「お願い」はあくまでも日程変更を依頼するケースであり、「お知らせ」「お詫び」とは使うべき例文が違います。
「お知らせ」「お詫び」はすでに日程変更することが決まっていて「すみませんが日程変更しますよ!」と伝えるだけ。
※日程変更のお願いではなく「お知らせ」「お詫び」する例文は以下。ちなみにお詫びとお知らせは件名が違うだけで文面はほとんど同じです。
日程変更お願いビジネスメール:書き方
社外ビジネスの会議や打合せで「日程変更お願いメール」するときの書き方について、まずは簡単に。
- メール件名は会議や打合せ案内メールに履歴つき返信あるいは転送でOK。【日程変更】を件名の前につけておくと親切。
そうすると「返信Re:【日程変更】打合せのお願い」などがメール件名になる。あるいは新規メールを作成し「●●会議日程変更のお願い」としても丁寧。
↓ - つづいて挨拶文は「たびたび失礼いたします」「大変申し訳ございません」といった具合にまずお詫びする
↓ - メール本文は「先般ご案内しておりました●●会議の件、急用のため日程変更をお願いしたく連絡いたしました」として書き始める。
↓ - 新たな候補日程を連絡する
↓ - メール結び・締めくくりは再度のお詫び「ご容赦」「ご了承のほど〜」などを使って締める。再度日程調整が必要であれば「連絡がほしい」などのフレーズを丁寧にして結びにする
日程変更お願いビジネスメール例文:基本テンプレート
社外あて日程変更お願いビジネスメールの例文テンプレートを紹介します。
●●や▲▲の部分を変えてお使いください。
例文①自ら依頼した訪問アポ・打合せなど
【社外ビジネス・テンプレート】
・社外の取引先に日程の変更をお願いするビジネスメール例文
・あなたが依頼した訪問アポイントや打合せ、面談、会議などの日程変更
・テンプレートとして使えるもっともシンプルな例文
・あえて新規メールを作成する必要はないが、どちらでもよい
メール件名①: 返信Re:【日程変更】●●のお願い
メール件名②: 新規: ●●日程変更のお願い
株式会社ビジネス
営業部 xx 様
たびたび失礼いたします。
(株)転職・ノマドでございます。
さて、先般ご案内しておりました●●の件、▲▲により日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、ご都合を伺えればと存じます。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
ご連絡いただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————-
株式会社ケミカル
国内営業部
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxx
FAX:xxxx
E-mail:xxx@xxx
——————————-
・▲▲の部分には「会場の都合」「会議室の都合」「急遽出張予定が入り」などの理由がくる。理由は簡単なものでよく、くわしくは説明しなくてよい
例文②相手に依頼された訪問アポ・打合せなど
【社外ビジネス・テンプレート】
・社外の取引先に日程の変更をお願いするビジネスメール例文
・取引先から依頼されていた訪問アポイントや打合せ、面談、会議などの日程変更
・テンプレートとして使えるもっともシンプルな例文
・あえて新規メールを作成する必要はないが、どちらでもよい
メール件名①: 返信Re:【日程変更】●●のお願い
メール件名②: 新規: ●●日程変更のお願い
株式会社ビジネス
営業部 xx 様
たびたびのご連絡、大変失礼いたします。
(株)転職・ノマドでございます。
さて、先般ご依頼いただいておりました●●の件、▲▲により日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、ご調整いただければ幸いです。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
何卒よろしくお願い申し上げます。
メール署名
・▲▲の部分には「会場の都合により」「会議室の都合により」「急用のため」「急遽出張予定が入り」などの理由がくる。理由は簡単なものでよく、くわしくは説明しなくてよい
例文③複数の相手との訪問アポ・打合せなど
【社外ビジネス・テンプレート】
・社外の取引先に日程の変更をお願いするビジネスメール例文
・複数の相手との訪問アポイントや打合せ、面談、会議などの日程変更
・テンプレートとして使えるもっともシンプルな例文
・あえて新規メールを作成する必要はないが、どちらでもよい
メール件名①: 返信Re:【日程変更】●●のお願い
メール件名②: 新規: ●●日程変更のお願い
株式会社ビジネス
営業部
山田様、山口様、木村様
たびたびのご連絡、大変失礼いたします。
(株)転職・ノマドでございます。
さて、先般ご案内しておりました●●の件、▲▲により日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
皆さまにおかれましては多大なるご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、ご調整いただければ幸いです。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
何卒よろしくお願い申し上げます。
メール署名
・▲▲の部分には「会場の都合により」「会議室の都合により」「急用のため」「急遽出張予定が入り」などの理由がくる。理由は簡単なものでよく、くわしくは説明しなくてよい
敬語フレーズの解説
- ご教示 は「教えること」の意味
- いただく は「もらう」の謙譲語
- ください は「くれる」の尊敬語「くださる」の命令形。「ご教示ください」だと「教えてください」の丁寧な敬語
- よろしい は「よい」の丁寧表現
- 恐れ入る は「申し訳なく思う、恐縮する」の意味
- いたしたく存じます は「~したいと思う」の謙譲語に丁寧語「ます」をくっつけて敬語にしている
- 伺う は「行く・訪問する」「聞く・尋ねる」の謙譲語。「伺いたく存じます」だと「訪問したいと思う」または「聞きたいと思う」の意味
- ご査収 は「よく中身を確認して受け取ること」
日程変更お願いビジネスメール例文:訪問
社外ビジネスでの訪問・アポイント日程変更をお願いするメール例文と、使えるテンプレート。メール件名はいろいろなパターンあり。どれを使っても丁寧。
メール例文①自らお願いしたアポイントで、自身の都合が悪くなった
【社外ビジネス・訪問アポイント】
・社外取引先に訪問アポイントの日程変更をお願いするビジネスメール例文。
・主催者があなたでかつ、あなたの都合が悪く日程変更をお願いするテンプレート
・あえて新規メールを作成する必要はないが、どちらでもよい
メール件名①: 返信Re:【日程変更】貴社訪問のお願い
メール件名②: 新規: 貴社訪問 日程変更のお願い
株式会社ビジネス
営業部 山田 様
大変申し訳ございません。
先般お願いしておりました貴社訪問の件、急用のため、日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、ご都合を伺えればと存じます。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
ご連絡をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
メール署名
メール例文②依頼された訪問アポイントで、都合が悪くなった
【社外ビジネス・訪問アポイント】
・社外取引先に訪問アポイントの日程変更をお願いするビジネスメール例文。
・主催者が相手で、あなたの都合が悪く日程変更をお願いするテンプレート
・あえて新規メールを作成する必要はないが、どちらでもよい
メール件名①: 返信Re:【日程変更】貴支店訪問のお願い
メール件名②: 新規: 支店訪問 日程変更のお願い
株式会社ビジネス
営業部 山田 様
大変申し訳ございません。
さて、先般ご依頼を頂いておりました弊社へご訪問いただく件、急用のため日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度ご調整いただければ幸いです。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
どうぞよろしくお願いいたします。
メール署名
「日程変更お願いビジネスメール」書き方
メール件名の例文・書き方
【メール件名・例文①返信or転送する】
1-1. 返信Re:【日程変更】●●会議開催のお知らせ
1-2. 返信Re: 【日程変更】●●打合せのお願い
1-3. 返信Re: 【日程変更】貴部署訪問のお願い
1-4. 返信Re: 【日程変更】工場見学のお願い
【メール件名・例文②新規メール】
メール件名:●●日程変更のお願い
メール件名:●●日程変更のお詫び
メール件名:●●日程変更のお知らせ
メール件名の書き方
- メール件名は会議や打合せ、訪問の日程調整メールに履歴つき返信あるいは転送でOK。【日程変更】を件名の前につけておくと親切。そうすると「返信Re:【日程変更】会議開催のお知らせ」などがメール件名になる。
- すでに変更日がきまっているのであれば「お知らせ」または「お詫び」をつかい、再度日程を調整してほしいのであれば「●●日程変更のお願い」を使うとよい
- 社外のメールでは( )内に社名・名字をいれておくと親切。社内メールでは不要。
メール宛名の例文・書き方
【例文①社内の相手】
1-1. ●●部長
1-2. ●●さん
1-3. 各位
1-4. 皆さま
1-5. 営業部の皆さま
1-6. 営業部 各位
【例文②ビジネスメール・相手がわかる】
ビジネス会社
営業部 ケミカル課 ○○ 様
【例文③ビジネスメール・相手不明】
3-1.
ビジネス会社
営業部 ご担当者 様
3-2.
ビジネス会社
営業部 ご担当 様
3-3.
ビジネス会社
営業部 御中
メール宛名の書き方
- 社内の相手には「名字+役職」か「名字 さん」「名字 様」を使う。企業によって社内文化が違うので先輩などに聞いて従うこと。
- 社外の相手には、担当者の名前がわかるときは会社名+部署名(課名)+名字を宛名に。
- わからなければ「担当 様」「ご担当 様」「営業部 御中」などとする。部署名や課名も入れることが普通だが、長すぎたら部署名だけでよい。
- また役職つきの相手であれば「○○ 部長」「部長 ○○ 様」などとする。
メール挨拶文の例文・書き方
【例文①社内上司・目上】
1-1. お疲れ様です。
1-2. こんにちは。
【例文②お詫びメール挨拶】
2-1. たびたび失礼いたします
2-2. 大変申し訳ございません
【例文③社内/社外共通・久しぶりの相手】
大変ご無沙汰しております。
【例文④ビジネスメール・基本Ver】
お世話になっております。
株式会社転職・ノマドでございます。先般は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
【例文⑤ビジネスメール・初めてVer】
お世話になります。
私、株式会社転職にて営業を担当しております、ノマドと申します。
【例文⑥ビジネスメール・初めてVer】
突然の連絡にて大変失礼いたします。
私、株式会社転職にて営業を担当しております、ノマドと申します。
メール挨拶文の書き方
- 社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う
- ただしお詫びメールには最初から謝罪を示す文章をいれると丁寧。すると例文②がベスト
- 初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。
- どちらを使うか迷ったら「(これから)お世話になります」を使えばよい。
メール本文の例文・書き方
【例文①日程変更&再調整・主催者あなた】
先般ご案内しておりました●●の件、急用のため日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、皆さまのご都合を伺えればと存じます。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
【例文②自分で変更後の日程を決めてしまう・主催者あなた】
先般ご案内しておりました●●の件、急用のため「11月5日 10:00-12:00」に日程変更をさせていただきます。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。
【例文③依頼された訪問や会議・打合せ】
先般ご依頼いただいておりました●●の件、急遽出張が決まり、日程変更をお願いしたく連絡いたしました。
日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。
つきまして、以下の通りに会議日程を変更いたします。
なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡いたします。
たびたび恐れ入りますが再度、ご調整をいただければ幸いです。
・11月3日 AM
・11月6日 AM
・11月7日 PM
メール本文の書き方
- まずは「会議日程を変更したい」という事実を伝える
- つづいてお詫びのフレーズ。冒頭で使った「申し訳ございません」との重複を避け、違うフレーズを使うこと
- 再度日程調整が必要であれば候補日を連絡し(例文①③)、すでに変更後の日程が決まっているのであればその事実を伝える(例文②)
メール結び・締めの書き方
【メール結び例文①】
誠に勝手を申し上げますが、今週中に出欠につきご連絡いただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
【メール結び例文②】
ご連絡をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
【メール結び例文③】
なお、ご欠席される場合は事前に小職までご連絡をいただければと存じます。
誠に勝手を申し上げますが、どうかご容赦のほどお願いいたします。
【メール結び例文④】
たびたび恐れ入りますが再度、ご都合を伺えれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
メール結びの書き方
- 「相手を気づかう敬語フレーズ+連絡・検討してほしい」という内容のメール結びにする。すると例文のような敬語フレーズとなる
- 「〜してもらえたら嬉しいなぁ」の意味で「〜いただければ幸いです」を使うと丁寧さが増す
- 「ご容赦」「ご了承」といったお詫びフレーズも使える