日系の商社マン(総合商社・専門商社)・英語バリバリの帰国子女があまりにも使えないので記事にします。特に最近は英語ができるだけで採用されている商社マンが多く、ほんとに困っちゃいます…
総合商社・専門商社の新卒人事採用担当はこの記事を読んでなんとかしてくれ!英語ができても欧米かぶれの人間はメーカーにとって役立たずなんだよ…英語はできなくてもいいからビジネスの才能ある就活生を採用してくれ!!
日系商社はアンダーマネーを使えない
アンダーマネーとは賄賂のこと。途上国でビジネスを作るには賄賂が必要。日本でも20年前までそうだったようにどの国も同じで、英語なんて何一つ役に立たないのです。
例えば以下のような国々で何かモノを売ろうとすると、英語は必要なく賄賂が必要になります。
(グローバルカンパニー相手の場合、賄賂は必要ありませんがその場合、商社も必要ありません。メーカーが直接やります。)
- 中国
- インド
- ベトナム
- バングラ
- タイの一部
- パキスタン
- ロシアおよびその周辺国
- コロンビアおよび中南米の一部
- 韓国の一部
その手口にはいろいろあり化学メーカーの場合、1トン買ってくれるたびに◯◯万円のマージンをキーマンの個人口座に支払ったり、ビジネスを始める前にBMW最高級クラスをプレゼントしたり…
ディープに語り始めると私も会社をクビになるので止めておきますが、あの手この手で(バレないように)お金を渡します。
日本の商社もキーマンにお金を渡して商売を作るか?
じゃあ日本の商社も同じようにキーマンにお金を渡して商売を作るか?
といえば答えはノー。
日本の商社はこんなことをしてバレたら全てのグローバルカンパニーから手を切られます。
結果として海外ローカル企業との取引ができません。
自分の手は汚さないけど、他人の手は借りる
アンダーマネーを渡せないので、海外ローカル企業との取引ができない日系商社。
それでも何とかしようと考えます。
結局、自分でアンダーマネーを渡せない商社は現地のそれ(賄賂)だけしかないファンクションの商社を雇います。「メーカー → 日系商社 → 賄賂専属商社 → お客さん」という商流。
そうすれば自分は言い訳(賄賂を渡しているのを知らなかった、など)できて現地商社もマージンを得て儲かる、というどうしょうもない仕組み。
「それ、日系商社いらないだろ!?」というツッコミがあって然るべき。
別に誰がアンダーマネーを渡しても一緒なんですが…
日系商社マンは絶対に自分の手を汚しません(苦笑)メーカーも同じ。自分では絶対に賄賂を渡さない。でも誰か現地の顔が効く人に渡してもらう…というヤ◯ザな世界なのです。
そうしないと商売ゼロですからね。いくらいいモノを提案しようと、いくら安いモノを提案しようと無意味。←驚くことにこれが大手化学メーカーの世界。
途上国では自分がいくら貰えるかしか興味ない人たちがビジネスを動かしているのですよ。
結局、商社マンは日系メーカーの子守係り
上述したようなディープな取引をできない商社マンに未来はありません。
単に日系メーカーが作る商品をクリーンな手法で現地メーカーに売ったり、現地メーカーの作る商品を日系メーカーに売ったり…
そんなことメーカー営業だけで事足りるやん!的なビジネスしか出来ていないのです。
三菱商事・三井物産・住友商事の営業マンでクビになるリスクを取ってまでアンダーマネーの世界に入るサラリーマンなど誰もいないのですよ…
一方、伊藤忠のようにあからさまに中国共産党幹部にお金をバラまいて自分の商売を作る、という姿勢の方が好感が持てます(あくまでメーカー視点)。
ビジネスに英語なんて必要ない
ビジネスはヒト対ヒト。相手の求めることをやって何が悪い?という話です。
あなたが絶対に射止めたいと思う女性にお金を貢ぐのと、ビジネスで絶対に射止めたいと思う人に賄賂(現金)を渡すのは同じ。本質的には何も悪くないし言語なんていらない。
でも欧米人はなぜか嫌う。それは欧米人が賄賂を否定しないと世界では勝ち目がないから。自分たちの資本主義ルールを押しつけたいだけ。
でもアジアのビジネスは断じて違う。会社対会社ではなく、男対女。
サプライヤーがお客さん(=恋人)を射止めるためにお金を貢ぐという自然な成り行き。
まとめ
こういう世界が嫌いだという人はコンサルになって大前研一氏や浅間勝代氏みたいに、訳のわからない正義感を振りまいてみましょう。
けど私は「ビジネスの世界はお前らゴミコンサルが言うように甘くない!」と言いたい。
マッキンゼーのコンサルやMBAホルダーはビジネスの世界においてはゴキブリ以下。欧米かぶれしたアホの集まり。ビジネスは結局、ヒト対ヒトなのですから。
論理ではなくヒトが動かしているのですよ。
草食系になった商社マンにも、その辺りのことを十分に理解して貰いたいものです。
はぁ…メーカー営業がこういう情報を発信しないといけないくらい、日本の商社マンは腐っていて貧弱になっているのです…昔はメーカーを引っ張る立場だったのにね…
営業はどの業界においても肉食系男子求む!!
重要なので目立つようにしました。
こいつは日本にいては危険だ!!!と人事採用担当者に思われるくらいの人材がちょうど良いのです。
事実私は、東大・京大生にはとてもできないような「なにか」を持っているというだけで入社しているのですから。
(人事採用担当の思惑通り、お客さんに現ナマ渡したり完全にアウトな営業やってます。けど証拠ゼロだから問題ないよね!?そうやって自分はサボりつつも商売が自動的に伸びるのですよ。)
すべての商社マンに問いたいこと、あなたはなぜ年収が高いのかをご存知ですか?
激務なのも理由の一つすが、こういうファンクションを発揮するためじゃないでしょうか?
少なくとも私は給料の幾分かを会社に請求できないアンダーマネーで消費しています(苦笑)。
これも貴重な人生経験の「投資」だと考えているのですよ。フリーランスでは決して味わうことのない理不尽ですからね(負け惜しみ)。