【日本生命】法人職域FCの年収・福利厚生

公開されていない日本生命・法人職域FCの年収および福利厚生について。誰よりも正しく解説していく記事。

  • 「日本生命の法人職域FCの年収は高い?低い?」
  • 「福利厚生はどんな感じ?」
  • 「法人職域FCってそもそも何?具体的にはどんな仕事をするの?」

などの疑問に答えるために、日本生命の法人職域FCに関する情報を紹介する記事です。

生命保険業界への就活・転職を考えている方の参考になれば幸いです。

法人職域FCについて

法人職域FCとは?

「法人職域フィナンシャルコーディネーター」の略称で日本生命特有の呼称です

彼らのホームページによると、

大企業を中心とした法人・職域マーケットにて、高度な専門知識を駆使したコンサルティング営業を行い、その後、営業のみならず企画・執行・支援領域など、幅広い職務にチャレンジできる職種です。

というように難しく書かれています。

ようは個人顧客向けに死亡保険や医療保険、年金保険などを売るという点では生保レディと同じ仕事です。

生保レディと違うところは、

  1. 給与の固定給部分が大きいこと(=成果給部分が小さい)
  2. 会社の職場を訪問する営業に特化していること、
  3. 国内外の4年制大学または大学院を卒業・修了していることが採用条件にあるところ

の3点です。

日本生命・法人職域FCの年収まとめ

それでは、以下に学部卒で入社し、東京勤務になった場合の各年次での大まかな給与水準をご紹介します。

ただし。

法人職域FCは業績によって賞与の額が大きく変わってくるので、あくまでも目安として参考にしてください。

新入職員『年収285~290万円』

  • 月給23万円(営業職務手当40,000円を含む)
  • 賞与は、夏5万円+冬10万円=計15万円
  • 1年目は生命保険、損害保険に関する資格試験を数多く受けなければならない。生保募集人一般過程試験、生保専門課程試験、変額保険販売資格試験、生命保険講座、損保募集人試験、AFP資格試験、証券外務員など、営業に欠かせない資格を色々と受けさせられる。しかし、法人職域FCは生保レディと違って全員大卒なので、普通に勉強していれば合格できる。
  • 最初はリーダーに付き添われ、企業の昼休みに職場を訪問していく。学生上がりではじめての営業経験であるため、そもそも他人に声をかけることに慣れていない中、昼休みで静まり返っている現場で「こんにちは!日本生命の新人の○○です!」などとあいさつをしなければならない。
  • リーダーは厳しく指導をするため、新人がいくら恥ずかしがってもそれを許さず、できるようになるまでやらせる。「恥ずかしくてできません」なんて言おうものなら営業拠点に帰って長時間の説教をくらう。
  • こうした厳しい環境に耐えられずに辞める人は多く、1年目で大体半分は辞めていく。

2年目24歳『年収290~350万円』

  • 月給23万5000円(内訳:基本給12万円、勤務地加算4万円、ランク給 1.5万円※所定の資格試験に合格しないと1万円、職務給2万円、営業職務手当4万円)
  • 賞与は、業績の順位によってランク分けされた3つのグループごとに支払われる額が異なる。上位層が25万円、中位層が20万円、下位層が15万円となる。
  • みなし残業代である営業職務手当込みの固定給であるため、成績に関係なく安定した収入があり、生活の心配はない。
  • 営業にかかる交通費、通信費、顧客との面談でカフェを利用した際の飲食費は2万円まで支給される。逆に2万円を超えた分は支払われないため、職場や住まいが遠方にある顧客への訪問が多くなった月などは自己負担がかなり多くなる。
  • ノルマがないといううたい文句に惹かれて入社したにもかかわらず、毎日のように上司から成果を求められるケースも少なくない。成果が挙がらないと、自分で生命保険に入って毎月保険料を支払ってでも契約数を増やすよう命令されることもある。
  • 業績をあげなければならない分、新人の頃と比べて残業も増えてくる。定時は18:00で、残業して19:00になると「仕事が終わった人は早く帰りましょう」という内容の放送が職場で入るが、帰りやすい雰囲気ではない。
  • 仕事が大変で、体力的、精神的に若いときにしかできないといわれているものの、厳しい環境で仕事をする分、社会人として、また、人としての成長は自分でも実感できるほどになる。
  • こうして1年目よりもさらに過酷な環境におかれることに、多くの職員が嫌気をさして辞めていく。

入社3~5年目25~27歳『年収375~530万円』

  • 月給29万円~34万円
  • 賞与は、この年次から業績によって大きく差が出る。どんなに売れなくても15万円は支給されるが、バリバリ売っている人には夏+冬合計で120万円の賞与が支給されることもある。
  • 地域によるが入社5年目までは、一人暮らしの場合の住宅補助が2万円ある。
  • 優秀な業績を挙げていれば、「エキスパートファイナンシャルコーディネーター」や「サブリーダー」「リーダー」などの役職に就き、月給も賞与もかなり上がる。
  • 逆に役職につかないと月給はずっと上がらないため、年収をあげるには賞与で稼ぐしかない。
  • 優秀な業績を挙げた場合に、会社主催のご褒美ランチやディナーに招待してもらえるなど、施策はかなり頻繁にある。施策の内容もかなり豪勢なので、モチベーションにつながる。
  • 「とりあえず3年はがんばる」と歯を食いしばって頑張ってきた職員が結婚、出産を機に退職するケースもちらほら出てくる。

入社6年目28歳『年収550~600万円』

  • 月給37万円(役職手当含む)
  • 賞与のしくみは入社3年目~5年目と同様だが、ここまでくると夏+冬合計で140万円稼ぐ職員もいる。
  • 「アシスタントリーダー」、「サブリーダー」、「リーダー」などの役職に就いていないと見栄えのする収入にならない。
  • この年次で、将来的に営業拠点の管理職になるか、生涯プレーヤーとして働くかの選択を迫られる。
  • 役職に就くとチーム員の管理もしなければならないため、残業がとても多くなってくる。しかし、20:00には営業拠点から退出しなければならず、土日に活動した場合は振替休日の取得が義務づけられているため、歯止めは効く。
  • 結婚、出産を機に退職するのもここがピーク。逆に辞めない人はこのままずっと続けていく人が多いため、キャリアの節目の年になる。

入社10~13年目32~35歳『年収600~650万円』

  • 月給42万円(役職手当含む)。
  • 賞与は、役職につかずプレーヤーとして毎月4件程度の生命保険契約を獲得している場合と、営業拠点の管理職に就いている場合とで概ね同水準。夏+冬合計で大体160万円程度。
  • 営業拠点の管理職に就いている場合は、総合職や営業総合職の拠点長の業務とほぼ同じく、自身の業務の量の多さや重さはピークを迎える。目が回るほど忙しいうえに、自分と同じような女性中心の法人職域FCを束ねる営業部の管理職を任されることから、肉体的・精神的なタフさが求められる。
  • 朝は6:00台に出勤、日中は同行訪問や職員との面談、支社での会議出席等、目が回るほど忙しくなり、ようやく落ち着いて仕事ができるようになるのはチーム員が帰る20:00頃からといった状況も良くある。
  • 仕事が平日だけでは片づけられなかったり、平日に会えない顧客を訪問する職員が土日に出勤することもあるため、土日は休まずに出勤することも多い。
  • 独身で営業拠点の管理職に就いてしまうと結婚相手を探す暇がなく、どんどん仕事にのめり込んでいってしまう。

以上が、法人職域FCの各年次での大まかな給与水準です。

ちなみに法人職域FCの制度は設立されてから歴史が浅いため、入社10年目以降の実績データがありません。

番外編:本社・支社勤務になった場合の業務内容

これまで見てきたように、法人職域FCの主な仕事は個人顧客向けの営業ですが、冒頭で述べた通り、

その後、営業のみならず企画・執行・支援領域など、幅広い職務にチャレンジできる。

ことが大きな特徴です。

生命保険会社の総合職というのは、営業拠点の拠点長の仕事をしない限り、個人向けの生命保険営業を行うことはほとんどありません。

しかし。

生命保険商品を開発したり、営業用教材やチラシを作ったり、広告やキャンペーンを打ったりするのは総合職の仕事なので…言ってしまえば現場が分かっていない、生命保険を売ったこともないような人たちが、こうした仕事をすることになるのです。

そのため、これではさすがにまずいということで。

法人職域FCのように営業経験を積んだ人にずっと営業の仕事をさせるのではなく、その営業経験や顧客目線、現場目線を活かして実行的な販売戦略を遂行するために、本社や支社の企画・執行・支援領域の仕事もさせています。

支社に配属された場合の業務内容

新たに採用された生保レディや、入社5年目までの生保レディに、生命保険商品の内容、営業活動に関する知識やコツを支社の研修所で教える「センタートレーナー」の仕事をすることが多いです。

そのため生保レディからは「先生」と呼ばれることもあり、支社の中でも、営業経験ゼロの総合職や一般職と違って、生命保険の営業経験がある人がトレーナーを務めてくれるという安心感から、支社の幹部からも歓迎されます。

当然、支社での営業ノルマのようなものはありません。

本社に配属された場合の業務内容

本社の個人保険部門で、生保レディにとってわかりやすい教材作り、効果的な販売キャンペーン、顧客にささるセールストークを考えたりする仕事に携わります。

総合職は生命保険を売ったことが無いために販売戦略をどうしても本社目線でしか考えられないのですが、法人職域FCは、顧客目線や現場目線で「どうしたら顧客に伝わるか」「どのような言い方であれば生保レディが動いてくれるか」などの感覚を持って仕事ができるため、とても重宝がられます。

また、これまで営業をしているときは職場に女性しかいないことが多いですが、本社に行くと、年収の高い20~40代の独身総合職がたくさんいる職場に飛び込むことになるので、結婚相手を探すチャンスにもなります。

総合職としても営業をバリバリやってきた20代のオネエチャンたちが職場にやってくるのは新鮮でテンションが上がるものです。本社に異動すると、かつてないほどチヤホヤされ、モテまくるという特典もあります。

【参考】日本生命 法人領域FCの募集要項・福利厚生

日本生命・法人領域FCの採用にあたっての募集要項および福利厚生はこんな感じです。

○給与(初任給月額)

勤務地によって下記の通り異なる。

(1)東京、神奈川、千葉、さいたま、大阪、京都、神戸 大卒以上230,000円

(2)名古屋、浜松 大卒以上210,000円

(3)札幌、仙台、新潟、静岡、岡山、広島、北九州、福岡、熊本 大卒以上200,000円

※営業職務手当(40,000円・翌月支給を含む)

※営業職務手当は、時間外勤務約30時間相当として支給。実際の時間外勤務手当が上記金額を超過する場合は、別途時間外勤務手当を支給。

○諸手当

時間外勤務手当、通勤交通費など

○賞与

年2回

○勤務地

札幌、仙台、新潟、東京、神奈川、千葉、さいたま、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、北九州、福岡、熊本

○休暇

  • 有給休暇(年間21日)(連続1週間程度夏季休暇を含む)
  • リフレッシュ特別休暇(長期勤続休暇:勤続年数に応じ、5年ごとに取得できる休暇(連続1週間または2週間程度))
  • アニバーサリー休暇(勤続1年以上の職員が年に1日、上記有給休暇とは別に自ら指定した日に取得できる休暇)
  • ファミリーサポート休暇(年間2日)(勤続1年以上の職員が家族の看護、子どもの学校行事への参加などで取得できる休暇)
  • 産前産後休暇(出産前6週間、出産後8週間)
  • 配偶者出産休暇(配偶者が出産する場合、出産日を含め前後通算3日間取得できる休暇)
  • 妊産婦休暇(妊婦・出産時に医師などの指導事項を守るために取得できる休暇)
  • 妊産婦検診休暇(妊婦・出産時に保健指導・検診を受けるために取得できる休暇) など

○その他福利厚生

各種福利厚生施設、社内預金制度、社内保険制度、勤務地特別加算制度(一人暮らし支援)、再入社制度 など

○各種支援制度

  • 育児短時間フレックスタイム制度(子どもが小学校就学後最初の8月末までの間、始業就業時刻を柔軟に変更し、就労時間を短縮できる制度)
  • 保育所利用補助制度(満3歳の年度末までの子どもをもつ職員に対して、保育所利用時の経費の一部補助として、最大月1万円を支給する制度)
  • 介護短時間フレックスタイム制度(要介護状態にある家族の介護のために、対象家族1名につき通算1096日を限度に就労時間を短縮できる制度)

まとめ

今回は、日本生命の法人職域FCの目安年収やおもな福利厚生制度に関する情報をご紹介してきました。

学生の皆さんにとっては「生命保険会社の営業」と聞くと年配の生保レディのイメージが強かったと思いますが、今回ご紹介したような大卒の若い生保レディもいるということをお分かりいただけたのではないでしょうか。

成果給部分が大きい通常の生保レディと違って、ある程度の固定給が保障されていて、さらに売れば売るほど給与が上がっていき、一方でその上がり具合は通常の生保レディよりも小さい、いわばローリスクローリターン型の職種であるといえます。

そのため「生命保険の営業には興味があるけど収入面が不安」という人には、この職種をおすすめします。

法人職域FCはまだまだ生保の営業の中でもマイノリティですが、営業も支社や本社の仕事もできるというのは会社の中でも大きな強みになります。

今回の記事が皆さんの就職活動・転職活動の参考になれば幸いです。

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