メラビアンの法則…新卒で就職活動中の学生さんや転職活動をされている方は、どこかの就活セミナーで必ず耳にした事のある法則だと思います。
結論から言ってしまいますがメラビアンの法則は単なる「トンデモ科学」です。根拠は多少あるのでしょうが、コミュニケーションの本質をついていません。
就活セミナーやマナー講師がこの法則を引き合いに出すたびに笑いをこらえきれない…という話を今回はしていきますね。
就職活動でよく聞く「メラビアンの法則」とは!?
心理学者のメラビアン博士が提唱した、人の印象を決める要素を法則化したもの。中身は要約するとこんな感じです。
メラビアンの法則で人の印象を決める3要素と割合
●話の内容からの印象は、7%
●声からの印象は、38%
●見た目からの印象は、55%
つまり、人は相手の話を7%しか聞いていないということに!?で、残りの93%は見た目と話し方で決まるというトンデモ科学。それがさらに飛躍して「人の第一印象は見た目で9割決まる」という人すらいます。
結局、この結論だけが一人歩きしてしまって、誰も論文の本質を理解していないのでしょうね…どこかで同じ現象を見たことがある気がしませんか!?
そうです…
リケ女で有名なオボちゃんこと小保方さん。
「スタップ細胞はあります!!」
というのと同じレベル。
これが実際の化学メーカーのビジネスだったら「根拠を示せ!」とお客さんに一蹴され、終了です。モノ作りじゃなく、ノウハウや知識を売っている人たちって本当にうらやましい。トンデモ理論も何でもありですからね…
特にメーカーの場合は商品を使ってみればメッキが全て剥がれます。どんなトンデモ理論もお客さんからの信用を失うことに…メーカーはつらいよ…商品じゃなくて理論を売るコンサルタントになりたい!
ということで商売は「信用」が大事ですから、その辺を学者さんや大学の研究者・コンサルタントにも分かって欲しいものです。
メラビアンの法則がトンデモ科学である理由
なんとこの法則、メラビアン博士自身が否定しちゃっているのです。これ以上の証明はないでしょう。
自分の誤りを認めるという点について流石はドクターというところ。オボちゃんは最後まで認めませんでしたからね。
メラビアンの法則(改良版)を作ってみた
同じくトンデモ科学なので信憑性はありませんが、現場で営業として鍛えられているので何が印象に残るか、何がどうでもよいかは感覚的に理解しています。
そこで私なりに就職活動や転職の面接対策に使えそうな「メラビアンの法則。改良版」を作ってみました。ふざけたネーミングですみません…
メラビアンの法則。改良版【就活・転職面接対策用】
●話の内容からの印象は、33.3%
●声からの印象は、33.3%
●見た目からの印象は、33.3%
なんや!?結局、比率を均等にしただけやんけ!?
とお叱りをうけそうですね。ですが、これが化学メーカーの営業現場で培った真実です。
コミュニケーションにおいてはどれも等しく重要ですよ♪という結論でした。