某有名化学系専門商社・営業マンとの商談で得た情報。
専門商社は昔ほど激務じゃないかも?と思ったので記事にしておきます。
就活・転職のご参考になりましたら幸いです。
接待が激減
接待とはお客さんとの会食・飲み会・ゴルフなど、仕事以外で顧客を喜ばせるイベントのこと。
10年前までビジネスは飲み会の回数に比例して伸びる。と言われていたものですが最近は以下の理由により接待が少なくなっています。
①国内ビジネス減退により交際費が激減
専門商社における国内ビジネスは完全に頭打ちもしくは減少。海外だけしか伸びていない。従って交際費を減らされて接待をしたくてもできない。
私一人で使う交際費=某専門商社の課の予算と言っていました…化学メーカーよりも交際費ないってヤバいだろ!?
これでは予算的に1-2回/週の接待が限度。そういえば商社マンに飲み会誘われたこと、最近少ないような…
②お客さんが接待を拒否する(特に自動車業界)
これは時代の流れ。業界では「コンプライアンス上まずい」という。
会社によっては商社やサプライヤーと飲み会していたことがバレると、減給処置などのペナルティーを受ます。
③ワーク・ライフバランスを重視
これも時代の流れ。「飲み会する時間あるなら家帰りたいわ〜」というサラリーマンが増えているという事実。
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接待の頻度は
昔)週5日接待+土日ゴルフ → 今)週1-2日接待+土日稀にゴルフ
という感じになっているそうです。
社内の飲み会>>>接待
飲み会ばかりやっていた昔のバブル商社マンが定時帰宅など、納得するはずありません。
お客さんとの接待が減った分、バブル世代上司との飲み会が増え相殺されます(笑)。
それもあと10年もしてバブル世代が消えれば無くなる文化でしょうね。
若者は本当に飲み会を嫌いますから…
仕事のストレスは増加
時間的には多少余裕になっても、仕事のストレスは昔より確実に増えています。主な理由はITの発達によるところが大きいですね。
スマホのせいで世界中どこにいても仕事が降ってきますから…飛行機の中くらいしか休まる時間がありません。
また営業マンにありがちなストレスとは以下のことを指します。
- 納期プレッシャー
- 価格調整プレッシャー
- 社内・上司からのいろいろ
- 会社メールがスマホ対応になり休む暇がない
- 人が減り一人当たりの負担増
- 時差あり国の対応
これは専門商社に限らす営業マンであれば全員当てはまります。でも商社マンは客の数と商品の数がメーカーの比ではありません。
- メーカー営業マンは1商品 x 顧客数(少)/人
- 商社営業マンは100商品 x 顧客数(多)/人
どちらがより多くのプレッシャー(ストレス)を受けるか、すぐに分かりますね?
まとめ
以前に某有名専門商社の営業マンが病気(うつ病など)でしょっちゅう休んでしまい、担当がコロコロ代わる。
という話をしました。
飲み会が減っても違う仕事の時間が増えたり、より精神的にダメージを受ける仕事が増えたりで結局、激務なことには変わりないのです。
激務とは拘束時間が長いことを指すのか?
それともストレスが多いことを指すのか?
それとも飲み会が多いことを指すのか?
何を持って激務というのかは人それぞれなのでまぁ、何とも言えませんけど…
化学系専門商社の営業マンはこんな仕事してますよ、という紹介でした。