミュニケーションの基本は会話(商談・会議・プレゼン・電話)であり、ビジネスメールではありません。

なぜなら、ビジネスで重要なことは決してメールでは済まさないからです。メールでコミュニケーションが全て済むなら、企業は人を採用するのにわざわざ面接を設けたりしません。

ビジネスメールが重要なのであれば「メール・コンテスト」で人を採用すればよい

もしビジネスメールがそれほど重要であれば、メールのやりとりだけでビジネスレベルを図って人を採用すればいいだけです。

でも実際には、メールは補助的な役割であって重要でないため、企業は面接をして、会話をして、就活生や転職者を採用するのです。

ですから、ビジネスメールは最低限のマナーだけを抑えておけばよく、変に気をつかいすぎる必要はありません。

それよりも会話やプレゼンのスキル(就活だと面接のスキル)を磨くほうが重要ですね。

まとめ

結局のところ、就活・転職におけるメールのやりとりって、誰もそこまで気にしてません。採用担当者はシーズンになると激務になるため、就活・転職者の返信メールを隅々まで読む暇などないのですよ。

ただ、明らかに敬語の使い方がおかしかったり、カジュアルすぎたり、メールマナーを守っていなかったりしたら、メールが読みにくいから一瞬で気付きます(苦笑)。

たとえばメール本文の最初に必要な、“お世話になります”が抜けているメールとか…これは流石にマズイ。心の狭い人事採用担当がみた場合、減点の対象になってもおかしくありません。私なら確実に“もっと勉強しとけよ!!!”と思いますね。

※私は心が狭いです

したがって、就活・転職におけるメール返信のポイントは“うまい文章を作っても加点されることはないが、マナー違反してると減点されることはある”ということです。

よく心得ておきましょう。

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