転職の面接日程調整をするとき。
企業採用担当あるいは転職エージェントに「面接日程はいつでもいいよ!」と伝えたいときのメール返信例文について、だれよりも正しく紹介する記事。
転職メール返信でよくある、以下の質問に対応しています。
- すでに退職してるし、いつでもいいんだけど何て伝える?
- 「面接日程はいつでもいいですよ!」を丁寧に伝えるにはどうしたらよい?
- そもそも面接日程調整は電話かメール返信、どっちがよい?
※こんなメールってあり?というご質問がありましたら、判定・添削しますのでコメント欄にお願いします。
【メール返信例文】転職の面接日程が“いつでもいい”とき
転職の面接日程調整シーンで、
企業の採用担当者もしくは転職エージェントから「書類選考を通過しました。面接に進みますので候補日程を教えてください」といった感じでメール連絡があります。
こんなとき、
「面接日程はいつでもいいよ!」と返事をするには以下例文のようにします。
メール返信例文
メール件名: Re: 面接日程調整のお願い
転職株式会社
人事部
転職 様
お世話になっております。
転職のまどです。
次回面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
さて面接日程の件、特に希望はございませんので、
○○様のご都合のよろしい日時にて調整いただければと存じます。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、
お取り計らいのほど何卒よろしくお願いいたします。
************************************
転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:00-0000-0000
携帯:090-0000-0000
E-mail:nomad@gmail.com
***********************************
【書き方】転職の面接日程“いつでもいい”メール返信
つづいて例文で書き方のポイントになる部分につき、解説しておきます。
メール件名の書き方
メール件名:Re: 面接日程調整のお願い
⬆️【メール件名の書き方】
返信メールの件名はよほどのことがない限り、変えずに“履歴付き返信”を使う。5回も10回もやり取りを繰り返してRe:Re:Re:Re~~~みたいになったら、気持ち悪くなるため「Re:」を一回のみに書き換える。(目安は3〜5回)
「いつでもOK」「了解しました」などの意味不明なメール件名はNGとなるためご注意を。
メール宛名の書き方
転職株式会社
人事部
転職 様
⬆️【メール宛名の書き方】
採用担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。部署名や課名は入れてもよいし、入れなくてもよい。また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」などとする。
「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。
メール挨拶文の書き方
お世話になっております。
転職のまどです。
⬆️【メール挨拶文の書き方】
初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。選考が進んでいるのであれば、すでに相手と面識があるはずなので例文のようになる。
「お疲れ様です」「こんにちは」「お久しぶりです」は社内の相手にのみ使う挨拶フレーズであるためNG。カジュアルすぎる。
「企業名・転職ノマドです」はNGとなる。転職メールには現企業名を入れない。
メール本文の書き方
次回面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
⬆️【メール本文の書き方①】
まずは簡単に選考通過したことに対するお礼を述べる。シンプルで良い。
さて面接日程の件、特に希望はございませんので、
○○様のご都合のよろしい日時にて調整いただければと存じます。
⬆️【メール本文の書き方②】
つづいて「面接日程はいつでもいい」という意思をわかりやすく、丁寧な敬語で伝える。ここで「存じる」は「思う」の謙譲語。「いただく」は「もらう」の謙譲語。
他にも「いつでもいい」に使える例文は以下のとおり。
- 例文「さて面接日程の件、頂いた日程ですといずれも調整できます。〜後略〜」
・複数候補の中からいつでもいい、と伝えるとき - 例文「さて面接日程の件、頂いた日程ですといずれも伺えます。〜後略〜」
・複数候補の中からいつでもいい、と伝えるとき - 例文「さて面接日程の件、日時の希望はございません。xx様のご都合のよい日時にて設定いただければと存じます」
- 例文「さて面接日程の件、とくに希望はございません。xx様のご都合のよい日時をご指定いただければと存じます」
- 例文「さて面接日程の件、とくに希望はございません。xx様のご意向に従います。」
メール結び・締めの書き方
お忙しいところ大変恐れ入りますが、
お取り計らいのほど何卒よろしくお願いいたします。
⬆️【メール結びの書き方】
相手を気づかうクッションフレーズ「お忙しいところ恐れ入りますが〜」をはさみ、あとはビジネスメール結びの定型文を使う。
メール署名の書き方
************************************
転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:00-0000-0000
携帯:090-0000-0000
E-mail:nomad@gmail.com
************************************
⬆️【メール署名の書き方】
あなたが誰だか分かる情報を入れること。転職者は「氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。署名のデザインはどうでもよい。
「転職株式会社 転職のまど」のような署名はNG。転職者は現在勤めている会社名を入れないのがマナー。
転職メール返信の注意点
内容よりもスピード重視!
「鉄は熱い内に打て!」ビジネスの鉄則ですね。
転職メールに限らず、原則24時間以内にメール返信をしましょう。
内容よりもまずスピード!凝ったメールを考えるヒマがあったら完成度が低くてもいいので、1分でも早くメールを送りましょう。これは実際のビジネスでも同じです。
どの日程でも大丈夫っす!?
社会人でもたま〜に見かけるのですが、
「どの日程でも大丈夫っすよ!」
みたいな軽いノリでメール返信してくるヒトもいます(笑)。とくに会社の後輩とか。
たしかに親しい取引先・先輩⇄後輩との間であれば「大丈夫っすよ!」でも許されるでしょう。
でも、
転職活動はもっとビジネスライクにやるべき。
ビジネス敬語は「疑わしきは罰する」。つまり、相手に不快感をあたえるようなラフな表現は使うべきじゃないのです。
例文で使ったビジネス敬語の解説
せっかくの機会ですので、ビジネスメールでよく使われる敬語の「意味と使い方」もおさらいしておきます。社会人経験のある皆さんでも、間違っていることは多々あります。
転職者はビジネス敬語ができて当たり前。恥ずかしいミスを犯さないよう十分にご注意ください。