新卒・未経験でメーカー海外営業に応募したいけど、志望動機ってどうしたらいい?
メーカー海外営業の志望動機について、
現役メーカー海外営業マンが履歴書/エントリーシート/面接/に使える例文を紹介します。
まずは基本として、
新卒で海外営業の志望動機を面接でかたる、あるいは履歴書/エントリーシートに書くときには以下のような構成になっていると素晴らしい志望動機となります。
- 海外営業を志望する理由は3つあります
・志望動機はひとつにしぼるよりも複数あげたほうが相手に伝わりやすい
↓ - 具体的には・・・
①自身のxxという能力を活かせる
〜サポートする文章
②自身の○○という経験を活かせる
〜サポートする文章
③○○がしたい!
〜サポートする文章
↓ - 上記の理由により、海外営業を志望いたしました
↓ - 完成!
が、面接ではダラダラと話すと嫌われるので要約します。
新卒・就活・未経験でつかうことを前提に書いていますので、転職の志望動機にはつかえません。
転職者はコチラの記事をどうぞ → 【転職】海外営業の志望動機・例文10選
また、メーカーの海外営業ってそもそも何してるの?
というあなたはまずコチラの記事でイメージしましょう。→ 現役メーカー海外営業マンの仕事内容、国内営業との違い
海外営業の志望動機ってなぜ聞くの?
新卒や未経験の就活では志望動機をふかく聞かれることがおおく、面接での想定質疑ふくめてしっかりと対策しておくことが大事。
「なんで海外営業なの?」
「なんでウチの企業なの?」
「それなら他でいいんじゃないの?」
で、
なぜイチイチ海外営業の志望動機をきくの?
その理由はたった一つだけ。
- なたはどんな人ですか?何ができますか?
これを面接官が見極めるために、
あの手この手でいろんな質問をするのですよね。
面接官はムダな質問をしません。
どんな質問であろうと結局のところ、
- あなたがどういう人なのか?
- 何ができるのか?
- 熱意はあるか?
- 一緒に働きたくなるような人材なのか?
- その会社で活躍してくれそうか?
という点をみています。
したがって面接官が「この人となら一緒に働けそうだ・この人なら当社で活躍してくれそうだ」となるように納得する回答をすべきなのです。
- 英語がネイティブ並みにできるだけで海外営業を志望してくる、ナメきった新卒・就活生VS.
- 英語はある程度しかできなくてもタフなヒト、情熱のある新卒・就活生
どちらと一緒に働きたいですか?
というとわたしなら完全に後者ですね。
英語はできるに越したことはありませんが、TOEIC700点くらいのレベルで十分に海外営業として通用します。
現にわたしは、
TOEIC300点しかないにも関わらず、メーカーで海外営業を任されていましたし…(さすがに今は800点こえてますが…)
それよりも重要なのは、
- 志望する会社でどう活躍できるのか?
- あなたの海外営業にかけるアツい思いを伝えられるか?(たとえウソでも構いません)
というポイントを意識してあなた自身をPRすることが重要です。
まぁ、これは面接官との相性なのでなんとも言えませんが…
「メーカーの海外営業を志望するのはなぜ?」は質問が悪いという話
ところで面接やESの質問で、
「メーカーの海外営業を志望するのはなぜですか?」
と聞くのはそもそも、あまりよい質問とは思えないですね。
このような質問をする採用担当がいたら…意図を明確にするために逆質問した方がいいかもしれません。
なぜイマイチな質問かというと…
- メーカーを志望するのはなぜですか?
- 営業を志望するのはなぜですか?
- 営業の中でも海外営業を志望するのはなぜですか?
この3つの問いの何を面接官が聞きたいのか?
正直いって意味不明だから。
3つすべてを聞きたいのであれば順を追って質問するのがビジネスパーソンのマナー。
ということなので、これは質問する面接官に問題あり。
そこで、
かならず、
「ご質問の意図はなんでしょうか?メーカーを志望する理由、海外営業を志望する理由、営業職を志望する理由のそれぞれについてご質問されていますか?」
「それとも別の意図がありますか?」
というように面接官に確認しましょう。
繰り返しになりますが、そもそも面接官の質問の仕方が悪いのですが…
いちおう、
「なぜメーカー海外営業を志望するのでしょうか?」と聞かれたときの理想的な回答について例文・書き方を紹介します。
【書き方】新卒むけメーカー海外営業の志望動機
能力・経験アピール+意気込みを語るとGood
海外営業・新卒の就活生あるいは未経験者むけ志望動機。
書き方の基本は…
海外営業の志望動機を3つあげると説得力がまし、とくに以下のような構成になっているとGood。新卒も未経験者もおなじように書くとよいでしょう。
- 自身の能力を海外営業に活かせる
↓ - 自身の○○という経験を活かせる
↓ - 今後の意気込み・自分がやりたいこと・その企業でやりたいことetc…
ここでのポイントは
「どうしても海外営業をやりたい!」だけでは独りよがりでダメだし、
「能力がある!」だけでも熱意が感じられないためイマイチです。
「自身の能力 x やりたいこと」がいっちしてはじめて納得できる志望動機となりますので、ご留意を。
それでは以上のことを意識して、
メーカーの海外営業・志望動機に使える例文をまとめておきます。
いくつかのパターンがありますので、できるだけ多くのパターンを紹介します。
例文①新卒・メーカー海外営業の志望動機
海外営業・新卒の就活生あるいは未経験者むけ志望動機。まずはメーカーの海外営業を志望するばあいの例文。
【志望動機の例文①履歴書Ver】
海外営業を志望する理由は3つあります。
①英語力を活かせる
TOIEC950点、オーストラリア海外留学歴2年でつちかった英語力を活かせると考え志望しました。
③タフな仕事であり、自己成長につながる
これまで、より困難な環境に身をおくことで自己成長してきました。具体的には留学先での生活や体育会系部活での活動があります(自己PRにつなげる)。タフな営業職の中でもより厳しい海外営業において成果をだすことで、自己成長を実現したいと考えました。
③日系企業の製品をより広く海外に伝えたい
留学先で日系企業の製品を目にする機会がほとんどなかったため、仕方なく現地製品をつかっていましたが品質面で明らかに劣るものが多く、日本品質の良さを海外に広めていきたいと強く考えるようになりました。
—–
以上の理由により海外営業を志望しております。
上記のような志望動機となるでしょう。
志望動機の書き方①能力アピール+意気込み・やりたいこと
新卒・就活生、海外営業の未経験者は自身の経験でかたれることがどうしても少なくなります。
が、
だからと言って「貴社製品のファンになりましたぁ!」「将来の夢は…」みたいな小学生のようなことばっかり語っていると、キラキラで頭の悪い就活生だと思われるため要注意。
どうあなたが使えるのか?どう役に立つのか?
という視点もいれる必要あり。
そこで、
これまでつちかってきた能力や強みをどう活かせるかというアピール①②と、将来やりたいこと②③を組み合わせて語ると納得できる志望動機となります。
矛盾やロジック破綻がないよう、自己PRをベースに志望動機を考えるとスムーズです。
面接で志望動機を話すときは短く・わかりやすく!
履歴書で必要となる場合はこれまでみてきた例文でよいのですが…
面接ではなす場合には長くなってしまうため、以下のようにして面接官からのツッコミを待ちます。
【志望動機の例文・面接Ver】
海外営業を志望する理由は3つあります。
一つは、オーストラリア留学でつちかった英語力が活かせること。
二つめは、タフな海外営業の仕事で自己成長を実現したいということ。
最後に、日系企業の製品をより広く海外に伝えたいからです。
こうすると面接官からの質問としては以下のようなものが想定されます。
面接はコミュニケーションであるためイチから100まで明確にこたえる必要はなく、ツッコミを待つことが大事。
相手に質問されてから、履歴書/ESに書いたように掘り下げて具体的にこたえればよいのです。
面接での想定質疑・応答
- タフな仕事は国内にもあると思いますが、なぜ海外営業?
→ 2つあります。ひとつは英語力が活かせる仕事に就きたいから、ふたつめは日本の製品を海外に広めたいからです。 - 具体的に、これまでどんな困難でタフな状況に挑んできましたか?
→ 2つあります。ひとつは留学先で両親の仕送りなしで挑んだこと、ふたつめは体育会系部活でレギュラー獲得に挑んだこと - あなたの経験が海外営業にどのように活かせますか?具体的には?
→ 海外留学でつちかった英語力、粘り強さ、タフネス、チャレンジ精神によって、地球のどこにでも行ってビジネスを開拓できる自信があります。 - なぜ日系メーカーの製品を海外に広めたいのですか?理由は?
→ 海外の製品をつかってみて、日本製品のすばらしさを改めて実感したためです。 - わかりました、その中でなぜ当社を志望されるのでしょうか?
→ 2つあります。ひとつは、御社はグローバル展開を積極的にされており、海外営業に挑戦できるチャンスが多いと感じたこと。ふたつめは、実際に社員の方にお会いするなかで、イメージどおりの仕事に挑戦できると感じたことがあります。具体的には… - 海外営業をやりたいのはわかったけど、そもそも営業職を志望するのはなぜ?
【例文②】新卒・メーカー海外営業の志望動機
海外営業・新卒の就活生あるいは未経験者むけ志望動機。メーカーの海外営業を志望するばあいの例文。
【志望動機の例文②履歴書Ver】
海外営業を志望する理由は以下3つの仕事選びの軸に合致するためです。
①英語力を活かせる仕事
TOIEC950点、アメリカ海外留学歴2年でつちかった英語力を活かせる仕事に就きたいからです。
③タフであり自己成長につながる仕事
これまで、より困難な環境に身をおくことで自己成長してきました。具体的には留学先での生活や体育会系部活での活動があります(自己PRにつなげる)。国内よりもタフな海外営業において自己成長を実現したいと考えました。
③グローバルで活躍できる仕事
留学先でこれまでにない経験をすることによって、世界の広さを知り、社会人となってからも日本にとどまらず世界で挑戦・活躍していきたいと考えるようになりました。
—–
以上の理由により海外営業を志望しております。
上記のような志望動機となるでしょう。
志望動機の書き方②あなたの企業・仕事選びの軸に合致する
例文①の書き方とはちがい、例文②ではあなたの企業選び・仕事選び・就活の軸をかたる書き方をしました。
以下のような順序にすると説得力のある志望動機になります。
- 自分の企業選び・仕事選びの軸に合致する
↓ - だから海外営業を志望する
繰り返しにはなりますが、
新卒・就活生、海外営業の未経験者は自身の経験でかたれることがどうしても少なくなります。
が、
だからと言って「貴社製品のファンになりましたぁ!」「将来の夢は…」みたいな小学生のようなことばっかり語っていると、キラキラで頭の悪い就活生だと思われるため要注意。
どうあなたが使えるのか?どう役に立つのか?
という視点もいれる必要あり。
そうすると例文のような志望動機となります。
面接で志望動機を話すときは短く・わかりやすく!
履歴書で必要となる場合はこれまでみてきた例文でよいのですが…
面接ではなす場合には長くなってしまうため、以下のようにして面接官からのツッコミを待ちます。
【志望動機の例文・面接Ver】
海外営業を志望する理由は、わたしの仕事選びの軸に合致するためです。
具体的には3つあり、
一つは、アメリカ留学でつちかった英語力が活かせる仕事
二つめは、タフな仕事で自己成長できる仕事
最後に、グローバルで活躍できる仕事
この3つの軸に合致するため海外営業を志望しております。
こうすると面接官からの質問としては以下のようなものが想定されます。
面接はコミュニケーションであるためイチから100まで明確にこたえる必要はなく、ツッコミを待つことが大事。
相手に質問されてから、履歴書/ESに書いたように掘り下げて具体的にこたえればよいのです。
面接での想定質疑・応答
- なぜグローバルで活躍できる仕事がしたいの?理由は?
→ 留学先でこれまでにない経験をすることによって、世界の広さを知り、社会人となってからも日本にとどまらず世界で挑戦・活躍していきたいと考えるようになりました。 - タフな仕事は国内にもあると思いますが、なぜ海外営業?
→ 例文①で解説済み - 具体的に、これまでどんな困難でタフな状況に挑んできましたか?
→ 例文①で解説済み - あなたの経験が海外営業にどのように活かせますか?具体的には?
→ 例文①で解説済み - わかりました、その中でなぜ当社を志望されるのでしょうか?
→ 例文①で解説済み - 海外営業をやりたいのはわかったけど、そもそも営業職を志望するのはなぜ?
【例文】他にも使えるメーカー海外営業の志望動機10選
志望動機はいくつかの要素を組み合わせると、よりツッコミどころの少ない素晴らしいものになります。
転職であろうと新卒であろうと、未経験であろうと、経験者であろうと、わたしのオススメは必ず3つの志望動機を語ることです。
そこで、
他にも組み合わせのアイディアとして使えそうな志望動機の例文を紹介しておきます。
単体ではツッコミどころ満載な志望動機となりますので、
必ずどれか3つを組みあわせてお使いください。
【例文】自己PRに志望動機を結びつける
- チャレンジ精神が活かされる
学生時代の○○という経験からチャレンジこそが人生と考えています。仕事においてどんなチャレンジができるかと考えたとき、誰もいかないような地球の奥地に挑みたい、という思いから海外営業を志望しました。 - 理不尽に耐える能力が活かされる
学生時代の○○という経験から、どんな理不尽にも耐える自信があります。理不尽なことの多い海外営業でこそ、自身の能力が最大限に発揮できると考え志望しました。 - ストレスに強い能力が活かされる
学生時代の○○という経験から、どんなストレスにも耐え切れる自信があります。文化や風習の違うひとを相手にするストレスなど、よりストレスの強い海外営業でこそ、自身の能力が最大限に発揮できると考え志望しました。 - ○○が活かされる
学生時代の○○という経験から、○○に強みがあります。xxである海外営業でこそ、自身の能力が最大限に発揮できると考え志望しました。
【例文】やりたいことをベースに語る
- Japan products as No.1 をもっと浸透させたい
海外への渡航経験(インターン・留学・旅行など)から日本製品のすくなさを目の当たりにし、世界へ日本のすばらしい製品を紹介したい、売りたいと気持ちがつよくなり、海外営業を志望しました。 - 厳しい環境で自己成長を実現したい
厳しい環境に身をおくことで自己成長を実現したいとの思いから営業職を志望し、その中でもとくにハードな海外営業にチャレンジしたいと考え志望しました。 - グローバルに活躍したい
海外への渡航経験(インターン・留学・旅行など)から世界の広さを痛感し、グローバルで活躍したいという思いが強くなりました。そこで、海外と関わるチャンスのおおい海外営業を志望しました - 海外のチャレンジングな環境で自分を高めたい
これまで(部活・サークル・アルバイトなど)の経験から、困難にチャレンジすることに楽しみを感じてきました。そこで、肉体的にも精神的にも厳しい職種である営業職を志望し、よりチャレンジングな海外営業で自分を高めたいと考え志望しました。 - これまでにない製品で世界を変えたい
メーカー営業には世界を変えるチャンスがあると考えます。そこで、これまでにない製品の開発に営業マーケティングとして関わり、日本だけでなく世界のライフスタイルを変えていきたいと考え志望しました。 - ヒトと関わる仕事がしたい
学生時代の○○という経験から、ヒトとの関係づくりに楽しみを感じ、その中で力を発揮してきました。そこで生産・開発・顧客という社内外のヒトと調整しながら進める営業職に魅力を感じ、その中でもこれまで経験したことのない
①なぜ営業職なのか? → ②その中でなぜ海外営業なのか?
というような順番で志望動機を組み立ててもよい。
また、どちらの質問がきても対応できるように両方とも考えておく。
【悪い例】こんなのはダメ!メーカー海外営業の志望動機
よく就活サイトで見かけるものの、
あまりオススメできないメーカー海外営業の志望動機について。
悪い例文と、なぜダメなのかを解説します。
就活サイトで「よい例文」として紹介されていたのですが…
あまりオススメできるものではないため「悪い例文」として紹介します。ーつづくー