東レ総合職は薄給?年収事例を実際に調査してみた

企業の評判や2ch口コミで必ずでてくる東レ総合職の給料、年収に関する情報。

そこで「東レ総合職が薄給という口コミはどこまで信憑性があるのか」を検証してみました。

就職活動や転職者のご参考にどうぞ。

*2016年9月時点の情報です。
*一般職ではなく大学新卒総合職(文系・理系)の情報です。
*情報には精査を重ねておりますが、実態と異なる可能性がございます。

東レの平均年収(全従業員ベース)

有価証券報告書に公表されている平均年収(全従業員ベース)は以下の通り。

【2015年度の平均年収:681万円】

【平均年齢:36.9歳】

【平均勤続年数:14.1年】

【年収=給与+残業代+賞与+基準外賃金】
基準外賃金とは通勤手当、家族手当、住宅手当などのことを指す。

平均年収を見ると化学業界平均の620万円(平成26年)とそう変わらないという結果に…

この平均年収は圧倒的に母数の多い工場の一般職勤務も含んでいるので、総合職には全く当てはまらない。

でも「公表平均年収≒一般職の年収」でこの数字ということは、総合職の年収も平均に毛が生えた程度だと推定できる。

それでは本題に入ろう。

東レが薄給・激務という情報の出所

2ch就職掲示板がメインの情報源。

同じくネット企業評判クチコミサイトの「転職会議」や「カイシャの評判」「キャリコネ」「My News Japan」といった情報提供サイトにも見受けられる。

ただ全く逆の「東レの年収は業界の中でも高い水準」といったクチコミもあり、どちらが本当なのか判断がつかない。

通常なら意見は絶対に割れないのでどちらかが嘘だということになる。

*この記事を書くためだけに企業クチコミサイトに登録し確認。

東レ総合職の平均年収816万円(平均年齢39.6歳)

総合職の年収を知るために最も信憑性が高いであろう情報は「就職四季報(東洋経済新報社)」から出ている数字。この数字をまずは指標にする。

*あくまでも他の情報と比べると信憑性が高いという話。

東レ(総合職文系&理系)の年収事例

標準的な給与体系(残業代、手当のぞく)

【23歳学卒/25歳院卒入社】公表の年収+ボーナス+残業代

【30歳】年収530万円

【32歳係長】年収640万円

【35歳係長】年収700万円

【40歳課長】年収800-1,000万円*ボーナス変動、平均900万円(ほぼ全員)

【44歳部長】1,200-1,600万円*ボーナス変動(5人に1人)

給与制度の特徴と各種手当

  1. 独身寮:家賃1万円/月
  2. 住宅手当:年間150万円前後(本社のみ)、工場は社宅
  3. 世帯手当:なし
  4. 課長40歳でも平均年収900万円。業績部分が大きく効いてくる。
  5. ボーナス賞与は5-7ヶ月/年。上記年収は標準的なボーナス額で計算。
  6. 課長以上は裁量労働、残業代なし。
  7. 残業代は人によって大きく変わるためカウントしていない。
  8. 手当は減る方向
  9. ボーナス査定で同期でも10%前後、年収に差がでる。

各種手当て込み年収(本社勤務と仮定)

【30歳手当込み年収】680万円(残業月30時間で760万円)

【35歳手当込み年収】850万円(残業月30時間で950万円)

【40歳・管理職ぺいぺい】年収800-1,000万円*ボーナス変動、平均900万円(ほぼ全員)

【44歳部長】1,200-1,600万円*ボーナス変動(5人に1人)

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東レの特徴は住宅手当が厚いところ。年収+150万円と考えるのが妥当。

それでもやはり、東レという会社の格を考えると報われない年収テーブル。

先ほどの「東レ総合職の平均年収816万円」よりは流石に高いが、化学メーカートップクラスの年収ではない。

結論:やはり東レ総合職の年収は(会社の格を考えると)低かった

何と比較するかという話です…

世間一般の水準よりは全然高い。

でも同じ繊維業界の帝人より年収低い、格下のクラレより年収低いかも。

化学メーカートップクラスの規模と利益を持ちながらこの年収では、従業員かわいそう。

改善を期待します。