ビジネスメールに「ご指導いただけますでしょうか」は使える?
そもそも二重敬語/間違い敬語じゃないの?
もっと丁寧な敬語ってなに?
とご心配のあなたへ。
ビジネスにおける「ご指導いただけますでしょうか?」はとくに商談や電話対応で使われる敬語。
二重敬語ではありませんし、間違い敬語でもありません。
100%正しい敬語です。
もちろん、
ビジネスメールに使ってもまったく差し支えありません。
そもそもの意味や正しい敬語であるという根拠、よりビジネスメールにふさわしいカチッとした言い換え敬語など、くわしくは本文にて。
※長文になりますので「見出し」より目的部分へどうぞ
意味
「ご指導いただけますでしょうか」は「指導してもらえますか?」という意味。
なぜこのような意味になるのか?
そもそもの意味と敬語について順をおって解説していきます。
“指導”の意味は「教え導くこと」
指導(読み:しどう)の意味は・・・
「ある目的・方向に向かって教え導くこと」
たとえば、
【例文】後輩を指導する。
【例文】野球の指導者
のようにして使います。
“ご指導いただける”の意味は「指導してもらえる」
まずは前半部分。
「ご指導いただける」の意味は…
「指導してもらえる」と解釈できます。
“ご指導”のもとになる単語は”指導”であり、「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)~いただく」をつかって敬語にしています。
「いただける」の部分は謙譲語「いただく」の可能表現をつかっています。可能の表現をつかっているので意味としては「〜してもらえる」となります。
おなじような可能の表現にはたとえば、
「泳ぐ → 泳げる」
「書く → 書ける」
「聞く → 聞ける」
などあり。どれも「〜できる」という意味になりますね。
ちなみに”ご指導”の「お(ご)」の部分は向かう先を立てるためにつかう敬語であり謙譲語の「お(ご)」です。余談ですが尊敬語にも「お(ご)」の使い方があり混同しがち。
むずかしく感じるかたは「お(ご)●●いただく」のセットで謙譲語とおぼえておきましょう。
「ますでしょうか」ってどんな意味?
“ご指導いただけますでしょうか?”の「ますでしょうか」ってどんな意味でしょうか?
「ますでしょうか」は”①ます”+”②でしょうか“という2つの単語からなります。
- “①ます”はシンプルに丁寧語の「ます」であり深い意味はなく、
- “②でしょうか”は「〜だろうか?」の丁寧語
これらをあわせると「〜ますでしょうか?」の意味は「〜だろうか?」と解釈できます。
この「②でしょうか」は「不明・不確かなことを問い掛ける意を表す」の意味でつかいます。
たとえば、
- 【例文】このカツラは部長のものでしょうか?→「部長のものだろうか?」の意味
- 【例文】今日のオカズは何でしょうか?→「何だろうか?」の意味
- 【例文】つまり、私をクビにするということでしょうか?
- 【例文】本日はお休みでしょうか?→「休みだろうか?」の意味
などあり。
ちなみに、
「ご指導いただけましたでしょうか?」と過去形にすると「すでに指導してもらえただろうか?」という催促・確認のフレーズになります。
あわせると意味は「指導してもらえるだろうか?」
- ご指導 = 指導すること
- お(ご)~いただける = 「〜してもらえる」の意味の敬語(謙譲語)
- ます = 丁寧語であり深い意味はない
- でしょうか =「〜だろうか?」という意味の敬語(丁寧語)
これらの単語を合体させて意味を考えます。
すると「ご指導いただけますでしょうか」の意味は…
「指導してもらえるだろうか」
「指導してもらえるでしょうか」
のように解釈できます。
ようするに「指導してほしい!」「指導してください!」というあなたの希望をあらわしているのですが、このままではあまりにストレート過ぎて目上や上司に使うにはイマイチです。
そこで遠まわしに「~してもらえますでしょうか?」として、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズにしています。
そんなに丁寧にお願いする必要あるの?って思うくらい。
目上・上司にはもちろんのこと社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズですね。
二重敬語/間違い敬語ではない
「ご指導いただけますでしょうか」は二重敬語/間違い敬語だという意見があります。
すでに見てきたとおり正しい敬語なのですが…その根拠についても解説しておきます。
※ややこしいので敬語についてくわしく学ぶ必要の無い方はスキップしましょう。
「ご指導いただけます」は二重敬語ではない
「ご指導」はすでに謙譲語であり、さらに「~してもらう」の謙譲語「いただける」をつかって「ご指導いただける」としているから…
「ご指導=謙譲語」×「いただける=謙譲語」
「ご指導いただける」は「謙譲語 x 謙譲語」だから二重敬語??
このようなロジックで二重敬語だという意見がでてくるのかと。
ただし答えは「二重敬語ではない」です。
二重敬語とは「ひとつの語におなじ種類の敬語を二回つかうこと」であり敬語のマナー違反です。
たとえば「お伺いいたします」「お伺いする」などが二重敬語の例。「行く」の謙譲語「伺う」をつかっているのに、さらに「お〜いたす」「お〜する」という謙譲語をつかっているためです。
ところが、
「ご指導いただけます」は「①指導」+「②してもらえる」という2つの単語から成り立ちます。つまり敬語は以下のような構成です。
- “①指導”に謙譲語”お(ご)”で「ご指導」
- “②してもらえる”の謙譲語「いただける」
- 丁寧語”ます”をくっつけて「いただけます」
- すべてをあわせると「ご指導いただけます」という敬語となる
→ 2つの単語にそれぞれ謙譲語をつかっているため二重敬語ではない。
(二重敬語とはひとつの語におなじ種類の敬語を二回つかうこと)
このように「①指導」「②してもらえる」という2つの単語にそれぞれ謙譲語をつかっているため二重敬語にはなりません。
ちなみに、
「お・ご」には尊敬語としての使い方もあるため、ややこしければ「お(ご)〜いただく」セットで「〜してもらう」の謙譲語だと覚えておくと良いでしょう。
丁寧語「ますでしょうか」も二重敬語ではない
あるいは「ます」は丁寧語であり、さらに「でしょうか」という丁寧語をくみあわせるから二重敬語だ、という意見もあります。
ただしこちらについても答えは「二重敬語ではない」です。
「~いただけますでしょうか」は「①いただける」「②~だろうか?」という2つの単語にそれぞれ丁寧語をつかっています。
- “①いただける”に丁寧語”ます”で「いただけます」
- “②〜だろうか?”の丁寧語「〜でしょうか?」
- すべてをあわせると「いただけますでしょうか」という敬語となる
→ 2つの単語にそれぞれ丁寧語をつかっているため二重敬語ではない。
(二重敬語とはひとつの語におなじ種類の敬語を二回つかうこと)
よくよく考えてみると…
「ご指導いただけますでしょうか」が二重敬語になるのでしたら、ビジネスメールの結びで必ずといっていいほど使う「お願い致します」や「お願い申し上げます」も二重敬語になるはずですよね。
「指導してもらえるだろうか?」を敬語にしているため正しい
二重敬語かどうかをチェックする時はもともとの文章を考えるとすぐにわかります。
「ご指導いただけますでしょうか?」
のもとになる文章は…
「指導してもらえるだろうか?」です。
これまで見てきたように、それぞれの単語に敬語をつかっているため二重敬語にはならないのです。
そもそも二重敬語とは?よくある間違い敬語
で先ほど、
よくある二重敬語のたとえとして「お伺いする」「お伺いいたす」があるとしました。
なぜ二重敬語といえるのか?これらのもとになる文章を考えてみましょう。
「伺う」は「行く・聞く・たずねる」の謙譲語ですので、これらが原文となります。
- 「お伺いする」の元になる文章は「行く・聞く・たずねる」
- 謙譲語「伺う」
- さらに謙譲語「お~する」「お~いたす」
もとになる語「行く・聞く・たずねる」に謙譲語を2回つかっていますね。ひとつの語に同じ種類の敬語を2回つかうことが二重敬語であり、敬語のマナー違反になります。
【使い方】指導してほしい!と伝えるビジネスシーン
「ご指導いただけますでしょうか」の使い方は…
意味のとおりで何かしら「指導してほしい!」と言いたいビジネスシーンに使います。
①おもに会話・電話対応シーンで使われる
「ご指導いただけますでしょうか」の使い方その1
「ご指導いただけますでしょうか」にかぎらず「〜いただけますでしょうか?」という表現はビジネスメールよりも、どちらかというと電話対応や商談・会話シーンで多くつかいますね。
だからと言ってメールにつかったら失礼とかではなく、ビジネスメールでもまぁ違和感はありません。
ようするに上司や目上・社外取引先に「指導してほしい!」と言いたいビジネスシーンであればたいていは使えます。
②ビジネスメールにも使えるけど…
「ご指導いただけますでしょうか」の使い方その2
わたし個人としてはビジネスメールに「ご指導いただけますでしょうか?」のような疑問文をつかうのがあまり好きではありません。
そこで、
- 【例文】ご指導をお願い致します
- 【例文】ご指導いただきたく存じます
- 【例文】ご指導いただきたく、お願い致します
- 【例文】ご指導いただければと存じます
- 【例文】ご指導いただければ幸いです
など、自分の意思や願望をつたえる敬語を代わりにえらびます(下の例文ほど丁寧な敬語になります)
いっぽうで電話対応や会話では「〜いただけますでしょうか?」や「〜いただけますか?」を多用します。
これは好みで分かれるところ。
おっさん営業マンのたわ言だと思ってスルーしてもらっても構いません。
まぁとにかく、
「〜いただけますでしょうか?」はシーンをえらばずに使える、とても便利な敬語フレーズ。
上司や目上など社内に限らず、取引先など社外にも使える丁寧な敬語ですね。
【敬語の補足】
・「幸いです」は「嬉しいです」の意味
・「存じる」は「思う」の謙譲語
・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+希望「~したい」
・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定「たら・れば」
③ご指導いただきますでしょうか?とは言わない
「ご指導いただけますでしょうか」の使い方その3
きわめて初歩的なことですが…
「ご指導いただきますでしょうか?」は使えません。
“〜してもらう”の敬語「お(ご)〜いただく」に丁寧語「ます」を組み合わせると「いただきます」というフレーズの完成。
そう考えると「指導してもらうだろうか?」という意味不明な敬語になってしまいます。
相手にお願いしたいのに「指導してもらう」ことを前提にして話を進めてしまっています…
敬語としては正しいのですが日本語としておかしなことになりますね。
そこで、
「ご指導いただけますでしょうか?」というように「指導してもらえるだろうか」という意味の敬語にする必要があるのです。
ちなみに、
「お(ご)〜いただきます」をどうしても使いたいのでしたら「ご指導いただきますようお願い致します」とすれば正しい敬語になります。
④ご指導いただくことは可能でしょうか?でもいいけど…
「ご指導いただけますでしょうか」の使い方その4
あとはよく使われる敬語として「ご指導いただくことは可能でしょうか?」もあります。
これも好みの問題ですが…わたしはオススメしません。
「ご指導いただけますでしょうか?」は「指導してもらえるだろうか」つまり「指導してもらうことは可能でしょうか?」という意味です。
「ご指導いただくことは可能でしょうか?」とまったくおなじ意味なのですよね。
ということで、わざわざ長ったらしい文章にする必要などなく「ご指導いただけますでしょうか?」でいいのです。
常にシンプルな敬語をつかうことをオススメします。
“頂けますでしょうか vs 頂けましたでしょうか?”の違い
ところで…
現在形「ご指導いただけますでしょうか?」だけでなく
過去形「ご指導いただけましたでしょうか?」という敬語もよくつかわれます。
ここでは過去形にしたときの意味の違いについて簡単に。
ご指導いただけますでしょうか?は依頼・お願いフレーズ
すでに見てきたとおり、
- 「ご指導いただけますでしょうか?」は現在形であるため「指導してもらえるだろうか?」というお願い・依頼のフレーズになります。
なんども説明しているとおりで要するに「指導してほしい」「指導してください」と言いたいときにつかう丁寧な敬語フレーズですね。
ご指導いただけましたでしょうか?は確認・催促フレーズ
いっぽうで、
- 「ご指導いただけましたでしょうか?」と過去形をつかうと「すでに指導してもらえただろうか?」「もう指導しただろうか?」という催促や確認の意味でつかわれます。
過去形にすると「すでに指導したか?」「指導したのか?」と言いたいときにつかう丁寧な敬語フレーズになります。
ということで、それぞれまったく違う意味になりますのでご留意ください。
シンプルに”ご指導いただけますか?”でも丁寧
「指導してもらえますか?」とお願い・依頼したいときに使える丁寧な敬語。
「ご指導いただけますでしょうか」だけでなく…
「ご指導いただけますか?」という敬語もよくつかいますね。
“いただけますか vs いただけますでしょうか”の違い
「ご指導いただけますか?」vs「ご指導いただけますでしょうか?」の意味と違い。
どちらも言いたいことは結局のところ「指導してほしい!」なのですが…
敬語と意味の違いあり。
- “ご指導いただけますか?”だと意味は「指導してもらえるか?」
→敬語は謙譲語「お(ご)〜いただく」の可能形+丁寧語”ます”
vs.
- “ご指導いただけますでしょうか?”だと意味は「指導してもらえるだろうか?」
→敬語は謙譲語「お(ご)〜いただく」の可能形+丁寧語”ます”+“だろうか”の丁寧語「でしょうか」
というように意味と敬語の使い方が違います。
が、
結局のところ言いたいことはどちらも全く同じなわけです。
で、どちらを使うかは結局のところあなたの好み。
「〜いただけますでしょうか?」のほうが丁寧な表現ではありますが、バカ丁寧だという意見もあるため「〜いただけますか?」でも差し支えありません。
ご指導いただけますでしょうか?のほうが丁寧
「指導してもらえるか?=ご指導いただけますか?」
よりも”だろうか?”をつかって、
「指導してもらえるだろうか?=ご指導いただけますでしょうか?」
としたほうが丁寧な印象のフレーズとなります。
理由は意味を考えるとよくわかるのですが、
- ①ご指導いただけますか=指導してもらえるか?
だと相手の事情はおかまいなしに、より直接的に依頼していることになります。
いっぽうで、
- ②ご指導いただけますでしょうか=指導してもらえるだろうか?
だと相手に指導してもらうことが決まっているわけでは無いため「指導してもらえるだろうか?」と確かめる意味で「〜でしょうか?」を入れて回りくどい言い方をしています。
ビジネスでは回りくどい敬語であればあるほど丁寧だとみられる傾向にあります。
(本質的には間違っているのですが事実なので仕方ないですね…)
ということでどちらが丁寧かは明白です。
ホントに些細なことなので誰も気にしないのでしょうけど…
まぁ結論としては、
敬語の使い方や意味に違いはあれど、どちらもひとしく丁寧な敬語であり目上・上司・社外取引先につかえるフレーズです。
ひとつのオプションとしてお好みでお使いください。
使い分けの例
ちなみに、おっさん営業マンのわたしは相手やシーンによってつかう敬語を変えます。
社外取引先には「ご指導いただけますでしょうか?」をつかい、
上司や社内の目上には「ご指導いただけますか?」をつかうといった感じ。
あるいは、
かなり頼みづらいようなことを依頼するときには相手が誰であろうと「ご指導いただけますでしょうか?」をつかいますね。
※おっさん営業マンのたわ言だと思って無視していただいて構いません。
敬語の解説
「ご指導いただけますか?」
の敬語の成り立ちとしては…
- “指導”に「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」で「ご指導いただく」
- 可能形にして「ご指導いただける」
- さらに丁寧語”ます”で「ご指導いただけます」
- 疑問形にして「ご指導いただけますか?」
“〜だろうか”の丁寧語「〜でしょうか」を使うと「ご指導いただけますでしょうか?」
どちらの表現も謙譲語をうまくつかい、このうえなく丁寧な敬語フレーズとなっていることがわかります。
したがって上司・目上・社外取引先につかえる素晴らしい敬語、と言えるでしょう。
ビジネスメール・会話シーン例文
こうして長々と読んでいてもイメージがつかみにくいかと思いますので、より実践的に。
ここでは「ご指導いただけますでしょうか?」の使い方をビジネスメール例文でご紹介。
どれも目上・上司・取引先にふさわしい丁寧な敬語にしています。ご参考にどうぞ。
なお繰り返しにはなりますが…
とくにビジネスメールにおいては以下の敬語もオススメです。
① それなりに丁寧「ご指導くださいませ」「ご指導をお願い致します」
② 丁寧「ご指導いただければと存じます」
③ かなり丁寧「ご指導いただければ幸いです」
④ とくにビジネスメール結び/文末につかう
「ご指導いただきますようお願い申し上げます」
「ご指導くださいますようお願い致します」
「ご指導のほどお願い致します」
会話シーン例文①何かしら指導してほしい
- 【例文】新人にご指導いただけますでしょうか?
- 【例文】ゴルフのやり方についてご指導いただけますでしょうか?
※「すでに指導しましたか?」と催促・確認するときは過去形「ご指導いただけましたか?」「ご指導いただけましたでしょうか?」とすると丁寧。
【例文】上司への年賀状
謹賀新年
旧年中は公私にわたって大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
本年もより一層の精進を重ねて参る所存ですので、昨年同様ご指導のほどよろしくお願いいたします。
※年賀状は一般的に句読点を使わない
ビジネスメール例文②赴任・着任後の異動挨拶(社内)
【社内BCC一斉送信・基本テンプレート】
・赴任/着任後の異動挨拶ビジネスメール例文
・もっともかしこまったシーンで使う
・着任して出勤したらまず、これまでお世話になった人々へ報告の意味でBCC一斉送信する
メール件名:着任のご挨拶
拝啓 春暖の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて私こと、4月1日付でxx支社■■営業部勤務を命ぜられ、過日着任いたしました。zz支社▲▲営業部在任期間中は、多大なご厚情とご指導を賜り、心より御礼を申し上げます。
これまでの経験を活かし、今後は■■営業部において●●事業の発展に力を尽くしてまいる所存でございます。
今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
甚だ略儀ではございますが、
まずはメールをもちましてご挨拶申し上げます。 敬具
——————————-
xx支社■■営業部 ノマド
——————————-
※「ご指導ご鞭撻のほど~」と言い換えても丁寧です。
ビジネスメール例文③異動先の上司への挨拶(社内)
【社内上司・基本テンプレート】
・異動先の上司への挨拶ビジネスメール例文
・直属の上司にメールなり、電話で挨拶をする※必要に応じて上司の上司にもメールする
・内示があり、初出勤日が決まった段階で挨拶メールをする※ただし会社の文化による
・テンプレートとして使えるもっともシンプルな例文
メール件名:異動のご挨拶
■■グループ
山下 課長 (社内上司)
お疲れ様です。
このたび、4月1日付で東京本社xx部■■課への異動を命ぜられました、▲▲xxと申します。
入社以来、大阪支社●●営業部で3年、▲▲営業部で3年と営業職に従事し、東京本社勤務は初めてとなります。
初めてのことばかりで何かとお手間をお掛けすることと存じますが、一刻も早く■■事業の発展に貢献できるよう、尽力して参る所存でございます。
ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
甚だ略儀ではございますが、
まずはメールにてご挨拶申し上げます。
——————————-
リテール営業部 国内営業課
のまど サラリーマン
——————————-
※「ご指導ご鞭撻のほど~」と言い換えても丁寧です。
参考記事
- ︎︎ビジネスシーンでの「お願い・依頼」敬語フレーズのすべて
- ︎︎ビジネスシーンでの『お礼・感謝』敬語フレーズのすべて
- ︎︎ビジネスメールにおける断り方のすべて︎
- ︎上司へお願いするときに使える敬語10の言葉と、例文50選
- ︎「いただくことは可能でしょうか?」の敬語、目上の人への使い方