転職活動のとき。企業にメールで質問(問い合わせ)をし、お礼を返信するまでの例文と全注意点について。
転職メールにありがちな質問に、
「企業の採用担当にメールで問い合わせ・質問したいけどメールの書き方がわからない…」
「採用担当から質問メールに回答がきた!お礼メール返信のやり方がわからない…」
というのがあります。
そこで今回は「転職メールで質問して、お礼を返信する」までの例文と全注意点を解説します。
転職活動のご参考にどうぞ。
※こんなメールってあり?というご質問がありましたら判定・添削しますのでコメント欄にお願いします。
【例文】転職メールで質問・問い合わせをする
転職シーンで企業になにかしらの質問・問い合わせをしたいときの例文。もっともオーソドックスな例文と書き方を見ていきましょう。
面接後、選考状況について質問・問い合わせする
転職活動で面接を終えたあと。1週間くらいしても合否の連絡がないとき落ちている可能性が高いのですが、採用担当が連絡を忘れている可能性もあり。念のため以下の例文テンプレートをつかって選考結果について質問・問い合わせしましょう。
– 転職メール例文 –
メール件名: 選考状況に関するお問い合わせ(氏名)
◯◯株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
お世話になっております。○○と申します。
先般はご面談いただきありがとうございました。
さて標記の件、過日8月25日に中途採用枠にて1次面接を受けておりましたが、ご選考状況はいかがでしょうか。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご連絡をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
************************************
転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
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問い合わせ転職メール・書き方
転職メール件名の書き方
メール件名: 選考状況に関するお問い合わせ(氏名)
件名で何を知りたいか、相手に伝わるようにすること。質問や問い合わせをするときは「○○のお問い合わせ」あるいは「○○のご確認」とする。どこの誰が問い合わせをしたかも分かるようにしておくと相手への配慮が感じられる。( )内にフルネームで書くのが一般的。
など、より具体的なメール件名にしてもOK。
質問したいからといって「○○のご質問」というメール件名にはしない。あくまでも「お問い合わせ」「問い合わせ」「ご確認」「確認」とすること。
転職メール宛名の書き方
◯◯株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
担当者の名前がわかる場合には「部署+課+採用ご担当 名字 様」あるいは「部署+課+名字 様」でもよい。担当者の名前がわからないときには「採用担当者 様」あるいは「採用ご担当 様」でも可。
「○○課長 様」のように「役職名+様」はNGとなるためご注意を。「課長 ○○様」はOK。
転職メール挨拶文の書き方
お世話になっております。○○と申します。
先般はご面談いただきありがとうございました。
初対面のヒトには「お世話になります」。何かしらのやりとりがあったヒトに対しては「お世話になっております」を使う。他にもいろんな挨拶文はあるが、この2つだけで十分。
続いて名字だけあるいは氏名で名乗る。「中途採用に応募していた〇〇です」のようなグチャグチャとした前置きは必要ない。シンプルに「〇〇と申します」あるいは「〇〇です」だけでよい。
面接してもらったことに対するお礼を簡単に。グチャグチャと長いお礼は必要ない。「先般=イベントから間が空いた」「先日=数日くらい」「過日=数日〜長い期間に対応」というフレーズを使い分ける。
「お疲れ様です」「こんにちは」「お久しぶりです」は社内の相手にのみ使う挨拶フレーズであるためNG。
→ ビジネス挨拶文の例文50選(文書・メール・年賀状・時候ほか)
転職メール本文の書き方
さて標記の件、過日8月25日に中途採用枠にて1次面接を受けておりましたが、ご選考状況はいかがでしょうか。
「さて標記の件、〜」「さて首記の件、〜」として書き始める。「さてこれから本題に入りますよ」という意味で使われる。
グチャグチャした文章は必要なく、例文のようにシンプルな書き方でOK。
「さて面接結果の連絡が来なかったのですが、やっぱり落ちましたか?」
「さて面接結果、どうでしたか?」
などはあまりにカジュアルすぎる。採用担当はあなたの友人ではなく忘れられている可能性もあるため、「いついつに面接を受けましたが、〜」という背景からちゃんと説明する。
転職メール締め・結びの書き方
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご連絡をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
相手を気づかうクッションフレーズ「お忙しいところ恐れ入りますが」とし、あなたの要望を書く。ここでは連絡が欲しいわけなので例文のようになる。
つづいてビジネスメール結びの基本形「何卒よろしくお願いいたします」で締めくくる。いろんな表現があるので詳しくは別記事にて。
転職メール署名の書き方
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転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
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あなたが誰だか分かる情報を入れること。転職者は「氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。署名のデザインはどうでもよい。
「転職株式会社 転職のまど」のような署名はNG。転職者は現在勤めている会社名を入れないのがマナー。
【シーン別】転職メールで問い合わせ・質問する
【例文】転職の内定後に質問・問い合わせする
転職活動で無事に内定を獲得したあと。いろいろと気になるのが、年収や残業・勤務地・職務規定のこと。こんなとき問い合わせをためらう必要はありません。以下のテンプレート例文をつかって企業に問い合わせ・質問メールを送りましょう。
– 転職メール例文 –
メール件名: 処遇に関するお問い合わせ(氏名)
コンサルティング株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
お世話になっております。〇〇と申します。
このたびは貴社営業職の内定をいただき、誠にありがとうございます。
さて標記の件、入社後の処遇に関して以下の質問がございます。
- 勤務地
募集要項には「転勤なし」と記載がございましたが、雇用契約書を確認しましたところ「原則として転勤なし」となっておりました。状況によっては転勤ありとの理解でよろしいでしょうか。 - 残業時間
募集要項には「残業時間:平均30時間」との記載がございましたが、実際の細かな事例などありましたらご教示いただきたく存じます。 - 待遇
募集要項には中途採用であっても同条件・同待遇との記載がございましたが、現役社員の方にお話を伺いましたところ「35歳:課長待遇」が一般的であり、募集要項の「35歳:係長待遇」とは違うとのことでした。誠に恐れ入りますが、ご開示いただける範囲で実情を伺いたく存じます。
不躾な質問にて誠に申し訳ありません。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ご返事をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
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メールの書き方・構成は以下のようになっていることが好ましい。
①簡単な挨拶
↓
②問い合わせ・質問内容を具体的に
・質問がたくさんある場合には例文のように箇条書きにすると好ましい
・わからないことは遠慮せずに何でも質問する(ただし低姿勢で、敬語は正しく使う)。
・とくにブラック企業では雇用契約をみたら募集要項と全然ちがうじゃん!ということがよくある
・質問は10個でも20個でもOK。ただし相手からめんどくさがられるかもしれない。一時のことなので気にしないこと。
↓
③メール結び・締めくくり
④メール署名
【例文】応募は締め切っていないか質問・問い合わせ
Webサイトに求人は出ているけど、実際には締め切られている場合も多々ある。中途採用の応募はまだ継続していますか?とあらかじめ質問・問い合わせしたいときの転職メール例文。
– 転職メール例文 –
メール件名: 貴社求人の応募可否に関するお問い合わせ(氏名)
コンサルティング株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
突然の連絡にて大変失礼いたします。
私、大手メーカー勤務の○○と申します。
さて、貴社Webサイトにてご記載されている以下の求人を拝見し、応募したいと考えておりますが、現在応募は受け付けていらっしゃいますでしょうか。
- 求人内容:
・IT事業部 コンサルタントマネージャー
・IT事業部 コンサルタント - ご記載元URL:xxxxxxxxx
不躾な問い合わせにて誠に申し訳ありません。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご返事をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
************************************
メールの書き方・構成は以下のようになっていることが好ましい。
①簡単な挨拶
↓
②問い合わせする背景の説明
・○○をみてxx職に応募したい。だけどちょっと質問が…という内容を丁寧な敬語を使って文章にする
↓
③問い合わせ・質問内容を具体的に
↓
④メール結び・締めくくり
⑤メール署名
【例文】募集要項に合わないけど応募できるのか、質問
求人の募集要項に合致してないけど応募できるのか?とあつかましくも質問したいときの転職メール例文。
– 転職メール例文 –
メール件名: 募集要項に関するお問い合わせ(氏名)
コンサルティング株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
突然の連絡にて大変失礼いたします。
私、大手メーカー勤務の○○と申します。貴社の求人広告を拝見し連絡をいたしました。
さて、貴社Webサイトにてコンサルタント職を募集されていることを知り、応募したいと考えております。
ただ私、募集要項にご記載の以下2件を満たしておらず、応募の可否につき伺いたく存じます。
- プロジェクトマネジャー経験3年以上(経験なし)
- TOEIC 900点以上(現在TOEIC 800点)
貴社の手がける製造業分野における事業戦略から企画立案まで総合的なソリューション提供に是非挑戦したいと常々考えております。これまで国内外におけるグローバルプロジェクト推進経験から、貴社クライアントに対しても新たなソリューション提案ができると確信しております。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ご返事をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
************************************
メールの書き方・構成は以下のようになっていることが好ましい。
①簡単な挨拶
↓
②問い合わせする背景の説明
・○○をみてxx職に応募したい。だけどちょっと質問が…という内容を丁寧な敬語を使って文章にする
↓
③問い合わせ・質問内容を具体的に
↓
④自己PRをする
・募集要項を満たしてないけど、○○という理由で相手にとって役に立つよ!というアピールをする
↓
⑤メール結び・締めくくり
⑥メール署名
【例文】転職メールで質問したあと、お礼を返信する
先ほどの質問・問い合わせメールに企業採用担当から返信がきたとき。お礼メールを返信する必要があります。そこで、お礼メール返信の例文と書き方を紹介します。
お礼返信メールの例文
メール件名: Re: 選考状況に関するお問い合わせ(氏名)
◯◯株式会社
人事部 採用ご担当
○○様
お世話になっております。
早々にご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
ご選考の最中とのこと承知いたしました。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。
************************************
転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
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返信メールの書き方・構成は以下のようになっていることが好ましい。
・お世話になっております+返信してくれたことに対するお礼
・「いただく」を「くださる」にして「ご連絡くださいまして」と言い換えもできる
・内容がわかったのであれば「○○につき承知いたしました」「○○とのこと承知いたしました」
・追加で質問したいのであれば続けて「以下、追加で質問事項がございます」とし箇条書きで質問する
・選考の最中であれば「引き続き〜」「今後とも〜」
・落ちていたのであれば「また何かの折にご縁がありましたら、その際には何卒よろしくお願いいたします」あるいは「また何かの折にご一緒させていただく機会がございましたら、その際には〜」と社交辞令の挨拶