社外ビジネス取引先と打ち合わせをしたあとに送る『打ち合わせお礼メール』の例文・書き方について紹介する記事。※ 社内の相手(上司など)にお礼メールするときはコチラ → 【社内・上司あて】打ち合わせの『お礼メール』例文6選
書き方のコツ:社外 打ち合わせお礼メール
まずは基本の書き方について少し。
社外ビジネス取引先に送る「打ち合わせお礼メール」の基本となる書き方は5ステップあり、以下のような構成が好ましいです。
- メール件名は「打ち合わせのお礼(社名+名字)」などとする。あるいは打ち合わせの日程調整メールや案内メールを使い、件名は変えずに返信メールしてもよい。ビジネスシーンごとにいろいろあり。
↓ - 社外挨拶「お世話になっております」とし「本日はご足労いただき誠にありがとうございました」などと手短にお礼をのべる
↓ - つづいて「アクション事項」「依頼事項」「フォローアップ状況」などを報告する。あるいは「打ち合わせ議事録」をおくるときもある。ここは打ち合わせの内容に応じて柔軟に。お礼するだけでなく今後のビジネスにつながるメールにすべき
↓
- 今後もよろしく的なことをのべる
↓ - ビジネスメール結び・締めくくり
打ち合わせの『お礼メール』to社外 取引先むけ文例集
打ち合わせにはザックリ①相手が来るケースと、②自分が行くケースあり。他にも細かなビジネスシーンごとに思いつく限りの例文をまとめておきます。
例文①訪問後のフォロー付「打合せお礼メール」to社外取引先
【to社外ビジネス取引先】
あなたが打ち合わせに足を運んだときの、お礼ビジネスメール例文。お礼だけでなく、相手からもらった宿題事項に対する進捗を報告する。
メール件名:打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
研究部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
お世話になっております。転職・ノマドでございます。
先日は打ち合わせに際して貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
さて、面談の際にご依頼をいただいておりました事項につき以下、進捗を報告いたします。
①商品Aカタログ送付:添付ファイルにてお送りいたします
②サンプル送付:本日手配を完了いたしました(目安納期:1週間)
③商品A価格:目安として5000円/kgでございます
よろしければサンプルご評価結果がでるころに再度、お打ち合わせをさせていただきたく存じます。微力ながら、貴社製品開発のお役に立てるよう尽力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
【補足】
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いたします は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いただく は「もらう」の謙譲語
・させて頂く は「させてもらう」の謙譲語
・よろしければ は「よかったら」の意味のかしこまったフレーズ
例文②訪問したが収穫なし「打ち合わせお礼メール」to社外取引先
【to社外ビジネス取引先】
あなたが打ち合わせに足を運んだときの、お礼ビジネスメール例文No.2。宿題もあたえられず、あまり収穫がない打ち合わせだったときのメール。
メール件名:打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
総務部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
いつもお世話になっております。転職・ノマドでございます。
本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
さて、ご面談の際に今回はご購入をお見送りされるとのこと伺っておりました。せっかくのお時間をいただいておきながら魅力的な提案ができず大変申し訳ありません。
今後、いただきましたご助言を活かし微力ながら貴社のお役に立てるよう、より一層のサービス向上に努めて参ります。今後とも何卒宜しくお願いいたします。
略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
【補足】
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いたします は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いただく は「もらう」の謙譲語
・略儀 は「礼儀を略すること」の意味
例文③表敬訪問ver「打ち合わせお礼メール」to社外取引先
【to社外ビジネス取引先】
あなたが打ち合わせに足を運んだときの、お礼ビジネスメール例文No.3。ルート営業で用事もなく訪問したときのお礼メール。
メール件名:打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
資材部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
いつもお世話になっております。転職・ノマドでございます。
本日はお忙しいところ貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。最新市況・稼働状況などにつき、大変勉強になりました。厚くお礼申し上げます。
今後も微力ながら貴社のお役に立てるよう、尽力して参ります。今後ともご愛顧のほど何卒宜しくお願いいたします。
略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
【補足】
・尽力 は「力を尽くすこと」の意味
・ご愛顧 は「愛用すること」の意味
・略儀 は「礼儀を略すること」の意味
例文④立場が上の相手が来た「打ち合わせお礼メール」to社外取引先
【to社外ビジネス取引先】
立場が上の相手が打ち合わせに来てくれたときの、お礼ビジネスメール例文。ひと言「本来であればこちらから伺うべきところご足労おかけし~」とお詫びをする。
メール件名:打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
研究部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
いつもお世話になっております。転職・ノマドでございます。
本日は打ち合わせに際してお時間をいただき、誠にありがとうございました。また、本来であればこちらから伺うべきところご足労おかけし、大変失礼いたしました。改めてお詫び申し上げます。
さて、面談の際にご依頼をいただいておりました事項につき以下、進捗を報告いたします。
①カタログ送付:添付ファイルにてお送りいたします
②御見積:添付ファイルにてお送りいたします
ご検討を進めていただけるようでしたら改めて、仕様など細かい部分につきお打ち合わせをさせていただきたく存じます。微力ながら、貴社のお役に立てるよう尽力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
【補足】
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いたします は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いただく は「もらう」の謙譲語
・ご足労 は「わざわざ足を運ぶこと」の意味
例文⑤相手から提案あり「打ち合わせお礼メール」to社外取引先
【to社外ビジネス取引先】
相手が打ち合わせに来て、何かしらの提案をしてくれたときの、お礼ビジネスメール例文。お礼には「ご足労いただき~」を使うとよい。
メール件名:打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
研究部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
いつもお世話になっております。転職・ノマドでございます。
本日は打ち合わせに際してご足労いただき、誠にありがとうございました。
このたびのご提案はとても興味深いもので、弊社の課題を解決していく上で大変参考になりました。改めてお礼申し上げます。
さて、今後の進め方につきまして現在、弊社内にて協議を進めております。決定しましたら追って報告いたしますので、しばしのお時間を頂ければと存じます。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
【補足】
・おります は「いる」の謙譲語「おる」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いたします は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語「ます」をくっつけた敬語
・いただく は「もらう」の謙譲語
・ご足労 は「わざわざ足を運ぶこと」の意味
to社外ビジネス取引先「打ち合わせお礼メールに返信する」例文
つづいて、上記の打ち合わせお礼メールをあなたが受け取ったとして、返信・返事をするビジネスメール例文を紹介します。あまりややこしくする必要はなく、「ご足労いただき」を使って簡単にお礼し、「またよろしく」的な結びで締めくくればOKです。
●ベースになる打ち合わせお礼メール
メール件名①打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
メール件名②返信Re:貴社訪問のお願い(転職・ノマド)
ビジネス 株式会社
研究部 〇〇 様(社外ビジネス取引先)
お世話になっております。転職・ノマドでございます。
先日は打ち合わせに際して貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
さて、面談の際にご依頼をいただいておりました事項につき以下、進捗を報告いたします。
①商品Aカタログ送付:添付ファイルにてお送りいたします
②サンプル送付:本日手配を完了いたしました(目安納期:1週間)
③商品A価格:目安として5000円/kgでございます
よろしければサンプルご評価結果がでるころに再度、お打ち合わせをさせていただきたく存じます。微力ながら、貴社製品開発のお役に立てるよう尽力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
メール署名
↓↓
●返信メール
メール件名①返信Re: 打ち合わせのお礼(転職・ノマド)
メール件名②返信Re:Re:貴社訪問のお願い(転職・ノマド)
転職 株式会社
営業部 ノマド 様(社外ビジネス取引先)
お世話になっております。
こちらこそ先日はご足労いただき誠にありがとうございました。またご多忙のところ早々にご報告いただき大変恐れ入ります。
さて、サンプル評価には到着後1ヶ月ほど要する見込みでございます。ラボの状況次第でスケジュールが前後する可能性もございますので、評価結果がでましたら連絡いたします。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
メール署名
書き方:打ち合わせの『お礼メール』for社外ビジネス取引先
つづいて社外取引先にたいする「打ち合わせお礼ビジネスメール」の書き方について。
メール件名の例文・書き方
【例文①to社内メール】
1-1.メール件名: 打ち合わせのお礼
1-2.メール件名: お礼
【例文②返信メールを使う】
2-1.メール件名: 返信Re: 【お礼】打ち合わせのお願い
2-2.メール件名: 返信Re: 【議事録送付】打ち合わせ日程のご相談
【例文②to社外ビジネス取引先】
3-1.メール件名: 打ち合わせのお礼(社名・名字)
3-2.メール件名: お礼(社名・名字)
3-3.メール件名: 返信Re: 【お礼】打ち合わせのお願い
3-4.メール件名: 返信Re: 【議事録送付】打ち合わせ日程のご相談
メール件名の書き方
- 件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。
- この場合はなにかしらのお礼をするわけなのでシンプルに「打ち合わせのお礼」あるいは懇意にしている取引先に対しては「お礼」だけでもよい。
- 社外ビジネス取引先へのメールでは( )内に社名・名字をいれると親切。たとえば「お礼(転職・ノマド)」などとする。社内メールではそこまでする必要はない。
- 打ち合わせをするとき、あらかじめ案内メールや日程調整メールをするハズ。そのメールに返信する形でお礼メールをしてもよい。そっちの方がシンプルでおすすめ。
メール宛名の例文・書き方
【例文①to社内・上司など】
1-1.○○ 部長
1-2.○○ さん
【例文②to社内の複数にあてる】
2-1: 営業部 各位
2-2: 営業部の皆さま
【例文③to社外ビジネス取引先】
ケミカル株式会社
資材部 三菱 様
メール宛名の書き方
- 社内の相手には「名字+役職」か「名字 さん」「名字 様」を使う。企業によって社内文化が違うので先輩などに聞いて従うこと。
- 複数にあてるときには「各位」「皆さま」を使う。
- 社外メールで担当者の名前がわかるときは会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。わからなければ「ご担当様」「○○部 御中」などとする。
- また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」とする。
メール挨拶文の例文・書き方
【例文①自分が訪問した】
お世話になっております。転職・ノマドでございます。
先日は打ち合わせに際して貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
【例文②相手が来た】
いつもお世話になっております。転職・ノマドでございます。
本日は打ち合わせに際してお時間をいただき、誠にありがとうございました。また、本来であればこちらから伺うべきところご足労おかけし、大変失礼いたしました。改めてお詫び申し上げます。
メール挨拶文の書き方
- 社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。
社外メールには初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。
- 相手が懇意にしている先であれば名乗る必要はない。
- まず簡潔に打ち合わせに対するお礼を述べる。相手が来たのであれば「ご足労」をつかい、自分が行ったのであれば「お時間をいただき~」などの敬語フレーズを使うと丁寧。
メール本文の例文・書き方
【例文①アクション事項の進捗報告】
さて、面談の際にご依頼をいただいておりました事項につき以下、進捗を報告いたします。
①商品Aカタログ送付:添付ファイルにてお送りいたします
②サンプル送付:本日手配を完了いたしました(目安納期:1週間)
③商品A価格:目安として5000円/kgでございます
【例文②ルート営業】
最新市況・稼働状況などにつき、大変勉強になりました。厚くお礼申し上げます。
【例文③相手から提案があった】
このたびのご提案はとても興味深いもので、弊社の課題を解決していく上で大変参考になりました。改めてお礼申し上げます。
メール本文の書き方
- できるだけ今後のビジネスにつながるようなことを書く
- 面談で宿題がでたのであれば例文①のように「アップデート・進捗報告」をするとよい
- あとは状況に応じて例文のようにイロイロな書き方ができる。ビジネスシーンに応じて柔軟にご対応のこと
メール結び・締めの書き方
【例文①アクション事項の進捗報告】
よろしければサンプルご評価結果がでるころに再度、お打ち合わせをさせていただきたく存じます。微力ながら、貴社製品開発のお役に立てるよう尽力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文②ルート営業】
今後も微力ながら貴社のお役に立てるよう、尽力して参ります。今後ともご愛顧のほど何卒宜しくお願いいたします。略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
【例文③相手から提案があった】
さて、今後の進め方につきまして現在、弊社内にて協議を進めております。決定しましたら追って報告いたしますので、しばしのお時間を頂ければと存じます。
引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。
メール結びの書き方
- 「今後もよろしく」的なフレーズを丁寧な敬語にしてメールの結びにする。
- 例文のように、イロイロなパターンあり。ビジネスシーンごとに柔軟にご対応を。
【注意点】社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』
つづいて社外ビジネス取引先にたいする『打ち合わせお礼ビジネスメール』で気をつけるべき点について簡単に解説。
できるだけ早く送る
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』で気をつけるべきこと。
お礼メールはできるだけ早く。
打ち合わせが完結したらすぐお礼メールしましょう。打ち合わせの当日がベストですが翌日でも構いません。
これは理屈ではなく単なるビジネスマナーです。ときが経てば経つほど、お礼メールを送るのがめんどくさくなりますし、受け手からの心象も悪くなります。
お礼メールはダラダラと書く必要はない
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』で気をつけるべきこと。
ところで打ち合わせお礼メールの例文をネットで調べてみると、あまりにかしこまり過ぎというか、ダラダラと書いている例文が多いです。たとえば「CRMの提案が目新しく、弊社の求めていたものに合致しており、大変参考になりました」とか。明らかに不要な文章です。
必要なのはこれまで例文にしたように、
①打ち合わせしてもらったお礼、
②宿題に対する進捗報告、今後どうするか(したいか)、
③結び
これだけで十分です。あなたが共感できたとかそうでないとか、好きとか嫌いとか、どうでもいい部分は省きましょう。
打ち合わせが無意味だったらお礼メールは必要ない
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』で気をつけるべきこと。
社外ビジネス取引先との打ち合わせは、どう考えても不要だと思われるものもたくさんあります。私のように法人ルート営業をしているともう、ホントに何の話もないのにとりあえず訪問している、みたいなことがいっぱい。
で、
そのたびにお礼メールを書いていたらキリがありません。
あなたが「宿題事項を与えられた」あるいは、「相手が来てくれてかなりの負担をかけた」あるいは、「すばらしい打ち合わせだった」「どうしても今後ビジネスにつなげたい」思うようなときだけお礼すれば大丈夫です。
※ただし会社のポリシーというか、営業スタイルによります。迷ったら上司や先輩にご相談ください。
「打ち合わせ お礼ビジネスメール」の敬語フレーズ
最後にまとめとして社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズを紹介しておきます。イロイロと組み合わせてメールを作ってみましょう。
貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズ
- メール例文「先日は打ち合わせに際して貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
- メール例文「本日はご多忙にもかかわらず貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
意味はどれも似たようなもので、「(打ち合わせに際して)貴重な時間をもらってありがとう」。ここで「いただく」は「もらう」の謙譲語です。
時間を打ち合わせに割いてもらったことに対するお礼であり、相手が忙しかろうとヒマであろうと使える、気づかいの敬語フレーズです。
またビジネスメールや文書・手紙では「昨日・先日・先般」のようなフレーズが好まれます。
先日はご足労いただきありがとうございました
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズ
- メール例文「先日は打ち合わせに際してご足労いただき、誠にありがとうございました」
- メール例文「本日はご多忙にもかかわらずご足労いただき、厚くお礼申し上げます」
意味はどれも似たようなもので「(打ち合わせに際して)わざわざ来てもらってありがとう」。ここで「ご足労」は「わざわざ足を運ぶこと」の意味であり、「いただく」は「もらう」の謙譲語です。
相手がわざわざ来てもらったことに対するお礼であり、ビジネスメールでは気づかいの敬語フレーズとして挨拶文のひとつとして使われます。
本来であればこちらから伺うべきところご足労をおかけし、大変申し訳ございません
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズ
- メール例文「本来であればこちらから伺うべきところご足労をおかけし、大変申し訳ございません」
- メール例文「本来であればこちらから伺うべきところご足労をおかけし、大変失礼いたしました。改めてお詫び申し上げます」
意味はどれも似たようなもので「(打ち合わせに際して)わざわざ来てもらって申し訳ない」。ここで「ご足労」は「わざわざ足を運ぶこと」の意味であり、「かける」は「迷惑をかける」でつかう「かける」とおなじ意味です。
ご足労いただきありがとう!
という感謝の気持ちよりも「わざわざ来てもらって申し訳ない」という意味で使うため、相手の立場が上だったときに使われます。
たとえば私は営業をしているのですが、フツーなら営業が訪問するべきなのに顧客がわざわざコッチに来るときがあります。そんなときに「こちらから訪問すべきなのにご足労をかけました…すみません」のようなニュアンスで使います。
相手がわざわざ来てもらったことに対するお礼というかお詫びであり、ビジネスメールでは気づかいの敬語フレーズとして挨拶文のひとつとして使われます。
「精進」「まい進」「努める」
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズ
- 例文「精進して参ります」
- 例文「まい進して参ります」
- 例文「努めて参ります」
意味はどれも似たようなもので、「ある目標に向かって突き進むこと、頑張ること」。ここで「参ります」は「行く」の謙譲語「参る」に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしています。
とくにビジネスメール締め・結びに使われることの多い表現であり、決意表明の挨拶として使われます。
ビジネスメールに使える例文
- メール例文「少しでもお役に立てるよう、より一層のサービス向上に精進して参ります」
- メール例文「少しでも早く戦力になれるよう、仕事に精進して参ります」
- メール例文「少しでもお役に立てるよう、より一層のサービス向上にまい進して参ります」
- メール例文「微力ながら、貴社のお役に立てるよう、より一層のサービス向上に努めて参ります」
「お力添え」
社外ビジネス取引先への『打ち合わせお礼メール』に使える敬語フレーズ
- 例文①お力添え頂ければ幸いです
原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しい」 - 例文②お力添え頂ければと存じます
原文/意味「手伝ってもらえたらと思う」 - 例文③お力添え頂き誠にありがとうございました
原文/意味「手伝ってもらえたら嬉しいな」
意味はどちらも似たようなもので、原文に示したとおり。ビジネスメール締め・結びにも使えますし、感謝の気持ちを表すフレーズにも使えます。
ここで「頂ければ」は「もらう」の謙譲語「いただく」に仮定形「~れば」を使っています。さらに「思う」の謙譲語「存じる」に丁寧語「ます」をくっつければ「頂ければと存じます」という敬語フレーズとなります。
ビジネスメールに使える例文
- メール結び「またお願いすることもあるかと存じますが、その際にはお力添え頂ければ幸いです」