拝啓 の意味は「つつしんで申し上げます」
拝啓 の意味は「つつしんで申し上げます」
拝啓 (文章) 敬具 でひとつのセットになり、ビジネス文書や公式な手紙に使われることの多い表現。
たとえば以下のようなビジネスシーンで使われます。
- 本社移転の案内文書
- 就任、退任の挨拶
- 会社設立の案内文書
- 社名変更の挨拶
- お礼状、お礼メール
・インターンシップお礼状(就活)
・取材協力のお礼状
・発表会参加のお礼状 - 退職、転勤、異動の挨拶ビジネス文書
- 見積書などほか多数
何かしらの「お知らせ」に使われることがほとんどですね。
「拝啓」という言葉は「拝む(おがむ)」「啓す(もうす)」からなります。
「啓」という言葉は今でこそ「啓発・啓蒙」などのような熟語に使われますが、もともとの由来には「言う」の謙譲語「啓す(もうす)」という意味もあります。
したがって拝啓を直訳すると「(相手のことを)拝んで申す」「(相手のことを)うやまって申す」という意味になります。
「つつしんで申す」は少し意訳しています。
敬具 の意味は「うやまって添え申します」
敬具 の意味は「うやまって(最後に)添え申します」
使い方は
拝啓 (文章) 敬具 でひとつのセットになり、ビジネス文書や公式な手紙に使われることの多い表現。ビジネスシーンはさきほどの例と重複するため省略します。
なぜこのような意味となるのか?
「敬具」の由来を考えてみましょう。
「敬」は「相手のことを敬う(うやまう)」
「具」という言葉は今でこそ「家具・道具・寝具」などのような熟語に使われますが、もともとの由来には「具す(ぐす)= 添える」という意味もあります。
これらのことを考えると
「うやまって(最後に)添えます」という意味として解釈できますね。
言葉の由来なんてホントは知らなくても構いません。情報を発信する立場としてすべての疑問を解消できるようにしたいがために、こんなことまで書きました。
就活生は多少間違っていても気にしない!
「拝啓・敬具」の使い方を間違えた!
誰しもがこんな経験あると思います。
でもご安心ください。
マナー違反したからといってビジネスを失ったり、就活で選考に不利になったりしません。
そのような些細なことを気にするような採用担当がもしいたとしたら、そんな会社には就職・転職するべきではありません。こちらから願い下げです。
またそんな些細なことでビジネスチャンスを失うようなら、最初から取引する価値のない会社です。
マナーはあくまでマナー、心遣いです。
絶対に合ってなければならない!というものではありません。
事実、わたしが就活生のころには「拝啓・敬具」の使い方など知りもしませんでした。おそらく間違った使い方をしてたハズ…
それでも大手メーカーに内定してますし、これくらいのことは社会人として経験をつめば常識として身につきます。
重要なのは中身!
重要なのは手紙の中身、ビジネスの中身、メールの中身、あなた自身の人となりです。
小手先の技術を磨いても、長い目で見ると何も役には立ちません。マナーや言葉遣いは年齢を重ねると自然に身につくことなので、もっとビジネスの本質的なことに時間を使いましょう。
あくまでも「就活生は」気にしなくてよい、ということです。
まとめ
これでもかというくらい「拝啓・敬具」について語ってみました。この社外向けのビジネス文書では必ず使う表現ですので、ぜひマスターしておきましょう。
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