【就活・転職】資格の嘘ってバレる?履歴書に嘘を書くときの注意点5つ

就活・転職で履歴書ESの資格欄に嘘を書くとばれるって本当?

嘘がばれたとして何か問題あるの?

嘘を書く場合の注意点は?

もし嘘を書くとしたら、どの資格をどのくらい盛ったらよいの?

という就活・転職者の質問に答えていく記事です。

質問:就活の履歴書ESの資格欄に嘘を書くとバレる?

答え:9割バレないが、企業と資格によってはバレる

英検、簿記、TOEIC、TOEFL、フィナンシャル・プランナー、行政書士、医療事務、秘書検定、MBA、弁護士などなど。世の中には資格があふれています。当然ですがそれぞれの資格には証明書があります。TOEICであれば点数の証明書が発行されますし、簿記であれば合格証明書が発行されますよね。

「資格の証明書」が存在する以上、企業側にとっては簡単に履歴書の嘘を見抜くことができます。だって就活生に履歴書やESを提出させるときに「資格を履歴書に記載した場合は証明書を添付すること」と、ただし書きを加えればいいだけなのですから。

でも、ほとんどの企業は履歴書やESで「資格の証明書を添付すること」という決まりが無い

そういう企業には嘘をついてもバレない!?ばれません。TOEIC500点を700点と偽って書いてもバレない。もちろんあなたの嘘をつくスキル次第でばれる場合もあります。これは後ろで詳しく解説しています。

一方、証明書を添付しなければならない企業の場合は100%バレます(あたり前)。

そこで履歴書・ESの資格に嘘を書く場合の注意点をまとめます。

注意①学歴詐称は必ずばれる

資格の嘘のうち、学歴詐称だけは完全にばれて内定取り消しになります(あたり前)。ほとんどの企業では入社前に大学の卒業証明書を提出しなければいけません。内定者がちゃんと卒業できたか?何かおかしな点はないか?人事採用担当者がチェックします。

大学名が違ったり、院卒、ドクターとか重要な資格を実は持っていなかったりしたら…さすがに内定取り消しになるでしょう。

注意②重要な資格の嘘も必ずばれる

重要な資格とは弁護士、会計士、税理士、MBA、弁理士などが含まれます。これらの資格で嘘をついていた場合、企業側からすると「弁護士と思って採用したのに…資格もってないなら要らんわ!!」となるわけです。

まぁ、こういった重要な資格は企業の採用募集要項のところに記載されていますけどね…「弁護士歓迎」とかなんとか。さすがに良識あるあなたは大丈夫だと思いますが、念のため注意点として書いておきました。

注意③内定後に資格の証明書を提出させる企業もある?

ほとんどの企業は内定後も資格の証明書を提出する必要がありません。

が、例外もあり一部の企業では内定後に資格の証明書を提出させるみたいです。私が就活をしていたころから今まで、実際には聞いたことありませんが…あくまでウワサです。

でも私の考えでは内定後に証明書を提出させるって企業側にとっては意味の無いこと。そこまで資格が重要ならエントリーの段階で提出させておくべきことだから。内定をだした後にチェックして嘘だとわかったら内定取り消しにする、なんて無駄なことはやりません。

しかも1人を内定取り消しにしたら、また新たに1人を補欠合格か採用しなければならないのです。これって企業にとっては無駄でしかないですよね?

就活生にとっては嘘がバレて内定取り消しになったとしても、別に大したダメージではありません。履歴書・ESの嘘がバレるくらいで内定取り消しになる企業なんて、最初から行く価値なし。採用担当が嘘を見抜けなかったことが問題。

自分たちの落ち度を人のせいにするような企業はダメダメですね。

《だからといって履歴書・ESの資格に嘘を書くのはおすすめしません》

注意④なぜ企業は資格の証明書を求めないのか?

多くの企業では「資格の証明書」を提出させません。これってなぜでしょうか?

理由は簡単で就活の場合、学歴以外の資格は目安にしかならないからです。TOEICで900点とっていても英語をロクにしゃべれない人もいます。秘書検定を持っていても礼儀がなっていない人もいます。採用担当者は資格が何も役に立たないことを知っています。

資格はあったら参考にするけど無くても問題ない、というスタンス。たとえば私は就活時、TOEICのスコアもなく英語が全くできませんでした。それでもグローバルに働きたいという想いがあったので、チャンスがありそうな大手化学メーカーを中心に就活。で、面接では英語ができるかどうかも聞かれます。でも堂々と「留学経験もゼロで英語は全くできません。気合でなんとかします!!」と答えていたものです。

《アホ丸出しなのでみなさんは真似しないでください》

それでもちゃんとグローバル・カンパニー(外資ではない)に内定しています。

だから英語ゼロのあなたは嘘をついてまでTOEICスコア900点とかアピールする必要はなく、もっと違う部分で勝負しましょう。

注意⑤英語ゼロでTOEICの点数を詐称するなら資格欄に嘘を書くのではなくカンニングしろ!

英語は仕事に必要なくてもTOEICスコアによって足きりされる企業があります。これは学歴フィルターと同じく、応募者が多すぎて選抜がめんどくさいという企業が使う手法。たとえば武田薬品工業とか、楽天とか明らかに応募者が殺到するであろう企業ですね。

この場合TOEICスコアはマストです。そして嘘を書くこともおそらく許されません。

短期間にTOEICスコアを500点から900点にすることはほぼ不可能。TOEICスコアの高い友人に頼んでカンニングさせてもらいましょう。やり方はいろいろありますが、本題から逸れてしまうため触れません。

もし私が履歴書・ESの資格に嘘を書くとしたら…

なんとなく資格があったほうが就活に有利なんじゃないか…という考えは間違い。

なので資格は嘘を書かないことがもっとも素晴らしい。でも仮に私が履歴書・ESの資格欄に嘘を書くとしたらこんな感じにします。

  • TOEICスコアを700点台に水増し
  • 英検を実力+1ランク水増し
  • 簿記を実力+1ランク水増し
    コツは0を1にしないこと。1を2にする程度ならばOK。

今の就職・転職で最も有利になると思われる資格がTOEICの点数(企業によります)。TOEICの点数が高いからといって英語がしゃべれるということにはならなくても、TOEICのスコアが低くて英語がしゃべれる人を私は知りません。つまり目安には使えるということ。

TOEIC500点しかないのに900点はさすがにマズイ…総合商社とか、本当に英語が話せる人材を求める企業の場合、面接で「英語で自己紹介してください」といわれる場合があるらしいので。さすがにすぐバレる。

一方、どんなに英語ができなくてもTOEICスコア700点くらいであれば嘘の申告をしてもOK。理由は英語がしゃべれる訳ではないけど、できない訳でもない、ほどよいスコアが700点という数字だから。700点というのはなんの違和感もない数字。留学してなくて900点だとちょっと疑いたくなる。

くわえて英語力の無い人でも700点なら3ヶ月マジメに学習すれば到達する。内定をもらったあとに必死に勉強して本当に700点を取ればよい。そうすれば仮に証明書を求められても対応できる。

まとめ

就活では嘘をつくな!!ありのままの自分で臨め!!

というアドバイザーも確かにいますが…私はおすすめしません。200%盛って自己PRすることが就活なのですから、別に嘘をついたってかまいません。そもそも企業側だって嘘で塗り固められているのですから…

企業の嘘 vs. 就活生の嘘。

これを比べると企業の嘘のほうが圧倒的に罪が重い。嘘の年収、嘘の残業時間、嘘の仕事内容…そのせいでうつ病になったり過労死してしまう若者すらもいるのですから、就活生のつく嘘なんて軽いものです。

仮に嘘がばれたからといって刑務所に行くわけではないのでご安心ください。

『【就活・転職】資格の嘘ってバレる?履歴書に嘘を書くときの注意点5つ』へのコメント

  1. 名前:unknown 投稿日:2016/11/18(金) 00:02:05 ID:06c10d6a0 返信

    はじめまして、いつもブログ読ませていただいています。

    ここで聞いていいのかわからないのですが、ひとつ質問があります。
    私は18卒でそろそろ就活を始めようかというところなのですが、
    就職にあたり勤務地についての不安があります。
    具体的にいいますと都市部か地元に根差して仕事をしたいのですが、
    ぜひ配属・転勤やエリア採用の待遇(?)について書いていただけないでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • 名前:のまどサラリーマン 投稿日:2016/11/18(金) 13:01:00 ID:b616124ab 返信

      お問い合わせありがとうございます!
      さてご質問の件、エリア採用の待遇ですが企業と業界によって違います。
      一般的にエリア採用には以下のような特徴があります。

      1. 出世スピードが遅い(高卒と転勤あり総合職の間くらい)
      2. 給料が低い(高卒と転勤あり総合職の間くらい)
      3. 働き方も高卒と転勤あり総合職の間くらい
      4. うまく出世すれば課長ポジションくらいまではなれる
      5. (私の勤める会社では)定時出社&定時退社
      6. 責任範囲がせまい

      今後もう少し調査し、書けることがあれば記事に致します。
      どうぞ宜しくお願いいたします。

      管理人