【就活】メールで時間変更を依頼し“お礼を返信する”までの書き方

「就活メールで面接などの時間変更をおねがいし、お礼メールを返信する」までの書き方を、誰よりも完璧にするための記事(もちろん例文つき)。

この記事では就活メールに関する以下の質問、すべてに対応しております。

  • 「面接日程調整の時間変更をお願いしたいけど、メールの書き方がわからない」
  • 「採用担当に時間変更(時間調整)してもらったとき、お礼メール返信はどう書く?」

まずは基本となる書き方について。お願いメールは以下のような構成となっていると素晴らしく丁寧な就活メールとなります。

面接時間変更お願いメールの書き方6ステップ

  1. メール件名は「面接日程変更のお願い」とする
    ・お願いメールでは「○○のお願い」が基本となる
  2. メール宛名は通常どおりの書き方
  3. メール挨拶文は定型文でOK
    「お世話になっております。〇〇大学のxxです」などを使う。ムダに長くする必要はない。
  4. メール本文ではまず「日程変更をお願いしたい」という事実を伝え、
    つづいて都合のつく日程と時間帯を箇条書きで連絡する。

    ・勝手を申し上げますが〜などのクッションフレーズを使うとGood
    ・日程変更する理由は「諸事情により」「一身上の都合により」といった当たり障りないものでOK。こまかく教える必要はない。
  5. メール結びではまず、相手に手間をかけることに対する謝罪を述べる
    「お手数をおかけし大変申し訳ありません」「たびたびのお願いとなり申し訳ありません」などのフレーズを使う
  6. メール締め・結び
    ビジネスメール結びに使う定型文でOK
  7. メール署名
  8. 完成!

それでは実際に例文をみながら、書き方と注意点につき復習しておきましょう。

※こんなメールってあり?というご質問がありましたら、判定・添削しますのでコメント欄にお願いします。

【例文】就活メールで「時間変更をお願いする」

まずは就活メールで「面接日程の時間変更をお願い」するときのことを考えます。

いったん決まっている日時を変えてもらうため、新たにメールを書く必要があります。

ただ実際のビジネスメールでは、過去の日程調整メールを持ち出して履歴付き返信する人がほとんどですが・・・。

本来のメールマナーとしては新たなメールを作成せず、履歴付き返信でOKなのですが、これはラフな印象を与える可能性があるため時間に余裕のある就活生は、あらたにメール作成しましょう。

【例文】面接日程変更メール

メール件名:二次面接日時変更のお願い(就活大学・就活)

転職株式会社
人事部
転職 様

お世話になっております。
就活大学の就活です。

さて首記の件、二次面接日程を4月10日13:30~14:30にて設定いただいておりましたが、
諸事情により日程変更(または「時間変更」)をお願いいたしたく存じます。

つきまして、誠に勝手を申し上げますが、
以下日程(または「以下の時間」)にご変更いただいてもよろしいでしょうか。

〇月〇日(〇)13:30~
◯月△日(△)13:30~
◯月X日(X)13:30~

たびたびお手数をお掛けし誠に申し訳ございません。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、
何卒よろしくお願いいたします。

**************************
就活大学
就活学部・就活学科
就活一郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
**************************

書き方のポイント

つづいて例文で書き方のポイントになる部分につき、解説しておきます。

メール件名の書き方

メール件名:二次面接日時変更のお願い(就活大学・就活)

【メール件名の書き方】
件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。何かのお願いをするときには必ず「○○のお願い」という件名にする。また、どこの誰がメールしたか分かるように( )内に大学名+名字を入れておくと、相手への配慮が感じられる。フルネームで書いても、名字だけでも可(メール署名にフルネームを記載しているため)。
【NG例文】
「申し訳ありません」「すみません」「変更したいです」などの意味不明なメール件名はNGとなるためご注意を。お願いメールの件名は「〇〇のお願い」と決まっている。

メール宛名の書き方

転職株式会社
人事部
転職 様

【メール宛名の書き方】
採用担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。部署名や課名は入れてもよいし、入れなくてもよい。また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」などとする。
【NG例文】
「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。

メール挨拶文の書き方

お世話になっております。
就活大学の就活です。

【メール挨拶文の書き方】
初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよい。
【NG例文】
「お疲れ様です」「こんにちは」「お久しぶりです」は社内の相手にのみ使う挨拶フレーズであるためNG。カジュアルすぎる。

メール本文の書き方

さて首記の件、二次面接日程を4月10日13:30~14:30にて設定いただいておりましたが、
諸事情により日程変更(または「時間変更」)をお願いいたしたく存じます。

【メール本文の書き方①】
まずは「時間変更をしたい」という意思をわかりやすく、丁寧な敬語で伝える。
「さて首記の件、」「さて標記の件、」は「これから本文が始まりますよ」という意味で使う。とうとつにメール本文に入ると相手が戸惑うため要注意。
【日程変更の理由】
日程変更してほしい理由は細かく説明する必要がなく「諸事情により」とする。日程ではなく時間だけを変更するのであれば、「時間変更」としてもよい。

つきまして、誠に勝手を申し上げますが、
以下日程(または「以下の時間」)にご変更いただいてもよろしいでしょうか。

〇月〇日(〇)13:30~
◯月△日(△)13:30~
◯月X日(X)13:30~

【メール本文の書き方②】
つづいて「あなたはいつだったら都合がつくのか」という意思をわかりやすく、丁寧な敬語で伝える。複数の候補をあげることが礼儀。例文のように箇条書きにすると読みやすいメールとなりGood
日時の表記の仕方はPM1:30でも可、相手がわかれば良い。できる限り多くの候補を挙げる。少なくとも3つ候補を挙げるのが基本。
「誠に勝手を申し上げますが」を使って「申し訳ない気持ち」を表現すると丁寧。日程ではなく時間だけを変更するのであれば「以下の時間に~」としてもよい。

メール結び・締めの書き方

たびたびお手数をお掛けし誠に申し訳ございません。

【メール結びの書き方①】
ここで謝罪を一言はさむ。「お手数をお掛けし」の意味は「手間取らせてしまって」。
他にも「お取り計らい頂いておきながら、たびたびのお願いとなり誠に申し訳ございません」でもOK。「お取り計らい」の意味は「物事をうまく進める」。また謝罪のタイミングはもう少し早い段階でもよい。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、
何卒よろしくお願いいたします。

【メール結びの書き方②】
申し訳ない気持ちを示すために「恐れ入ります」を使う。「お忙しいところ大変お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします」でも可。例文では一度「お手数」をつかったので違うフレーズにした。メールでは同じ表現をなんども使うと見苦しいためご注意を。

メール署名の書き方

**************************
就活大学
就活学部・就活学科
就活一郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
**************************

【メール署名の書き方】
あなたが誰だか分かる情報を入れること。一般的に「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。これは、何回やり取りを繰り返しても変えなくてよい。メール署名のデザインは、正直どうでもよい。

【返信】採用担当からの「時間変更OKメール」にお礼する

つづいて、先ほどの就活メールに対して、採用担当から「時間変更(時間調整)OKメール」があったときの返信を考えます。

採用担当から「○月△日13:00-14:00でお願いします」といった形でメール返信がきます。これに対するメール返信は以下のようにします。

※もし日時変更が「不可」とのメールがきたら、もう諦めるしかない。

【例文と書き方のポイント】

メール件名:Re:Re:二次面接日程変更のお願い(就活大学・就活)

icon-hand-o-up 【メール件名の書き方】件名はそのままにして「履歴つき返信」を使う。2回くらいのやりとりであれば、Re:の数を減らしたりメール件名を変える必要はない。

転職株式会社
人事部
転職 様

icon-hand-o-up 【メール宛先の書き方】採用担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。

お世話になっております。
就活大学の就活です。

icon-hand-o-up 【メール挨拶の書き方】初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよい。

勝手なお願いにも関わらず日程をご調整(または「ご変更」)いただき、大変恐れ入ります。

icon-hand-o-up メール本文ではまず、時間変更をしてもらったことに対し、申し訳ない気持ちを表すひと言を入れる。「ご調整くださいまして〜」でもOK。

それでは、いただいた日程○月△日13:00に、ご指定の場所へ伺います。

icon-hand-o-up 相手の時間指定に対して「OK」と伝えるには、この一文だけでよい。ここでメールをややこしくする必要はない。

当日は何卒よろしくお願い致します。

icon-hand-o-up 【メール結びの書き方】これにて一件落着のはずなので、「面接の当日はよろしく」的なことを述べるとよい。そこまでこだわる必要もないし、「恐れ入りますが」などと謙遜する必要もない。

**************************
就活大学
就活学部・就活学科
就活一郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
**************************
icon-hand-o-up 【署名の書き方】あなたが誰だか分かる情報を入れること。一般的に「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。これは、何回やり取りを繰り返しても変えなくてよい。メール署名のデザインは、正直どうでもよい。

例文で使ったビジネス敬語の解説

せっかくの機会ですので、ビジネスメールでよく使われる敬語の「意味と使い方」もおさらいしておきます。遅かれ早かれ身につけるべき敬語なので、今のうちに使いこなせるようになっておけば、あとあとラクになりますよ。