営業職の魅力・やりがい10選と、よくある5つの勘違い

営業職の勘違い①頭を下げてばっかりの、辛い仕事

営業職にあるもっとも大きな勘違いはこれ。

営業職って「お願い」と称して、お客さんに頭を下げてばかりの仕事か?といえば答えは「No」。たしかに一部の業界とか企業の営業職は、頭を下げてお願いばかりしている営業マンもいることでしょう。

ただここで考えていただきたいのは、

「頭を下げれば売れますか?」

ということ。たとえば、あなたに保険のセールスがきたときのことを考えましょう。以下2人の営業マンがいたとして、あなたはどちらと契約しますか?

  • 営業マン①なんとか生命保険の契約、ウチでしていただけないでしょうか?お願いしますよ~~(土下座つき)
  • 営業マン②お客様にとって必ずメリットのあるプランを、どこよりも競争力のある価格で提供します。具体的には、プランA・プランB・プランCがございまして、目的に応じていろいろとカスタマイズいたします。これまで頂いた情報の中で、お客様の家族構成を考えますとプランBがよろしいかと存じますが、いかがでしょうか?

私なら営業マン②と契約しますね。ここで何が言いたいかというと「頭を下げたからといって売上は伸びない」ということ。

だから営業職は頭を下げてもよいし、下げなくても構いません。繰り返しにはなりますが、ようはノルマさえクリアすればどんなやり方をしてもよいのです。

したがってお願い営業ばかりする人もいれば、私のように「別に嫌なら買わなくていいよ」という強気な営業スタイルの人もいます。

※商品力が弱ければ弱いほど、業界にライバルが多ければ多いほど、営業職はやることが限られます。そのような弱い企業の営業職になってしまった場合には、お願い営業が増えるかもしれません。

営業職の勘違い②飲み会ばかりのキツイ仕事

これも企業や業界の文化によります。

営業職は、顧客との関係を築くために飲み会(=接待)をします。これはとくに日本や韓国、中国の商習慣で、ある程度は避けられません。

だけどここでも考えていただきたいのは、

「飲み会ばかりしていて売上が伸びますか?」

ということ。たしかに昔は接待さえしていれば、売上がどんどん伸びる時代もありました。でも今はもう日本経済の成長はストップしていて、どの企業も厳しい状況に置かれています。

飲み会さえしていれば売上が伸びるなんてあり得ない。

さらには、どの業界も過剰な接待は禁止、あるいは自主規制していて昔のように週5飲み会・週末は接待ゴルフ、なんてことは絶対にできません。

たとえば、もっとも接待の激しかった製薬会社MR職(製薬会社の営業)ですら、今は業界の自主規制で激減しています。私の勤めるメーカーに規制はありませんが、予算には限りがありますし、そもそもお客さんのほうで「接待禁止(接待を受けたら処分される)」となっている場合が多いですね。

驚くことに、営業にいくと昔はぶっ倒れるまで飲まされていた中国や韓国ですら、接待は規制されてきています(あるにはありますが…回数は明らかに減っています)。

今後も「飲み会文化」はどんどん減っていくと思いますので、ご安心ください。

営業職の勘違い③枕営業とか、いろいろ

枕営業とは体を売って契約を取ることですが、これも単なる都市伝説です。ノルマをクリアするために枕営業をする女性がいるとしたら、「バカ」としか言いようがありません。誰かがおもしろがって話を作っているだけなので、女性の方もご安心ください。

営業職の勘違い④人見知りには向かない

営業職ってヒトと話すことが仕事だから、人見知りの自分にはちょっと向かないなぁ…。と悩んでいる就活生もなかにはいらっしゃることでしょう。

でもご安心ください。

営業職にとって重要なのは、話すことではありません。話をちゃんと聞いて、顧客に役立つ提案をすることなのです。それが売上を増やすことにつながります。

したがって、どんな人でも売るものさえあれば営業はできます。人見知りだとか、人見知りじゃないとかは関係ありません。営業していれば見ず知らずの人と話すことにも慣れます。

実際に私は人見知りですし、死ぬほど話のつまらない人間です。仕事じゃなければ他人とはいっさい関わりたくありません。そんな私でも人の話を聞いて、それなりの提案をすることくらいはできます。

営業職の勘違い⑤ノルマ未達だと「詰め」られる

これは業界と企業によります。

ノルマ未達だと上司に怒鳴られたり、売れるまで営業先から帰ってこれない、とかいろいろ…。企業や業界によっては今でも存在します。

でもこれが営業職のすべてではありません。たとえば私の勤めるメーカーの営業職はノルマ未達でもペナルティーはありません。もちろん、怒鳴られたりもありません。そもそもノルマ達成したからといって年収アップもありません(苦笑)。

売上は自分の努力ではどうにもならない部分がある、ということは上司も分かっているからです。※ノルマの代わりに、売上を増やすためにどれだけ行動したか?を求められます。

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営業職で「キツイ業界」と「楽な業界」

営業職に就職・転職するうえでもっとも見るべきなのは、「誰に・何を売っているか?」です。これによって何となく激務なのか楽なのか、ある程度はみわけできます。

もうひとつ重要なポイントとして「その企業の製品を売りたいか?」を考えること。もし製品に愛着がもてなければ営業職は辛い、あるいはつまらない仕事になるでしょう。

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