OTC医薬品とは?世界一わかりやすく解説

OTC医薬品とは何か?イチから「わかりやすく」解説する記事。Wikipedia先生があまりに不親切であったため、誰にでもわかりやすく説明していきます。

まずは基本として、OTC医薬品とは薬局やドラッグストアで、医師の処方箋(しょほうせん)がなくても買える医薬品のこと。病院で医師から出される医薬品(=医療用医薬品)と区別するためにつけられた名前です。

ふるくは「大衆薬・市販薬・一般用医薬品」といった名前でよばれていましたが、それってちょっとダサいよね…ということで日本OTC医薬品協会によって「OTC医薬品」と改名されました。

でも、これってあくまで日本OTC医薬品協会が

「今日からOTC医薬品っていう名前を使うぞ!!」と決めただけ。

厚生労働省は依然として「一般用医薬品」という名前をつかっています。したがって正式名称はOTC医薬品ではなく「一般用医薬品」となります。

それでは「そもそもOTC医薬品とは何か?」という基本的なところから、どんな企業がある?ランキングは? → OTC医薬品控除ってなに?」と順を追ってわかりやすく解説していきます。

※わかりやすく解説するために記事中では専門用語を一切つかいません。

OTC医薬品と医療用医薬品のちがい

OTC医薬品は、ドラッグストア・薬局で医師の処方なしに買える医薬品のこと。

医療用医薬品は、病院などで医師に処方してもらって買う医薬品のこと。

違いは「医師の処方がいるか・いらないか」にあります。医療用医薬品は使い方をまちがうと危険なので、医師じゃないと処方できないのです。

いっぽうでOTC医薬品は、素人でも使い方のわかる簡単な医薬品ということになります(と、厚生労働省が判断したもの)。

OTC医薬品の由来は「Over The Counter」

OTC医薬品の由来は「Over The Counter 医薬品 = カウンター越しに買える医薬品ですよ~」ということ。イニシャルだけをとって「OTC医薬品」となりました。

欧米では「Over the counter drug(オーバー・ザ・カウンター・ドラッグ)」として、一般的に使われている言葉。

日本人の悪いクセなのですが、それを輸入してきただけです。

たしかに「大衆薬・市販薬・一般用医薬品」ではイケてないですからね。

OTC医薬品にはどんなものがある?

つづいて身近なOTC医薬品を紹介していきます。ドラッグストアなどで、処方なしに買えるものであればたいてい当てはまります。

※出所:第一三共ヘルスケア

●OTC医薬品①かぜ薬・鎮痛薬の例
→ 新ルルAゴールド、ルルアタック、ロキソニンS

●OTC医薬品②胃腸薬の例
→ 第一三共胃腸薬、ガスター10

●OTC医薬品③その他の例(にきび・アレルギー・軟膏・目薬)
→ エバユースにきび薬、アレルギーSK、湿布、軟膏などほか多数

※ここで紹介したOTC医薬品はほんの一部です。

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