接待のお礼メール例文15選(上司・社外・ビジネスなど相手別)

取引先へ接待のお礼メールを送る際にもっとも困るのは「なにかひと言を添える」部分であるかと思います。そこで、私が営業場面でよく使う文例をまとめておきます。

もし気の利いたひと言が思いつかなければ、以下をご参考にどうぞ。

【例文】接待(飲み会)のお礼メール

例文1『○○課長の貴重な経験談を伺うことができ、とても勉強になりました。
また弊社製品に関するご意見も大変参考になりました。重ねてお礼申し上げます』

例文2『今回いただいたご意見を基に、製品とサービスの向上に努めてまいりますので、
今後ともご指導のほど何卒よろしくお願いいたします』

例文3『普段伺う機会のない素晴らしいお店で、新鮮な魚とおいしい日本酒を堪能いたしました。またIT業界に関する最新動向も勉強になり、あわせてお礼申し上げます。』

例文4『昨晩は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
これまで味わったことのない、おいしい鮨と日本酒をいただくことができました。
すばらしいお店をご紹介いただきあわせてお礼申し上げます。』

例文5ご推奨いただいた書籍をさっそく購入してみました。
感想につきましては完読したのち、改めて報告したく存じます。』

例文6『○○さんのお仕事での苦労話など、
普段はなかなか伺うことのできないお話しをいただき、とても勉強になりました。』

例文7『新商品に関して貴重なご意見とご助言をいただき、あわせてお礼申し上げます。
また何か弊社製品・サービスに関してお気づきの点等ございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。』

例文8『恋愛にたいするご助言をいただき、誠にありがとうございました。
○○部長のように円満な家庭を築けるよう、いただいたアドバイスを実践して参ります』

例文9『仕事にたいするご助言・お叱りをいただき、誠にありがとうございました。
二度とおなじ過ちがないよう誠心誠意、努めてまいります。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。』

例文10『昨晩はお忙しいところ、誠にありがとうございました。
また飲みすぎてしまい、○○部長に対する失礼がありましたことお詫び申し上げます。
今後はお酒に飲まれないよう十分に気をつけてまいりますので、
ご容赦くださいますようお願いいたします。』

例文11『昨晩はお忙しいところ遅くまでお付き合い頂き、大変恐れ入ります。』

例文12『○○部長のお仕事に対する姿勢に感銘を受けました』

例文13『○○部長のご家族にたいするお心遣いに敬服いたしました』

例文14『○○部長のご家族にたいするお心遣いに敬服いたしました』

例文15『プライベートでのご相談ごとにも関わらず、暖かいご助言をいただき大変恐れ入ります。○○様のご助言により、これまで悩んでいたことがすっきりとしました。深くお礼申し上げます。』

接待お礼メールは誰が送るべきか?受ける側 or する側?

ビジネスシーンで接待のお礼メールをするときに誰がメールするべきか?という疑問があります。冒頭でも述べましたが、これには厳格なビジネスマナーはありません。

接待を受ける側、つまり支払いしない側がお礼メールしてもかまいませんし、

接待をする側、つまり支払いするほうがお礼メールしてもかまいません。

早い者勝ちの世界です。

私も長年営業しているため、いろいろなパターンを目にします。お客さんから朝の6時くらいにお礼メールが入っていることもあれば、こちらが送ったお礼メールに返信するお客さんもいます。

私よりも早くお客さんがお礼メールしてくると、

「マズイ、お客さんに先を越されてしまった!!」と思いますね。これは上司からの教育で、相手よりも早くお礼メールしろ!といわれて育ったからです。

ただ、お礼メールをしない商社マンもたくさんいます。とくに、毎日のようにやりとりする取引先だと電話で簡単に「昨晩はありがとうございました」「先日はありがとうございました」などと済ませる場合が多いですね。

話は逸れましたが、

一般的には接待する側(営業マンなど)がお礼メールする、という心がけのほうがよいでしょう。理由は、少なからず相手の時間を割いてもらっているからです。

【コレだけは注意!】取引先『接待お礼ビジネスメール』でおさえるポイント

つづいて取引先への『飲み会お礼ビジネスメール』で気をつけるべき点について、簡単に解説していきます。

【注意】必ず飲み会の翌営業日(朝イチが望ましい)に送る

飲み会のお礼メールは必ず翌営業日に送りましょう。金曜日にご馳走になったのであれば、翌週の月曜日でかまいません。土日にビジネスメールを送るのは極力止めておきましょう。

そして飲み会のお礼メールは朝イチに送ることがもっとも理想的です。

これは理屈ではなく単なるビジネスマナーです。ときが経てば経つほど、お礼メールを送るのがめんどくさくなりますし、受け手である取引先からの心象も悪くなります。

【注意】お礼メールはダラダラと書く必要はない

ところで飲み会お礼メールの例文をネットで調べてみると、あまりにかしこまり過ぎというか、ダラダラと書いている例文が多いです。たとえば「料理がおいしくて感動しました」とか。明らかに不要な文章です。

もし本当にすばらしいレストランや料亭、気の利いたお店でご馳走になったのであれば、それでも構いませんが…。

せめて「お店の蕎麦がこれまで食べたことのない味わいで、感銘を受けました。すばらしいお店をご紹介いただきありがとうございます」というように、具体的にほめるべきです。

本文の感想というか、ひと言を添える部分は1~3文くらいで十分です。

【注意】お金を払ったとしても、接待お礼はする!

取引先の飲み会では通常、『接待』と称して商品を買ってもらうほうの営業マンが支払います。ここで支払ったほうの営業マンはお礼をしなくてもいいのか?

というとそれは間違いです。相手はお金を払っていなくても時間を割いてくれているのです。したがって、たとえ自社の経費で支払った営業マンもお礼メール、もしくは直接会ってのお礼は必ずしましょう。

【注意】必ずしも仕事の話をする必要はない

取引先との接待は、本来であれば仕事の話をする場ではありません。仕事の話は商談のなかで片付け、接待は純粋に相手をよく知るためのコミュニケーションの場であるべきです。

したがって、お礼のビジネスメールも仕事の話に繋げる必要はありません。純粋に「楽しかったです」みたいなコメントでも構いません。

まとめ

取引先や社外の誰かに接待のお礼ビジネスメールをするときは、相手の立場やポジションに応じてメールの文面を変えます。

たとえば、普段からよくコミュニケーションするお客さんへの礼メールであればこれくらいの、シンプルなビジネスメールでOK。

でもめったに飲み会をしない相手には、もう少しダラダラと書くのもあり。上記の例文をいろいろと組み合わせて書いてみてください。

例文で使った敬語の解説

  1. 「いただく」意味:「もらう」の謙譲語
    「いただく」「くださる」の違い、使い分け【ビジネス敬語】
  2. 「伺う」意味:「行く・尋ねる・聞く」の謙譲語
    「お伺いしたい」「伺いたい」「伺いたく存じます」正しい敬語は?
  3. 「何卒よろしくお願い致します」意味:どうかよろしくお願いします
    「何卒よろしくお願いいたします」の意味と使い方【ビジネスメール】
  4. 「恐れ入りますが」意味:申し訳ないのですが
    「恐れ入ります」「恐縮です」意味と使い方【メール例文あり】
    「お忙しいところ恐れ入りますが」意味と正しい使い方
  5. お礼かたがたご挨拶申し上げます:
    「取り急ぎお礼まで」を目上の人に使わない理由・丁寧な言い換え
  6. メールの結び・締めくくりに使える例文
    【完全版】ビジネスメール締め・結びの例文50選