外資系コンサルティングファームの年収ランキング

外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
主要な外資系コンサルタントの年収について見ていきます。

年収ランキングの対象とする企業は以下のとおり。

・Big4「EY、デロイトトーマツ、KPMG、PwC」
および同格の戦略コンサルファーム「IBMビジネスサービシズ、FTIコンサルティング」

・Big3またはMBB「マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベイン」
および同格の経営コンサルファーム「L.E.Kコンサルティング、オリバーワイマン、A.T.カーニー」

それでは
① 20代・30歳・40歳・50歳での年収期待値
② アナリスト・シニアアナリスト・コンサルタント・マネージャー・シニアマネージャー・ダイレクター・パートナーの年収
③ 賞与(ボーナス)
④ インセンティブ報酬
⑤ 各種手当&福利厚生

を考えたうえで
年収ランキングを作ります。就活・転職の業界研究にお役立てください。

※ 外資系企業は平均年収データなし。
※ また年収制度はころころ変わる点にご注意を。

Big4コンサル vs. MBB

外資系コンサルティングファームの年収ランキング。

まずは
・Big4「EY、デロイトトーマツ、KPMG、PwC」
および同格のファーム「アクセンチュア、IBMビジネスサービシズ、FTIコンサルティング」
・Big3またはMBB「マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベイン」
および同格のファーム「L.E.Kコンサルティング、オリバーワイマン、A.T.カーニー」

それぞれの平均値を比較。

外資系コンサルは年功序列じゃないため年齢を考えてもムダ。
したがって、それぞれの役職ごとに年収の違いを見ていきます。

役職ごとの平均年収ではMBBが圧勝

まずは役職ごとの平均年収を外資系コンサルティングBIG4 vs. MBBで比較。
すると下画像のようになります。

※出所: 海外の年収クチコミサイト
※注意: パートナーは平均から除外

▼ BIG4+α と MBB+α の年収比較(単位: 千$)

それぞれの役職を日系企業に置きかえるとこんな感じ。
・ビジネスアナリスト: 初任給~ぺいぺい
・ジュニアコンサルタント: 主任
・シニアコンサルタント: 係長
・マネージャー: 課長
・プリンシパル: 部長

また企業ごとに役職の呼び方は異なります。
くわしくは後ほどまとめあり。

上記はボーナスとかインセンティブもすべて込み。
ボーナスは年による差が激しいため、ベース年棒についてもまとめておきます。

▼ BIG4+α と MBB+α のベース年棒比較(単位: 千$)

どの役職においても
MBB+同格ファーム(マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベイン、ATカーニー、オリバーワイマン)がBIG4を上回っています。

アナリスト・コンサルタント時にはそこまで大きな差はないものの、
シニアコンサルタント以降はベース年棒&年収ともに圧倒的な差をつけていますね。

年収はボーナスによってかなり上下するため、ベース年棒で比較していく方がわかりやすいかもしれません。

日本法人の年収ランキングは?

ところで就活・転職では「日本法人の年収がどうか?」

をもっとも気にされることと思います。
結論としては「為替を1$=100円としたときベース年棒は海外本国と同じくらい」の認識でよく、
あとはボーナスやインセンティブ報酬のつきかたが違います。

つまり
おおむね「為替を1$=100円」として計算すると日本法人の年収イメージに近づきます。

たとえばMBBのマネージャークラスであれば、ベース年棒は平均1660万円との見方ができます。
あとはボーナスとインセンティブのつきかた次第。

外資系コンサルファームは日本法人・海外本社で年収格差がすくないためご安心ください。
それなりにフェアな仕組みになっています。

外資系コンサルティングファームの年収ランキング

つづいて各企業ごとの年収ランキングについて。
外資系コンサルファームの年収はおもに
① ベース年棒
② ボーナス、インセンティブ報酬

の2つからなるため、それぞれ見ていきます。
下のまとめ表をご参照ください。

ベース年棒ランキング

まずはベース年棒ランキングから。

プリンシパル(部長クラス)までの平均ベース年棒でランキングしていくと下図の通り。
パートナー(役員クラス)は高低がありすぎるため考慮に入れてません。


※ 為替を1$=100円とすると日本法人の年収に近くなります。

同じランクの企業だとベース年棒はほとんど変わりません(笑)。
ほとんど誤差の範囲で済まされる程度。

ざっくり総括するとMBB+同格企業がトップクラスの年棒で、BIG4+同格企業がセカンドクラスの年棒。ということになるかと。

厳密にベース年棒でランキングすると

・第1位: ボストンコンサルティング、マッキンゼー、L.E.Kコンサルティング
・第2位: オリバーワイマン、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー

・第3位: デロイトトーマツ、アクセンチュア、KPMG、PwC
・第4位: FTIコンサルティング、IBM、EY

こんな感じですかね。

年収ランキング

外資系コンサルティングファームの年収ランキング。

つづいてベース年棒+ボーナス・インセンティブの合計を下図にまとめました。

ボーナスやインセンティブは個人差が大きいため比較が難しいのですが、
あくまで目安としてご参考にどうぞ。


※ 為替を1$=100円とすると日本法人の年収に近くなります。

年収でランキングすると基本的には会社業績がよい企業ほど上にきます。

理由はボーナスの仕組みにあり、
・プロフィットシェア(会社業績連動のボーナス)
・キャッシュボーナス(個人成果によるインセンティブ)

会社業績がよいとプロフィットシェア部分が増えるから。

ざっくり総括するとMBB+同格企業がトップクラスの年収で、BIG4+同格企業がセカンドクラスの年収。ということになるかと。

厳密に年収でランキングすると

・第1位: ボストンコンサルティング、マッキンゼー、L.E.Kコンサルティング
・第2位: オリバーワイマン、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー

・第3位: デロイトトーマツ、アクセンチュア、KPMG、PwC
・第4位: FTIコンサルティング、IBM、EY

こんな感じですかね。
ベース年棒のコメントと何も変わらないのですが…

また、
このうちオリバーワイマンはマネージャーとプリンシパルの年収が逆転してしまっています。
L.E.Kコンサルティングも逆転しそうな感じ。

それはおかしい??

いえいえ、外資系コンサルファームはインセンティブ次第で年収の逆転現象もあるのです。
ここでは海外クチコミ情報をそのまま採用しました。

日本法人の年収ランキング