【メール件名】返信Re: 飲み会のお誘い
○○部長(社内上司)
お疲れ様です。
このたびはお誘いくださいまして、誠にありがとうございます。
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく先約があり、今回は遠慮させて頂きます。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ありません。
また別の機会にご一緒させて頂ければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。
ノマド
上司からの「飲み会の誘いを断る」ビジネスメールは上記例文のようにするとよいでしょう。書き方のポイントは以下のとおり。
なお、誘いを断る理由は上司の性格によってどうするかを考えるべき(くわしくは本文で)。
- メール件名は変えずに「履歴つき返信」あるいは、新たに書くのであれば「飲み会欠席のお詫び」などとする
↓ - まずは相手が誘ってくれたことに対するお礼を簡潔に
↓ - つづいて「お気持ちだけ頂戴します」「遠慮させて頂きます」と丁寧に断る。断る理由も簡単に書く
↓ - さらに「誘いを断るお詫び」を丁寧に!
↓ - 最後は「またチャンスがあればよろしく!」的なメール結び・締めくくりを使う
ざっくりとした解説はこれにて終了。
本文ではビジネスシーンごとに、上司からの「飲み会の誘いを断る」理由のつけ方と、ビジネスメール例文を紹介します。
この記事の目次
上司からの「飲み会の誘いを丁寧に断る」理由20選
まずは上司からの飲み会の誘いを断るときに使える理由をまとめます。
上司が強引に誘うタイプの人であれば納得する理由が必要(そんなものは存在しないかも)。そうでないなら、当たり障りのない理由でOKです。
上司が強引に誘うタイプだったら?
上司が強引にでも飲み会に誘うキャラだとしたら断るのはかなり大変(経験あり)。
ちなみに、それでもわたしは上司との飲み会を断固として拒否するタイプ。何度も断るウチに理由が無くなってくるもので最近は理由もつけずに断りだけを入れますね(サラリーマンとして生きていくためには決してマネしないでください)。まぁ、いいか悪いかは別として上司の誘いも断り続けていればいずれ誘われなくなります(爆)
すみません・・・話が逸れました。
とにかく、そんな断りキャラの私が昔つかっていた断る理由の例文を紹介します。
・とくに平日の飲み会の誘いを断るときに有効
- 断る理由「あいにく先約があり」
- 断る理由「あいにく別件があり」
- 断る理由「プライベードでどうしても外せない予定があり」
- 断る理由「あいにくプライベートの予定があるため」
- 断る理由「業務に支障をきたすため」「業務が立て込んでおり」
- 断る理由「来期の予算策定業務に支障をきたすため」
- 断る理由「明日の会議の準備があり」
- 断る理由「クレーム処理に支障をきたすため」
- 断る理由「20:00から海外との電話会議予定があり」
- 断る理由「あいにく取引先との約束があり」
- 断る理由「あいにく出張で不在にしており」
- 断る理由「あいにく外出で不在にしており」
・とくに休日の誘いを断るときに有効。使いすぎると逆効果。
- 断る理由「両親が来訪しており」
- 断る理由「兄弟が来訪しており」
- 断る理由「妻の体調不良により家事をサポートしなければならず」
- 断る理由「妻の体調不良により子の世話をしなければならず」
- 断る理由「子供の体調不良により」
- 断る理由「家庭の事情があり」
- 断る理由「家族との先約があり」
- 断る理由「家族で旅行に出ており」
- 断る理由「妻が不在にしており子供の部活動の送り迎えをしなければならず」
- 断る理由「妻が不在にしており子供の塾の送り迎えをしなければならず」
強引に飲み会に誘う上司はとにかくタチが悪く、どんな理由をつけたところで「そんなもん後回しにしろ」とか「オレの誘いを断るのか?」みたいな脅迫まがいの脅しを受けます。
そうきたらもう、
ひたすら「申し訳ありません、すみません」と謝罪をすべきです。
ウソの上塗りや言い訳は最低で、最もやってはいけないことです。「上司の飲み会の誘いを断る」という事実は変わらないからです。
理解のある上司だったら?
理解のある上司であれば飲み会の断る理由は比較的どうでもいい部分。上記20選のどの理由をつかってもOK。
メール文例①仕事を理由に上司からの「飲み会の誘いを断る」
仕事を理由にして上司からの飲み会の誘いを断るメール。
【メール件名】返信Re: 10月25日・飲み会のお誘い
○○部長(上司)
お疲れ様です。
お誘いくださいまして誠にありがとうございます。
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、当日は出張で不在にしており不本意ながら今回は遠慮させて頂きます。大変申し訳ございません。
また別の機会にご一緒させて頂ければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。
ノマド
メール文例②上司からの「休日飲み会の誘いを断る」
【メール件名】返信Re: 10月25日・飲み会のお誘い
○○課長(上司)
お疲れ様です。
飲み会のお誘い、誠にありがとうございます。
さて、せっかくのお誘いなのですが当日は家族と旅行に出ており、今回はお気持ちだけ頂戴します。お心遣いを無にするような返事となりまして深くお詫び申し上げます。
また別の機会にご一緒させていただければと存じます。宜しくお願い致します。
ノマド
メール文例③家族を理由に上司からの「飲み会の誘いを断る」
【メール件名】返信Re: 飲み会のお誘い
○○ 部長(上司)
お疲れ様です。
このたびは飲み会へのお誘い、誠にありがとうございます。
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りなのですが、当日は家族との予定があり不本意ながら今回はお気持ちだけ頂戴します。お心遣いを無にするような返事となりまして深くお詫び申し上げます。
また別の機会にご一緒させていただければと存じます。宜しくお願い致します。
ノマド
文例④上司との飲み会を当日にドタキャンする
当日に急に乗り気がしなくなったり、体調不良で上司からの飲み会の誘いをドタキャンするとき。理由は「体調不良のため」「風邪を引いてしまい」「妻の急病により子供の世話をしなければならず」などが使える
【メール件名】返信Re: 本日欠席のお詫び
○○ 部長(上司)
お疲れ様です。
大変申し訳ございません。
本日飲み会の件、前々からとても楽しみにしていたのですが急な体調不良のため、誠に不本意ながら大事を取り欠席させて頂きます。せっかくお誘い頂いたにも関わらず大変申し訳ございません。
心苦しい限りではございますが、また別の機会にご一緒させていただければと存じます。宜しくお願い致します。
ノマド
文例⑤上司からの当日の誘いを断る
上司から「ちょっと今夜どう?」というノリで誘いを受けたとき。当日の飲み会の誘いを断るメール例文。理由は「業務に支障をきたすため」「あいにく先約があり」などが使える。
【メール件名】返信Re: 飲み会のお誘い
○○ 部長(上司)
お疲れ様です。
このたびは飲み会へのお誘い、誠にありがとうございます。
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りなのですが、あいにく先約があり、不本意ながら今回は遠慮させて頂きます。誠に申し訳ございません。
また別の機会にご一緒させていただければと存じます。宜しくお願い致します。
ノマド
書き方:上司からの「飲み会の誘いを断る」メール
メール件名の例文・書き方
【例文① 最初から書く】
メール件名: 飲み会欠席のお詫び
【例文② 履歴つき返信Re: 】
メール件名: 返信Re: 飲み会のお誘い
メール件名の書き方
件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。この場合はなにかしらの誘いを断るお詫びをするわけなので「例文①〜〜のお詫び」とすること。ただ、メールで誘いを受けたのであれば「例文②履歴つき返信」を使う。
メール宛名の例文・書き方
【例文① to 社内・上司など】
○○ 部長
【例文② to 社外・取引先など】
ケミカル株式会社
資材部 三菱 様
担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。わからなければ「ご担当」「○○部 御中」などとする。また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」などとする。
メール挨拶文の例文・書き方
【例文① to 社内・上司】
お疲れ様です。
このたびはお誘いくださいまして誠にありがとうございます。
【例文② to 社外・取引先】
お世話になっております。株式会社転職・ノマドです。
このたびはお誘い頂き誠にありがとうございます。
メール挨拶文の書き方
社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。社外メールには初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。飲み会など誘いを受けるときにはすでに面識があるため例文のようになる。
挨拶の後には誘いをもらったことに対するお礼を簡単にいれる。「ありがたいお誘いを頂きお礼申し上げます」「お誘いありがとうございます」などなど。「いただく」「くださる」は違う意味と敬語であるが、どちらも同じように使ってOK。
メール本文の例文・書き方
【例文①】
さて、せっかくのお誘いなのですが、あいにく別件があり、今回はお気持ちだけ頂戴します。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ございません。
【例文②】
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく別件があり今回は遠慮させて頂きます。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ございません。
メール本文の書き方
「さて」はこれから本題に移りますよ、という意味で使う。必ず「①誘いを断るときの丁寧な敬語フレーズ」→「②お詫び」という順に書く。
メール結び・締めの書き方
【例文①】
よろしければ、また別の機会にご一緒させていただければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。
【例文②】
せっかくのお誘いにも関わらず大変申し訳ありませんが、ご了承いただければ幸いです。略儀ながら、まずはメールにてご返事申し上げます。
メール結びの書き方
誘いを断るだけでなく「またよろしく」的な一文を結びとして使うとよい。そうすると例文のようになる。
上司との飲み会を断るときの注意点
繰り返しにはなりますが、ビジネスシーンで仕事を理由にして飲み会や接待の誘いを断るときに、「〇〇向けのクレームがあり残業しなければいけません」などと細かく伝える必要はありません。
が、
親しい友人・先輩・上司・社外取引先、あるいは強引なタイプの上司に対しては細かい理由をしっかりと伝えても良いでしょう。そうでないと「不本意ながら断る」という気持ちが伝わりません。「なんだよ、社交辞令かよ!」と思われてしまう恐れがありますのでご注意を。
このあたりの使い分けは、あなたがどれだけ相手と親密であるかによって変わります。親密であればあるほど、相手がメンドくさい人であればあるほど「断るための言い訳」を細かく伝えるべきです。
ビジネスメールでよく使う「断りのフレーズ」
せっかくの機会ですので、丁寧な断りのビジネスメールでよく使われる敬語を紹介します。ご参考にどうぞ。
「仕事の依頼を断る」ときの丁寧な断りフレーズ
- 断りのフレーズ「お受けいたしかねます」
- 断りのフレーズ「ご要望にそいかねます」「ご要望にそうことができません」
- 断りのフレーズ「ご対応いたしかねます」
- 断りのフレーズ「ご要望にそうことが非常に困難な状況でございます」「お受けすることが大変難しい状況でございます」
- 断りのフレーズ「せっかくの機会にも関わらずこのような返事となり、お詫びの申し上げようもございません」
- 断りのフレーズ「陳謝いたします」
- 断りのフレーズ「お詫び申し上げます」
「提案や購入を断る」ときの丁寧な断りフレーズ
- 断りのフレーズ「お見送りいたします」「見送らせて頂きます」「お見送りさせて頂きます」
- 断りのフレーズ「今回はお見送りいたしたく、何卒ご了承ください」
「誘いを断る」ときの丁寧な断りフレーズ
- 断りのフレーズ「お気持ちだけ頂戴します」
- 断りのフレーズ「ご遠慮いたします」「遠慮させて頂きます」
- 断りのフレーズ「お心遣いを頂いておきながら誠に申し訳ございません」
- 断りのフレーズ「せっかくお誘い頂いたにも関わらず申し訳ございません」
- 断りのフレーズ「せっかくのお誘いにも関わらず、このような返事となり誠に申し訳ございません」
- 断りのフレーズ「心苦しい限りでございます」
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