みずほ銀行の年収『総合職 vs 一般職』

みずほ銀行「総合職」の年収を、みやすいようにテーブルにてまとめておきます。残業代なし年収、残業代込み年収、福利厚生についてそれぞれ見ていきましょう。

①年齢ごとの年収目安(残業代・各種手当て別)

みずほ銀行における最速出世組の年収をまとめます。どこかで出世につまずくと、50歳定年まで年収はほとんど変わりません。

年 齢 役 職 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
出世
同期%
初任給
学部卒
なし 318万円 20.5 4.0 100%
初任給
院卒
なし 357万円 23.0 4.0 100%
学卒4年目
26歳
なし 464万円 29 4.0
(※2)
100%
学卒6年目
28歳
なし 560万円 35 4.0 100%
学卒7年目
29歳
なし 576万円 36 4.0
学卒8年目
30歳
代理 720~752万 45~47 4.0 40%
学卒12年目
34歳
管理職
課長
960~1080万
(※1)
60~ 4~6 20%
代理 720~800万 45~50 4.0 60%
学卒16年目
38歳
次長 1260万円~ 80~ 4~6 10%
代理 800~848万 50~53 4.0 70%
学卒18年目
40歳
次長 1260万円~ 80~ 4~6 10%
代理 800~848万 50~53 4.0 70%
学卒20年目
42歳
部長 1600万円~ 100~ 4~6 5%
代理 800~848万 50~53 4.0 70%
学卒28年目
50歳
執行役員 2500万円~ NA NA 同期
1~3人
出向 600~1000万 人による
55歳 出向 500万円 人による
60歳 出向 500万円 人による

※「代理」とは銀行特有の呼び方である。「支店長代理」「調査役」「部長代理」などの役職がこれに相当する。普通の企業だと主任・係長くらいのポジション。
(※1) 管理職(課長職に相当)から残業代ゼロになる。「代理」で残業多ければ年収は管理職よりも高くなる。本部勤務は裁量労働制であり定額の手当てのみ。
(※2) 年収はボーナス額で変動するが、その差は微々たるものであり現実的には年4ヶ月分くらい。本部のボーナスは会社の業績が良くても悪くても大して変わらない。総合職リテール営業職は支店の成績に応じて4.0~5.0ヶ月分くらいの差はでる。

②役職ごとの目安年収(残業代・各種手当て別)

役 職 年 齢 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
なし ~30歳 ~576万円 ~36 3~5
代理 学卒7年目
29歳
720万円~ 45~  3~5
管理職
課長クラス
最速34歳~ 960~1170万円 60~65 3~6
次長 最速37歳~ 1280~1360万円 80~85 3~6
部長 最速42歳~ 1600万円~ 100~ 3~6
執行役員 最速50歳~ 2500万円~ NA NA
出向・転籍 50歳~ 400-1000万円 人による NA

③残業代込みの目安年収(月30h残業と仮定)

最近の残業規制により、派手に残業代はつけられない状況。したがって大企業の平均的な残業時間30H/月と仮定し、残業代込の年収をまとめます。みずほ銀行のばあい、本部勤務5年目以降は裁量労働制であり定額の裁量労働手当て、支店勤務は裁量労働ではなく残業代つきます。

年 齢 役 職 年 収 基本給
万円/月
ボーナス
月数/年
初任給
学部卒
なし 370万円 20.5 4.0
初任給
院卒
なし 416万円 23.0 4.0
学卒4年目
26歳
なし 538万円 29 4.0
(※2)
学卒6年目
28歳
なし 649万円 35 4.0
学卒7年目
29歳
なし 668万円 36 4.0
学卒8年目
30歳
代理 840~872万 45~47 4.0
学卒12年目
34歳
管理職
課長
960~1080万 60~ 4~6

※管理職以降は残業代ゼロのため、省略
※本部勤務は学卒5年目以降、裁量労働制に移行。年収に定額の手当てを含むが、それ以上の残業代は一切ない。

④注意点

【注意①】年収はボーナスの額により変わる(ここではボーナス4.0ヶ月/年の想定)。会社の業績と個人の成績にある程度は連動しているが、実際のところは、組合員であれば3~5ヶ月で安定。管理職以降は個人差が出てくる。

【注意②】同期入社であれば28歳までは年収に差がつかない。差がつくのはそれ以降。代理補という役職を新設。

【注意③】管理職になると残業代はゼロ。

【注意④】メガバンクは各ステージでふるい分けするシステム。どこかで出世につまづくと年収は伸びない。出世には「学歴」「減点の過多」「上司へのごますり」など全ての要素が必要である。

みずほ銀行の福利厚生

みずほ銀行・総合職(基幹職)の福利厚生まとめ。一般職(特定職)は住宅関連のサポートがゼロであるため、それを引いて考えましょう。

  1. 独身寮|あり、家賃は数千円/月
  2. 社宅|あり、家賃は2~3万円/月
    ・社宅がなければ借り上げ社宅となり、会社から然るべき補助が出る
  3. 世帯手当|調査中
  4. 住宅補助|
    ・社宅のない勤務地では住宅補助がある
  5. 残業代|
    ・管理職以降は残業代ゼロ
    ・本部勤務は裁量労働制である
  6. その他の福利厚生|通勤手当、出張手当、外勤手当など
    ・昼食代が月3000-5000円くらいの負担で済む
  7. その他の注意事項|

まとめると、みずほ銀行の福利厚生は普通の大企業なみ。

福利厚生込みの年収を知りたい方は残業代込み年収に、福利厚生の金額(おおむね50-100万円/年くらい)を加算しましょう。

銀行業界の中でどのくらい?

みずほ銀行の年収は銀行業界の中ではトップクラス」です。他業界と比べてみると…出世による上下があまりに激しく計測不能です。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行より若干ですが劣ります。

メガバンクの中で比較すると『三菱東京UFJ銀行>三井住友銀行>みずほ銀行>その他』という順番。みずほ銀行はとくに、管理職以上の年収が他メガバンク比較100-200万円ほど低いためご留意のこと。

生涯賃金ベースでは、

「代理ストップ」で大手メーカー総合職よりも低い年収。

「管理職ストップ」でも大手メーカー総合職よりも低い年収ですが、年収の高い出向先が見つるかどうかで大きく変わります。

「次長ストップ」でようやく大手メーカー総合職を上まわる年収。

メガバンクというより銀行業界はすべてそうですが、だいたい50歳で定年を迎え年収が激減するためご注意を。

→ 年収ランキングは当てにならない!メガバンク生涯賃金vsメーカー比較。真の高年収はどっち?

→ 銀行員(メガバンク)の年収ランキング。30歳・40歳・50歳の年収は?

みずほ銀行の社員クチコミ・評判

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