EY・コンサルタントの年収「新卒・マネージャー・アナリストetc」

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収って高い?低い?
年収ランキングからは見れない真の年収について。

この記事では
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収に関する以下の疑問を解消していきます。

・コンサルタント職って年収高い?低い?
・新卒初任給、アナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーの年収は?
・20代/30歳/35歳/40歳/50歳の年収は?
・給料体系は?
・福利厚生は?

それではEYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収について、

初任給(学部卒/院卒)〜20歳代・30歳・35歳・40歳・50歳での目安年収と、各役職ごとの目安年収、残業代こみ年収、福利厚生をまとめていきます。転職・就活のご参考にどうぞ。

※EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングは外資系企業であり平均年収データなし。
※また年収制度はころころ変わる点にご注意を。

EY『コンサルタントの年収』

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収について、まずはシンプルにまとめから。

※ どのポジションでも年棒制
※ シニアコンサルタントまでは残業代別途あり
(違法残業で書類送検されたためルール改正: 2016年)
※ 住宅手当・退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ UP or STAY or DOWN

  • 学卒/院卒の初任給『年収490万円+成果報酬』
    ・アナリスト
    ・残業代は別途
    ・年棒450万円+ボーナス1ヶ月分
    ・成果報酬がもらえるのはごく一部
  • 大卒2-3年目23-25歳『年収550-640万円+成果報酬』
    ・コンサルタント
    ・年棒470-550万円+ボーナス2ヶ月分
    ・成果報酬がもらえるのはごく一部
  • 大卒3-5年目25-27歳『年収640-750万円+成果報酬』
    ・シニア コンサルタント

    ・年棒550-650万円+ボーナス2ヶ月分
    ・昇格できなければ、あきらめて20代のウチに転職したほうがいい
  • 大卒5-8年目27-30歳『年収810-920万円+成果報酬』
    ・マネージャー(課長クラス)

    ・残業代ゼロになる
    ・年棒700-800万円+ボーナス2ヶ月分
    ・通常は早くて27歳で昇格、永遠に昇格しないひともいる
  • 大卒8-13年目30-35歳『年収1050-1260万円+成果報酬』
    ・シニア マネージャー(次長クラス)

    ・ほとんどの人が昇格できずに転職する
    ・年棒900-1100万円+ボーナス2ヶ月分
  • 大卒13-18年目35-40歳『年収1400-1620万円+成果報酬』
    ・ディレクター(部長クラス)

    ・年棒1200-1400万円+ボーナス2ヶ月分
  • 大卒13-23年目35-45歳『年収3000万円??』
    ・パートナー(役員クラス)

    ・年棒1800-3000万円+ボーナス2ヶ月分
    ・日本法人だと役員 or 社長クラス、本国だと部長クラス
    ・日本法人にいる限りは極めてうすい昇格率

コンサルタント職の年収まとめ

まとめると、
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収は、パフォーマンスと役職次第。年齢はほとんど関係ない。

日系企業のように
「ダラダラと仕事をしてても給料上がる」なんてことはあり得ない。

誰でも到達できるラインは「ない」
すべては上司のサジ加減ひとつで決まる。

年収1000万円に到達するには以下2つの方法がある。
① シニアコンサルタント以下のポジションで残業代をもらいまくるか
② シニアマネージャーに昇格するか

つまりほとんどの人は
年収1000万円に到達せず、転職することになってしまうでしょう。

EY『役職・年齢ごと年収まとめ』

まとめとして
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収を、みやすいようにテーブルにまとめておきます。

※ どのポジションでも年棒制
※ シニアコンサルタントまでは残業代別途あり
(ルール改正された)
※ 住宅手当・退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ UP or STAY or DOWN
※ ボーナスは会社の業績連動であり個人の成果は関係ない。おおむね月給x2ヶ月分/年の支給
※ このほかにも個人の成果におうじてインセンティブあり
(年収例には含まれない)

まとめると
30-35歳でシニアマネージャーに出世していれば年収1000万円超。
ただし昇格は極めて難しい。

また
27-29歳・シニアコンサルタントであっても
月平均100時間の残業代をもらえれば年収1000万円超えます。上司からの許可がでるか疑問だけど…

さらには新卒初任給でも
月平均100時間の残業代をもらえれば年収800万円超えます。

すべては
残業代を働いた分だけちゃんと貰えるかで年収が決まります。

ただし
今後もルール改正されて残業単価が低い方向に調整されると思われます。たとえば裁量労働制になって+10万円/月で一律支給とか、ボーナス額を減らすとか…

年 齢 役 職 年 収 年棒 ボーナス
万円/年
初任給
学部卒
アナリスト
見習い
490万円 450万円 40
初任給
院卒
アナリスト
見習い
490万円 450万円 40
入社2-3年目
24-26歳
コンサルタント
見習い
550-640万円 470-550万 80-90
入社3-5年目
27-29歳
シニア コンサルタント
係長
640-750万円 550-650万 90-100
入社5-8年目
27-30歳
マネージャー
課長
810-920万円 700-800万 110-120
入社8-13年目
30-35歳
シニア マネージャー
次長
1050-1260万円 900-1100万 150-160 
入社13-18年目
35-40歳
ディレクター
部長
1400-1620万円 1200-1400万  200-220
目安なし パートナー
役員
3000万円? 不明

EYの福利厚生

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの福利厚生まとめ。

退職金も住宅手当もないため、
他の日系大手とくらべるときには-200万円/年して考えるのが妥当。

  1. 独身寮
    ・なし
  2. 社宅
    ・なし
  3. 世帯手当
    ・なし
  4. 住宅補助
    ・なし
  5. 残業代
    ・シニアコンサルタントまでは申請できる
    ・マネージャー以上は残業代ゼロ
  6. その他の福利厚生
    ・出張手当、外勤手当
  7. その他
    ・退職金なし

外資系/日系コンサルタントの中でどのくらい?

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの年収は…

コンサルタント職であれば
外資コンサルファームの中では低いレベル。

コンサルBig4の中でも最低水準のベース年棒ですが、昇格するが他より早いため結果として悪くない年収になるかと。

→ デロイトトーマツの年収「パートナー・マネージャー・コンサルetc」

30歳でシニアマネージャーに昇格できなければ
サクッと見切りをつけて転職しましょう。

30歳を過ぎて会社にしがみついても
何のメリットもない会社です。

そして40歳までには多くの社員が転職しているうえ、マネージャーにならないと年収1000万円超えないので生涯賃金ベースではひくい。

高給だとおもって就職・転職すると確実にギャップに苦しむことになります。

また
もし残業月200時間を超えるような激務なプロジェクトに関わってしまったら…転職をご検討ください。
激務でも我慢できるような年収レベルではありません。

他業界との比較では…
日系大手銀行・証券・総合商社・大手専門商社や大手損保に劣ります。福利厚生の少なさを考えると大手メーカーにすらも劣ります。

生涯賃金ベースでは…
そもそも生涯はたらく人がいなさそうなので算出不能。

業界研究記事

外資系化学メーカーに就職・転職ってどうよ?年収とかいろいろ

【最新版】IT企業・業界の世界ランキング売上TOP15

NTTデータの年収「大卒総合職:年齢・役職ごと」

EYは、かなり控えめに言っても新卒で就職するべき企業じゃない