「仕事を理由に誘いを断る」ときのメール例文(飲み会・結婚式など)

【メール件名】返信Re: 飲み会のお誘い

○○さん(社内先輩・上司など)

お誘い頂き誠にありがとうございます。

さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく仕事の予定が詰まっており、今回は遠慮させて頂きます。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ありません。

また別の機会にご一緒させて頂ければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。

ノマド

仕事を理由に誘いを断るビジネスメール・書き方のポイント

仕事を理由に誘いを断るビジネスメールは上記例文のようにするとよいでしょう。書き方のポイントは以下のとおり。なお、誘いを断る理由を細かく伝えると丁寧ですが、必要という訳ではありません(くわしくは本文で)。

  1. メール件名は変えずに「履歴つき返信」
  2. まずは相手が誘ってくれたことに対するお礼を簡潔に
  3. つづいて「お気持ちだけ頂戴します」「遠慮させて頂きます」と丁寧に断る。
  4. さらに「誘いを断るお詫び」を丁寧に!
  5. 最後は「またチャンスがあればよろしく!」的なメール結び・締めくくりを使う

ざっくりとした解説はこれにて終了。本文ではビジネスシーンごとに、仕事を理由に誘いを断るビジネスメール例文を紹介します。

メール文例①仕事を理由に誘いを断る:飲み会編to社内上司

仕事を理由にして上司の誘いを断るメール。「あいにく別件があり」「出張で不在にしており」「〇〇の締めが近く業務に支障をきたすため」などの理由が適切。

【メール件名】返信Re: 10月25日・飲み会のお誘い

○○部長(上司)

お疲れ様です。
お誘いくださいまして誠にありがとうございます。

さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、当日は出張で不在にしており不本意ながら今回はご遠慮いたします。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ございません。

また別の機会にご一緒させて頂ければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。

ノマド

メール文例②仕事を理由に誘いを断る:飲み会編to社内先輩

【メール件名】返信Re: 10月25日・飲み会のお誘い

○○さん(先輩)

お疲れ様です。
飲み会のお誘い、誠にありがとうございます。

さて、せっかくのお誘いなのですが、当日は営業締め日が近く業務に支障をきたすため、今回はお気持ちだけ頂戴します。大変申し訳ありません。

また別の機会にご一緒させていただければと思います。宜しくお願いします。

ノマド

メール文例③仕事を理由に誘いを断る:飲み会編to社外

仕事の予定があることを理由に飲み会/食事/接待を断るビジネスメール返信例文。理由は細かく伝えなくてOK。

【メール件名】返信Re: 飲み会のお誘い

ビジネス会社
営業部 ○○ 様

お世話になっております。株式会社転職・ノマドでございます。
このたびはお誘いくださいまして誠にありがとうございます。

さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく別件があり不本意ながら今回は遠慮させて頂きます。大変申し訳ございません。

よろしければ、また別の機会にご一緒させていただければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。

———————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxxxxx
FAX:xxxxxxx
E-mail:nomad@gmail.com
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文例④仕事を理由に誘いを断る:結婚式編to社内先輩

社内や大学の先輩から結婚式の誘いがあったとき。仕事を理由にし、丁寧な断りをいれるビジネスメール例文。理由は細かく伝える必要なし。

【メール件名】返信Re: 結婚式のご招待

◯◯ さん(先輩)

このたびはご結婚おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。また、結婚式にもご招待いただき誠にありがとうございます。

さて、せっかくのご招待にも関わらず申し訳ありませんが、仕事の予定が詰まっており不本意ながら出席を遠慮させて頂きます。ぜひ出席しお祝いを申し上げたいところ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

甚だ略儀とは存じますが、まずはお詫びまでにご返事申し上げます。
末筆ながら、お二人の末永いご健勝とご多幸をお祈りいたしております。

ノマド

文例⑤仕事を理由に誘いを断る:結婚式編to社外

結婚式の誘いがあったとき。仕事を理由にし、丁寧な断りをいれるビジネスメール例文。理由は細かく伝える必要なし。理由には「仕事の予定があり」「出張の予定があり」などとする。

【メール件名】返信Re: 結婚式のご招待

ビジネス会社
営業部 ○○ 様

このたびはご結婚おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。また、結婚式にもご招待いただき誠にありがとうございます。

さて、せっかくのご招待にも関わらず申し訳ありませんが、仕事の予定が詰まっており、不本意ながら出席を辞退させて頂きます。ぜひ出席しお祝いを申し上げたいところ、お心遣いを無にするような返事となりましたこと深くお詫び申し上げます。

甚だ略儀とは存じますが、まずはお詫びまでにご返事申し上げます。
末筆ながら、お二人の末永いご健勝とご多幸をお祈りいたしております。

———————————-
株式会社転職
法人営業部 国内営業課
ノマド サラリーマン
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話:xxxxxxx
FAX:xxxxxxx
E-mail:nomad@gmail.com
———————————-

文例⑥仕事を理由に誘いを断る:パーティーなど

上司や先輩、友人からパーティーやイベントの誘いがあったとき。仕事を理由にし、丁寧な断りをいれるビジネスメール例文。

【メール件名】返信Re: 10月25日・野球観戦のお誘い

○○さん(先輩・上司・友人)

お疲れ様です。
野球観戦のお誘い、誠にありがとうございます。

さて、せっかくのお誘いなのですが、当日は営業締め日が近く業務に支障をきたすため、不本意ではございますが今回は遠慮させて頂きます。大変申し訳ありません。

また別の機会にご一緒させて頂ければと存じます。宜しくお願いします。

ノマド

書き方:仕事を理由に誘いを断るビジネスメール

メール件名の例文・書き方

【例文① 最初から書く
メール件名: 飲み会欠席のお詫び

【例文② 履歴つき返信Re: 】
メール件名: 返信Re: 飲み会のお誘い

 icon-arrow-circle-o-up メール件名の書き方

件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。この場合はなにかしらの誘いを断るお詫びをするわけなので「例文①〜〜のお詫び」とすること。ただ、メールで誘いを受けたのであれば「例文②履歴つき返信」を使う。

メール宛名の例文・書き方

【例文① to 社内・上司など】
○○ 部長

【例文② to 社外・取引先など】
ケミカル株式会社
資材部 三菱 様

 icon-arrow-circle-up メール宛名の書き方

担当者の名前がわかるときは、会社名+部署名(課名)+名字を宛先にする。わからなければ「ご担当」「○○部 御中」などとする。また役職つきの相手であれば「○○部長」「部長 ○○様」などとする。

「○○部長 様」はマナー違反、役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。

メール挨拶文の例文・書き方

【例文① to 社内・上司
お疲れ様です。
このたびはお誘いくださいまして誠にありがとうございます。

【例文② to 社外・取引先】
お世話になっております。株式会社転職・ノマドです。
このたびはお誘い頂き誠にありがとうございます。

 icon-arrow-circle-o-left メール挨拶文の書き方

社内の相手には「お疲れ様です」「こんにちは」などのカジュアルな挨拶を使う。社外メールには初対面だと「(これから)お世話になります」を使い、面識のある相手には「(今)お世話になっております」を使う。飲み会など誘いを受けるときにはすでに面識があるため例文のようになる。

挨拶の後には誘いをもらったことに対するお礼を簡単にいれる。「ありがたいお誘いを頂きお礼申し上げます」「お誘いありがとうございます」などなど。「いただく」「くださる」は違う意味と敬語であるが、どちらも同じように使ってOK。

メール本文の例文・書き方

【例文①】
さて、せっかくのお誘いなのですが、あいにく別件があり、今回はお気持ちだけ頂戴します。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ございません。

【例文②】
さて、せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく別件があり今回は遠慮させて頂きます。お心遣いを頂いておきながら大変申し訳ございません。

 icon-arrow-circle-o-up メール本文の書き方

「さて」はこれから本題に移りますよ、という意味で使う。必ず「①誘いを断るときの丁寧な敬語フレーズ」→「②お詫び」という順に書く。

メール結び・締めの書き方

【例文①】
よろしければ、また別の機会にご一緒させていただければと存じます。何卒宜しくお願いいたします。

【例文②】
せっかくのお誘いにも関わらず大変申し訳ありませんが、ご了承いただければ幸いです。略儀ながら、まずはメールにてご返事申し上げます。

 icon-arrow-up メール結びの書き方

誘いを断るだけでなく「またよろしく」的な一文を結びとして使うとよい。そうすると例文のようになる。

「仕事を理由に断る」ときの注意点

繰り返しにはなりますが、ビジネスシーンで仕事を理由にして飲み会や接待の誘いを断るときに、「〇〇向けのクレームがあり残業しなければいけません」などと細かく伝える必要はありません。

が、

親しい友人・先輩・上司・社外取引先などに対しては細かい理由をしっかりと伝えても良いでしょう。そうでないと「不本意ながら断る」という気持ちが伝わりません。「なんだよ、社交辞令かよ!」と思われてしまう恐れがありますのでご注意を。

このあたりの使い分けは、あなたがどれだけ相手と親密であるかによって変わります。親密であればあるほど「断るための言い訳」を細かく伝えるべきです。

ビジネスメールでよく使う「断りのフレーズ」

せっかくの機会ですので、丁寧な断りのビジネスメールでよく使われる敬語を紹介します。ご参考にどうぞ。

「仕事の依頼を断る」ときの丁寧な断りフレーズ

  1. 断りのフレーズ「お受けいたしかねます」
  2. 断りのフレーズ「ご要望にそいかねます」「ご要望にそうことができません」
  3. 断りのフレーズ「ご対応いたしかねます」
  4. 断りのフレーズ「ご要望にそうことが非常に困難な状況でございます」「お受けすることが大変難しい状況でございます」
  5. 断りのフレーズ「せっかくの機会にも関わらずこのような返事となり、お詫びの申し上げようもございません」
  6. 断りのフレーズ「陳謝いたします」
  7. 断りのフレーズ「お詫び申し上げます」

「提案や購入を断る」ときの丁寧な断りフレーズ

  1. 断りのフレーズ「お見送りいたします」「見送らせて頂きます」「お見送りさせて頂きます」
  2. 断りのフレーズ「今回はお見送りいたしたく、何卒ご了承ください」

「誘いを断る」ときの丁寧な断りフレーズ

  1. 断りのフレーズ「お気持ちだけ頂戴します」
  2. 断りのフレーズ「ご遠慮いたします」「遠慮させて頂きます」
  3. 断りのフレーズ「お心遣いを頂いておきながら誠に申し訳ございません」
  4. 断りのフレーズ「せっかくお誘い頂いたにも関わらず申し訳ございません」
  5. 断りのフレーズ「せっかくのお誘いにも関わらず、このような返事となり誠に申し訳ございません」