EY・コンサルタントの年収「新卒・マネージャー・アナリストetc」

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングは、
ステイタスと知名度だけは素晴らしいのですが…

みんな良いことばっかりしか言わないし…

でもわたしは
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングに新卒で就職することに対していちじるしく「?」を感じます。
そこで申し訳ないのですが苦言を呈することにします。

新卒でムリに就職しなくても、中途採用のチャンス多い

ここ最近、
コンサル業界は人手不足に見舞われています。

理由は大きく4つ。

  1. ITコンサル人材不足
    → クラウド・AIなど最新のITを取り入れたいけどわからない企業が多い
  2. グローバル化
    → グローバル最適化に悩まされてコンサルを雇う企業多い
  3. カネあまり
    → グローバルでのM&A戦略を積極化していてコンサルを雇う企業多い
  4. IFRS導入など会計ルール変更
    → 会計ルールはころころ変更される。その度に企業はコンサルを雇う

ということで企業経営の悩みというのは
下っ端〜ミドルマネジメント〜経営層でもとめる内容に違いはあれど尽きることがありません。

したがって
中途採用も含めてしばらくは採用を拡大していくでしょう。コンサル市場が今後も伸びることは疑いようがありません。

ここだけの話ですが
わたしの登録している転職サイトからのオファーについて少し。

いろいろレビューしようと思ってスカウト型の転職サイトに登録していると
デロイトトーマツ・アクセンチュア他、外資コンサルからオファー多数あります。

マイナビエージェント

リクナビNEXT

転職成功の秘訣は、サイトに公開されない求人にあった。

icon-arrow-circle-o-up こういった転職サイトの非公開オファーをチェックしていると外資コンサルの多さは群を抜いてます。ムリに新卒で就職する必要などない、ということがわかりますね。

激務な割に給料安い

外資系企業ではよくある話なのですが…

なんか知らないけど
某外資就活サイトには外資コンサルの良いとこばかり書かれているのですよね。

・激務に耐えられる年収の高さ!!
・ビジネスは世界が舞台!!
・経営者にソリューションを提供するビッグな仕事!!

みたいな(笑)

いやいや、
この年収をみた上で、それでも激務に耐えられる人っているでしょうかね!?

私の正直な感想としては

ムリ、むりむりぃ〜

ゼッタイ無理だって!

残業月100時間とか耐えられないし…

えっ、
けど30歳・シニアマネージャーで年収1000万円だよ!

ファー!!

30歳・シニアマネージャー・年収1000万円でも
毎日22:00まで会社で暮らすなんてぜったいにイヤ!!

それなら
年収500万円でも18時に帰れる会社を選ぶかな。

ちなみにEYは
違法残業で調査が入り書類送検されています(2016年3月)。

税理士法人大手を書類送検

※ ただしコンサル業界の残業時間はプロジェクトによる。ヒマな時もあります。

▶︎ 残業時間でわかる社畜度。あなたの仕事はどのレベル?

▶︎ なぜ外資就活サイトは激務・ブラック企業ばかり推奨するのか?

外資コンサルに就職するくらいなら日系メーカーや商社で海外駐在するほうが全然いい

総合商社のほうが年収高いのは言うまでも無いのですが…

三菱商事の年収まとめ|閲覧注意)確実にテンション下がります

そもそもメーカー営業だって
30歳として残業こみ年収を考えると…

年収550万円(ボーナスこみ)
+家賃補助100万円
+出張&外勤手当50万円
+残業代50万円(月20時間)
+家族手当30万円
+地域手当20万円(首都圏)

すべての手当を外資系のように現金化したなら
30歳・コミコミ年収800万円くらいになるのに…

しかも
EYの5分の1以下の残業時間で!!

さらに
メーカー営業なら海外駐在するチャンスも多くそうなると…

30歳・年収1000万円はかる~く超えます。
(30歳海外駐在なら手取りベースで700-750万円くらい = 日本では年収1000万円)

さらに出張手当30-50万円とか
住宅手当400-500万円、福祉、退職金をふくめると
メーカー or 商社・海外駐在のほうがよほどいいような…

これは個人の価値観なので、
外資系コンサルを否定するわけではありません。

外資系コンサルは就活生を囲い込むのが上手

外資系コンサルはリクルートがうまい。

というよりも
リクルートにカネをつぎ込んで、どこよりも優秀な人材を確保しようとする。

結果として
ちゃんとした高学歴エリートが就職するのだけど…
もう少しベターな選択肢はいくらでもありそうな気がします。

どうしてもコンサルじゃなきゃ嫌だ!!

という就活生でなければ
総合商社とか、外資系金融とか、グローバルに展開している専門商社とか、グローバルに展開している化学メーカーとか…

外資系コンサル、というかコンサル業界についてディスる

外資系コンサルでしか学べないことって何?

そもそも私は
外資系コンサルでしか学べないことなど、何一つないと考えてます。

ん、
ちょっと言い過ぎました。

ひとつだけ学べるとしたら
大したことない知識やノウハウ、テクノロジーを素人に高く売りつけるテクニック。

ビジネスをやる上では重要なスキルなのですけど、若いうちからこんな詐欺まがいのことばかりやってたらロクなおっさんになりません。

おっさんになったら、
みんな私のように大したことない情報に高い値段をつけて稼ぐしかないのですから。

そうなる前の若いころに
どんな売れる情報や専門知識を身につけているかが重要。

ノウハウや経営戦略がコモディティー化する時代

グローバルかつITが進歩した世界では
情報・知識やノウハウはすぐにコモディティー化します。

誰でも手軽に欲しい情報をひきだせる世の中に必ずなります(すでになりかけてるけど)。

だとしたら経営コンサルの意義って

・超すご~~い情報
・超すご~~い戦略
・ローコストでめんどくさいリサーチやシステム構築を代行してくれる
(SIerとかITコンサルみたいなやつ)
・使い古された情報に法外な値段をつける
・めんどくさい業務をローコストで代行する
(会計とか、監査とかいろいろ)

とにかくハードルは上がるばっかり。

外資系コンサルへの就職を否定するわけじゃありませんし、激務ではありますがブラック企業とまでは言いません。

ただ

仕事量に見合うリターンってホントにあるの?

ということをしっかりと考えていただきたいのです。

いちど
視野を広げてみることをオススメします。

▶︎ 年収ランキングにだまされるな!隠れ高収入の化学素材メーカー総合職

転職先に選ぶならOK

転職先にEYアドバイザリー・アンド・コンサルティングを選ぶのであればOK。

理由は
年収交渉によって上記の枠を外れる可能性高いから。

これまで見てきたプロパー社員よりも高い年収で交渉できるのであれば、転職先としてはおすすめできます。

EYに就職する価値があるとしたら…

結果的に
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングをDisるかたちになってしまいましたが…

就職するメリットがあるとすれば

① 転職市場価値が高いこと
② 激務に耐える能力が磨かれること
③ 履歴書の見栄えがよい(起業したときに役立つ)

であるとわたしは考えます。

企業の人事採用なんて
結局はビジネスのことなどわからないのですよね。なんか凄そうな経歴の人だったら誰でも雇っちゃうのです。

「前職:EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」というブランドがあれば転職もしやすいでしょう(投げやり)。

EYの社員クチコミ・評判

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの「①激務度・ブラック度」「②年収事例」「③キャリアパス(出世の難易度)」「④その他」「⑤福利厚生」に関して情報をお持ちの方へ。「コメント欄」にてご教示いただければ幸いです。

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