【転職】面接日程が「いつでもいい」ときのメール返信例文

「恐れ入ります」

「申し訳ないけれど」の意味。「恐れ入る」+丁寧語「ます」で敬語にしています。

たとえば、

  • 例文「お忙しいところ恐れ入りますが(恐縮ですが)、ご対応のほど宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「お忙しいところ恐れ入りますが(恐縮ですが)、お取り計らいのほど宜しくお願い申し上げます」

のようにして使い「申し訳ないのだけどお願いしますね」という意味となります。

相手を気づかうクッションフレーズとして役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう。

「お忙しいところ恐れ入りますが」意味と正しい使い方

「お取り計らい」

「お取り計らい」の読みは「おとりはからい」。

「お取り計らい」の辞書的な意味は「ものごとがうまく運ぶように考え、処理をすること」 

ここで「お」は尊敬語であり、「取り計らう」を敬語にして目上のヒトへも使えるようにしています。決して「相手へ気づかい、配慮、心配りをすること」という意味ではありません。

「お取り計らい」意味と正しい使い方

「させて頂く」

「いただく」

「いただく」の意味は「(自分が)もらう」であり、「もらう」の謙譲語。

以下の例文のように使います。

  • 例文「部長から年賀状をいただいた」
  • 例文「早々にご連絡いただき、誠にありがとうございます」
    「ご連絡くださいまして~」でもOK
  • 例文「ご検討いただきますよう、お願い申し上げます」
  • 例文「ご了承いただきたく存じます。何卒よろしくお願いいたします」
  • 例文「ご了承いただければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます」
  • 例文「傘を貸していただけますか?」

「(相手が)くれる」の尊敬語「くださる」をつかって言い換えできる場合もあり。主語があきらかに自分なら「いただく」、主語があきらかに他人であれば「くださる」というように使い分けします。

ビジネスシーンでは結構テキトーで大丈夫です。

◎参考となる記事:

「お伺いさせて頂きます!」

「お伺いさせて頂きます」というのは間違い敬語。

「伺う」という謙譲語に「お~させていただく」という謙譲語をつかっているから。おなじ「訪問する」という言葉に2回おなじ敬語を使うことは二重敬語となりNGです。

さらには、

「させていただきます」というのは敬語としては正しいものの、あなたの意思が感じられなくなるため多用は厳禁。「させてもらう」が原型で、これを謙譲語にすると「させていただく」となるのですが…

つまり、

「お伺いさせていただく」の意味は、「訪問させてもらう」となります。

が、

「訪問する」のはあなた自身の意思ですよね?

「訪問させてもらう」だと、あたかも相手から許しを得えなければ訪問できない!といった感じがします。

けどそんなことはなくって、
あくまでもあなたの意思で訪問するのですから…

「訪問いたします」「伺います」「伺いたく存じます」といった敬語をつかうべき。

→ 「お伺いしたい」「伺いたい」「伺いたく存じます」正しい敬語は?

まとめ

結局のところ、転職におけるメールのやりとりって誰もそこまで気にしてません。採用担当といえどもデイリーワークもあるわけで、転職者の返信メールを隅々まで読む暇などないのですよ。

ただ、

明らかに敬語の使い方がおかしかったり、カジュアルすぎたり、メールマナーを守っていなかったりしたら、メールが読みにくいから一瞬で気付きます(苦笑)。

たとえばメール挨拶文で、

「お疲れ様です」としているメールとか…これは流石にマズイ。

転職者は就活生とは違い社会人なのですから、マナー違反をすると神経を疑われてしまいます。

「おいおい、今まで社会人としてよく通用してたなぁ…ちょっとヤバいんじゃないの?」

と採用担当者に思われてしまうことでしょう。

したがって、

転職におけるメール返信のポイントは“うまい文章を作っても加点されることはないが、マナー違反してると減点されることはある”ということです。

よく心得ておきましょう。