双日の年収まとめ|総合商社の中では低いけど実際どう?

双日「大卒総合職」の年収を
みやすいようにテーブルにてまとめておきます。

①残業代なし年収、②役職ごとの年収、③残業代込み年収、④福利厚生についてそれぞれ見ていきましょう。

①年齢ごとの年収目安(残業代・各種手当て別)

双日・総合職における
残業代・手当ぬき年収をまとめます。

課長代理までは誰でも到達しますが、その上は昇格しないひともいるためご留意ください。

年 齢 役 職 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
初任給
学部卒
なし 360万円 24 3
初任給
院卒
なし 415万円 27.5 3
学卒6年目
28歳
主任 650万円 36 6.0
(※2)
学卒8年目
30歳
主任 720万円 40 6.0
学卒10年目
32歳
課長代理 900万円 50 6.0
学卒13年目
35歳
課長代理 1010万円 56 6.0
学卒18年目
40歳
課長代理 1080万円 60 6.0
課長1 1260万円
(※1)
70 6.0
学卒23年目
45歳
課長2 1440万円 80 6.0
学卒28年目
50歳
課長3 1620万円 90 6.0
部長 1800万円 100 6.0
55歳 役員 NA NA NA

(※1)部下なし課長1から残業代ゼロ、同期でも差が出る昇進に差が出る。総合職であれば課長代理まではほぼ自動的に昇格(もちろん毎昇格試験はある)。
(※2)年収はボーナス額で変動する。最低4ヶ月~最高12ヶ月/年となる。
業績が良いときは気前よく還元する(総合商社に共通)が、双日は業績がず~~っと低調なため、実際には5~6ヶ月/年で変化なし。

管理職以下は差がつかず、課長以上では個人差・部門差が大きくなる。

②役職ごとの目安年収(残業代・各種手当て別)

つづいて双日の役職ごとにおける年収目安。

役 職 年 齢 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
主任 ~30歳 ~720万円 ~40 6.0
課長代理 32~40歳 900~1008万円 50~60 6.0
課長1
部下なし
38~45歳 1260万円 70 6.0
課長2
部下あり
40~45歳 1440万円 80 6.0
課長3
副部長
45歳~ 1620万円 90 6.0
部長 50歳~ 1800万円 100 6.0

※課長以上は残業代ゼロ

  • 新卒~30歳|毎年の昇給が早い。2万円くらいずつ基本給が上がる。
  • 38-45歳|部下なし課長1になれるかどうかで年収が大きく変わる。総合職であっても昇格しない人もいる。
  • 40-45歳|部下あり課長2になれるかどうかで年収が大きく変わる。
  • 45歳|副部長になれるかどうかで年収が大きく変わる。
  • 50歳|部長になれるかどうかで年収が大きく変わる。
  • 50-60歳|理事、役員へ昇格できる人は少ないため無視している。

③残業代込みの目安年収(月45h残業と仮定)

商社の場合、
営業職と間接部門(経理など)で残業時間が大きく異なりますが…。

総合商社は総じて海外とのやり取りで早朝・夜間の会議などが多くなりがち。月45時間くらいの残業時間が平均的かと思われます。そこで残業を月45時間として残業代込み年収をだしておきます。

※課長以上は残業代ゼロ
※課長代理で残業代を稼ぐほうが課長1よりも年収高い

年 齢 役 職 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
初任給
学部卒
なし 450万円 24 3
初任給
院卒
なし 520万円 27.5 3
学卒6年目
28歳
主任 790万円 36 6.0
(※2)
学卒8年目
30歳
主任 870万円 40 6.0
学卒10年目
32歳
課長代理 1090万円 50 6.0
学卒13年目
35歳
課長代理 1220万円 56 6.0
学卒18年目
40歳
課長代理 1310万円 60 6.0
課長1 1260万円
(※1)
70 6.0
学卒23年目
45歳
課長2 1440万円 80 6.0
学卒28年目
50歳
課長3 1620万円 90 6.0
部長 1800万円 100 6.0
55歳 役員 NA NA NA

④注意点

【注意①】年収はボーナスの額により変わる(ここではボーナス6.0ヶ月/年の想定)。業績が悪くなれば平均して年収100万円は普通に下がる。

【注意②】賞与は「個人の査定・(部課)目標の達成度・会社業績」によって決まる。このうち影響大きいのが会社業績、次に個人の査定。会社の業績が伸びなければボーナスも伸びない。最低4ヶ月~最高12か月分である。が、双日は業績がず~~っと低調なため、実際には5~6ヶ月/年で変化なし。管理職以下は差がつかず、課長以上では個人差・部門差が大きくなる。

【注意③】同期入社であれば30代後半までは年収に差がつかない。差がつくのはそれ以降。

【注意④】管理職になると残業代はゼロ。

【注意⑤】年功序列。

一般職の年収

一般職の年収は総合職の6-7割くらいにしたイメージです。

若いうちは年収の絶対額が低いため、そこまで大きな差は感じられないでしょう。当たり前ですが、年齢を重ねるほどに年収の差は開いていきます。

双日の福利厚生

  1. 独身寮
    ・あり
  2. 社宅
    ・なし
  3. 世帯手当
    ・調査中
  4. 住宅補助
    ・なし
    ・転勤者のみ借り上げ社宅となり、然るべき補助がでる(金額は確認中)
    ・独身で寮を出ると悲惨
  5. 残業代
    ・管理職以降は残業代ゼロ。
  6. その他の福利厚生
    ・通勤手当、出張手当、外勤手当など
  7. その他の注意事項

まとめると双日の福利厚生は悪い、とくに住宅手当が薄い。

結婚したり独身寮をでると自腹で家を借りる必要があります。メーカーと年収を比較する際には100万円程度をひいて考えるのが妥当です。

商社業界の中でどのくらい?

双日の年収は
商社業界の中では「トップクラス」

ただし
5大総合商社(三菱・物産・住商・伊藤忠・丸紅)と比較するとボーナスで大きく劣り、結果として年収も低い(ただし5大総合商社も資源バブルに頼っていたため今後は同じくらいになるかも)。

また
他業界との比較ではもちろん「トップクラス」

でも結局はボーナスの月数次第。
したがって双日の年収って高いの?低いの?と聞かれても「その年の業績による」としか答えようがありません。申し訳ありません。

ある程度まとまったら年収ランキングを作りますね(準備中)。

双日に転職・就職するあなたへ

商社業界の今後の動向

まず商社業界の流れと、今後の動向をざっくりと解説します。

と思いましたが商社業界は、ビジネスの分野が広すぎて一般的な解説が難しいですね…。個別企業ごとに分析する必要があります。

双日の将来性。今後どうなる?

双日は非資源分野のビジネスが中心であるため、資源価格には左右されない体質。ただ、非資源分野といっても、大きく稼げるようなビジネスではない。

今後の動向と将来性ですが双日は手広くやりすぎていて、よくわかりません。赤字の事業もあれば、事業投資もあれば、手堅い伝統的なトレーディングもあり。商社不況のときに合併して生き残るしかなかった商社なので、資金力としては他総合商社に劣ります。

ということで(どういうことだ?)世界の経済情勢に大きく左右されるのは、ある程度は仕方ないでしょう。

双日の激務度・ブラック度

双日を初めとする総合商社は(部署や上司によりますが)激務です。高年収にはそれなりの事情があると、覚悟しておきましょう。

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