化学素材メーカー文系・営業の魅力。ベンチャーとの違いを語る!

化学素材メーカー文系(特に営業職)の魅力・やりがいについて。対極に位置するベンチャー企業との違いを中心に!

今まで結構ネガティブな感じで書いた記事が多く、就活生や転職者の役に立たなさそうだったので反省し、今回は意識を高く持って100%本音で語っています。

就職活動や転職の志望動機にお使いください。

魅力①小手先ではないビジネスの本質を学べる

どうやって製品を差別化するか?

どうやって世界の競合と戦うか?

どうやって客に高機能商品を(高い値段で)買わせるか?

化学素材メーカーの営業はこればかり考える。この永遠の課題を常に考え続けていると、グローバル目線でのビジネスセンス、企画力が自然に磨かれる。MBAコースでフレームワークを学ぶ必要なんてない。

外資系やベンチャー企業で目先の売上・利益ばかりを追っている人々には理解できない思考法であり、これを習得できることが魅力。

なんせ他社と差別化する手法をアホみたいにず〜〜っと考え続けているのだから(笑)。

このように日系化学メーカーは誰よりも未来の姿を深く考え、誰よりも粘り強くマーケティングと開発を実行してきた。その結果が今の姿であり、100年以上の長期にわたってビジネスを成長させ続けている理由である。

(三菱ケミカル、住友化学、三井化学、東ソー、東レ、帝人、ダイセル、日油、日産化学…どの企業も戦前から存在)

ベンチャーのビジネスは全て小手先

一方で楽天、DeNA、ソフトバンク、リクルートが手がけるビジネスのように、誰でも参入できる簡単なビジネスをしたのでは100年も続く企業は生まれない。

せいぜい20年が限界だろう。

歴史の浅いベンチャーでは決して学ぶことができないノウハウがビジネスの本質力。これを身につけられる化学メーカーは本当にありがたい。

売上倍増!!なんて下らないことはやらない

実際のところ、ベンチャー企業のように売上を倍増させることなんて、化学メーカーはやろうと思えば明日にでもできる。

豊富にあるキャッシュを使って、新たに企業を買いまくればいいだけなのだから。

でもそれを決してやらない、本当に欲しい企業しか買わない。売上倍増!みたいな世間体は気にせず中身を重視する。小手先のビジネスをしても仕方がないことを知っているから。

《富士フィルム・他いくつかのメーカーはやっちゃってますが、まぁ特例ということで》

魅力②100年以上つづく企業の作り方を学べる

先ほど述べたように、化学素材メーカーの営業をやっていると小手先ではないビジネスの本質が身につく。

その結果として「100年以上つづく企業の作り方」を学べるのだ。

これは給料以上に大きな収穫だった。もちろん、今私がネットビジネスで成果をあげられるのは、化学メーカーでビジネスの本質を学んだからである。

実際のところネットビジネス副業なんて誰でもできるし、簡単だからすぐ過当競争に陥る。でもビジネスの本質を見失わなければ、どんどん成長させられる。

どんな企業に就職・転職しても学ぶことはある

「化学メーカーなんて保守的でゆっくりで、ラクしたい人だけがいる業界だろ〜。自分もその一人なんだけどね」

なんていう姿勢で入社したのですが、初めの何年かは化学の魅力に取り付かれました。理系の魅力編で解説しようと思いますが、化学業界は本当に奥が深い、おもしろい。

私の一生をかけても全然マスターできない業界です。

ただ残念ながら、人によっては保守的で退屈なことが原因で、化学のおもしろさに気づかず転職してしまいます。

「どんな企業に勤めても何かを学ぶことはできる」

転職した同期が学ぶ姿勢を持っていなかった、とは言いません。

でも少なくとも私は、起業に必要なビジネスのやり方をすべて化学メーカーで学びました。

まとめ

仮に上述した内容をまとめて化学素材メーカーの志望動機をうまく作るとしたら、こんな感じ。

「貴社で100年以上つづくビジネスのやり方を学び、次の100年に生かしたいからです」

何となく歴史ある企業だったらどこでも良い気がしますね。

これに加えてグローバルな視点で…とか何とか入れれば成り立つような気もしますが…

かなり強引なので辞めておいたほうが良さそうです。

化学素材メーカー営業になると、こんな良いこともありますよ!!というPRでした。

《でもそれはあなたの学ぶ姿勢と心がけ次第》

『化学素材メーカー文系・営業の魅力。ベンチャーとの違いを語る!』へのコメント

  1. 名前:つあん 投稿日:2018/10/27(土) 00:20:59 ID:357be6631 返信

    2020卒の就活生です。
    質問なんですが志望動機は自分で考えるのではなく、内定者のコピペをしたほうがよいですか?