「ご支持くださいますようお願い申し上げます」意味と使い方・例文

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の意味、ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)にふさわしい使い方、注意点について。

ビジネスメールの例文つきで誰よりも正しく解説する記事。

※長文になりますので「見出し」より目的部分へどうぞ

意味

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」は直訳すると「支持してくれるようお願いします」という意味。

ようは「支持してほしい」と言いたいわけなのですが…

なぜこのような意味になるのか?

そもそもの意味と敬語について順をおって解説していきます。

“支持”の意味は「賛同して後押しすること」

支持(しじ)の意味は・・・

  1. ささえもつこと。ささえてもちこたえること。
    【例文】地震がきたらまず、家の柱をなんとか支持すること。
  2. ある意見・主張などに賛成して、その後押しをすること。
    【例文】自民党を支持する。
    【例文】内閣支持率

“ご支持くださいますよう”の意味は「支持してくれるよう」

「ご支持くださいますよう~」の意味は直訳すると「支持してくれるように

「~してくれる」の尊敬語「お(ご)~くださる」をつかい、

さらに丁寧語「ます」+「よう(様)」を組み合わせると「お(ご)~くださいますよう」という敬語になります。

「ますよう」ってどんな意味?

“ご支持くださいますよう”の「ますよう」は「(〜する)ように」の意味。

なぜこのような意味になるのでしょうか?

先ほども示しましたが「ますよう」は「①ます+②よう(様)」という2つの単語からなります。

まず前半部分の「ます」はシンプルに丁寧語の「ます」

つづいて後半の「よう(様)」の意味はいろいろありますが…

ここでは「婉曲 (えんきょく) な命令・希望の意を表す」言葉として使われます。

希望をあらわす「よう(様)」にはたとえば、

  • 【例文】時間に遅れないよう、ご留意ください
  • 【例文】部長に怒られないように気をつける
  • 【例文】風邪などお召しになりませんように

などあり。

ちなみに「ように」でも「よう」でも正しい日本語ですが、「お伝えいただきますようにお願い致します」はあまり一般的ではありません。

※ なお表記は漢字「ます様に」でも平仮名「ますように」でも、どちらも正しい日本語です。

お願い申し上げます は「お願いする」よりも丁寧な敬語

「お願い申し上げます」の意味は「お願いする

ただし、この上なく丁寧な敬語「お(ご)~申し上げます」をつかっているため実際にはもっと丁寧なニュアンス。

もととなる単語は「願う」であり、

謙譲語「お(ご)〜申し上げる」を使い「お願い申し上げる」とし、さらに丁寧語「ます」をつかって敬語にしています。

「お願い申し上げます」は「よろしくお願い申し上げます」としてもOK。

さらに「どうか」という意味の「何卒(なにとぞ)」を使い「何卒よろしくお願い申し上げます」としても丁寧。

あるいは「お願い致します」に言い換えても丁寧です。

あわせると意味は「支持してくれるよう、お願いします」

  1. ご支持 = 支持すること
  2. お(ご)~くださる = 「〜してくれる」の意味の敬語(尊敬語)
  3. ますよう=丁寧語「ます」+希望「よう(様)」
  4. お願い申し上げます = 「お願いする」よりもかしこまった敬語

これらの単語を合体させて意味を考えます。

すると「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の意味は…

「支持してくれるように、お願いします」

のように解釈できます。

ようするに「支持してほしい!」「支持してください!」というあなたの希望をあらわしているのですが、このままではあまりにストレート過ぎて目上や上司に使うにはイマイチです。

そこで遠まわりに「支持してくれるようにお願い!」として、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズにしています。

そんなに丁寧にお願いする必要あるの?って思うくらい。

目上・上司にはもちろんのこと社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズですね。

敬語の解説

念のため「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の敬語について整理しておきます。

  • もとになる単語「支持」
  • 「〜してくれる」の尊敬語”お(ご)〜くださる”で「ご支持くださる
  • 丁寧語”ます”をくっつけて「ご支持くださります
  • 楽に発音するため「り→い」にして「ご支持くださいます
  • 希望を表す”よう(様)”で「ご支持くださいますよう
  • 「お願いする」よりもかしこまった敬語「お願い申し上げます

→すべてあわせると敬語「ご支持くださいますようお願い申し上げます」になる

上記のようにして元になる語「支持」を敬語にしています。つまり敬語としては何もおかしいところはありません。間違いではなく正しい敬語です。

ちなみに敬語「お(ご)」は…

  1. 「自分がご支持する」「相手にご支持いただく」のであれば謙譲語としての使い方。
  2. 上司・目上・取引先などの「相手がご支持くださる」のであれば尊敬語としての使い方。

というように2パターンあります。

補足

※ 漢字表記「下さいますよう」vs ひらがな表記「くださいますよう」はどちらもOK

※「くださませ → くださませ」への変化を「イ音便」といいます

※ 漢字表記「ます様」vs ひらがな表記「ますよう」はどちらも正しい

【使い方】ビジネスメールの結びetc…

つづいて「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の使い方について。

意味のとおりで何かしら「支持してほしい!」「支持してください!」と言いたいビジネスシーンに使います。

ただしビジネス会話や電話対応でつかわれることはほとんどなく、ほとんどの場合ビジネスメールで、とくに結び・締め・文末につかいます。

ビジネスメール結び・締め・文末につかう特有のフレーズとお考えください。

※もちろん結びでなくても使えないことはありませんが…

使い方①例文

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」はたとえば、

  • 【例文】どうかご支持くださいますようお願い申し上げます
  • 【例文】何卒ご支持くださいますようお願い申し上げます
  • 【例文】大変恐れ入りますが、どうかご支持くださいますようお願い申し上げます

のようにして使います。

ほとんどの場合ビジネスメールで、とくに結び・締め・文末としてつかいますね。

まぁようするに「支持してほしい!」「支持してください!」という意味なのですが丁寧な敬語にすると、こんな風にややこしい文章になります。

使い方②”ご支持くださいますようお願い致します”でも丁寧

ところでビジネスシーンでは、

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」としても丁寧ではありますが…

「お願い申し上げます」とおなじ意味の「お願い致します」をつかい、

  • 【例文】ご支持くださいますようお願い致します
  • 【例文】ご支持くださいますようお願いいたします

としても丁寧です。

使い方③”どうか・何卒・宜しく”などを添えるとなお丁寧

すでに例文にはしましたが・・・

ビジネスメールを丁寧にするコツとして「どうか・何卒・宜しく」などの語を添えるとより丁寧というか、やわらかい印象のフレーズになります。

どれも深い意味はありませんが、お願い・依頼の際に添える語としてよくつかいますね。

たとえば、

  • +どうか
    「どうかご支持くださいますようお願い致します」
    「どうかご支持頂きますようお願い致します」
    「どうかご支持の程お願い申し上げます」
  • +何卒(なにとぞ)=どうか
    「何卒ご支持くださいますようお願い致します」
    「何卒ご支持頂きますようお願い致します」
    「ご支持のほど何卒お願い申し上げます」
  • +宜しく・よろしく
    「ご支持くださいますよう宜しくお願い致します」
    「ご支持頂きますよう宜しくお願い致します」
    「ご支持のほど宜しくお願い申し上げます」
  • +何卒/どうか & 宜しく・よろしく
    「ご支持くださいますよう何卒よろしくお願い致します」
    「ご支持頂きますよう何卒よろしくお願い致します」
    「どうかご支持のほど宜しくお願い申し上げます」

のようにすると丁寧です。

なお「何卒・どうか・宜しく」は「何卒お願い致します」のようにお願いの部分にかけても、「何卒ご支持〜」のようにご支持の部分にかけても、どちらも丁寧です。

また表記は漢字・ひらがなのどちらでも構いませんが、文章のバランスを考えて読みやすいようにしましょう。

“ご支持いただきますよう~”でも丁寧

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の他にもビジネスメール結び・締め・文末によく使う敬語には…

  • 【例文】ご支持いただきますようお願い申し上げます
    意味は「支持してもらうようお願いします」

あるいは可能形「いただける」をつかって

  • 【例文】ご支持いただけますようお願い致します
    意味は「支持してもらえるようお願いします」

としても丁寧です。

もあります。

「支持してください!」とストレートに言うのではなく遠回しに自分の意思や気持ちをつたえる、とても丁寧なフレーズですね。

ニュアンスとしては「支持してもらえるよう、お願いします」みたいなイメージ。

“ご支持いただきますようvs.くださいますよう”の意味と違い

「ご支持いただきますよう」vs「ご支持くださいますよう」の意味と違い。

どちらも言いたいことは結局のところ「支持してほしい」なのですが…

意味と敬語の使い方に違いあり。以下のような違いがあります。

  • 「ご支持いただきますよう」だと意味は「支持してもらうよう」
    → 敬語は謙譲語”お(ご)~いただく”+丁寧語”ます”+希望”よう”
    → 謙譲語「お(ご)~いただく」の意味は「~してもらう」

いっぽうで、

  • 「ご支持くださいますよう」だと意味は「支持してくれるよう」
    → 敬語は尊敬語”お(ご)~くださる”+丁寧語”ます”+希望”よう”
    → 尊敬語「お(ご)~くださる」の意味は「~してくれる」

となります。

「いただきますよう」をつかうと、よりやわらかい表現にはなりますが…

心底どちらでも構いません。

ちなみに。

「ご支持いただますようお願い致します」は謙譲語「いただく」に可能表現をつけくわえた敬語です。

ということなので「ご支持いただますよう~」との違いは可能表現をつかうのか、そうでないかという点。

可能の表現をつかうと意味としては「〜してもらえるよう」となります。

おなじような可能の表現にはたとえば、

「泳ぐ → 泳げる」
「書く → 書ける」
「聞く → 聞ける」

などあり。どれも「〜できる」という意味になりますね。

ほんとうに些細なところなので誰も気にはしないでしょうが…

どれも丁寧であり使い分けの必要なし

で、どれが丁寧かという話。

結論としてはここで紹介した例文はどれも丁寧であり、使い分けする必要はありません。

ただよくある使い分けの目安としては…

ビジネスメール結びには「ご支持くださいますようお願い致します」をつかうことが多く、

お礼には「ご支持いただき、ありがとうございます」のようにすることが多いですね…

これは年代によって違いますし地域によっても差があるかと。

若い世代は「いただきますよう」を好み、

私のようなおっさんは「くださいますよう」を好む傾向にあり。

ということで心底どれをつかっても差し支えありません。

例文で違いを考える

せっかくですので「ご支持いただきますようお願い」「ご支持くださいますようお願い」の違いを例文で示してみます。

たとえば結び・締めに使う「お願い」するときのシーンを考えましょう

すると…

「ご容赦くださいますようお願い申し上げます」
「ご容赦いただきますようお願い申し上げます」

「ご了承くださいますようお願い申し上げます」
「ご了承いただきますようお願い申し上げます」

「ご教示くださいますようお願い申し上げます」
「ご教示いただきますようお願い申し上げます」

こんな敬語フレーズをよく使います。

実はこれらは「くださる」を使うのが一般的です…
「いただく」としても丁寧ではありますが…

ところが、たとえば何かをもらった時のお礼のシーンを考えます。

「たいそうなお品をくださりありがとうございました」
「たいそうなお品をいただきありがとうございました」

もうひとつ、

「いつもご利用くださりありがとうございます」
「いつもご利用いただきありがとうございます」

上記の例文はどれも敬語としては正しい使い方。
ただ圧倒的に「いただき〜」とするほうが多いですね。

ただし本来であればどれも丁寧な敬語であり、使い分けする必要はありません。

シンプルに”ご支持のほどお願い申し上げます”でも丁寧

他にもビジネスメール結び・締め・文末によく使う敬語には「ご支持のほどお願い申し上げます」もあります。

ビジネスメールではとかく「いただく」「くださる」ばかりになってしまい、文章が気持ち悪くなってしまうのですよね。

そこで活躍するのが「ご支持のほどお願い申し上げます」です。

使い方にはたとえば

  • 例文「ご支持のほどお願い申し上げます」
  • 例文「ご支持のほどお願い致します」

などあり。

“ご支持のほど”の「ほど」ってどんな意味?

ここで「ご支持のほど」の「のほど」は限定を避ける言い方で、意味としては「〜してもらうよう」「〜してくれるよう」と考えることができます。

断定をさけて表現をやわらげるのに用いる語です。

もともと、とくに深い意味はありません。

ビジネスでは下手(したて)に出ることが基本ですので、強い口調を避けるためにこのような使い方をするようになったのだと推測します。

ちなみに「ご支持の程」というように漢字をもちいてもOK。あなたのお好みでお使いください。

“ご支持いただけますと幸いです”だとなお丁寧

“支持してほしい!”と言いたいときに使える敬語。

他にもビジネスメール結び・締め・文末によく使う敬語には…

「ご支持いただけますと幸いです」「ご支持いただけましたら幸いです」などあり。

ビジネスメール結び・締め・文末につかうときにはたとえば、

  • 【例文】ご支持いただけますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。
    →意味は「支持してもらえると嬉しいです」
  • 【例文】ご支持いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
    →意味は「支持してもらえたら嬉しいです」
  • 【例文】ご支持いただけましたら幸甚に存じます。お願い致します。
    →意味は「支持してもらえたら、とても嬉しいです」

のように、あとに「お願いします!」的な文章をつけくわえて使います。

意味と敬語

どれも言いたいことは結局のところ「支持してほしい」なのですが…

敬語の使い方に違いあり。

  1. 謙譲語「いただく」を可能形にすると「いただける」という敬語になり、
  2. さらに丁寧語「ます」をくっつけると「いただけます
  3. さらにさらに仮定の「たら・れば」をくっつけると「いただけましたら

というような感じで敬語の使い方が違いますね。

そうすると意味も変わってきます。

「ご支持いただけますと幸いです」のニュアンスとしては「支持してもらえると嬉しいのだけど…」であり、

「ご支持いただけましたら幸いです」だと「支持してもらえたら嬉しいのだけど…」というような感じになります。

※一般的に可能形「~いただける」を使うとよりやわらかいニュアンスの敬語になります。

違い

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」でも遠回しにあなたの希望を伝える敬語なのですが…

「ご支持いただけますと幸いです」だともっと大げさになります。

「ご支持いただけましたら幸いです」だと、もっともっと大げさになります。

かな〜り遠回しにお願いをしているわけで、目上・上司・取引先への言葉づかいとしてはこの上なく丁寧ですね。

そんなに丁寧にする必要あるの?って思うくらい。

※あまりに多用しているとバカ丁寧だと思われてしまうため、状況に応じてお使いください。

ビジネスメール例文

こうして長々と読んでいてもイメージがつかみにくいかと思いますので、より実践的に。

ここでは「ご支持くださいますようお願い申し上げます」の使い方をビジネスメール例文でご紹介。

どれも目上・上司・取引先にふさわしい丁寧な敬語にしています。ご参考にどうぞ。

なお繰り返しにはなりますが…

とくにビジネスメールにおいては以下の敬語もオススメです。

① それなりに丁寧「ご支持くださいませ」「ご支持をお願い致します」

② 丁寧「ご支持いただければと存じます」

③ かなり丁寧「ご支持いただければ幸いです」

④ とくにビジネスメール結び/文末につかう

「ご支持いただきますようお願い申し上げます」

「ご支持くださいますようお願い致します」

「ご支持のほどお願い致します」

ビジネスメール例文①政治家を支持してほしい(社内)

メール件名:【お願い】大阪市議会選挙

組合員 各位 (社内上司・目上など)

お疲れ様です。
労働組合・選挙管理委員会のノマドと申します。

さて、皆様ご存知のとおり7月1日に大阪市議会選挙が行われます。

本組合では民主党所属の「ノマド太郎 氏」を後援しており、街頭演説などの選挙活動を実施しております。

当選の暁には地域経済の発展に全力で取り組んでいくとのことですので、ぜひ「ノマド太郎」をご支持いただけますと幸いです。

なおノマド氏のプロフィールなど詳細は添付パンフレットにてご案内申し上げます。

以上

よろしくお願い申し上げます。

************
メール署名
************

ビジネスメール例文②プロジェクトを支持してほしい(社内)

メール件名:No残業デー導入の件

営業部 xx部長

お疲れ様です。
人事部・ノマドです。

さて標記の件、昨今の政府主導による「働き方改革」を受け、現在NO残業デーの導入を検討しております。

そこでガイドライン案を下記のとおり作成いたしました。

本活動の導入にむけ何卒ご支持いただけますと幸いです。

【NO残業デー・ガイドライン案】

①導入予定日:2018年7月1日~
②内容:
・毎週水曜日をNO残業デーとする
・各ライン長は部員への周知徹底を図る
・~~

以上

なお本プロジェクトは未だ正式決定にいたっておりません。ご意見等ございましたらお気軽にお申し付けください。

宜しくお願い致します。

************
メール署名
************

※「ご賛同=賛成・同意すること」や「ご承諾=受け入れる・認めること」に言い換えても丁寧

ビジネスメール例文③支持してほしい(社外)

メール件名:地域ボランティアご賛同のお願い

株式会社ビジネス
総務部 xx部長 (社外取引先)

いつもお世話になっております。
東京区役所・地域担当ノマドです。

さて標記の件、来る8月1日に地域ボランティアによる清掃活動を企画しております。

そこで貴社従業員の皆さまにも有志でぜひご参加いただきたく、連絡いたしました。

ぜひ本活動をご支持いただき、皆さまの募集にお力添え頂ければ幸いです。

なお活動の詳細は下記のとおりでございます。

(省略)

以上

ご多忙のところ大変お手数お掛けいたしますが、
お取り計らいの程よろしくお願い致します。

************
メール署名
************

※「ご賛同=賛成・同意すること」や「ご承諾=受け入れる・認めること」に言い換えても丁寧

会話・電話対応では”ご支持いただけますか?”

ビジネスメールではなく会話や電話対応シーンであれば…

「ご支持くださいますようお願い申し上げます」などは絶対につかいません。

長いうえに丁寧すぎて気持ち悪いですからね。

そこでビジネス会話・電話対応では…

  • 【例文】ご支持いただけますか?
  • 【例文】ご支持いただけますでしょうか?
  • 【例文】ご支持願えますでしょうか?

といった質問フレーズをつかいましょう。

「お(ご)~いただけますか?」の意味としては「~してもらえますか?」であり、敬語をつかって丁寧な表現にしています。

支持して頂けますか?でもOK

あるいはもっとシンプルに、

  • 【例文】支持していただけますか?
  • 【例文】支持していただけますでしょうか?

としてもOKです。

「~していただけますか?」の意味は「~してもらえますか?」であり、敬語をつかって丁寧な表現にしています。

もちろん「ご支持いただけますか?」のほうが丁寧。

ただ会話シーンで堅苦しい敬語をつかいすぎると相手とのあいだに壁をつくってしまいます。

そういう意味で会話ではややカジュアルな敬語フレーズをつかっても差し支えありません。

敬語の解説

「ご支持いただけますか?」「ご支持いただけますでしょうか?

の敬語の成り立ちとしては…

  • “支持”に「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」で「ご支持いただく」
  • 可能形にして「ご支持いただける」
  • さらに丁寧語”ます”で「ご支持いただけます」
  • 疑問形にして「ご支持いただけますか?」

“〜だろうか”の丁寧語「〜でしょうか」を使うと「ご支持いただけますでしょうか?」

どちらも謙譲語をうまくつかい、このうえなく丁寧な敬語フレーズとなっていることがわかります。

したがって上司・目上・社外取引先につかえる素晴らしい敬語、と言えるでしょう。

どちらかというと「〜いただけますでしょうか?」のほうが丁寧なのですが…

バカ丁寧だという意見もあるため「〜いただけますか?」で構いません。

参考記事

他にもある丁寧な言い換え敬語