担当先が多すぎる・仕事量が純粋に多い
必ずしもBtoB営業が楽だとは言い切れない裏事情。
BtoBの営業は楽だしやることも少ないので、営業の担当先が多くなりすぎるときがあります。ただしこれは商品の性質にもよります。特殊な商品になればなるほど客の数は少なくなり、汎用的であればあるほど客の数は多くなります。
たとえば私の場合…
- 営業担当先が100社~とかあたり前
ただしこのウチの数社しかマジメに営業しないけど…残りは代理店に丸投げ - 営業担当先が数ヶ国とかあたり前
たとえば日本、韓国、中国、台湾を一人の営業マンが全部担当したり…全世界で一人の営業マンしかいなかったり…商品がニッチになればなるほど、市場が小さいほど営業マンは担当エリアが広くなる
こんな感じで罰ゲームのように担当先が多かったですね…
とはいっても顔をださない客がほとんどだったので営業的にはすご〜く楽でしたが…これはどれくらいマジメに営業するかによって、激務になるか楽になるか決まります。
すべてはあなたと上司次第。
担当アイテムが多すぎる
必ずしもBtoB営業が楽だとは言い切れない裏事情。
とくに商社の営業マンにありがち。担当アイテム(商品)が多すぎて激務になるパターン。メーカーであれば自社の商品、しかも担当のアイテムしか営業しないので取り扱う商品は多くなりようがありません。
たとえばメーカーBtoB営業であれば、業務用エアコンならそれだけ、業務用パソコンならそれだけ、と商品に限りがあります。
ところが商社のBtoB営業マンはどうかというと…
あれもこれも扱えるものは全部やります。
たとえば、
「新日鉄住金の鉄、日本軽金属のアルミ、村田製作所の電子部品をすべてホンダに納める」みたいな感じ。
で、
BtoBの営業でも激務になるパターンとしてはこんなイメージ。
- 楽 → 担当商品10個×客100件=化学メーカーの営業マン
- 激務 → 担当商品100個×客100件=商社の営業マン
どうみても取り扱うアイテム数が多ければ多いほど激務になるのですね。
上司がクソだ
必ずしもBtoB営業が楽だとは言い切れない裏事情。
敵がウチにいるケース。つまり上司がクソであることによって激務になってしまう場合。
これはもう説明するまでもなく激務になります。不要な資料づくりとか、不毛な会議とか、毎日の営業報告とか…
上司が細かく管理すればするほど激務になりますね。結局のところ激務になるか楽な仕事になるかは「上司×企業×商品数×顧客×商品の性質」で決まります。
客がクソだ
必ずしもBtoB営業が楽だとは言い切れない裏事情。
客が厳しいケース、あるいは接待ばかりを要求する客。つまり客がクソであることによって激務になってしまう場合。
わたしが思う、相手にしたくない客はといえば…自動車メーカー、IT企業、アパレル繊維関連、サービス業界全体、その他イロイロ。
とくに流れの速い業界・末端消費者に近い業界の顧客はめんどくさくなりがち。
商品やサービスがクソだ
必ずしもBtoB営業が楽だとは言い切れない裏事情。
自社であつかうサービスや商品にまったく特徴がない場合は、これまたBtoBといっても営業マンは辛い仕事になります。
お分かりかとは思いますが特徴のない商品やサービスなど、いくら相手が法人だからといっても使いたくないのですよね。
たとえば私が嫌だと思うBtoB営業には、
法人用クレジットカードの営業マン、損害保険のBtoB営業、旅行代理店のBtoB営業、ITコンサルタントとかイロイロあり。
業界大手ならネームバリューで契約してくれるのでしょうけど正直いって、大手じゃなければ辛い仕事になることは間違いないです。
法人と個人の購買パターンって、法人相手のほうがより価格とか品質・サービスにシビアなのです。
逆にいうと、
他社との優位性が明確な商品・サービスはすご〜く売りやすいです。正直なところ、営業マンなんて必要ないのかもしれません。取引先が「なんとか供給お願いします」と頭を下げるような場面も多々ありますね。
転職は無理、嫌だ
私はもう他業界への転職は絶対にできないです。
これはスキルが足りないとか、そういう意味ではなくて化学素材メーカー営業のぬるま湯に浸かりすぎているから。
とくに業界の流れが速い自動車メーカーやスマホ・テレビ関係の電機メーカーでは絶対に働けない自信があります。
コンサル業界・IT業界・金融業界・建設業界は言うまでもなくムリですね。登録している転職サイトからよく面接確約オファーくるのですけど…すべて無視しています。
年収も仕事内容を考えたらもらい過ぎで、こんな素晴らしい仕事は他にありえないと私は思います。