やってはいけない!役員面接のNG逆質問5つと内定する就活生の神対応

就活・転職の役員面接(最終面接)NGあるあると、実際に内定した神対応をご紹介。

とんでもない逆質問をすすめる就活・転職サイトがあったので、NG例として記載しておきます。これから示すNG逆質問は、中小企業やベンチャーみたいな適当な企業であれば許されます。

が、大企業の就活・転職では決して許されません。

心してかかりましょう。

※NG例の記載元:Myonez# (リンクする価値もないゴミサイトなので、ご興味ある方はGoogle検索してみてください)。とりあえずライターの頭ワルすぎ…よくもそんな知能レベルで就活について語れるよなぁ〜(自分のことは棚に上げてます)。

NG逆質問①研修やスキルアップの機会にはどのようなものがありますか?

これは就活生・転職者が「仕事への熱意をアピール」するための逆質問と言われていますが…。

はっきりいってアホ丸出しのNG逆質問(特に大企業)。最終面接で使う逆質問としてはビギナーすぎて恥ずかしいので止めておきましょう。

なぜこの質問がNGなのか?理由は二つあり、

  1. 大企業の役員に研修やスキルアップの話なんてわからないから。逆質問されても答えに困る。
  2. これまでの選考、会社説明会で質問する機会はいくらでもあったでしょ?と思う就活ビギナーの逆質問。

役員の仕事は研修やスキルアップをとりしきる仕事ではなく経営者なのですから、そこをよく考えましょう。全社の研修やスキルアップを統括する部署は「人事部・人材育成チーム」であって、大企業の役員がやるべき仕事ではありません。

※担当レベルの面接や会社説明会であれば、この逆質問はOK。

NG逆質問②今後の事業展開について教えてください

役員は経営者なので「企業の事業展望」について逆質問するとポイント高い、というのが一般論。

でもはっきり言って、これでは100点満点中3点の逆質問です。

しかも大企業の役員に対する敬語の使い方として、あまりにも適当すぎる(激怒)。大企業の役員は「めんどくさいおっさんの集まり」だってことを理解しましょう。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。役員という人種がどういうものなのか、まず以下の記事で勉強しましょう。

さて話は逸れましたが、この逆質問がNGである理由は、

「質問内容があいまいすぎる」から。

質問に答える役員の気持ちになりましょう。「事業展望」って一言にしても大企業にはもの凄い数の事業があるわけで「○○事業の展望」とか、せめてこのくらい絞った質問にするべき。

たとえば「就活を今後、どう進めていきたいですか?」と聞かて答えに困るのと一緒です。

※ちなみに「教えてください」という質問の仕方は、部下→上司レベルに使う敬語で役員面接に使う言葉としては不適です。「いかがお考えでしょうか?」「どのようにお考えでしょうか?」「ご教示ください」とするのが正しい。

NG逆質問③会社がここまで成長した要因はなんですか?

創業者とか、2代目、3代目に聞いてくれ!!この就活生は当社の歴史を学習してこなかったのか!?それを聞いてどうしたいの?

私が大企業の役員なら100%、こう思います。

そのうえ質問があいまいで、ありきたり。100点満点中1点の逆質問です。

「とりあえず逆質問しとけ!」

みたいな感じの適当な就活生・転職者である印象を与えます。このような程度の低い逆質問をするくらいなら、何も質問しない方がマシ。

NG逆質問④社員の皆さまに対してどのようなスタンスで仕事に臨むことを求めていらっしゃいますか?

仕事のスタンスは自分で考えるべきものであって、人に教えられるものじゃない!

それを聞いてどうしたいの??

私が大企業の役員なら100%、こう思います。

この逆質問に対する私の答えは、

「それを考えることが、あなたの仕事であり、それが社会人というものです」

となりますね(苦笑)。

こんな逆質問を最終面接で使う時点で、あなたがイケてないビジネスパーソンであることを露呈しています。

NG逆質問⑤〇〇様にとって御社の魅力は何だとお考えですか?

こんなつまらない質問は、大企業の役員にすべき逆質問ではない(おわり)。

この逆質問がなぜNGかというと…役員には「その会社の魅力」なんて語れないから。これは人事の担当者とか、ヒラ社員とか、そのレベルへの逆質問。

正しい最終面接での逆質問対策

ところで皆さん突然ですが「最終面接で落ちる本当の理由」ってご存知でした?最終面接までは行くんだけど、いつも最後の最後で内定が貰えない…っていう残念な就活・転職者がいます。

大した理由ではないのですが…これは単に役員や社長が「何となく気に食わない」というだけなのですよ。

この「何となく気に食わない」というのはロジックでは言い表せなくて、役員の経験上から判断していることですので最終面接でいつも落ちている学生さんはもう、どのような対策をしてもほとんど無意味です。

従って最終面接での逆質問対策は「逆質問対策しない」というのが最もよい方法。アレッ!?

仮に内定しなかったら運が悪かったと思って諦めましょう。あなたの責任ではなく、バカ役員の責任です。

自分が答えられない逆質問を役員にしない!

どんな逆質問でもそうですが「相手に質問した以上、相手から何かを問われるリスク」が発生します。

たとえば上記のNG例を使うとしたら、

転職者「今後の事業展開をどのようにお考えでしょうか?」

役員「国内マーケットが縮小しているため、グローバル展開を加速する考えです。○○さんは、どのようにしたら当社の事業がよくなると思いますか?」

転職者「(ヤバイ…質問を返された…何も考えてない…)おわり」

就活・転職の面接はあくまで「相手があなたという人材を見極める場面」です。質問する場合には、同じ質問を自分に返されたとしても回答できるようにしておくこと。

「質問しておわり」は頭の悪い就活生のやることです。

「質問して、質問で返されてもバッチリ!!」というところまで詰めておくことが、面接対策なのです。

最終面接では「逆質問をしない」という選択肢もあり

少し話はそれましたが私の推奨するやり方は「最終面接(役員面接)では逆質問をしない」というものです。どうでしょうか。省エネですよね?

えっ!?

省エネでも内定もらえなければ意味が無いって!?

その通りです(笑)。

でも実際に私は1次・2次・最終面接をすべてこれで乗り切りました。もちろん、単に逆質問が思いつかなかったからではなく内定を得るための作戦です。

「みんな逆質問するのですから、逆質問しない方が目立つよね?」

という考えに基づきます。とにかくライバルの就職活動生や転職者と違う逆質問をしようとして頑張るよりも、もっと目立てるのが「逆質問しない」ということなのですから、試すしかないでしょう。

とくに最終面接は時間のない役員や社長を相手にするのですから、少しでも時間を節約してあげるのが優しさです。

私もリクルーター面接っぽいことに借り出されて数々の質問を受けてきたので分かりますが、似たり寄ったりな逆質問を聞いているとウンザリしてきて、それだけで落としたくなります。←怒らないでね(><)

→ リクルーター面談で「おっ!」と思う就活生からの逆質問例8つ

役員面接で逆質問をしない場合のキメ台詞

こんな流れでやってみてください。

役員:「○○さん、最後に何か質問ありますか?」

あなた(間を置かない):「いえ、結構です。貴重なお時間ありがとうございました!!」

と最高の笑顔を作ってハッキリと言い切ることがポイントです。

※「大丈夫です」は使わない。

17卒内定者の神対応

ここまでは私の考える最終面接での逆質問対策。

次からは最終面接で内定者がどのような対応をしていたか?一部ではありますが、紹介しておきます。

『やってはいけない!役員面接のNG逆質問5つと内定する就活生の神対応』へのコメント

  1. 名前:阿部翔介 投稿日:2017/01/20(金) 18:58:54 ID:6cecbcb35 返信

    はじめまして。
    17卒で今年の4月から岩谷産業に入社予定の者です。
    大学はMARCHで体育会野球部で2年続け辞めた後、4ヶ月の留学の後、不動産のベンチャー企業で1年3ヶ月インターンをしていました。
    本ブログは就活時に参考にしてました。

    私の就活は大きく3つの内定を頂き、
    5月に太平洋セメント、
    6月に岩谷産業と三井住友銀行に内々定を頂きました。

    最終面接の逆質問関連ではなく、
    最終面接で気をつけていたことを補足したします。

    私の最終面接の考え方は
    そもそも最終面接にいる人事部長や役員が1番知りたいことは何か?
    →「内定を出したら、100%ウチにくるかどうか?」
    だと考えています。

    なので、第一志望であることをリアルに説明するために100%行くぞ感を出してました。

    私流の「100%行くぞ感」の出し方は

    『辞めます、捨てます、楽しみます』です。

    なので、逆質問時は、「質問はないので最後に御社への想いを伝えさせて頂きます」と前置きした上で以下のAまたはBを伝えてました。

    A
    もし御社から内定を貰えたら、その瞬間から、就職活動を辞めようと思っています。
    今後の就活予定が全て書いてある就活手帳、を捨てます、部屋の中にあるSPI本を捨てます、リクルートスーツもクリーニング屋さんに出します。

    B
    来年入社までにやりたい事を三つ計画していて、一つ目は英語、二つ目にビジネス、最後に「仲間との旅行などの濃い時間」です。

    と、たまにAとBを混ぜたりしながら面接の空気を見て臨機応変に使い分けてました。

    参考になれば、嬉しいです。
    これからもブログ楽しみにしています。

    • 名前:のまどサラリーマン 投稿日:2017/01/21(土) 00:43:13 ID:09fd8fd1a 返信

      貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
      また岩谷産業へ入社されるとのこと、心よりお祝い申し上げます。

      さて、おっしゃる通り、最終面接の目的は「最後の意思確認=本当に来るかどうか」を確かめる場でもあります。
      (私には完全に抜けている視点でした…)

      ただでさえ似通ったスペックの就活生から「誰を採用するか」ということを考えた時、

      「熱意のある就活生にしたい!」「絶対に来てくれる就活生にしたい!」

      という採用側の気持ちがあるのは事実であり、大手内定3社という結果が物語っていますね。

      すばらしいご意見、誠にありがとうございました!

      管理人