3分でわかる物流業界。課題と今後の動向・将来性まとめ【2017年版】

課題②国内ビジネスが頭打ち〜減少

個人向け通販の配送が好調とはいえ物流業界全体でみると、国内は良い材料が見当たりません。理由は上述したように、人口減少・メーカーの生産海外移転だからです。長期のトレンドでは、赤字で倒産していく企業が今後も増えていくでしょう。

課題③そもそも差別化が難しい業界

物流業界は、そもそも差別化できる業界ではありません。何か画期的なモノを作れるわけでもなければ、画期的な発明をできるわけでもありません。せいぜいアマゾンが運営する倉庫のように、「倉庫にロボットを大量導入し、ローコストで効率運営ができるようになりました」という程度。くだらない…

したがって物流会社が何とか利益を上げるためには、コスト・コスト・コスト。ローコストで運営する以外に方法がないだから、物流業界にはブラック企業が多くなってしまう。

もちろんコストの次には会社のブランド力・信頼性・拠点の数が重要なのですがね。

課題④あとはよく言われる人材不足・高齢化

これはよくニュースなどでも報じられているため、簡単に。

物流業界はトラック運転手の人材不足・高齢化が深刻となっています。私の勤める会社での話ですが最近、とある物流業者から以下のような「お願い」をされました。

  1. トラックは余っているのに運転手がいない
  2. だから納期(リードタイム)をこれまでより1日多く欲しい
  3. 届ける地域によっては2日余計に欲しい
  4. さらに値上げもしたい

このようなお願いをされるほど人材不足に困っている業界なのです…。だったら給料を倍にすればいいじゃん?そうしたら若者もいっぱい応募するハズ。

なのですが、そうすると今度は人件費が重くなって会社が潰れてしまいます(汗)。従業員の給料を上げられるほど儲かる業界じゃないということです…。

※交渉の結果がどうなったかは開示できません。

【物流業界】売上ランキングTOP20 – 2015年度

つづいて物流業界のプレイヤーを売上規模の大きい順に、整理していきましょう。ランキングには倉庫会社も含みます。

※HD = ホールディングスの略

  1. 1.9兆円|日本通運
  2. 1.4兆円|ヤマトHD
  3. 6803億円|日立物流
  4. 5554億円|セイノーHD
  5. 4894億円|山九
  6. 4340億円|センコー
  7. 4698億円|郵船ロジスティクス
  8. 4202億円|近鉄エクスプレス
  9. 2545億円|福山通運
  10. 2525億円|鴻池運輸
  11. 2423億円|上組
  12. 2129億円|三井倉庫HD
  13. 2068億円|三菱倉庫
  14. 2017億円|日新
  15. 1722億円|住友倉庫
  16. 1530億円|キューソー流通システム
  17. 1740億円|ニッコンHD
  18. 1490億円|SBS HD
  19. 1262億円|トランコム
  20. 1229億円|トナミHD

●非上場企業の大手

  1. 日本郵便(郵便局):売上不明

【物流業界】平均年収ランキングTOP20 – 2015年度

  1. 898万円/37.5歳|東京汽船
  2. 885万円/37.4歳|ヤマトホールHD
  3. 758万円/40.3歳|三井倉庫HD
  4. 757万円/40.3歳|日立物流
  5. 753万円/39.9歳|三菱倉庫
  6. 748万円/41.3歳|宇徳
  7. 742万円/38.0歳|近鉄エクスプレス
  8. 736万円/36.2歳|住友倉庫
  9. 724万円/39.5歳|安田倉庫
  10. 726万円/43.1歳|セイノーHD
  11. 720万円/40.4歳|伊勢湾海運
  12. 717万円/37.7歳|郵船ロジスティクス
  13. 701万円/43.9歳|東洋埠頭
  14. 682万円/47.1歳|丸八倉庫
  15. 678万円/42.8歳|エージーピー
  16. 673万円/39.1歳|日本トランスシティ
  17. 645万円/41.0歳|澁澤倉庫
  18. 644万円/45.3歳|櫻島埠頭
  19. 632万円/41.8歳|丸全昭和運輸
  20. 630万円/43.5歳|SBS HD

物流業界の今後の動向と将来性

物流業界の現状・課題を踏まえた上で、今後の動向と将来性について述べます。どんな会社が今後も生き残っていくのか?

次項より、私の考えつく限りで具体的な企業名をあげていきます。つづく

『3分でわかる物流業界。課題と今後の動向・将来性まとめ【2017年版】』へのコメント

  1. 名前:ばかみてえ 投稿日:2018/05/08(火) 08:25:46 ID:d963e6ee2 返信

    何この記事。
    BtoC物流はそうだとしても、BtoB物流の的外れな感じが半端じゃないな。
    メーカーが海外展開して現地に工場を建てたら日本の物流会社が一緒に行って素材を運んで、製品を運び出すのを知らんのか。
    海外展開してる化学メーカーの営業だったら知らないはずないから、零細企業の営業かニートだろこいつ

  2. 名前:その通り 投稿日:2018/05/13(日) 06:07:40 ID:aa474dec5 返信

    ばかみてえさんの仰る通り。

    本当に無知ですよね。
    「競争力を失ってきたメーカーは、かなり前から海外移転を進め、今では国内の製造業は頭打ち〜減少」ってぬかしてるけど、競争力を失ってるのは、付加価値が無い基礎素材を作ってる、非鉄メーカーや化学メーカー位なもの・・・

    自動車メーカーや電機メーカーは、グローバル市場でビジネスをしているから、税制の関係やコスト最適化、製品の安定供給や為替リスクヘッジのために、海外に生産拠点を整備しているだけで、日本国内の生産量は別に落としていない。
    それと、KD部品を海外に輸送したり、グローバルな工場間で製品を融通しあってるから、グローバル展開する大手メーカーは、物流会社と協力して、物流会社の倉庫を借りて、物流網の最適化に取り組んでいますからね。

    旧帝大卒、大手化学メーカー勤めの方とは思えないほどの不見識ですね。