1. メール件名には「大学と名前」まで入れる
就職活動生はみんな同じようなタイトルでお礼メールを送ってくるので、件名でリクルーターやOBがどこの誰かをパッと把握できるようにする工夫が必要。
社会人には似たようなお礼メールが就職活動生から大量にきます。タイトルで誰が送ったかわからないメールでは他の就職活動生のメールに埋まってしまい、最悪の場合には中身を見てくれない可能性すらあります。
ちなみに、私も営業場面であまり仲良くない人にメールを送付する場合には「タイトル(会社略称+名前)」といった具合にしています。
そうすると忙しい人でも、メールを見てくれる可能性が高まる上に、後でお客さんがメールを整理したり検索するときに見つけやすくなるのです。ちょっとした親切心でOBやリクルーターを喜ばせてあげましょう。
→【完全版】就活メールの“件名”につかう全例文と注意点 – 添削OK
2.メール宛名は短くすべき!
○○(名字のみ) 様
OB訪問お礼メールの宛名は「会社名+名前」で十分。OB/OGの名刺が手元にあれば、「部署名」まで記載しても構いません。とくに大企業の肩書きや部署名というのは長たらしくて、自分ではちゃんと写したつもりでも間違っている場合があります。←よく間違った部署名でのメールを受けます。
あと細かいことですが、フルネームで宛名を書くのはあまり好まれません。手紙じゃないのですから名字だけで十分です。また、部長や課長などの肩書きがある社員さんにお礼メールを書く場合には「○○課長」「○○部長」といった具合にしましょう。
※役職者に「様」は必要ありません
●メール宛名の例文:
株式会社就活
人事部 採用チーム
転職 様
ーー①ーー
株式会社就活
人事部 採用チーム
転職 課長
ーー②ーー
株式会社就活
人事部 採用チーム
課長
転職 様
ーー③ーー
3.メール書き出しは「まず挨拶」
本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。
OB訪問お礼メールの書き出しにはまず、ビジネス挨拶が必要です。これは就活メールであっても同じこと。初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。就活生はどちらを使うべきか迷ったら、「(これから)お世話になります」を使うとよいでしょう。
→「お世話になっております」「お世話になります」違いと使い分け方
4.メール本文は「OB訪問の感想」
○○様のお話を伺う中で、かねてからの疑問を解決することができ、より貴社で働きたいと思う気持ちが強くなりました。
特に「○△○△」のエピソードが印象に残っており、私も○○様のような働き方を目標にしていきたいと感じました。
OB訪問お礼メール本文で入れるべきポイント、まずは「志望度が上がった」というアピール。
次に面談で聞いた内容を何かしら入れます、面談時に聞いたエピソードを書いてみてください。←なにも印象的な話がなかった…なんて言わないでね(><)本当に思いつかなければこの部分は省略OKですが…。エピソードがないとリクルーターやOBは「自分の話は余程つまらなかったのだろうか?」と考えて落ち込んじゃいます。
ちなみにリクルーターやOB、社員の立場からすると、このエピソード部分は結構読みます。「就職活動生はどんな話に興味を持ってくれたんだろう?」「次はもっと内容の濃い話をしてみよう。」と面談する側もそれなりの自己反省と対策をするのです。
リクルーターだって単なるイチ社員。日ごろは上司に虐げられ、お客さんから文句ばかり言われ…真剣に自分の話を聞いてくれる人など家族以外にはいません。
学生の反応が良いと話すほうも喜んじゃうのですよ。←ちなみに私は自分の話を真剣に聞いてくれただけで喜んじゃいます!
5.OB訪問お礼メールの結び「お礼で締める」
またご相談に伺う機会もあるかと存じますが、
その際はご指導のほど何卒宜しくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
ビジネスメールの締め・結びで最も基本となる形は「お願い致します・お願い申し上げます」です。これにあぁだこうだ、色々なフレーズを合体させれば、何となくそれっぽいビジネスメールの結びになります。
たとえば「今後とも」と合体させれば「今後ともよろしくお願い致します」となりますし、「ご対応のほど」と合体させれば「ご対応のほどよろしくお願い致します」というフレーズの完成です。
OB/OG訪問のお礼をする際には、「今後も指導してほしい」的なことを入れるともっともスムーズ。「指導してください」を丁寧な敬語表現である「ご指導のほどよろしくお願い致します」と言い換えする。
●参考になる記事:
6.メール最後の署名
就活太郎
住所:
Email:
Tel:
OB訪問お礼メールの署名は、あなたが誰だか分かる情報を入れます。そうすると一般的には「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよいでしょう。これは何回やり取りを繰り返しても、変えなくてよいです。メール署名のデザインは、正直どうでもよい。
お礼メールは早ければ早いほど良い
「鉄は熱い内に打て!」ビジネスの鉄則ですね。原則24時間以内にお礼メールをしましょう。営業をしているとメール返信スピードの重要性がよくわかるのですが、それは社会人になってから勉強するとしてビジネスマナーだと覚えておきましょう。
内容よりもまずスピード!凝ったメールを考える暇があったら完成度が低くてもいいので、1分でも早くメールを送りましょう。これは実際のビジネスでも同じです。
まとめ
ビジネスメールというのは書式がほぼ決まりきっているので、それに従う必要があります。化学メーカー営業マンである筆者が考えた内容なので、この点についてはしっかりと抑えられています。
ちなみに他の就職活動生と差別化を計ろうとしてトリッキーな内容にするのはあまりオススメできません。
シンプルに王道のやり方を身につけましょう。
以上、ご参考になりましたら嬉しい限りです。