銀行業界の『総合職と一般職の違い』とは?

違い1. 総合職は年収高い、一般職は年収低い

銀行における総合職と一般職の大きな違いは「年収の高低」。

総合職の年収は、同じ企業、同じ年齢であれば一般職の年収よりも高くなる。精神的な苦痛、ストレス度合いの違いが給料に反映される。

銀行業界における初任給は総合職も一般職も大きくは変わらないが、そのあとの上がり方がまったく違い、30歳すぎるあたりから年収格差がでてくる。人によっては2倍以上もの年収格差となる。

仮に定年まで働いたとしたら、一般職は総合職の6割くらいの年収になるだろう。

違い2. 総合職は責任が重い、一般職は責任が軽い

銀行における総合職と一般職の違いとは何か?つづいては「責任の重さ・軽さ」。

総合職は、ペイペイの新卒社員であっても一般職の上に立って働くことが求められる。銀行で多くの一般職を有するリテール部門などでは、新卒3-5年もすると部下が数十名つくことも珍しくない。

したがって総合職の責任は、一般職のそれよりも重くなる。

ただし結局はどちらも、サラリーマンという枠の中であるため「総合職は責任が重い」といってもたかだかしれている。要は気持ちの問題である。

違い3. 総合職は転勤あり、一般職は転勤なし(少ない)

銀行における総合職と一般職の違いとは何か?つづいては「転勤のあり・なし」。

総合職は一般職と違い、会社の転勤命令を原則としてことわれない。一般職はもともと、転勤を前提としない職種であるため、会社から転勤命令されることはない(あるいは少ない)。

ただし銀行業界においては、「地域限定の総合職」というコースも用意されている企業もある。メガバンクであれば上記の表にしめした通りである。

ただし一般職であっても、営業所閉鎖などがあると、とんでもない場所への転勤を言い渡される。これは実質的な「一般職リストラ宣言」である。

なぜなら、転勤したくないために一般職を選ぶ人がほとんどだからである。したがって、このように会社から転勤を命令させられた一般職は会社に残らず転職する。

最近の傾向としては、とくに女性の総合職に対してヌルい企業がふえてきている。明らかに大企業は男尊女卑から、女尊男卑に変わってきている。これには男性社員から「新たなセクハラだ」という不平不満が非常に多い。

違い4. 総合職は出世が早い、一般職は出世しない

銀行における総合職と一般職の違いとは何か?つづいては「出世のスピード」。

総合職は、幹部候補として採用されているため、いわゆる公務員でいう「キャリア組」に該当する。新卒の時点で部下を持てるポジションになっていることが多く、その後も主任クラス、係長クラス、管理職…と早い段階で出世していく。ただし銀行業界はむかしから出世競争の激しい世界であり、みんな仲良く出世するわけではない。

一般職は、総合職の下働きをすることが前提で採用されているため、いわゆる公務員でいう「ノンキャリア組」に該当する。新卒ではもっとも低いポジションから始め、出世や昇給も極めて遅い。一般職が管理職になることは決してなく、主任クラスどまりである。

一般職は管理職にまったくなれないのか?

というと、そんなことはない。一般的な大手銀行においてには「コース変更」という仕組みがあり上司推薦のうえ、試験をパスすれば一般職から総合職へのコース変更が可能になる。それが一般職から管理職になるただひとつの方法である。

違い5. 総合職は残業多い、一般職は残業少ない

銀行における総合職と一般職の違いとは何か?つづいては「残業の過多」。

総合職には、答えのない仕事が山のように降りかかってくる。日系企業においては総合職には決められた職務など、あってないようなものである。

明らかに誰がやってもよいと思われるようなエクセルのデータ作成から、企業買収のスタディー、投資案件のスタディーといった、高度な判断を必要とする仕事までカバーする。

したがって、総合職としてマジメに仕事をしていると残業が多くなる。それが元で家庭が崩壊し離婚したり、過労死してしまう人もいるほどである。

いっぽうで一般職の仕事は、おおよその職務内容が決まっており、その担当の範囲だけで仕事をすればよい。繁忙期には残業多くなる人もいるが、一般的には残業が少なく、定時スタート・定時退社できる。

ただしこれは一般論であり、なかには事務職・一般職の残業が多い企業もある。

違い6. 総合職は理不尽、一般職に理不尽は少ない

総合職であれば、会社の命令には原則として逆らえない。労働契約にてだいたい決まっているが、その内容を読めば読むほどテンション下がっていく。これでは「社畜」と呼ばれても仕方ない。

総合職にはどんな理不尽が発生しても耐えきるという、ストレス耐性が求められる仕事である。

いっぽうで一般職は労働契約の内容がゆるく、会社からの理不尽な要求が少ないようになっている。

私なら総合職と一般職どっちにする?

私は総合職として入社したので、もはや変えられないことであるのだが…。最近の女性進出とか、一般職の高学歴化などを踏まえて考えてみる。

女性であれば一般職

まず私が女性だった場合、

確実に一般職を第一志望とする。

なぜなら女性の総合職は結婚・出産すると、かなりきつい状態になるから。結婚なら退職する必要ないが出産すると本当に厳しい。

総合職でも出産後、産休を明けて時短勤務などしてムリに働いている人もいるにはいるが…。仕事が楽だといわれている化学メーカーですら、みていてかなり辛そう。

そもそも時短勤務をすると年収は7割くらいにダウンするため、一般職であろうと総合職であろうと年収は低い。

そしてどんな人と結婚するか、によっても変わる。

総合職だと転勤があるし、勤務地も選べない。ダンナがついて来れればよいものの、大抵はそうはならない。

逆にダンナが転勤になったらどうするか?女性で総合職だとダンナの転勤で勤務地を変えてもらうわけにはいかない。一般職であれば、ある程度の融通はきく。

これらのことを総合して考えると、女性で総合職はあまりよい決断とは言えない。

男性であれば…今はどっちでもいいと思える

私が就職先を選ぶ基準は、ワークライフバランスに優れること、および年収が高いこと、の2つである。それを基準にし、よくよく考えてみると総合職ほど罰ゲームな仕事はない。

会社の言いなりになる必要があるし、総合職で管理職になっても年収1000万円程度しかもらえない(企業によるが…)。そもそも管理職になんかなるべきじゃない、とすら最近思えてくる。

仕事が楽だと言われている化学素材メーカーですらこのような状況なので、仕事の厳しい業界や中小企業になると、もはやストレスしか感じない職種なのでは?と思われる。

したがって私は、今となっては総合職であろうと現場ワーカーであろうと、どっちでもいいかなぁと思うようになってきた…。

でもやっぱり、日本のモノづくりを代表する企業の総合職に就職したことに、後悔はない。一般人の知り得ない情報がたくさん入るし、一般職では絶対に手に入らなかった人脈も築くことができるからである(そんなことに興味がなければ総合職になる必要はない)。

あなたの決断がもっとも正しい

結局は、

「自分で下した決断がもっとも正しかった」

と思い込むことができれば、それでいいんじゃないかなぁ、と思われる。どんなときにも、後悔を後悔にしているのはあなた自身である。

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