メール宛先が複数人になるときの書き方(区切り・順番・敬称など)

1.メールの「見やすさ」を考えること!

メール宛先が複数になるときの注意点、
まずは『メールの見やすさを考えて書くこと』

宛先だけで画面のほとんどを使ってしまうような書き方は、配慮に欠けています。相手にとって見やすくしましょう。具体的には宛先となる人数を考え、もっとも見やすいものを使い分けると好感がもてます。

2.「CC:鈴木様、~」は書かないことも多い

メール宛先が複数になるときの注意点、
つづいて『CC: は書かないことも多い』

メール宛先が複数人のときには「CC:鈴木様、・・・」のように解説しましたが…。CCにメールアドレスを入れるだけで、わざわざ書かずに省略する人も多いです。

とくに社内メールでは、
公式なメールでなければ「CC:」にいれたひとを連名で書く必要はありません。

「CC:鈴木様、・・・」をいつも書いていると、メールを送るたびにめんどくさい宛名書きの作業をしなければならず、仕事の効率がとてつもなく悪くなります。

3.役職の高いひとほど左側、上側にくるように!

メール宛先が複数になるときの注意点、
つづいて『役職の高いひとほど左側、上側にくるようにする』

役職者を宛名にふくめて連名にするときには「鈴木部長」「佐藤課長」などのように、「名字+役職」を使います。書く順番は、役職の高いひとほど左側・上側に書くようにしてください。「CC:加藤様、田中課長、山本部長」は失礼にあたるため、ご注意を。

4.敬称は重複しないように!

メール宛先が複数になるときの注意点、
つづいては『敬称は重複しないようにする』

敬称とは「様」「殿」のことで、個人・役職などをうやまうための言葉です。

「各位様・各位殿」は間違いです。なぜなら「各位」は「みなさま」という意味であり、もともと「様・殿」を含んでいるから。「各位様・各位殿」とすると「みなさまさま」という意味になってしまいます。

また「お客様各位」「取引先様各位」のような使い方も間違いです。なぜなら「お客様のみなさま」「取引先様のみなさま」という意味になるからです。ただよく使われるため、正しい使い方として認識されてはいますが…。

ほかには「部長様」「社長様」もやりがちな間違い。ちなみに年配のひとがよく使う「部長殿」「社長殿」は正しいのでしょうが、あまり一般的な使い方ではありません。「○○部長」「部長 ○○様」のような宛名にするのが無難です。